119 / 295
第十四章 恋愛禁止編
第37話-1 アポロンとヒュアキントス
しおりを挟む
第37話 「アポロンとヒュアキントス」
美少年達はミニライブの成功と、ナルキッソスが解雇の危機を乗り越えたことを祝うため、夜遅くまで打ち上げをして盛り上がっていた。
さすがにそろそろ解散しようということになり、片付けを済ませてそれぞれ自室へと戻っていった。
(……あ!アポロン様から連絡が来てたんだ!)
携帯端末にアポロンから連絡が届いていることに気付いたヒュアキントスは、慌てて確認した。
そこにはこう書かれていた。
『お疲れ様。今日無事にライブが終わったようで安心したよ。今日少しだけでも会えないだろうか?』
(どうしよう…打ち上げが盛り上がって、もう遅い時間だし迷惑だよね)
そう思い謝罪の言葉を打とうとしたがーーー
(会いたい…アポロン様に。こんな時間に迷惑なのに、どうしてもアポロン様に会いたい!!)
その気持ちを抑えきれず、彼に電話をかけてしまったのだった。
「……もしもし?どうした?何かあったのか?」
電話口から彼の声が聴こえてきた。その声に何故か涙が出そうになったが、必死に堪えて返事をした。
「いえ……すみません、こんな遅い時間に……」
彼は少し間を置いてから答えた。
「いや、構わないよ。私の連絡を見てくれたんだね?」
「はい。今までみんなと打ち上げしてて、さっき気付いて…。あの、アポロン様。今からでは遅いですか?」
恐る恐る尋ねると、彼は優しい声色で答えてくれた。
「いや、大丈夫だよ。私も君に会いたいと思っていたからね」
その優しい言葉に思わず笑みが溢れたが、同時に申し訳なく思った。
「ありがとうございます……!じゃあ、これから向かいますね」
そう告げて電話を切った後、急いで出かける準備をした。
鏡の前で服装をチェックし、髪型を少し整えてから家を出たのだった。
(会いたい。アポロン様に会いたい…今どうしても会いたい)
心の中で何度もそう呟きながら、ヒュアキントスは夜の街を早足で駆け抜けていった。
愛しい相手の元へ、1分1秒でも早く向かうためにーーー
美少年達はミニライブの成功と、ナルキッソスが解雇の危機を乗り越えたことを祝うため、夜遅くまで打ち上げをして盛り上がっていた。
さすがにそろそろ解散しようということになり、片付けを済ませてそれぞれ自室へと戻っていった。
(……あ!アポロン様から連絡が来てたんだ!)
携帯端末にアポロンから連絡が届いていることに気付いたヒュアキントスは、慌てて確認した。
そこにはこう書かれていた。
『お疲れ様。今日無事にライブが終わったようで安心したよ。今日少しだけでも会えないだろうか?』
(どうしよう…打ち上げが盛り上がって、もう遅い時間だし迷惑だよね)
そう思い謝罪の言葉を打とうとしたがーーー
(会いたい…アポロン様に。こんな時間に迷惑なのに、どうしてもアポロン様に会いたい!!)
その気持ちを抑えきれず、彼に電話をかけてしまったのだった。
「……もしもし?どうした?何かあったのか?」
電話口から彼の声が聴こえてきた。その声に何故か涙が出そうになったが、必死に堪えて返事をした。
「いえ……すみません、こんな遅い時間に……」
彼は少し間を置いてから答えた。
「いや、構わないよ。私の連絡を見てくれたんだね?」
「はい。今までみんなと打ち上げしてて、さっき気付いて…。あの、アポロン様。今からでは遅いですか?」
恐る恐る尋ねると、彼は優しい声色で答えてくれた。
「いや、大丈夫だよ。私も君に会いたいと思っていたからね」
その優しい言葉に思わず笑みが溢れたが、同時に申し訳なく思った。
「ありがとうございます……!じゃあ、これから向かいますね」
そう告げて電話を切った後、急いで出かける準備をした。
鏡の前で服装をチェックし、髪型を少し整えてから家を出たのだった。
(会いたい。アポロン様に会いたい…今どうしても会いたい)
心の中で何度もそう呟きながら、ヒュアキントスは夜の街を早足で駆け抜けていった。
愛しい相手の元へ、1分1秒でも早く向かうためにーーー
0
あなたにおすすめの小説
どうしよう私、弟にお腹を大きくさせられちゃった!~弟大好きお姉ちゃんの秘密の悩み~
さいとう みさき
恋愛
「ま、まさか!?」
あたし三鷹優美(みたかゆうみ)高校一年生。
弟の晴仁(はると)が大好きな普通のお姉ちゃん。
弟とは凄く仲が良いの!
