28 / 54
2章:贋作は真作足りえるか
病
しおりを挟む
リュカの後を追い、クロウ達が家の中へと入ると、そこには金髪に少し白髪が混じった、老婆というにはまだ若い女性が寝ていた。クロウはその寝ている女性が先ほどの話に出てきたアンネであることを察した。そして、その女性の周りにはリュカとリュカを呼びに来た老人の二人がおり、心なしか二人とも焦っているように見える。
「アンネさん、どこが苦しいんだい?」
リュカがアンネの枕元に跪き尋ねたが、アンネは苦しそうに何かを話そうとしたが、うまく呼吸ができていないのか、言葉にならない。
「医術士はまだ来ないのか?」
リュカが後ろにたたずむ老人にそう声をかけた。
「いつも通りですと、往診に来る時間までまだ1,2時間はあります」
その答えを聞いたリュカはくそっ、と悪態をつき歯噛みした。
「この村に医術に明るい方はいないんですか?」
とクロウは質問してから、この質問の愚かさに気が付いた。この老人たちはこの村に医術に詳しい者がいないからこんなにも焦っているのだろう。案の定、リュカは無言で首を振った。
クロウは目の前で苦しんでいる人に何もできないことに憤り、こぶしを痛いほど握りしめた。マリーに目の前のすべてを救うと誓ったのにこの様か、と。痛々しい静寂が、室内を支配していたが、その静寂を破ったのはクロウの隣に立っている少女———アリスだった。
「・・・・どこまでできるか分からないが、少し彼女の体を触診してもいいかい?」
「君は医術を学んだことがあるのか?」
若干期待の混じった声音で、リュカは尋ねた。
「・・・学んだというほどじゃないさ。ただ、たくさんの医術書を読んだだけだよ」
そう言うが否や、アリスはアンネの横へと座り、腹部から胸部までを触診や聴診した。そして、アンネの方を向き、
「一つ聞くが、胸あたりが痛んだりするかい?」
そう聞いた。アンネは苦しそうに、だがはっきりと首を横に振った。
「となると・・・、首までのどこかか———」
アリスは誰に言うともなく、一人小声でぶつぶつとつぶやきながら、アンネの首部分を押さえた。すると、首の一部を押さえたとたん、アンネが少し悲鳴を上げ、体がビクンとはねた。
「あぁ、すまない!少し強めに押さえてしまった」
アリスはアンネにそう謝ると、クロウ達の方を向き直り言った。
「クロウ!さっき私たちが話していた場所の近くに生えていた楕円型で赤い実の付いた植物があったはずだ!その木の実だけをできるだけ多くとってきてくれ、大至急だ!」
その声を聴くや否や、クロウは身をひるがえし、迷わず家を飛び出した。先ほど話していた場所まで戻ると、確かに赤い木の実が付いた植物が自生している場所があった。クロウは急いで駆け寄ると、できるだけ早く木の実を集めて、家へと戻った。
「とってきたぞ!こんくらいの量で十分か?」
「十分だ、それじゃあその木の実を洗って、そこのすり鉢で潰してくれ」
クロウの手のひらいっぱいにある実を見てアリスはそう答えた。クロウはすぐさま実を洗い、すり鉢でつぶした。力仕事はクロウの得意分野であったためか、一瞬で木の実をペースト状にすることが出来た。
クロウの潰した実をアリスは確認すると、沸いたばかりのお湯にそのペースト状となった木の実を入れた。そして、一分ほど待つと、アンネのもとへ近づいて、彼女の体を起こし、その液体を飲ませ始めた。
「ゆっくりでいいから、これを飲むんだ。熱いから気を付けるんだ」
その液体をすべてアンネが飲み終わるころには、彼女は先ほどよりもはるかに落ち着いたようであった。アリスは再び彼女を横たわらせ、声をかけた。
「もうすぐ医術士が来るようだから、それまではできるだけ意識的に呼吸をするようにするといいよ」
