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♂白上優吾(しらかみ ゆうご)side
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住所を早見朱里に送り依頼は無事完了。
明日の病院まで平常心を保つことを心がける。
前回は奈々華に搾り取られたのとのことだったので、明日までは近づかないようにしておく作戦を立てたのだった。
(部屋に一人でいるより、リビングの方がまだマシか?)
リビングのソファーを陣取り、くつろぎながらTVを見て過ごす。
TVの中なら男性タレントもそれなりにいる。
(男が絶滅したわけじゃないんだな。でもなんかコイツらの態度ムカつくな)
やたら横柄に振る舞う男性タレントにイラつく優吾だった。
「ただいまー」
葵が学校から帰ってくる。
「あれーお母さんはー?」
「買い物かな」
「そっかー」
優吾が妄想力で作り出した妹の葵。
こんな妹が欲しいと願いを形にした姿、性格をしている。
優吾が欲した、可愛いは正義の体現者。
肩まで伸びた黒のストレートヘアに小顔で目鼻立ちは可愛く整い笑うとえくぼができる。
身長は150cmと小柄だが胸はDカップある。
目と目が合うだけで優吾の平常心が崩れる可能性が高い。
(俺に葵はよく効く。今日はできるだけ目を合わせないように注意しないと!!)
もちろん姉の奈々華もそれに近い存在だが、葵には敵わない。
「お兄ちゃん、足どけて」
三人掛けのソファに寝そべって独占していたがわざわざ座ろうとしてくる。
「そっちに座れよ」
一人掛けのソファには頑なに座ろうとしない。
「よいしょ、よいしょ」
俺の足の間に無理矢理隣に座って密着してくる葵。
そこから仰向けになってる俺の上にうつ伏せになり、猫のように甘える。
「甘えんぼだなー」
嫌なわけない。嬉しいのを一生懸命隠しつつ頭をなでなでする。
「別に葵がお兄ちゃんに、甘えるのは普通だし」
「そうだな普通だな」
顔を俺の胸に埋めてギュッとしてくると、葵の胸の柔らかさが伝わってきて股間に血液が集中し始めてしまう。
「勃った?」
鋭いなと思いつつ、まだまだ全開ではない。
「まだまだかぁ、葵がこっちナデナデしてあげるね」
流石にナデナデに耐えられるほど優秀ではないので待ったをかけた。
「母さんもうすぐ帰ってくるかもしれないしな」
「なら私の部屋行こーよ」
部屋なんかに行ったらそれこそ最後だ。
最高の妹にありったけを注いでしまう。
「今日はダメなんだ。明日精子提供があるから、今日は溜めとかないと怒られちゃうだろ」
「でもお兄ちゃんいつも量いっぱい出るじゃん。ちょっとぐらいいいじゃん」
「そーだとしても、念には念をだな」
「じゃあー、お兄ちゃんの手でいいから葵のこと気持ちよくして。ね、お願い」
(このお誘いに乗ってしまったら俺の自制心との戦いになるぞ。葵のことを気持ちよくさせることはできる。というかもうすでに股を俺の脚に擦りつけているので気持ちよくなり始めているな葵のやつ。問題は葵が気持ちよくなった後、俺は俺を抑えることができるのか。蕩けた葵を目の前にして平気なのかということだ。
否!! 断じて否だ。
そんな葵を前に我慢ができるなんてありえない。太陽が東から昇り西へ沈むのを世界の誰も止めることができないのと同じように、そこまで進んだらこの世界を作った俺ですら葵に精子をぶち込むことは止められるわけない)
もやもや考えているうちに、葵は俺の体をよじ登りキスをする寸前まで顔近づけて
「お願い。お兄ちゃん」
と懇願してくる。
(くそっ!俺の我慢もここまでかっ!!)