それはそれはものすごく‥‥‥
「あん、晴仁いきなりそんなのお口に入らないよぉ~♡」
そんな関係のあたしたち。
でもある日トイレであたしはアレが来そうなのになかなか来ないのも気にもせずスカートのファスナーを上げると‥‥‥
「うそっ! お腹が出て来てる!?」
お姉ちゃんの秘密の悩みです。
プール終わり、自分のバッグにクラスメイトのパンツが入っていたらどうする?
九拾七
青春
プールの授業が午前中のときは水着を着こんでいく。
で、パンツを持っていくのを忘れる。
というのはよくある笑い話。
百合ランジェリーカフェにようこそ!
楠富 つかさ
青春
主人公、下条藍はバイトを探すちょっと胸が大きい普通の女子大生。ある日、同じサークルの先輩からバイト先を紹介してもらうのだが、そこは男子禁制のカフェ併設ランジェリーショップで!?
ちょっとハレンチなお仕事カフェライフ、始まります!!
※この物語はフィクションであり実在の人物・団体・法律とは一切関係ありません。
表紙画像はAIイラストです。下着が生成できないのでビキニで代用しています。
ヤンデレ美少女転校生と共に体育倉庫に閉じ込められ、大問題になりましたが『結婚しています!』で乗り切った嘘のような本当の話
桜井正宗
青春
――結婚しています!
それは二人だけの秘密。
高校二年の遙と遥は結婚した。
近年法律が変わり、高校生(十六歳)からでも結婚できるようになっていた。だから、問題はなかった。
キッカケは、体育倉庫に閉じ込められた事件から始まった。校長先生に問い詰められ、とっさに誤魔化した。二人は退学の危機を乗り越える為に本当に結婚することにした。
ワケありヤンデレ美少女転校生の『小桜 遥』と”新婚生活”を開始する――。
*結婚要素あり
*ヤンデレ要素あり
月弥総合病院
御月様(旧名 僕君☽☽︎)
キャラ文芸
月弥総合病院。極度の病院嫌いや完治が難しい疾患、診察、検査などの医療行為を拒否したり中々治療が進められない子を治療していく。
また、ここは凄腕の医師達が集まる病院。特にその中の計5人が圧倒的に遥か上回る実力を持ち、「白鳥」と呼ばれている。
(小児科のストーリー)医療に全然詳しく無いのでそれっぽく書いてます...!!
隣に住んでいる後輩の『彼女』面がガチすぎて、オレの知ってるラブコメとはかなり違う気がする
夕姫
青春
【『白石夏帆』こいつには何を言っても無駄なようだ……】
主人公の神原秋人は、高校二年生。特別なことなど何もない、静かな一人暮らしを愛する少年だった。東京の私立高校に通い、誰とも深く関わらずただ平凡に過ごす日々。
そんな彼の日常は、ある春の日、突如現れた隣人によって塗り替えられる。後輩の白石夏帆。そしてとんでもないことを言い出したのだ。
「え?私たち、付き合ってますよね?」
なぜ?どうして?全く身に覚えのない主張に秋人は混乱し激しく否定する。だが、夏帆はまるで聞いていないかのように、秋人に猛烈に迫ってくる。何を言っても、どんな態度をとっても、その鋼のような意思は揺るがない。
「付き合っている」という謎の確信を持つ夏帆と、彼女に振り回されながらも憎めない(?)と思ってしまう秋人。これは、一人の後輩による一方的な「好き」が、平凡な先輩の日常を侵略する、予測不能な押しかけラブコメディ。
クラスメイトの美少女と無人島に流された件
桜井正宗
青春
修学旅行で離島へ向かう最中――悪天候に見舞われ、台風が直撃。船が沈没した。
高校二年の早坂 啓(はやさか てつ)は、気づくと砂浜で寝ていた。周囲を見渡すとクラスメイトで美少女の天音 愛(あまね まな)が隣に倒れていた。
どうやら、漂流して流されていたようだった。
帰ろうにも島は『無人島』。
しばらくは島で生きていくしかなくなった。天音と共に無人島サバイバルをしていくのだが……クラスの女子が次々に見つかり、やがてハーレムに。
男一人と女子十五人で……取り合いに発展!?
ユーザ登録のメリット
- 毎日¥0対象作品が毎日1話無料!
- お気に入り登録で最新話を見逃さない!
- しおり機能で小説の続きが読みやすい!
1~3分で完了!
無料でユーザ登録する
すでにユーザの方はログイン
閉じる
