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進級試験(前編)
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早いものでもう一年経ってしまうようです。
今日から進級試験でこの試験の点数がそのままクラス分けに反映します。
全230人の上位30人がSクラス、後は40人ずつクラスが下がってDクラスのラインにモレると進級出来ません。
ちなみに二回留年すると退学です。
なかなか厳しい進級試験、その一日目の第一課題はシューティング。
制限時間5分で色分けされた皿を魔法で破壊し得点がそのまま点数になります。
赤は1点、青は5点、白は10点
もちろん私は5022点で第一位。
シリウス様は4814点で三位、スカーレット様は4997点で二位、リリアン様は4678点で四位です。
五位の子は3200点なので私は中々強者のようです。
第二課題は芸術作品の作成。
制限時間は30分で、自身の使える魔法を組み合わせ作品を完成させます。
魔法面と芸術面の採点は各500点満点なので気は抜けません。
私は神の石像に蔦の冠と布の服を着せ850点を貰いました。
何とか一位を死守しましたが、スカーレット様が地面に描いた神々の楽園が素晴らしすぎ820点を出していたのでギリギリでした。
第三課題はダンス。
難易度がS、A、B、Cの四つあり自身出選択します。
自動人形が相手を務めると共に採点もしてくれて難易度Sを完璧に踊れば2000点、Aは1500点、Bは1000点、Cは500点となってます。更に人形かエクセレントを出せば1000点加点されます。
もちろん私たち四人は難易度Sに挑戦しました。
結果は全員完璧に踊りましたが、スカーレット様とリリアン様がエクセレントを出しました。
二人とも流石です。
一日の課題はこれで終了。
順位は一位スカーレット様、二位リリアン様、三位は私、四位にシリウス様です。
最後のダンス出加点があれば一位を死守出来たのにすごく悔しい結果になりました。
「ジゼルはよく頑張ったよ。 」
ジョシュアは私の頭を撫でながらそう言ってくれましたがやはり悔しいものは悔しい。
私が不貞腐れているとジョシュアは優しい笑顔を私に向けて更に頭を撫ました。
「ジゼル、少しうつ伏せになれますか?」
「いいけど、何をするの?」
私はジョシュアの支持に従いうつ伏せになった。
「今日頑張ったジゼルにマッサージをして差し上げようかと。」
「ありがとう。実は手足がパンパンだったの。」
ジョシュアは優しく私の身体に触れていった。
最初は気持ち良いなと思っていたけれど、それはだんだんとくすぐったいに変わり、ジョシュアが触れる度に身体か少しずつ敏感になっていく。
「ちょ、ジョシュア……もう、大丈夫だから。」
「まだまだ途中ですから。」
「ん。でもなんか、すごく……くすぐったいというか……」
「何も変な事はしていませんよ。普通のマッサージです。」
ジョシュアは中々マッサージを止めてくれない。
その間にも私の身体は神経が研ぎ澄まされていくみたいでジョシュアの手が触れると身体に力が入ってしまう。
「も、もういいわ!!」
私は強引に起き上がり強制的にやめさせた。
そんな私をみてジョシュアはクスリと笑い優しく口付けた。
「明日も頑張ってくださいね。」
今日から進級試験でこの試験の点数がそのままクラス分けに反映します。
全230人の上位30人がSクラス、後は40人ずつクラスが下がってDクラスのラインにモレると進級出来ません。
ちなみに二回留年すると退学です。
なかなか厳しい進級試験、その一日目の第一課題はシューティング。
制限時間5分で色分けされた皿を魔法で破壊し得点がそのまま点数になります。
赤は1点、青は5点、白は10点
もちろん私は5022点で第一位。
シリウス様は4814点で三位、スカーレット様は4997点で二位、リリアン様は4678点で四位です。
五位の子は3200点なので私は中々強者のようです。
第二課題は芸術作品の作成。
制限時間は30分で、自身の使える魔法を組み合わせ作品を完成させます。
魔法面と芸術面の採点は各500点満点なので気は抜けません。
私は神の石像に蔦の冠と布の服を着せ850点を貰いました。
何とか一位を死守しましたが、スカーレット様が地面に描いた神々の楽園が素晴らしすぎ820点を出していたのでギリギリでした。
第三課題はダンス。
難易度がS、A、B、Cの四つあり自身出選択します。
自動人形が相手を務めると共に採点もしてくれて難易度Sを完璧に踊れば2000点、Aは1500点、Bは1000点、Cは500点となってます。更に人形かエクセレントを出せば1000点加点されます。
もちろん私たち四人は難易度Sに挑戦しました。
結果は全員完璧に踊りましたが、スカーレット様とリリアン様がエクセレントを出しました。
二人とも流石です。
一日の課題はこれで終了。
順位は一位スカーレット様、二位リリアン様、三位は私、四位にシリウス様です。
最後のダンス出加点があれば一位を死守出来たのにすごく悔しい結果になりました。
「ジゼルはよく頑張ったよ。 」
ジョシュアは私の頭を撫でながらそう言ってくれましたがやはり悔しいものは悔しい。
私が不貞腐れているとジョシュアは優しい笑顔を私に向けて更に頭を撫ました。
「ジゼル、少しうつ伏せになれますか?」
「いいけど、何をするの?」
私はジョシュアの支持に従いうつ伏せになった。
「今日頑張ったジゼルにマッサージをして差し上げようかと。」
「ありがとう。実は手足がパンパンだったの。」
ジョシュアは優しく私の身体に触れていった。
最初は気持ち良いなと思っていたけれど、それはだんだんとくすぐったいに変わり、ジョシュアが触れる度に身体か少しずつ敏感になっていく。
「ちょ、ジョシュア……もう、大丈夫だから。」
「まだまだ途中ですから。」
「ん。でもなんか、すごく……くすぐったいというか……」
「何も変な事はしていませんよ。普通のマッサージです。」
ジョシュアは中々マッサージを止めてくれない。
その間にも私の身体は神経が研ぎ澄まされていくみたいでジョシュアの手が触れると身体に力が入ってしまう。
「も、もういいわ!!」
私は強引に起き上がり強制的にやめさせた。
そんな私をみてジョシュアはクスリと笑い優しく口付けた。
「明日も頑張ってくださいね。」
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