24 / 35
デート当日(後編)
しおりを挟む
門が開き外の世界が見えた。
城から街まで少し距離がある為、馬で途中まで行くらしい。
「私、馬に乗れません」
美優がそう言うとひょいっと両脇を抱え自分の前に座らせた。
「美優が乗馬出来ないことくらい知っているさ。日本にはあまり乗馬する機会ないのだろう?」
「はい」
馬が走り出すと体が大きく揺れる。
怖くて結城にしがみついた。
結城はそんな美優の反応に満足しているらしく馬のスピードを落とそうとしない。
「美優、大丈夫だ。そんなにスピードを出したりしない。ほら見てみろ、結だってついてきているだろう?」
「結が走ってついてきている・・・じゃあ、そんなにスピード出てないんですか?」
「ああ、ちょっと美優の反応を見てからかっただけだ」
その言葉に美優はカチンときた。
「ひどいです。結城様!私、本当に怖かったのに!!」
「でも、もう怖くないだろう?」
(・・・確かにもう怖くない)
「・・・はい」
そんな美優の反応が可愛くて仕方のない結城は美優の体を抱きしめた。
愛おしくてたまらない存在が自分の腕の中にいる。
それだけで、結城は満たされる気がした。
「結城様?」
そう問うと馬上にもかかわらずキスされてしまった。
「どこかで悠里さんが見ているのでこういうことは控えてください!!」
美優がそう言うと結城はより深いキスをしてきた。
「~っ結城様!!」
「そう怒るな、俺もお前と一緒に出掛けられてはしゃいでいるだけなんだから」
(王がはしゃぐ・・・?不思議な構図だ・・・)
「ほら、もう街が見えてきた。馬はこの辺につないでおこう」
そう言うと美優を抱きかかえたまま馬から飛び降りた。
「ひゃあ!!」
美優は驚いて悲鳴を上げた。
「せめて”きゃあ”とか言おうな」
「・・・突然飛び降りる結城様が悪いんです」
悲鳴は確かに”きゃあ”の方が女の子らしいが突然出る声は自分では制御できないので仕方ない。
「そんな顔するな。せっかくのデートなのに」
馬の紐を木の幹にひっかけながら結城は言う。
美優はぷいっとそっぽを向いてしまった。
(悠里さんがどこかで見ているのにあんなキスをするなんて・・・後で顔合わせにくいなぁ・・・)
美優はあたりを見回したが結だけしかいない。
全く悠里の気配を感じ取ることができなかった。
(やっぱり、昔は暗殺者か何かだったのかしら・・・)
悠里を敵にまわしたくないと思う美優だった。
味方のうちは心強いが、もし、敵にまわしたらー・・・それを考えると恐ろしくなった。
「美優?どうした?」
「いいえ、何でもありません」
「結、こっちへいらっしゃい」
美優が声をかけると結が美優に飛びついてきた。
美優は思わず尻もちをついた。
「ふふふふ、今日も元気いっぱいね」
「・・・」
その様子を黙ってみていた結城は美優の手を引いて立たせ、手をつないだまま歩き始めた。
街につくと美優は驚いた。
まるで日本にある中華街みたいな場所だった。
お店もたくさん並び、人々も活気で溢れていた。
露店も結構出ていた。
「そこのお嬢さん、この首飾りはどうだい?」
「この野菜は?」
「このお花はいかが?」
色々な店から声をかけられた。
きょろきょろしていたので観光客か何かだと思われたのかもしれない。
「何か、気に入ったものはあったか?」
「いいえ、特には・・・」
「では何か欲しいものはあるか?初デートの記念に何か買ってやる」
(・・・そんな恥ずかしいことをサラッと言われたらどうしていいかわからなくなるじゃない)
「じゃあ、お揃いのものが欲しいです」
ちょっと子供っぽいかなっと思ったが美優は勇気を出して言ってみた。
その時グイッと結が美優を引っ張った。
馬車が美優すれすれで通って行った。
