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6.「いつも」の終わり
「いつも」の終わり(悠人視点)
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その日の帰り際、僕はいつものように翔くんたちに絡まれていた。そして、保健室から帰ってきた永久くんがいつものように止めに入った。しかし、いつもと違うことが一つだけ起こった。
永久「悠人、今日は一緒に帰ろう。」
その言葉を聞いた時、大地くんと恭也くんは嬉しそうな顔を、翔くんは嬉しさと寂しさが混じりあったような顔をした。
そして、翔くんは永久くんに近づいて少しだけ言葉を交わした。
翔「永久…もう悠人とケンカするなよ。」
永久(…だから俺がいる時だけ悠人に絡んでたのか。)
永久「ああ…俺のかわいい悠人は優しいんだ。きちんと謝ったら許してくれるかもしれないぞ。」
声が小さくて、僕にはよく聞こえなかった。
翔「大地、恭也、帰ろう。」
大地「やっとだな。」
恭也「ああ。」
そう言うと、三人は教室を出ていった。
永久「俺達も帰ろう。」
悠人「うん!」
永久くんと並んで歩くいつもの帰り道は、いつもと少し違って見える気がした。
次の日から、なぜか翔くんたちは僕に絡んでこなくなった。
永久「悠人、今日は一緒に帰ろう。」
その言葉を聞いた時、大地くんと恭也くんは嬉しそうな顔を、翔くんは嬉しさと寂しさが混じりあったような顔をした。
そして、翔くんは永久くんに近づいて少しだけ言葉を交わした。
翔「永久…もう悠人とケンカするなよ。」
永久(…だから俺がいる時だけ悠人に絡んでたのか。)
永久「ああ…俺のかわいい悠人は優しいんだ。きちんと謝ったら許してくれるかもしれないぞ。」
声が小さくて、僕にはよく聞こえなかった。
翔「大地、恭也、帰ろう。」
大地「やっとだな。」
恭也「ああ。」
そう言うと、三人は教室を出ていった。
永久「俺達も帰ろう。」
悠人「うん!」
永久くんと並んで歩くいつもの帰り道は、いつもと少し違って見える気がした。
次の日から、なぜか翔くんたちは僕に絡んでこなくなった。
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