【月影録】 ー新選組江戸支部ー

愛希

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第一章

朝靄に溶ける剣と想い

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 白く煙るような吐息が、ゆっくりと朝の空気に溶けていく。
 踏み固められた土の上に、かすかな霜の名残がきらりと光っていた。

 香月道場の広い庭には、朝靄がまだ薄く漂い、冬の訪れを告げる冷気が満ちている。十一月下旬の朝。吐く息が白くなるほどの寒さだったが、その中にあっても、三十名ほどの弟子たちは稽古着姿で整然と列を成し、背筋を伸ばして立っていた。

 香月流の新たな門出──
 今日が、正式な稽古始めである。

 列の中には、天城朔也、御影直熙、桐原篤哉の姿もあった。
 名のある家の出自や、それぞれの立場を持つ者たちでありながら、誰一人として特別扱いを受けることなく、他の門弟と同じ位置に立っている。ただ前を見据え、己の内に意識を沈めていた。

 やがて、悠臣が静かに一歩前へ進み出る。

 その動きだけで、庭の空気がわずかに変わった。
 ざわめきの名残が消え、視線が自然と一点に集まる。

「本日より、香月流の教えをもって、この道場は“心を鍛える場”とする」

 凛とした声が、冷えた朝の空に澄み渡る。
 言葉は決して強くはないが、確かな芯を伴っていた。

「我らが剣は、人を斬るための剣ではない。生きることと向き合うための、志の剣だ」

 弟子たちの中に、小さなざわめきが走る。
 剣術とは力を競い、技を磨くもの──そう信じて集った者にとって、「志」という言葉は抽象的で、掴みどころのないものに思えたかもしれない。

 だが悠臣は、その反応を責めることなく、穏やかな眼差しのまま言葉を継いだ。

「まずは、立つことから始めよう」

 その合図と同時に、列の一人がすっと前に出る。
 朔也だった。

 無駄のない動きで姿勢を正し、腹の底から声を張る。

「構えっ!」

 一斉に木刀が上がる。
 乾いた音が重なり、庭の空気がぴんと張り詰めた。

 動きは揃っているようで、どこかぎこちない。
 力が入りすぎる者、足元が定まらない者、視線が泳ぐ者──未熟さは隠しようがない。だがその一つひとつが、今まさに始まったばかりの“初心”の証でもあった。

 悠臣は列の間をゆっくりと歩きながら、一人ひとりの構えを見ていく。

「力むな。相手を斬るためではない。己の心を、いまここに正すための構えだ」

 その声は、教えというよりも静かな問いかけに近かった。
 剣の形ではなく、剣に向き合う姿勢そのものを、弟子たちに突きつける言葉。

 列に並ぶ朔也も、直熙も、篤哉も──
 誰一人として気を抜くことなく、その言葉を胸に受け止めていた。自分の呼吸、手の位置、足裏の感覚。剣よりもまず、自身の内側と向き合う時間。

「次──呼吸を整える」

 悠臣の指示に、御影がわずかに表情を和らげ、声を出す。

「一、二、三──。香月流はまず“息を合わせる”ところから、ですね」

 その柔らかな口調に、張り詰めていた空気がほんの少し緩む。
 弟子たちの肩から力が抜け、微かな笑みが浮かぶ者もいた。

 その横で、篤哉が小さく呟く。

「……なんや、まだ三やのに、気合いだけで体が硬うなるわ」

「声は出しても、足は止めないでくださいよ、桐原さん」

 直熙が苦笑混じりに返し、朔也が短く「静かに」と添える。
 そのやり取りすらも、稽古の一部のように、自然と列が整っていった。

 ──そんな稽古場を、少し離れた縁側の柱影から見守っている者たちがいた。

 旅支度を整えた近藤勇、土方歳三、沖田総司、伊庭八郎の四人である。
 道中着の裾を軽く払って腰を下ろし、出立を前に「もうしばらく」と、静かに稽古の様子へ目を向けていた。