会話に夢中で美優と結城は馬車の存在に気付いていなかったのだ。
「・・・危なかったです」
「すまない。俺がついていながら」
「大丈夫です。結が守ってくれましたから」
結と結城の目が合い火花が静かに散った。
今回は結の勝利だった。
「・・・お揃いのものか・・・何がいいかな」
「そこのお兄さん何かお探しかい」
そう言い声をかけてきたのは宝石を扱うお店の店主だった。
「ああ、妻とお揃いの物が欲しいんだが何かおすすめはあるか?」
「そうですね・・・異世界じゃ夫婦はお揃いの指輪を付けたりするらしいですが・・・こういうのはいかがですか?」
「ふむ」
店主は赤い石の指輪を二つ持ってきた。
結城がボソッと呟いた。
「そういえば、俺の両親もお揃いの指輪を付けていたな・・・」
「え?」
「お前いた世界ではそういう決まりごとがあるのか?」
小声で問われしばらく考えて美優は答えた。
「はい。絶対付けないといけないわけじゃないんですが一応形式的にはあります」
「・・・試着してみてもいいか?」
そう店主に聞くと頷いてくれた。
そっと美優の手を取り指輪を付けてくれた。
薬指にその指輪はぴったりだった。
結城は自分の左の薬指に指輪をはめた。
その指輪もぴったり結城の指にはまった。
「・・・美優気に入ったか?」
「はい、これが良いです」
「そうか。では店主、これをくれ。いくらだ?」
「10万でいかがでしょうか」
「いいぞ。釣りはいらん」
そういい金が入った袋を店主に渡した。
店主は大金を手に入れ驚いていた。
「あの、これ高価な物じゃないんですか?」
「このくらい安い物だ」
美優にはこちらの世界の10万の価値がわからなかったが高価な物なのはわかった。
赤い石の輝き、金色の輪っか。少し重みがあった。
どう見ても高価な品だ。
「・・・どうして左手の薬指につける事知っていたんですか?」
「俺の両親も同じ指につけていたからな。今日までその意味は分からなかったけどな」
美優はふと思った。
(両親・・・どちらが異世界から連れてこられたのだろう)
「・・・」
「どうした?」
「いえ、どちらが異世界の方だったのかなと思いまして・・・」
「父親だ」
「母は女王だった。お前の世界で言うと”肉食女子系”というタイプだったらしい」
「・・・」
美優は驚いて言葉を失ってしまった。
そう話ながら歩いていると露店でお菓子を売っているのを見つけた。
じっと見ていると、つかつかと結城が店まで歩いていき買ってきてくれた。
買ってきたそれをそっと手渡された。
「あっ、ありがとうございます」
「食べたかったんだろう?」
そう言いながらもう結城は菓子を食べ始めていた。
(このお菓子ワッフルに似ている・・・わっ、ふわふわだ)
「おいしいです」
美優は満面の笑みを浮かべた。
その笑顔を見て結城は嬉しくなった。
その時だった急にわんわんっと結が吼え始めた。
急に馬車が目の前に止まり王族の姫が一人降りてきた。
「やっぱり、結城王様ですわ」
「・・・」
結城は何も答えない。
「そちらの小汚い娘はなんですの?」
その言葉に結城がキレた。
腰から下げていた剣を抜いた。
「この娘は我が妻だ。小汚いのはお前の心の方だ」
周りは何事かと思い集まってきている。
こんなところで騒ぎになったら大変なことになると思った美優は勇気に小声で話しかけた。
「剣を収めてください。こんなところで騒ぎを起こさないでください。私は平気です」
美優はにっこりと微笑みこう言った。
「姫君もこんなところで騒ぎを起こせば社交界でいいネタにされてしまいますわ。今日の事はお互い無かったことにいたしましょう?」
姫君は青ざめてさっさと馬車に乗り、去っていった。
「はー・・・何か一気に疲れました」