そう声をかけられたアンネはうなずくと、まだうまくしゃべることが出来ないのか、少しかすれた声でありがとうと言った。その様子を見ていたリュカは一安心と言った様子で、胸をなでおろしていた。
「アリスちゃん、本当にありがとう。君がいなかったらと思うとぞっとするよ。それにしても、あんな雑草がどうして効いたのか聞いてもいいかね?」
「あぁ、あの植物はドロールと言ってだね、抗炎症作用があるんだよ。彼女の容態を見て、十中八九のどの腫れのせいで呼吸があまりできなくなっていることがあの苦しみ様の原因だとわかったからね。あの木の実を摂取させることで一時的に腫れをひかせたというわけさ。ただ、あくまで一時的な応急手当だ、ちゃんとした医術士に見せたほうがいい」
アリスはリュカの問いにそう答えたあと、ふーっと息を吐きだした。見ると、おでこに玉のような汗が数滴ついている。冷静そうに見えたが、その実かなり緊張していたようであった。
その2,30分後、村に医術士が訪れ、誰かに事態を聞いたのか、小走りでアンネの家へ入ってきた。そして、アンネの様子を見て
「あぁ、良かった。どうやら大丈夫だったようですね。・・・おや、なるほど。ドロールを摂取させたんですね」
そう言った。流石、医術士というべきか、その場に転がっていたドロールのみを見ただけでおおよその状況を察したらしい。アリスが対処したことを聞くと
「素晴らしいですね!帝国でもドロールの正式な使用用途を知っているものは多くないというのに。どこかで医術を学ばれていたんですか?」
「・・・ただ、本でたまたま読んだことがあっただけだよ。それよりも、彼女の様子を見てやってくれ、できたのは炎症の応急処置だけだ。本原因の方は私じゃ対処できない」
それを聞いた医術士は、真剣そうな表情でうなずくと、アンネの診療を始めた。
「クロウ、私たちはここまでだ。こんな人数がこの部屋にいたんじゃ、彼女もゆっくり診療してもらうこともできないさ」
アリスはそういうと、クロウの手を引きアンネの家を出た。家から少し離れた木陰に座ると、クロウはアリスに笑顔で言った。
「アリス、お前ほんとうにすごいな!人ひとり救っちまうなんてさ。でもほんと良かったな、医術士の人も来てくれたし、アンネさんもこれで一安心だな」
クロウの賞賛に対しても、あまりうれしそうではなく、その表情は憂いを含んでいた。そして、少し言うべきか迷っているようであったが、意を決したのか口を開いた。
「一安心なんかじゃないさ。おそらく、アンネはこのままいくと、おそらく1週間程度で命を落とす」
「アンネさん、どこが苦しいんだい?」
リュカがアンネの枕元に跪き尋ねたが、アンネは苦しそうに何かを話そうとしたが、うまく呼吸ができていないのか、言葉にならない。
「医術士はまだ来ないのか?」
リュカが後ろにたたずむ老人にそう声をかけた。
「いつも通りですと、往診に来る時間までまだ1,2時間はあります」
その答えを聞いたリュカはくそっ、と悪態をつき歯噛みした。
「この村に医術に明るい方はいないんですか?」
とクロウは質問してから、この質問の愚かさに気が付いた。この老人たちはこの村に医術に詳しい者がいないからこんなにも焦っているのだろう。案の定、リュカは無言で首を振った。
クロウは目の前で苦しんでいる人に何もできないことに憤り、こぶしを痛いほど握りしめた。マリーに目の前のすべてを救うと誓ったのにこの様か、と。痛々しい静寂が、室内を支配していたが、その静寂を破ったのはクロウの隣に立っている少女———アリスだった。
「・・・・どこまでできるか分からないが、少し彼女の体を触診してもいいかい?」
「君は医術を学んだことがあるのか?」
