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第二十三章 オリンポス12神登場編
第71話‐1 ポセイドンの怒り
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第71話「ポセイドンの怒り」
オリンポス12神達に、ヒュアキントスとアドニスが1万3千年前に大罪を犯したことを明かしたエロス。
さらに、彼らの恋愛相手がオリンポス12神の中にいることを暴露したのだった。
それを聞いた一同の間に緊張が走った。
「ね、ねえ…。一つ訊きたいことがあるんだが」
そう発言したのはヘルメスだった。
彼にしては珍しくどこか顔が青ざめていており、声も震えていた。
彼がこんな風になるのは滅多にないことだった。
(まさか…まさか…。もし、あの子のことだったら……頼む、違っていてくれ!)
「その、罪を犯した美少年達は誰のことなんだ?」
ヘルメスは内心、祈るような気持ちで質問した。
どうか違っていてほしいとーー
「ああ。ヒュアキントスとアドニスのことだ」
「・・・!」
それを聞いてヘルメスは不謹慎だと思いながらも安堵する。
(こんなことを思うべきではないが…あの子じゃなくてよかった……!)
「我々の中に、彼らに手を出した者がいるというのか?」
厳しい声でそう発言したのはポセイドンだった。
「それは私よ」
すると、それに反応して名乗り出た者がいた。
その人物はアフロディーテであった。
「そういえば貴方、噂になってるわよね。美少年と熱愛してるんじゃないかって…」
そう尋ねたのはヘスティアだった。
「また悪い癖が出たのか……」
アテナが呆れながら言うと、彼女は平然とした様子でこう言った。
「だって好きになってしまったんだもの。何が悪いの?」
そう言って開き直る彼女に、皆の視線が集まった。
「彼らが恋愛禁止だということも知っていたわ。さすがに大罪を犯してるのは初耳だけど…でも知っていたとしても、愛する気持ちは止められないのよ」
「お前、それでも高位の神か?恥を知れ!」
厳しい口調で叱ったのはポセイドンだった。一気に空気が険悪なものへと変わる。
「アフロディーテだけではない。私もだ。私も彼らが恋愛禁止だと知っていて、それでも止めなかった」
続いて告白したのはアポロンだった。
「何だと…?2人もいるのか?お前達、どういうつもりだ!?」
今度はアポロンに向かって非難の声が上がる。
オリンポス12神達に、ヒュアキントスとアドニスが1万3千年前に大罪を犯したことを明かしたエロス。
さらに、彼らの恋愛相手がオリンポス12神の中にいることを暴露したのだった。
それを聞いた一同の間に緊張が走った。
「ね、ねえ…。一つ訊きたいことがあるんだが」
そう発言したのはヘルメスだった。
彼にしては珍しくどこか顔が青ざめていており、声も震えていた。
彼がこんな風になるのは滅多にないことだった。
(まさか…まさか…。もし、あの子のことだったら……頼む、違っていてくれ!)
「その、罪を犯した美少年達は誰のことなんだ?」
ヘルメスは内心、祈るような気持ちで質問した。
どうか違っていてほしいとーー
「ああ。ヒュアキントスとアドニスのことだ」
「・・・!」
それを聞いてヘルメスは不謹慎だと思いながらも安堵する。
(こんなことを思うべきではないが…あの子じゃなくてよかった……!)
「我々の中に、彼らに手を出した者がいるというのか?」
厳しい声でそう発言したのはポセイドンだった。
「それは私よ」
すると、それに反応して名乗り出た者がいた。
その人物はアフロディーテであった。
「そういえば貴方、噂になってるわよね。美少年と熱愛してるんじゃないかって…」
そう尋ねたのはヘスティアだった。
「また悪い癖が出たのか……」
アテナが呆れながら言うと、彼女は平然とした様子でこう言った。
「だって好きになってしまったんだもの。何が悪いの?」
そう言って開き直る彼女に、皆の視線が集まった。
「彼らが恋愛禁止だということも知っていたわ。さすがに大罪を犯してるのは初耳だけど…でも知っていたとしても、愛する気持ちは止められないのよ」
「お前、それでも高位の神か?恥を知れ!」
厳しい口調で叱ったのはポセイドンだった。一気に空気が険悪なものへと変わる。
「アフロディーテだけではない。私もだ。私も彼らが恋愛禁止だと知っていて、それでも止めなかった」
続いて告白したのはアポロンだった。
「何だと…?2人もいるのか?お前達、どういうつもりだ!?」
今度はアポロンに向かって非難の声が上がる。
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