「美優は凄いな。いつでも冷静で」
「そんなことありませんよ。私も結城王が馬鹿にされたら騒ぎを起こしてしまいます」
そう言い二人は笑いあった。
二人があの姫君を許しても許せない者が一人いた。悠里だ。
自分の大切な美優への暴言を許すことができなかった。
馬車の紋章を覚え、あとで報復へ行くことにした。
こんな騒ぎが起こってはいけないので二人はもう城へ帰ることにした。
どのみちあまり長居してはいけないと紀藤と悠里から注意されていたことも理由の一つだ。
「今日は結、大活躍でしたね」
美優が結の頭を撫でると結は満足そうな顔をした。
「・・・」
結城は少し悔しかった。
城から街まで少し距離がある為、馬で途中まで行くらしい。
「私、馬に乗れません」
美優がそう言うとひょいっと両脇を抱え自分の前に座らせた。
「美優が乗馬出来ないことくらい知っているさ。日本にはあまり乗馬する機会ないのだろう?」
「はい」
馬が走り出すと体が大きく揺れる。
怖くて結城にしがみついた。
結城はそんな美優の反応に満足しているらしく馬のスピードを落とそうとしない。
「美優、大丈夫だ。そんなにスピードを出したりしない。ほら見てみろ、結だってついてきているだろう?」
「結が走ってついてきている・・・じゃあ、そんなにスピード出てないんですか?」
「ああ、ちょっと美優の反応を見てからかっただけだ」
その言葉に美優はカチンときた。
「ひどいです。結城様!私、本当に怖かったのに!!」
「でも、もう怖くないだろう?」
(・・・確かにもう怖くない)
「・・・はい」
そんな美優の反応が可愛くて仕方のない結城は美優の体を抱きしめた。
愛おしくてたまらない存在が自分の腕の中にいる。
それだけで、結城は満たされる気がした。
「結城様?」
そう問うと馬上にもかかわらずキスされてしまった。
「どこかで悠里さんが見ているのでこういうことは控えてください!!」
美優がそう言うと結城はより深いキスをしてきた。
「~っ結城様!!」
「そう怒るな、俺もお前と一緒に出掛けられてはしゃいでいるだけなんだから」
(王がはしゃぐ・・・?不思議な構図だ・・・)
「ほら、もう街が見えてきた。馬はこの辺につないでおこう」
そう言うと美優を抱きかかえたまま馬から飛び降りた。
「ひゃあ!!」
美優は驚いて悲鳴を上げた。
「せめて”きゃあ”とか言おうな」
「・・・突然飛び降りる結城様が悪いんです」
悲鳴は確かに”きゃあ”の方が女の子らしいが突然出る声は自分では制御できないので仕方ない。
「そんな顔するな。せっかくのデートなのに」
馬の紐を木の幹にひっかけながら結城は言う。
美優はぷいっとそっぽを向いてしまった。
(悠里さんがどこかで見ているのにあんなキスをするなんて・・・後で顔合わせにくいなぁ・・・)
美優はあたりを見回したが結だけしかいない。
全く悠里の気配を感じ取ることができなかった。
(やっぱり、昔は暗殺者か何かだったのかしら・・・)
悠里を敵にまわしたくないと思う美優だった。
味方のうちは心強いが、もし、敵にまわしたらー・・・それを考えると恐ろしくなった。
「美優?どうした?」
「いいえ、何でもありません」
「結、こっちへいらっしゃい」
美優が声をかけると結が美優に飛びついてきた。
美優は思わず尻もちをついた。
「ふふふふ、今日も元気いっぱいね」
「・・・」
その様子を黙ってみていた結城は美優の手を引いて立たせ、手をつないだまま歩き始めた。
街につくと美優は驚いた。
まるで日本にある中華街みたいな場所だった。
お店もたくさん並び、人々も活気で溢れていた。
露店も結構出ていた。
「そこのお嬢さん、この首飾りはどうだい?」
「この野菜は?」
「このお花はいかが?」
