師匠と森を出た天才魔法使いの私、実力差がありすぎて毎日が退屈です

mikadozero

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国の危機

29 夜戦

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物語を始める前に。
投稿がこんなにも遅れてしまい本当に申し訳ございませんでした。
理由としましては、今後の物語の展開。結末をどう動かそうかを考えていたら日数が経ち取り返しのつかないないか日数になってしまいました。
もう一つとして、新しい作品を描いていたという事実もあります。
この作品以外にも執筆をし、作品に対して浮気をしてしまうような行為をしてしまったことを自分はすごく後悔しております。
まずこの物語を終わらせてから、新しい作品には本格的に取り組もうと思います。
遅れてしまい本当に申し訳ございませんでした。

ーーーーーーーーーーーーーーーーー
師匠とゆっくりと話すために私は師匠を椅子に座らせた。
師匠は落ち着かない様子で辺りを見渡していた。私は師匠に詳しくは話を聞いた。

「師匠、魔力を感じるけど…本当に魔物たちなの?」

「シズク!!何を言っておるんじゃこの魔力の流れは魔物しか有り得んだろう!?」

「そうだっけ?」

私は師匠の昔話してくれたことを思い出しながら言った。

「だけどさ、この魔力反応全部小さくない?」

「小さくはないわ!大きい個体もおるぞ!」

師匠は興奮しているのかそれともただ単に危機感を感じているだけなのか。私はわからなかったが師匠に冷静に言った。

「王様に伝えて来て」

そういうと師匠は慌てた様子で部屋を出ていった。
私はレミの方を見て言った。

「どう思う?」

突然の問いかけにレミは動揺しながらも…

「私にはわかりません。私は魔法使いという職業ではありませんので…」

「そうだよねぇ~」

少しため息を混ぜながら言った。すると、廊下が慌ただしくなり…

「レミ!外が…外が…」

突然言われて私は咄嗟に窓を見た。すると、遠くの方で黒い何かが近づいているのがわかった。
あれが魔物だ。と確信をした。

「あれが魔物だよ」

私はレミに対して言った。すると、レミは冷静な声で言った。

「あなたなら簡単に殲滅できるでしょう?」

「それはどうゆう意味で?言ってるのかしら」

「あんな雑魚相手にあなたが負けるはずがない」

私はレミの言っていることがわからなかった。
だけど、レミがそんなに言ってくれるなら私は自信がついた。

そんな時師匠が戻って来ていった。

「本部を作るらしい行くぞ!」

そう言い案内された場所は城の中で一番高い位置にある。
普段なら入れないテラスの様な場所だった。ここからだと辺り全方位見れる。確かに数はやばいなと思いながら外の景色を眺めていた。

すると、父が肩を叩いていった。

「どうかね。この状況」

「そうですねーやばいと思います!」

笑顔で言うと父は苦笑いをしながら地図が広げられている机のところに戻っていった。
レミともう一度この景色を見て言った。

「レミ勝てるかなこの勝負」

「えぇ勝てると思いますよあなたなら」

「ありがとうレミ!」

私が笑顔で言うとレミはハッとした顔をしていた。
少し可愛い部分もあるじゃんと思いながら机の方に向かった。

「それでは、これから夜に向けての会議を行う」

父の一言で始まり会議は三十分ほど続いた。
私は聞いていて退屈であった。こんな会議をしなくても力でゴリ押せば簡単なのに。


私の立ち位置は後方支援と言う役割になった。


ー夜ー


夕方に比べて敵は見づらくなったが確実に近づいていることはわかる。
そして戦いの線は切られた。

「全員始め!!」

父の一言でみんな攻撃を始めた。着実に敵に当たり一体ずつ減っているのがわかる。
私は後方支援なので特にやることはなかった。レミも隣で武装して立っていたが暇そうであった、

「ねぇ?レミここはド派手にやっていいかな」

「私も手伝います!」

そう言うので私はレミにも浮遊の魔法を付与し空を飛んだ。
国の攻撃は小さいものであったが着実に敵は減っていた。

「じゃぁレミ見ててね?私の最大威力!」

そう言い私は魔法を打つ準備を始めた。
レミのこんな声が耳に届く。

「国消さないでくださいよ?」

「わかってる!」

そう言い、私の人差し指からは一滴の光の玉が落ちた。

「さぁ見るがいい!私の最高傑作の魔法を!」

そう言い地面についた瞬間あたりは白い光で包まれた。
私たちも飲み込まれそうになったのでもっと高い上空に逃げた。

「シズク様…やりすぎでは?」

「これくらいやらないと…だめじゃん?」

私の顔を見てレミは引いていた。そんなひどい顔をしているのだろうかと考えていると…
光が収まり雲の下にまで降りた。

そして広がっていた光景は…

「何よこれ…」

私は見て絶句してしまった。
国を消すどころか…辺り全て消してしまったのだった。
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