若干期待の混じった声音で、リュカは尋ねた。
「・・・学んだというほどじゃないさ。ただ、たくさんの医術書を読んだだけだよ」
そう言うが否や、アリスはアンネの横へと座り、腹部から胸部までを触診や聴診した。そして、アンネの方を向き、
「一つ聞くが、胸あたりが痛んだりするかい?」
そう聞いた。アンネは苦しそうに、だがはっきりと首を横に振った。
「となると・・・、首までのどこかか———」
アリスは誰に言うともなく、一人小声でぶつぶつとつぶやきながら、アンネの首部分を押さえた。すると、首の一部を押さえたとたん、アンネが少し悲鳴を上げ、体がビクンとはねた。
「あぁ、すまない!少し強めに押さえてしまった」
アリスはアンネにそう謝ると、クロウ達の方を向き直り言った。
「クロウ!さっき私たちが話していた場所の近くに生えていた楕円型で赤い実の付いた植物があったはずだ!その木の実だけをできるだけ多くとってきてくれ、大至急だ!」
その声を聴くや否や、クロウは身をひるがえし、迷わず家を飛び出した。先ほど話していた場所まで戻ると、確かに赤い木の実が付いた植物が自生している場所があった。クロウは急いで駆け寄ると、できるだけ早く木の実を集めて、家へと戻った。
「とってきたぞ!こんくらいの量で十分か?」
「十分だ、それじゃあその木の実を洗って、そこのすり鉢で潰してくれ」
クロウの手のひらいっぱいにある実を見てアリスはそう答えた。クロウはすぐさま実を洗い、すり鉢でつぶした。力仕事はクロウの得意分野であったためか、一瞬で木の実をペースト状にすることが出来た。
クロウの潰した実をアリスは確認すると、沸いたばかりのお湯にそのペースト状となった木の実を入れた。そして、一分ほど待つと、アンネのもとへ近づいて、彼女の体を起こし、その液体を飲ませ始めた。
「ゆっくりでいいから、これを飲むんだ。熱いから気を付けるんだ」
その液体をすべてアンネが飲み終わるころには、彼女は先ほどよりもはるかに落ち着いたようであった。アリスは再び彼女を横たわらせ、声をかけた。
「もうすぐ医術士が来るようだから、それまではできるだけ意識的に呼吸をするようにするといいよ」
そう声をかけられたアンネはうなずくと、まだうまくしゃべることが出来ないのか、少しかすれた声でありがとうと言った。その様子を見ていたリュカは一安心と言った様子で、胸をなでおろしていた。
「アリスちゃん、本当にありがとう。君がいなかったらと思うとぞっとするよ。それにしても、あんな雑草がどうして効いたのか聞いてもいいかね?」
「あぁ、あの植物はドロールと言ってだね、抗炎症作用があるんだよ。彼女の容態を見て、十中八九のどの腫れのせいで呼吸があまりできなくなっていることがあの苦しみ様の原因だとわかったからね。あの木の実を摂取させることで一時的に腫れをひかせたというわけさ。ただ、あくまで一時的な応急手当だ、ちゃんとした医術士に見せたほうがいい」
アリスはリュカの問いにそう答えたあと、ふーっと息を吐きだした。見ると、おでこに玉のような汗が数滴ついている。冷静そうに見えたが、その実かなり緊張していたようであった。
その2,30分後、村に医術士が訪れ、誰かに事態を聞いたのか、小走りでアンネの家へ入ってきた。そして、アンネの様子を見て
「あぁ、良かった。どうやら大丈夫だったようですね。・・・おや、なるほど。ドロールを摂取させたんですね」
そう言った。流石、医術士というべきか、その場に転がっていたドロールのみを見ただけでおおよその状況を察したらしい。アリスが対処したことを聞くと
「素晴らしいですね!帝国でもドロールの正式な使用用途を知っているものは多くないというのに。どこかで医術を学ばれていたんですか?」