色々な店から声をかけられた。
きょろきょろしていたので観光客か何かだと思われたのかもしれない。
「何か、気に入ったものはあったか?」
「いいえ、特には・・・」
「では何か欲しいものはあるか?初デートの記念に何か買ってやる」
(・・・そんな恥ずかしいことをサラッと言われたらどうしていいかわからなくなるじゃない)
「じゃあ、お揃いのものが欲しいです」
ちょっと子供っぽいかなっと思ったが美優は勇気を出して言ってみた。
その時グイッと結が美優を引っ張った。
馬車が美優すれすれで通って行った。
会話に夢中で美優と結城は馬車の存在に気付いていなかったのだ。
「・・・危なかったです」
「すまない。俺がついていながら」
「大丈夫です。結が守ってくれましたから」
結と結城の目が合い火花が静かに散った。
今回は結の勝利だった。
「・・・お揃いのものか・・・何がいいかな」
「そこのお兄さん何かお探しかい」
そう言い声をかけてきたのは宝石を扱うお店の店主だった。
「ああ、妻とお揃いの物が欲しいんだが何かおすすめはあるか?」
「そうですね・・・異世界じゃ夫婦はお揃いの指輪を付けたりするらしいですが・・・こういうのはいかがですか?」
「ふむ」
店主は赤い石の指輪を二つ持ってきた。
結城がボソッと呟いた。
「そういえば、俺の両親もお揃いの指輪を付けていたな・・・」
「え?」
「お前いた世界ではそういう決まりごとがあるのか?」
小声で問われしばらく考えて美優は答えた。
「はい。絶対付けないといけないわけじゃないんですが一応形式的にはあります」
「・・・試着してみてもいいか?」
そう店主に聞くと頷いてくれた。
そっと美優の手を取り指輪を付けてくれた。
薬指にその指輪はぴったりだった。
結城は自分の左の薬指に指輪をはめた。
その指輪もぴったり結城の指にはまった。
「・・・美優気に入ったか?」
「はい、これが良いです」
「そうか。では店主、これをくれ。いくらだ?」
「10万でいかがでしょうか」
「いいぞ。釣りはいらん」
そういい金が入った袋を店主に渡した。
店主は大金を手に入れ驚いていた。
「あの、これ高価な物じゃないんですか?」
「このくらい安い物だ」
美優にはこちらの世界の10万の価値がわからなかったが高価な物なのはわかった。
赤い石の輝き、金色の輪っか。少し重みがあった。
どう見ても高価な品だ。
「・・・どうして左手の薬指につける事知っていたんですか?」
「俺の両親も同じ指につけていたからな。今日までその意味は分からなかったけどな」
美優はふと思った。
(両親・・・どちらが異世界から連れてこられたのだろう)
「・・・」
「どうした?」
「いえ、どちらが異世界の方だったのかなと思いまして・・・」
「父親だ」
「母は女王だった。お前の世界で言うと”肉食女子系”というタイプだったらしい」
「・・・」
美優は驚いて言葉を失ってしまった。
そう話ながら歩いていると露店でお菓子を売っているのを見つけた。
じっと見ていると、つかつかと結城が店まで歩いていき買ってきてくれた。
買ってきたそれをそっと手渡された。
「あっ、ありがとうございます」
「食べたかったんだろう?」
そう言いながらもう結城は菓子を食べ始めていた。
(このお菓子ワッフルに似ている・・・わっ、ふわふわだ)
「おいしいです」
美優は満面の笑みを浮かべた。
その笑顔を見て結城は嬉しくなった。
その時だった急にわんわんっと結が吼え始めた。
急に馬車が目の前に止まり王族の姫が一人降りてきた。
「やっぱり、結城王様ですわ」
「・・・」
結城は何も答えない。
「そちらの小汚い娘はなんですの?」
その言葉に結城がキレた。
腰から下げていた剣を抜いた。