精子提供に支障が出るのかと諦めかけたその時だった。
玄関の方でガチャとドアが開く音がする。
「たっだいま!」
母親の声だ。
元気で明るい声で熱が冷めていく。
(股間の血液もサーーっと引いていくぜ)
母親がリビングまで来ると重なっている優吾と葵を見つけてため息をついた。
「こらこら葵、ゆーくんのこと困らせちゃダメよ。明日精子提供なんだから」
「あーあ、もうちょっとだったのにーー」
「ゆーくんも、しっかり断らなきゃダメでしょ。お母さんが帰ってくるの遅れてたら葵に精子ビュッビュッしてたんじゃないの?」
「ごめん……」
「私ばっかりじゃなくて、お姉ちゃんにも言っといてよねー」
「はいはいわかったから、制服しわになる前に着替えてきなさい」
「はーーーーい」
葵が文句をいいながら優吾の上から降りるとリビングから出ていった。
(葵のやつ俺のスエットに股擦りつけまくったせいで、そこだけ少し湿ってるじゃねーかよ。ちょっとは我慢してくれ、俺だって我慢してるんだから)
夜寝る前、明日の精子提供について更に調べる優吾。
提供方法はいくつかある。行く予定の病院では2つの方法が推奨されていた。
1つは特殊なコンドームを使用しマスターベーションをして精液を出す方法。
もう1つは特殊なコンドームを使用し看護師に補助をしてもらい精液を出す方法。
どちらも個室を使いプライバシーは確保されるようだった。
(看護師の補助ってなんだろ)
精子提供の体験談がなく具体的なことがわからない。AIの回答だと手技などにより射精を促す方法としか書いていなかった。
(要は看護師さんに手コキしてもらうか自分でするかってことだろ?そんなの看護師さんに補助してもらう一択だろ。なんだ世の男どもは日和すぎじゃないのか?)
奈々華や葵とは違う人が見せる男に対する性への反応が気になっていた。
(大義名分があるなかで、堂々と見せることのできる相手がいる貴重な機会だな)
そしてベッドに入りいざ寝ようとしたとき不安が過る。
(もし寝て起きたとき現実世界に戻ったら…… またこの世界に戻ってこれるかな。まぁなんとかなるだろ)
そう自分に言い聞かせて眠りについた。
明日の病院まで平常心を保つことを心がける。
前回は奈々華に搾り取られたのとのことだったので、明日までは近づかないようにしておく作戦を立てたのだった。
(部屋に一人でいるより、リビングの方がまだマシか?)
リビングのソファーを陣取り、くつろぎながらTVを見て過ごす。
TVの中なら男性タレントもそれなりにいる。
(男が絶滅したわけじゃないんだな。でもなんかコイツらの態度ムカつくな)
やたら横柄に振る舞う男性タレントにイラつく優吾だった。
「ただいまー」
葵が学校から帰ってくる。
「あれーお母さんはー?」
「買い物かな」
「そっかー」
優吾が妄想力で作り出した妹の葵。
こんな妹が欲しいと願いを形にした姿、性格をしている。
優吾が欲した、可愛いは正義の体現者。
肩まで伸びた黒のストレートヘアに小顔で目鼻立ちは可愛く整い笑うとえくぼができる。
身長は150cmと小柄だが胸はDカップある。
目と目が合うだけで優吾の平常心が崩れる可能性が高い。
(俺に葵はよく効く。今日はできるだけ目を合わせないように注意しないと!!)