「いやあ……惜しかったなあ。俺も混ざりたかったぜ、あの稽古」

 腕を組み、真剣な眼差しで庭を見つめながら、近藤がぽつりと零す。

 それに土方が、呆れたように眉を寄せた。

「そう言って、選別の最後まで居座っただろ。結局、帰るタイミングを逃したじゃねえか。……もう一生、武州に帰れなくなるぞ」

「……む」

 近藤は口を尖らせ、言葉を飲み込む。

 そこへ沖田が、涼しげな笑みを浮かべて口を挟んだ。

「昨日の近藤さんのはしゃぎっぷりじゃ、もう一泊どころか、このまま住み着くんじゃないかって、本気で心配しましたよ」

「なっ、違うっ! あ、あれはだな……っ」

 近藤は慌てて手を振り、歯切れの悪い弁明を始める。

「……あいつらが騒いでたから、叱ってやろうと思っただけだ。それなのに、ぬるい遊びをしてたから……つい……な……」

 土方と沖田は一瞬視線を交わし、揃って肩を竦める。

「まあ、近藤さんらしいです。何事にも真剣に、ですから」

 伊庭が穏やかに微笑みながら呟くと、その場に柔らかな空気が流れた。

 そのとき──

 縁側の奥、障子の向こうから、ふと優しい気配が忍び寄った。

「……皆さま、行きのお仕度はお済みでしょうか?」

 透き通るような声が、冬の朝にそっと溶け込む。
 声とともに現れたのは、香月家の令嬢・美織だった。

 白の袴に薄紅の羽織を重ねた立ち姿は、朝の光にふわりと映えている。
 かすかに漂う練り香の香りが、彼女の歩みに寄り添うように漂った。
 手にした風呂敷包みは、小ぶりで丁寧に結ばれ、まるでその心遣いのすべてを象徴するようだった。