「この娘は我が妻だ。小汚いのはお前の心の方だ」
周りは何事かと思い集まってきている。
こんなところで騒ぎになったら大変なことになると思った美優は勇気に小声で話しかけた。
「剣を収めてください。こんなところで騒ぎを起こさないでください。私は平気です」
美優はにっこりと微笑みこう言った。
「姫君もこんなところで騒ぎを起こせば社交界でいいネタにされてしまいますわ。今日の事はお互い無かったことにいたしましょう?」
姫君は青ざめてさっさと馬車に乗り、去っていった。
「はー・・・何か一気に疲れました」
「美優は凄いな。いつでも冷静で」
「そんなことありませんよ。私も結城王が馬鹿にされたら騒ぎを起こしてしまいます」
そう言い二人は笑いあった。
二人があの姫君を許しても許せない者が一人いた。悠里だ。
自分の大切な美優への暴言を許すことができなかった。
馬車の紋章を覚え、あとで報復へ行くことにした。
こんな騒ぎが起こってはいけないので二人はもう城へ帰ることにした。
どのみちあまり長居してはいけないと紀藤と悠里から注意されていたことも理由の一つだ。
「今日は結、大活躍でしたね」
美優が結の頭を撫でると結は満足そうな顔をした。
「・・・」
結城は少し悔しかった。
0
あなたにおすすめの小説
ヤンデレ王子を闇落ちから救ったら愛執まみれの独占欲に囚われました
大江戸ウメコ
恋愛
幼い頃に精霊の祝福である未来視の力が開花し、「夫である第二王子ナハルドに殺される」という己の運命を知った伯爵令嬢ツィーラ。この悲惨な未来を変えるべく、ツィーラは彼を避けようとしたが、ひょんなことから婚約者に選ばれてしまった! ならば、ナハルドが将来闇落ちしないよう、側で彼を支えることを決意する。そんな努力の甲斐あって、ツィーラへの好意を隠さず伝えてくるほど、ナハルドとの関係は良好になった。だけど、彼の並々ならぬ執着心のすべてを、ツィーラはまだ知らなくて――
【完結】異世界に転移しましたら、四人の夫に溺愛されることになりました(笑)
かのん
恋愛
気が付けば、喧騒など全く聞こえない、鳥のさえずりが穏やかに聞こえる森にいました。
わぁ、こんな静かなところ初めて~なんて、のんびりしていたら、目の前に麗しの美形達が現れて・・・
これは、女性が少ない世界に転移した二十九歳独身女性が、あれよあれよという間に精霊の愛し子として囲われ、いつのまにか四人の男性と結婚し、あれよあれよという間に溺愛される物語。
あっさりめのお話です。それでもよろしければどうぞ!
本日だけ、二話更新。毎日朝10時に更新します。
完結しておりますので、安心してお読みください。
【完結】モブのメイドが腹黒公爵様に捕まりました
ベル
恋愛
皆さまお久しぶりです。メイドAです。
名前をつけられもしなかった私が主人公になるなんて誰が思ったでしょうか。
ええ。私は今非常に困惑しております。
私はザーグ公爵家に仕えるメイド。そして奥様のソフィア様のもと、楽しく時に生温かい微笑みを浮かべながら日々仕事に励んでおり、平和な生活を送らせていただいておりました。
...あの腹黒が現れるまでは。
『無口な旦那様は妻が可愛くて仕方ない』のサイドストーリーです。
個人的に好きだった二人を今回は主役にしてみました。
バッドエンド予定の悪役令嬢が溺愛ルートを選んでみたら、お兄様に愛されすぎて脇役から主役になりました
美咲アリス
恋愛
目が覚めたら公爵令嬢だった!?貴族に生まれ変わったのはいいけれど、美形兄に殺されるバッドエンドの悪役令嬢なんて絶対困る!!死にたくないなら冷酷非道な兄のヴィクトルと仲良くしなきゃいけないのにヴィクトルは氷のように冷たい男で⋯⋯。「どうしたらいいの?」果たして私の運命は?
