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1章:冒険の終わりと物語の始まり
暴発
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カコン、カコンという音があばら家に響いていた。その音と、窓から差し込む朝日でクロウは目を覚ました、いつもよりも幾分か気分の良い目覚めだった。彼が寝ぼけ眼で物音がしたほうを見るとアリスが調理台に立って、包丁を振り上げているのが見えた。昨日彼女に貸した服は床に投げ置かれ、彼女はすっかりと乾いた漆黒の豪奢なドレスに身を包んでいた。そして、やにわに包丁を振り下ろした。ガコーンという音と共にまな板の上に載っていた食材が躍った。
「・・・・・何してんだ?」
クロウは彼女が何がしたいのか分からず、そう聞いた。
「あぁ、起きたのかい。昨日はごちそうになったから、今日の朝ご飯は私が作ろうと思ってね。こう見えても料理には自信があるんだ」
そう彼女は得意げに笑った。自信とは何ぞや?とクロウの顔に疑問符が浮かび、次にあきれ顔をすると。
「いや、そんな切り方してるとケガするぞ。それに、包丁の刃が欠けるし、ちょっと貸してみろよ」
そう言って彼女の横まで行き、手を出した。そうすると、彼女は口をとがらせて
「私が作るって言っただろう」
と意固地になった。クロウは頭をポリポリと搔くと、根負けしたように
「分かったよ、じゃあ一緒に作ろうぜ。それならお前も料理できるし、良いだろう?」
といった。
「お前じゃない、私にはアリスという名前があるんだ」
とアリスは反論し、次に
「だが・・まぁいいだろう。ここは君の家だしね、君のルールに従おうじゃないか。まず、私は何をしたらいい?」
と不遜な態度で、だがどこかほっとしたような様子でそう聞いてきた。じゃあ、とクロウは続けて
「アリス、まずはその手の包丁を渡してもらおうか」
と言うと、彼女はしぶしぶといった様子で包丁を手渡した。クロウは
「包丁っていうのは、片手で使うんじゃなくて、もう片方の手を食材にそえて使うんだよ。そん時、そえる方の手の指先はちゃんと丸めるんだぞ、ケガするから」
そういって、テーブルに置かれた野菜の一つをゆっくりとアリスから見えるように切った。そうして、やってみなと言って彼女に包丁を渡した。アリスは驚いた様子で、いいのか?と聞いた。クロウは質問の意図が分からずキョトンとしていると
「だって、私はあまりこういう作業が得意じゃなくて・・・・。役立たずになるかも————」
と先ほどまで自信満々だったのがウソだったかのようにそう言った。クロウはその様子を見て、
「だって、さっきアリス自身が言ったんだろ?自分が作るってさ。あんま料理したことないんだったら、最初はできなくて当たり前だろ、それより大事なのはやろうって気持ちだろ。それともやっぱり見とくか?」
そう茶化すように、だが優しく微笑んで言った。彼女は驚いたような顔でクロウを見て
「ふん、食材を切るくらい、できるさ」
そう言った。そして、おっかなびっくりといった様子で作業を始めた。そして、数刻経った頃、ついに食材を切り終わると
「見ろ、クロウ!終わったぞ!」
と得意げに言った。クロウは笑って、
「ご苦労さん、んじゃあ次はかまどに火をつけてくれ」
といった。
「ふむ、任せておけ!」
先ほどまでの不安げな表情とは打って変わって、自信を取り戻したように竈の前にしゃがみこんだ。そして、かまどの横に置いてあった火打石をかんかんと打ち始めた。しかし、慣れていないのか一向に火が付く気配はない。静かな部屋に火打石の音だけが鳴り響く。クロウはその様子を見て、ふと疑問を口にした。
「魔法は使わないのか?」
そのセリフを聞いて、アリスはむぐっと口をつぐんだ。
「・・・もしかして、魔法苦手だったりする?」
そのセリフに、アリスは眉をきりりと上げ
「使える・・・使えるとも。見ておけ!」
そう言い、両手を竈にかざし、
「『イグヌス』」
と唱えた。するとアリスの掌が黄昏時の夕日のように輝きだし、そしてズンと体の芯を揺らすような音とものすごい熱量が空気中を伝ってきた。そして確かに、かまどには火が付いた、より正確に言うと先ほどまでかまどのあった場所に火がついていた。先ほどまでかまどや壁があったところには何もなくなっていた。アリスは反動でしりもちをついている。
「おぃぃぃぃ、なにしてくれてんだよ!?。家の半分吹き飛んでんじゃねーか!」
「・・・・・ちょっと、火力が強かったぐらいで大げさだな。夜なんか星空がきっときれいだぞ?」
そういって空を指さした。なるほど、確かに半壊した家からは澄んだ青空がのぞいていた。夜になればきっと輝くだろう・・。
「いや、そうじゃねぇだろう!人様の家を半壊させておいて何か言うこと――」
