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影の功労者たち
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リリアン様に渡していた通信機をずっとオンにして会話をきいていた私とジョシュアは何とか上手くいってホッとしていた。
外堀は完璧に埋めてあり、リリアン様も仕上がっている。
しかし隣国の王女を説得出来なければ総ては水の泡だったので、リリアン様が真正面から立ち向かった時は内心すごくヒヤヒヤしていた。
「これで、陛下の承認印を貰い終わりですね。
やっとあの腹黒王子に借りを返す事ができます。」
ジョシュアは黒光りしそうな程の笑顔で早速書状を持って陛下の元へとむかった。
ここまでくると私がする事は最後のネタばらしくらいなので、私はリリアン様のお祝いの準備をする事にした。
オンになっていた通信を切ろうとすると、声がきこえた「貴女の仲間にも近いうちに会いたいものね。」
バレているのかと一瞬ヒヤッとしたが、心の安寧の為に気の所為にしておいた。
ジョシュアが戻ってくると満面の笑みで総て終わった事を報告してくれた。
リリアン様にも通信し、明日の授業が終わってから殿下に伝える事にした。
「ジゼル、頑張った私にご褒美が必要だとは思いませんか?」
「ご…ご褒美って何が欲しいの?」
私は今までのジョシュアの行動を思い返し顔があつくなる。
勝手に変な妄想をしてしまうので頭を振ってそれを振り払いジョシュアをみつめた。
「ジゼル、私は貴女とデートがしたいです。貴女の時間を私の為にくれませんか?」
思っていた方向性と全然ちがい私は凄く恥ずかしくなった。
しかし、それを悟られたくなかったので普通の顔で返事をしたが、ジョシュアに隠すのは無理だった。
「もちろん。貴女が望むなら、私はそれをすべて叶えて差し上げますよ。」
耳元で囁かられたその言葉に私は耳まで真っ赤にした。
完敗であるとはわかっていてもすごく悔しかったので、私はジョシュアのタイを掴み強引に口付けた。
触れるだけのキスはジョシュアにとっては何でも無いだろうけど、私にはそれが精一杯だった。
「貴方に叶えてもらわなくても、私自身で叶えるから結構よ!」
そう言ってジョシュアをみると、頬を赤くし驚いた顔をしていた。
いつも余裕そうな顔をしているジョシュアがみせたその顔はすごく可愛くて私は思わずニヤニヤしてしまった。
そして正気にもどったジョシュアにいつものペースに持っていかれる事になった。
外堀は完璧に埋めてあり、リリアン様も仕上がっている。
しかし隣国の王女を説得出来なければ総ては水の泡だったので、リリアン様が真正面から立ち向かった時は内心すごくヒヤヒヤしていた。
「これで、陛下の承認印を貰い終わりですね。
やっとあの腹黒王子に借りを返す事ができます。」
ジョシュアは黒光りしそうな程の笑顔で早速書状を持って陛下の元へとむかった。
ここまでくると私がする事は最後のネタばらしくらいなので、私はリリアン様のお祝いの準備をする事にした。
オンになっていた通信を切ろうとすると、声がきこえた「貴女の仲間にも近いうちに会いたいものね。」
バレているのかと一瞬ヒヤッとしたが、心の安寧の為に気の所為にしておいた。
ジョシュアが戻ってくると満面の笑みで総て終わった事を報告してくれた。
リリアン様にも通信し、明日の授業が終わってから殿下に伝える事にした。
「ジゼル、頑張った私にご褒美が必要だとは思いませんか?」
「ご…ご褒美って何が欲しいの?」
私は今までのジョシュアの行動を思い返し顔があつくなる。
勝手に変な妄想をしてしまうので頭を振ってそれを振り払いジョシュアをみつめた。
「ジゼル、私は貴女とデートがしたいです。貴女の時間を私の為にくれませんか?」
思っていた方向性と全然ちがい私は凄く恥ずかしくなった。
しかし、それを悟られたくなかったので普通の顔で返事をしたが、ジョシュアに隠すのは無理だった。
「もちろん。貴女が望むなら、私はそれをすべて叶えて差し上げますよ。」
耳元で囁かられたその言葉に私は耳まで真っ赤にした。
完敗であるとはわかっていてもすごく悔しかったので、私はジョシュアのタイを掴み強引に口付けた。
触れるだけのキスはジョシュアにとっては何でも無いだろうけど、私にはそれが精一杯だった。
「貴方に叶えてもらわなくても、私自身で叶えるから結構よ!」
そう言ってジョシュアをみると、頬を赤くし驚いた顔をしていた。
いつも余裕そうな顔をしているジョシュアがみせたその顔はすごく可愛くて私は思わずニヤニヤしてしまった。
そして正気にもどったジョシュアにいつものペースに持っていかれる事になった。
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