「・・・ただ、本でたまたま読んだことがあっただけだよ。それよりも、彼女の様子を見てやってくれ、できたのは炎症の応急処置だけだ。本原因の方は私じゃ対処できない」
それを聞いた医術士は、真剣そうな表情でうなずくと、アンネの診療を始めた。
「クロウ、私たちはここまでだ。こんな人数がこの部屋にいたんじゃ、彼女もゆっくり診療してもらうこともできないさ」
アリスはそういうと、クロウの手を引きアンネの家を出た。家から少し離れた木陰に座ると、クロウはアリスに笑顔で言った。
「アリス、お前ほんとうにすごいな!人ひとり救っちまうなんてさ。でもほんと良かったな、医術士の人も来てくれたし、アンネさんもこれで一安心だな」
クロウの賞賛に対しても、あまりうれしそうではなく、その表情は憂いを含んでいた。そして、少し言うべきか迷っているようであったが、意を決したのか口を開いた。
「一安心なんかじゃないさ。おそらく、アンネはこのままいくと、おそらく1週間程度で命を落とす」
0
あなたにおすすめの小説
辺境で静かに暮らしていた俺、実は竜王の末裔だったらしく気づけば国ができていた
平木明日香
ファンタジー
はるか五億四千万年前、この星は六柱の竜王によって治められていた。火・水・風・土・闇・光――それぞれの力が均衡を保ち、世界は一つの大きな生命のように静かに巡っていた。だが星の異変をきっかけに竜の力は揺らぎ、その欠片は“魂”となって新たな生命に宿る。やがて誕生した人類は文明を築き、竜の力を利用し、ついには六大陸そのものを巨大な封印装置へと変えて竜王を眠りにつかせた。
それから幾千年。
現代では六つの大国がそれぞれ封印を管理し、かろうじて世界の均衡を保っている。しかし各地で異常な魔獣が出現し、封印の揺らぎが噂されはじめていた。
そんな世界を気ままに旅する青年がいる。名はブラック・ドラグニル。三年前からハンターとして魔獣を討伐し、その肉を味わいながら各地を渡り歩く放浪者だ。規格外の実力を持ちながら名誉や地位には興味がなく、ただ「世界のうまいものを食べ尽くす」ことを楽しみに生きている。
ある日、光の王国ルミナリア近郊で王女ユリアナが大型魔獣に襲われる事件が起きる。死を覚悟した騎士団の前に現れたブラックは、その怪物をわずか数十秒で討ち倒す。彼にとっては雑魚同然だったが、その圧倒的な強さは王国中に知れ渡る。王女は自由に生きる彼の姿に心を奪われるが、ブラックは次の目的地へ向かう計画を練るばかり。
だが彼自身はまだ知らない。
自らが竜族の末裔であり、世界を再び“統合”へ導く鍵となる存在であることを。
竜の封印が揺らぐとき、自由を愛する青年は世界の命運を左右する選択を迫られる。
これは、竜の記憶と人の魂が交錯する壮大なファンタジー叙事譚である。
妻からの手紙~18年の後悔を添えて~
Mio
ファンタジー
妻から手紙が来た。
妻が死んで18年目の今日。
息子の誕生日。
「お誕生日おめでとう、ルカ!愛してるわ。エミリア・シェラード」
息子は…17年前に死んだ。
手紙はもう一通あった。
俺はその手紙を読んで、一生分の後悔をした。
------------------------------
神々の愛し子って何したらいいの?とりあえずのんびり過ごします
夜明シスカ
ファンタジー
アリュールという世界の中にある一国。
アール国で国の端っこの海に面した田舎領地に神々の寵愛を受けし者として生を受けた子。
いわゆる"神々の愛し子"というもの。
神々の寵愛を受けているというからには、大事にしましょうね。
そういうことだ。
そう、大事にしていれば国も繁栄するだけ。
簡単でしょう?
えぇ、なんなら周りも巻き込んでみーんな幸せになりませんか??