と言いかけたところで、数秒前まで家があった奥の平原から殺気が向けられていることに気が付いた。アリスも気が付いたようで、鋭い目つきでその方向を見ている。後手に回る前に、相手の姿だけでも捕捉しようとすると、30mほど先に2人の人影が見えた。顔まではよく見えないが掌をこちらにかざしている。掌がほんのりとオレンジがかったと思った刹那、巨大な火の玉ががこちらめがけてものすごいスピードで飛んできた。クロウ達に直撃するまで目算であと2秒弱といったところであろう。だが、クロウは自身の能力と愛刀があればあの程度の魔法どうとでもなる、そう考え彼は、腰の刀を引き抜こうとした。だがその手は空を切った。見ると彼の刀は家の外、壊れた壁から6mほど離れたところに転がっている。どこぞの阿呆が吹き飛ばしたせいか。火球は目前まで迫ってきており、もうこの火球を破壊するのは不可能、ということは残された手段は回避しかない。クロウは座り込んでいたアリスの首根っこを摑まえると、一線跳躍し、ぎりぎりで火球から逃れることに成功した。
「あっ・・・」
というアリスの声が聞こえた。アリスは跳躍している最中にもかかわらず、火球のほうを見つめていた。より正確に言うならば火球の先にあるものを見つめていた。その先には、クロウが10数年くらした小屋があった。火球は彼のベッドに当たると爆発し、俺の家があった場所は一瞬で焼け野原になってしまった。呆然としているクロウを見てさすがにいたたまれなくなったのか
「ええと、なんというかすっかりきれいになったね。まぁもともと家具がほとんどなかったのが不幸中の幸いというべきか、それに君の剣は無事だよ。だから・・・まぁ・・・どんまい」
と慰めにならないことを言い、刀を拾って持ってきた。クロウは無言で彼女に近づいて行った。彼女はびくっとして少し身構えたが、クロウは構わず近づきその手に握られている刀を抜き取った。目の端で先ほどの二人組が再び魔法を仕掛けているのが見えた。先ほどより一回り大きい火球がこちらへ飛んできた。アリスは避けられないと判断したのか、火球のほうへ手をかざし魔法を唱え迎え撃とうとしていた。そのかざしていた手をクロウは下げた。
「あれくらいの奴らなら俺一人で十分だ。・・・・それに家ぶっ壊されたお礼をしたいしな」
ビキビキと青筋を立てながらそう言って、前に、二人組の居るほうへ一直線に走り出した。
「おい待――」
アリスが言い終わる前に、二人組の居るほうへ一直線に走り出した。俺が走り出すとほぼ同時に二人組が再び魔法を撃ってきた。球状の火が眼前に迫り、クロウを飲み込まんとうなりを上げていた。その刹那、クロウは刀を振り上げそして、その巨大な火球を真っ二つに斬った。斬られた火球は、その断面から揺らぎ、そして霧散した。そしてクロウは刀をたじろく二人組に向け
「人ん家吹き飛ばしたんだ、ただで帰れるとは思ってねぇよなぁ?」
と眉をひくつかせそう言い放った。
「・・・・・何してんだ?」
クロウは彼女が何がしたいのか分からず、そう聞いた。
「あぁ、起きたのかい。昨日はごちそうになったから、今日の朝ご飯は私が作ろうと思ってね。こう見えても料理には自信があるんだ」
そう彼女は得意げに笑った。自信とは何ぞや?とクロウの顔に疑問符が浮かび、次にあきれ顔をすると。
「いや、そんな切り方してるとケガするぞ。それに、包丁の刃が欠けるし、ちょっと貸してみろよ」
そう言って彼女の横まで行き、手を出した。そうすると、彼女は口をとがらせて
「私が作るって言っただろう」
と意固地になった。クロウは頭をポリポリと搔くと、根負けしたように
「分かったよ、じゃあ一緒に作ろうぜ。それならお前も料理できるし、良いだろう?」
といった。
「お前じゃない、私にはアリスという名前があるんだ」
とアリスは反論し、次に
「だが・・まぁいいだろう。ここは君の家だしね、君のルールに従おうじゃないか。まず、私は何をしたらいい?」
と不遜な態度で、だがどこかほっとしたような様子でそう聞いてきた。じゃあ、とクロウは続けて
「アリス、まずはその手の包丁を渡してもらおうか」
と言うと、彼女はしぶしぶといった様子で包丁を手渡した。クロウは
「包丁っていうのは、片手で使うんじゃなくて、もう片方の手を食材にそえて使うんだよ。そん時、そえる方の手の指先はちゃんと丸めるんだぞ、ケガするから」
そういって、テーブルに置かれた野菜の一つをゆっくりとアリスから見えるように切った。そうして、やってみなと言って彼女に包丁を渡した。アリスは驚いた様子で、いいのか?と聞いた。クロウは質問の意図が分からずキョトンとしていると
「だって、私はあまりこういう作業が得意じゃなくて・・・・。役立たずになるかも————」
と先ほどまで自信満々だったのがウソだったかのようにそう言った。クロウはその様子を見て、
「だって、さっきアリス自身が言ったんだろ?自分が作るってさ。あんま料理したことないんだったら、最初はできなくて当たり前だろ、それより大事なのはやろうって気持ちだろ。それともやっぱり見とくか?」
