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~Special♡Thanks!~Sクラスのピンバッジ
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~卒業パーティー直後~
「ジゼル、Sクラスのピンバッジを回収したいのですが良いでしょうか。」
「このバッジ次の子達に引き継がれるの?何だか嬉しいけど惜しいわね。」
私がそう言いながらピンバッジを外しジョシュアに渡すとジョシュアはピンバッジをじっと見つめ少し席を外し一時間程して戻ってくると私にピンバッジを返してくれた。
「どうしたの?」
「いえ、ジゼルが記念品に欲しいみたいだったのでジゼルが保管しても問題ないようにしただけですよ。」
ジョシュアのその言葉を聞いて居場所が分かるようになっていたのを思い出し無効化してくれたのだと思い、私はお礼を言ってからまた胸にピンバッジをつけました。
この時、きちんと確認しておけば良かったと後になって酷く後悔しました。
新婚生活にも慣れた頃、夜中に目が覚めてホットワインでも飲もうかと部屋を出ました。
すると、書斎から光がモレていたのでジョシュアが仕事をしているのかと思い労うためにドアを開けて中へ入りました。
すると、ジョシュアは記録映像に集中しているようで近づくまで私に気づきません。
何をそんな真剣にみているのかと映像に目を向けると、そこには元クラスメイトたちと話す私、実技中の私、音楽祭での私、色々な角度から映された私のまとめ映像でした。
「なにこれ……」
「ジゼル!こんな夜中にどうしたのですか?」
「起きちゃって……お仕事頑張ってるのかなって……ナニコレ。」
「これはですね……ジゼルの学園生活です。」
「そう。どうやって撮ったの?」
「……ピンバッジにカメラをつけてました。」
「…………没収しますっ!」
ジョシュアの作る物がマトモなはず無かった。
私は記録機を破壊しながら素直にバッジを受け取りパーティーで渡してしまった事に後悔をしました。
ジョシュアはそんな私を悲しそうに見つめました。
(まあ、バックアップはあるのですがジゼルには秘密です。)
fin
「ジゼル、Sクラスのピンバッジを回収したいのですが良いでしょうか。」
「このバッジ次の子達に引き継がれるの?何だか嬉しいけど惜しいわね。」
私がそう言いながらピンバッジを外しジョシュアに渡すとジョシュアはピンバッジをじっと見つめ少し席を外し一時間程して戻ってくると私にピンバッジを返してくれた。
「どうしたの?」
「いえ、ジゼルが記念品に欲しいみたいだったのでジゼルが保管しても問題ないようにしただけですよ。」
ジョシュアのその言葉を聞いて居場所が分かるようになっていたのを思い出し無効化してくれたのだと思い、私はお礼を言ってからまた胸にピンバッジをつけました。
この時、きちんと確認しておけば良かったと後になって酷く後悔しました。
新婚生活にも慣れた頃、夜中に目が覚めてホットワインでも飲もうかと部屋を出ました。
すると、書斎から光がモレていたのでジョシュアが仕事をしているのかと思い労うためにドアを開けて中へ入りました。
すると、ジョシュアは記録映像に集中しているようで近づくまで私に気づきません。
何をそんな真剣にみているのかと映像に目を向けると、そこには元クラスメイトたちと話す私、実技中の私、音楽祭での私、色々な角度から映された私のまとめ映像でした。
「なにこれ……」
「ジゼル!こんな夜中にどうしたのですか?」
「起きちゃって……お仕事頑張ってるのかなって……ナニコレ。」
「これはですね……ジゼルの学園生活です。」
「そう。どうやって撮ったの?」
「……ピンバッジにカメラをつけてました。」
「…………没収しますっ!」
ジョシュアの作る物がマトモなはず無かった。
私は記録機を破壊しながら素直にバッジを受け取りパーティーで渡してしまった事に後悔をしました。
ジョシュアはそんな私を悲しそうに見つめました。
(まあ、バックアップはあるのですがジゼルには秘密です。)
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