−−−−−−
新連載始まりました。
私としては初の挑戦になる内容のため、至らぬところもあると思いますが、温めで見守って下さいませ。
会話の「」前に人物の名称入れてみることにしました。
余計読みにくいかなぁ?と思いつつ。
会話がわからない!となるよりは・・
試みですね。
誤字・脱字・文章修正 随時行います。
短編タグが長編に変更になることがございます。
*タイトルの「神々の寵愛者」→「神々の愛し子」に変更しました。
莫大な遺産を相続したら異世界でスローライフを楽しむ
翔千
ファンタジー
小鳥遊 紅音は働く28歳OL
十八歳の時に両親を事故で亡くし、引き取り手がなく天涯孤独に。
高校卒業後就職し、仕事に明け暮れる日々。
そんなある日、1人の弁護士が紅音の元を訪ねて来た。
要件は、紅音の母方の曾祖叔父が亡くなったと言うものだった。
曾祖叔父は若い頃に単身外国で会社を立ち上げ生涯独身を貫いき、血縁者が紅音だけだと知り、曾祖叔父の遺産を一部を紅音に譲ると遺言を遺した。
その額なんと、50億円。
あまりの巨額に驚くがなんとか手続きを終える事が出来たが、巨額な遺産の事を何処からか聞きつけ、金の無心に来る輩が次々に紅音の元を訪れ、疲弊した紅音は、誰も知らない土地で一人暮らしをすると決意。
だが、引っ越しを決めた直後、突然、異世界に召喚されてしまった。
だが、持っていた遺産はそのまま異世界でも使えたので、遺産を使って、スローライフを楽しむことにしました。
幽閉王女と指輪の精霊~嫁いだら幽閉された!餓死する前に脱出したい!~
二階堂吉乃
恋愛
同盟国へ嫁いだヴァイオレット姫。夫である王太子は初夜に現れなかった。たった1人幽閉される姫。やがて貧しい食事すら届かなくなる。長い幽閉の末、死にかけた彼女を救ったのは、家宝の指輪だった。
1年後。同盟国を訪れたヴァイオレットの従兄が彼女を発見する。忘れられた牢獄には姫のミイラがあった。激怒した従兄は同盟を破棄してしまう。
一方、下町に代書業で身を立てる美少女がいた。ヴィーと名を偽ったヴァイオレットは指輪の精霊と助けあいながら暮らしていた。そこへ元夫?である王太子が視察に来る。彼は下町を案内してくれたヴィーに恋をしてしまう…。
悪役令嬢になるのも面倒なので、冒険にでかけます
綾月百花
ファンタジー
リリーには幼い頃に決められた王子の婚約者がいたが、その婚約者の誕生日パーティーで婚約者はミーネと入場し挨拶して歩きファーストダンスまで踊る始末。国王と王妃に謝られ、贈り物も準備されていると宥められるが、その贈り物のドレスまでミーネが着ていた。リリーは怒ってワインボトルを持ち、美しいドレスをワイン色に染め上げるが、ミーネもリリーのドレスの裾を踏みつけ、ワインボトルからボトボトと頭から濡らされた。相手は子爵令嬢、リリーは伯爵令嬢、位の違いに国王も黙ってはいられない。婚約者はそれでも、リリーの肩を持たず、リリーは国王に婚約破棄をして欲しいと直訴する。それ受け入れられ、リリーは清々した。婚約破棄が完全に決まった後、リリーは深夜に家を飛び出し笛を吹く。会いたかったビエントに会えた。過ごすうちもっと好きになる。必死で練習した飛行魔法とささやかな攻撃魔法を身につけ、リリーは今度は自分からビエントに会いに行こうと家出をして旅を始めた。旅の途中の魔物の森で魔物に襲われ、リリーは自分の未熟さに気付き、国営の騎士団に入り、魔物狩りを始めた。最終目的はダンジョンの攻略。悪役令嬢と魔物退治、ダンジョン攻略等を混ぜてみました。メインはリリーが王妃になるまでのシンデレラストーリーです。
夫と息子に邪険にされたので王太子妃の座を譲ります~死に戻ってから溺愛されても今更遅い
青の雀
恋愛
夫婦喧嘩の末に置き去りにされた妻は、旦那が若い愛人とイチャついている間に盗賊に襲われ、命を落とした。
神様の温情により、10日間だけこの世に戻った妻と護衛の騎士は、その10日間の間に心残りを処分する。それは、娘の行く末と……もし、来世があるならば、今度は政略といえども夫以外の人の妻になるということ。
もう二度と夫と出会いたくない彼女は、彼女を蔑ろにしてきた息子とも縁を切ることを決意する。
生まれかわった妻は、新しい人生を強く生きることを決意。
過去世と同じ轍を踏みたくない……
ユーザ登録のメリット
- 毎日¥0対象作品が毎日1話無料!
- お気に入り登録で最新話を見逃さない!
- しおり機能で小説の続きが読みやすい!
1~3分で完了!
無料でユーザ登録する
すでにユーザの方はログイン
閉じる