そう茶化すように、だが優しく微笑んで言った。彼女は驚いたような顔でクロウを見て
「ふん、食材を切るくらい、できるさ」
そう言った。そして、おっかなびっくりといった様子で作業を始めた。そして、数刻経った頃、ついに食材を切り終わると
「見ろ、クロウ!終わったぞ!」
と得意げに言った。クロウは笑って、
「ご苦労さん、んじゃあ次はかまどに火をつけてくれ」
といった。
「ふむ、任せておけ!」
先ほどまでの不安げな表情とは打って変わって、自信を取り戻したように竈の前にしゃがみこんだ。そして、かまどの横に置いてあった火打石をかんかんと打ち始めた。しかし、慣れていないのか一向に火が付く気配はない。静かな部屋に火打石の音だけが鳴り響く。クロウはその様子を見て、ふと疑問を口にした。
「魔法は使わないのか?」
そのセリフを聞いて、アリスはむぐっと口をつぐんだ。
「・・・もしかして、魔法苦手だったりする?」
そのセリフに、アリスは眉をきりりと上げ
「使える・・・使えるとも。見ておけ!」
そう言い、両手を竈にかざし、
「『イグヌス』」
と唱えた。するとアリスの掌が黄昏時の夕日のように輝きだし、そしてズンと体の芯を揺らすような音とものすごい熱量が空気中を伝ってきた。そして確かに、かまどには火が付いた、より正確に言うと先ほどまでかまどのあった場所に火がついていた。先ほどまでかまどや壁があったところには何もなくなっていた。アリスは反動でしりもちをついている。
「おぃぃぃぃ、なにしてくれてんだよ!?。家の半分吹き飛んでんじゃねーか!」
「・・・・・ちょっと、火力が強かったぐらいで大げさだな。夜なんか星空がきっときれいだぞ?」
そういって空を指さした。なるほど、確かに半壊した家からは澄んだ青空がのぞいていた。夜になればきっと輝くだろう・・。
「いや、そうじゃねぇだろう!人様の家を半壊させておいて何か言うこと――」
と言いかけたところで、数秒前まで家があった奥の平原から殺気が向けられていることに気が付いた。アリスも気が付いたようで、鋭い目つきでその方向を見ている。後手に回る前に、相手の姿だけでも捕捉しようとすると、30mほど先に2人の人影が見えた。顔まではよく見えないが掌をこちらにかざしている。掌がほんのりとオレンジがかったと思った刹那、巨大な火の玉ががこちらめがけてものすごいスピードで飛んできた。クロウ達に直撃するまで目算であと2秒弱といったところであろう。だが、クロウは自身の能力と愛刀があればあの程度の魔法どうとでもなる、そう考え彼は、腰の刀を引き抜こうとした。だがその手は空を切った。見ると彼の刀は家の外、壊れた壁から6mほど離れたところに転がっている。どこぞの阿呆が吹き飛ばしたせいか。火球は目前まで迫ってきており、もうこの火球を破壊するのは不可能、ということは残された手段は回避しかない。クロウは座り込んでいたアリスの首根っこを摑まえると、一線跳躍し、ぎりぎりで火球から逃れることに成功した。
「あっ・・・」
というアリスの声が聞こえた。アリスは跳躍している最中にもかかわらず、火球のほうを見つめていた。より正確に言うならば火球の先にあるものを見つめていた。その先には、クロウが10数年くらした小屋があった。火球は彼のベッドに当たると爆発し、俺の家があった場所は一瞬で焼け野原になってしまった。呆然としているクロウを見てさすがにいたたまれなくなったのか
「ええと、なんというかすっかりきれいになったね。まぁもともと家具がほとんどなかったのが不幸中の幸いというべきか、それに君の剣は無事だよ。だから・・・まぁ・・・どんまい」
と慰めにならないことを言い、刀を拾って持ってきた。クロウは無言で彼女に近づいて行った。彼女はびくっとして少し身構えたが、クロウは構わず近づきその手に握られている刀を抜き取った。目の端で先ほどの二人組が再び魔法を仕掛けているのが見えた。先ほどより一回り大きい火球がこちらへ飛んできた。アリスは避けられないと判断したのか、火球のほうへ手をかざし魔法を唱え迎え撃とうとしていた。そのかざしていた手をクロウは下げた。
「あれくらいの奴らなら俺一人で十分だ。・・・・それに家ぶっ壊されたお礼をしたいしな」
ビキビキと青筋を立てながらそう言って、前に、二人組の居るほうへ一直線に走り出した。
「おい待――」
アリスが言い終わる前に、二人組の居るほうへ一直線に走り出した。俺が走り出すとほぼ同時に二人組が再び魔法を撃ってきた。球状の火が眼前に迫り、クロウを飲み込まんとうなりを上げていた。その刹那、クロウは刀を振り上げそして、その巨大な火球を真っ二つに斬った。斬られた火球は、その断面から揺らぎ、そして霧散した。そしてクロウは刀をたじろく二人組に向け
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