もちろん姉の奈々華もそれに近い存在だが、葵には敵わない。
「お兄ちゃん、足どけて」
三人掛けのソファに寝そべって独占していたがわざわざ座ろうとしてくる。
「そっちに座れよ」
一人掛けのソファには頑なに座ろうとしない。
「よいしょ、よいしょ」
俺の足の間に無理矢理隣に座って密着してくる葵。
そこから仰向けになってる俺の上にうつ伏せになり、猫のように甘える。
「甘えんぼだなー」
嫌なわけない。嬉しいのを一生懸命隠しつつ頭をなでなでする。
「別に葵がお兄ちゃんに、甘えるのは普通だし」
「そうだな普通だな」
顔を俺の胸に埋めてギュッとしてくると、葵の胸の柔らかさが伝わってきて股間に血液が集中し始めてしまう。
「勃った?」
鋭いなと思いつつ、まだまだ全開ではない。
「まだまだかぁ、葵がこっちナデナデしてあげるね」
流石にナデナデに耐えられるほど優秀ではないので待ったをかけた。
「母さんもうすぐ帰ってくるかもしれないしな」
「なら私の部屋行こーよ」
部屋なんかに行ったらそれこそ最後だ。
最高の妹にありったけを注いでしまう。
「今日はダメなんだ。明日精子提供があるから、今日は溜めとかないと怒られちゃうだろ」
「でもお兄ちゃんいつも量いっぱい出るじゃん。ちょっとぐらいいいじゃん」
「そーだとしても、念には念をだな」
「じゃあー、お兄ちゃんの手でいいから葵のこと気持ちよくして。ね、お願い」
(このお誘いに乗ってしまったら俺の自制心との戦いになるぞ。葵のことを気持ちよくさせることはできる。というかもうすでに股を俺の脚に擦りつけているので気持ちよくなり始めているな葵のやつ。問題は葵が気持ちよくなった後、俺は俺を抑えることができるのか。蕩けた葵を目の前にして平気なのかということだ。
否!! 断じて否だ。
そんな葵を前に我慢ができるなんてありえない。太陽が東から昇り西へ沈むのを世界の誰も止めることができないのと同じように、そこまで進んだらこの世界を作った俺ですら葵に精子をぶち込むことは止められるわけない)
もやもや考えているうちに、葵は俺の体をよじ登りキスをする寸前まで顔近づけて
「お願い。お兄ちゃん」
と懇願してくる。
(くそっ!俺の我慢もここまでかっ!!)
精子提供に支障が出るのかと諦めかけたその時だった。
玄関の方でガチャとドアが開く音がする。
「たっだいま!」
母親の声だ。
元気で明るい声で熱が冷めていく。
(股間の血液もサーーっと引いていくぜ)
母親がリビングまで来ると重なっている優吾と葵を見つけてため息をついた。
「こらこら葵、ゆーくんのこと困らせちゃダメよ。明日精子提供なんだから」
「あーあ、もうちょっとだったのにーー」
「ゆーくんも、しっかり断らなきゃダメでしょ。お母さんが帰ってくるの遅れてたら葵に精子ビュッビュッしてたんじゃないの?」
「ごめん……」
「私ばっかりじゃなくて、お姉ちゃんにも言っといてよねー」
「はいはいわかったから、制服しわになる前に着替えてきなさい」
「はーーーーい」
葵が文句をいいながら優吾の上から降りるとリビングから出ていった。
(葵のやつ俺のスエットに股擦りつけまくったせいで、そこだけ少し湿ってるじゃねーかよ。ちょっとは我慢してくれ、俺だって我慢してるんだから)
夜寝る前、明日の精子提供について更に調べる優吾。
提供方法はいくつかある。行く予定の病院では2つの方法が推奨されていた。
1つは特殊なコンドームを使用しマスターベーションをして精液を出す方法。
もう1つは特殊なコンドームを使用し看護師に補助をしてもらい精液を出す方法。
どちらも個室を使いプライバシーは確保されるようだった。
(看護師の補助ってなんだろ)
精子提供の体験談がなく具体的なことがわからない。AIの回答だと手技などにより射精を促す方法としか書いていなかった。
(要は看護師さんに手コキしてもらうか自分でするかってことだろ?そんなの看護師さんに補助してもらう一択だろ。なんだ世の男どもは日和すぎじゃないのか?)
奈々華や葵とは違う人が見せる男に対する性への反応が気になっていた。
(大義名分があるなかで、堂々と見せることのできる相手がいる貴重な機会だな)
そしてベッドに入りいざ寝ようとしたとき不安が過る。
(もし寝て起きたとき現実世界に戻ったら…… またこの世界に戻ってこれるかな。まぁなんとかなるだろ)
そう自分に言い聞かせて眠りについた。
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