【完結】ペンギンの着ぐるみ姿で召喚されたら、可愛いもの好きな氷の王子様に溺愛されてます。
櫻野くるみ
恋愛
笠原由美は、総務部で働くごく普通の会社員だった。
ある日、会社のゆるキャラ、ペンギンのペンタンの着ぐるみが納品され、たまたま小柄な由美が試着したタイミングで棚が倒れ、下敷きになってしまう。
気付けば豪華な広間。
着飾る人々の中、ペンタンの着ぐるみ姿の由美。
どうやら、ペンギンの着ぐるみを着たまま、異世界に召喚されてしまったらしい。
え?この状況って、シュール過ぎない?
戸惑う由美だが、更に自分が王子の結婚相手として召喚されたことを知る。
現れた王子はイケメンだったが、冷たい雰囲気で、氷の王子様と呼ばれているらしい。
そんな怖そうな人の相手なんて無理!と思う由美だったが、王子はペンタンを着ている由美を見るなりメロメロになり!?
実は可愛いものに目がない王子様に溺愛されてしまうお話です。
完結しました。
英雄魔術師様とのシークレットベビーが天才で隠し通すのが大変です
氷雨そら
恋愛
――この魔石の意味がわからないほど子どもじゃない。
英雄魔術師カナンが遠征する直前、フィアーナと交わした一夜で授かった愛娘シェリア。フィアーナは、シェリアがカナンの娘であることを隠し、守るために王都を離れ遠い北の地で魔石を鑑定しながら暮らしていた。けれど、シェリアが三歳を迎えた日、彼女を取り囲む全ての属性の魔石が光る。彼女は父と同じ、全属性の魔力持ちだったのだ。これは、シークレットベビーを育てながら、健気に逞しく生きてきたヒロインが、天才魔術師様と天才愛娘に翻弄されながらも溺愛される幸せいっぱいハートフルストーリー。小説家になろうにも投稿しています。
兄みたいな騎士団長の愛が実は重すぎでした
鳥花風星
恋愛
代々騎士団寮の寮母を務める家に生まれたレティシアは、若くして騎士団の一つである「群青の騎士団」の寮母になり、
幼少の頃から仲の良い騎士団長のアスールは、そんなレティシアを陰からずっと見守っていた。レティシアにとってアスールは兄のような存在だが、次第に兄としてだけではない思いを持ちはじめてしまう。
アスールにとってもレティシアは妹のような存在というだけではないようで……。兄としてしか思われていないと思っているアスールはレティシアへの思いを拗らせながらどんどん膨らませていく。
すれ違う恋心、アスールとライバルの心理戦。拗らせ溺愛が激しい、じれじれだけどハッピーエンドです。
☆他投稿サイトにも掲載しています。
☆番外編はアスールの同僚ノアールがメインの話になっています。
異世界は『一妻多夫制』!?溺愛にすら免疫がない私にたくさんの夫は無理です!?
すずなり。
恋愛
ひょんなことから異世界で赤ちゃんに生まれ変わった私。
一人の男の人に拾われて育ててもらうけど・・・成人するくらいから回りがなんだかおかしなことに・・・。
「俺とデートしない?」
「僕と一緒にいようよ。」
「俺だけがお前を守れる。」
(なんでそんなことを私にばっかり言うの!?)
そんなことを思ってる時、父親である『シャガ』が口を開いた。
「何言ってんだ?この世界は男が多くて女が少ない。たくさん子供を産んでもらうために、何人とでも結婚していいんだぞ?」
「・・・・へ!?」
『一妻多夫制』の世界で私はどうなるの!?
※お話は全て想像の世界になります。現実世界とはなんの関係もありません。
※誤字脱字・表現不足は重々承知しております。日々精進いたしますのでご容赦ください。
ただただ暇つぶしに楽しんでいただけると幸いです。すずなり。
ユーザ登録のメリット
- 毎日¥0対象作品が毎日1話無料!
- お気に入り登録で最新話を見逃さない!
- しおり機能で小説の続きが読みやすい!
1~3分で完了!
無料でユーザ登録する
すでにユーザの方はログイン
閉じる