「道中、お立ち寄りになれる場所も限られるかと存じますので……お口に合うかは分かりませんが、拙いながらも真心を込めて、お弁当を拵えました」

 深く一礼するその姿は、控えめながらも芯の通った優美さを宿していた。

 美織の言葉に、縁側に座していた男たち──近藤、土方、沖田、伊庭の四人が一斉に顔を上げた。

「おおっ、そりゃありがてぇ!」

 近藤が真っ先に声を上げて立ち上がり、にこにこと風呂敷包みを受け取る。
 大きな手に収まった包みを愛おしげに見つめながら、何度も頷いた。

「いやぁ……嬉しいねぇ。ほんとに香月家のお嬢さんは、気が利く!」

「私までいただいていいんですか?お気を遣わせて…でも、嬉しいです。」

 伊庭も穏やかな笑みで受け取りながら、丁寧に頭を下げる。

 沖田は、風呂敷を軽く持ち上げながら首を傾げた。

「包みも綺麗ですねぇ。俺もすぐそこなんですが、ちゃっかりいただいちゃいますよ。中身は……ふふ、昼が待ち遠しいなあ。平助に自慢しよ」

 そして──

 美織は最後に、静かに土方のもとへと歩み寄る。

「土方さま、こちらを……」

 手渡された風呂敷を、土方は両手で受け取った。
 ぎこちないが誠実なその動作に、美織の胸がふと高鳴る。

「……ありがとよ。気を遣わせたな」

 低く落ち着いた声。それだけの短い言葉。

 だが、美織は小さく息を吸い、顔をそっと上げた。
 頬にやわらかな朱が差し、睫毛がわずかに揺れる。

「……お会いできて、嬉しゅうございました」

 静かに咲いたような微笑が、凛とした面持ちにやわらかく花を添える。

 土方の視線が一瞬だけ柔らいだが、それに気づかれまいとするように目を逸らし、咳払いをひとつ。

「……気をつけて過ごせ」

 淡々とした声でそう添えるのみだった。

 けれど、美織はその言葉だけで十分だった。
 心からの笑みを浮かべ、深々と頭を下げる。

 四人に弁当が行き渡った縁側には、仄かな温もりが満ちていた。
 朝靄のなかに差し込む日差しが、美織の立ち姿を柔らかく照らす。

 その横顔には、武家の令嬢としての誇りと、年頃の娘らしい可憐な情感が、静かに息づいていた。

 美織は名残惜しそうに一礼し、再び四人に向き直る。

「……どうか、道中お気をつけて」

 その声に、土方がふと顔を上げる。

 ほんのわずか、彼の瞳に何かがよぎった。

「……部屋の香。あれは……お前が調合したのか?」

 不意に投げかけられたその問いに、美織の瞳が驚きに見開かれる。
 すぐに控えめな声で返す。

「……はい。粗末なものではありますが、気の巡りを整える香を、少しだけ……」

 その答えに、土方は短く、けれど確かに頷いた。

「……悪くはなかった」

 ただ、それだけ。

 だが、美織の胸には、それ以上の言葉より深く響いていた。
 ぱっと花が咲くようにその瞳が輝き、頬にあたたかな色が差す。

「……まぁ。土方さまに、そんなふうに仰っていただけるなんて……とても、嬉しゅうございます」

 言葉を選びながらも、喜びを隠しきれない笑み。
 その笑顔には、凛とした令嬢の気品と、年相応の愛らしさが溶け合っていた。

 一礼ののち、美織は名残惜しげにその場を下がっていく。

 土方は無言のまま、去りゆく背をじっと見つめていた。

 朝の光が、彼女の髪と袂を、やさしく金色に染めてゆく。

 ──傍らで、近藤と伊庭は稽古場に視線を向けたまま、静かにその様子を見守っていた。

 だが、その静寂の中で──

「……まったく」

 ひとり、呆れたようにため息を漏らしたのは沖田だった。

 ひょいと土方の隣へ身を寄せ、声を潜めて囁く。

「もっと他に、言うことがあるでしょうに。……縁談、もう三件来てるんですよ」

「……は?」

「いや、俺は驚きませんけどね。あれだけ出来たお嬢さんなら、十件くらい来ても不思議じゃない」

 肩をすくめながら、沖田はちらりと土方を一瞥する。

「それに──あの人、土方さんに気がありますよ」

 低く、はっきりと告げられたその言葉に、土方の眉がぴくりと動いた。

 わずか一拍の沈黙。

 そして、唇を引き結ぶように吐き出す。

「……うるせぇ。身の程は弁えてる」

 その声には、珍しく感情が滲んでいた。

「身分も、年齢も、何もかも……俺とあいつじゃ違いすぎる。それに──」

 ひと呼吸。目を伏せ、低く続ける。

「……恋愛だのなんだの、くだらねぇ感情はねぇよ」

 言い切る声音は冷静だった。
 けれど、その瞳の奥にかすかな緊張が宿っていたのを、沖田は見逃さなかった。

「……ふうん」

 沖田は静かに微笑を浮かべ、再び稽古場へと目を向けた。

 ──美織が去ったあとの縁側に、静かな風がそっと吹き抜けていた。

 残された空気には、ほのかに甘やかな香が漂い、誰も言葉を発さぬまま、その余韻にしばし身を委ねていた。

 土方は膝元に置いた風呂敷包みに目を落とすと、ほんの一瞥だけを与え、そのまま何も言わずそっと脇に置く。
 どこか落ち着かない仕草だったが、それを誰も咎める者はいない。

「……ったく、硬いんだから」

 沖田が小さく肩をすくめ、苦笑を漏らす。だがそれ以上は何も言わず、静かに庭の方へと視線を戻した。

 その先では──
 朝の斜光を浴びながら、道場の弟子たちがひたむきに木刀を振るい続けていた。

「──構え、直れ!」

 朔也の凛と澄んだ声が、冬の空気を切り裂くように響く。
 列をなした弟子たちは、一糸乱れず木刀を引き、静かに深い呼吸を揃える。

 その一連の動作に、寒さをものともしない緊張感と、確かな“熱”が宿っていた。

「……見事なものだな」

 ぽつりと声を漏らしたのは伊庭だった。
 彼のまなざしは、稽古場の中央──悠臣の姿を捉えている。

 弟子たち一人ひとりの所作に目を配り、言葉少なに、確かな眼差しで導いていく姿には、厳しさよりも深い慈しみが滲んでいた。

「鍛えるだけじゃない。あの人の剣は……導いている」

「そうだな。ああいう稽古ができる道場主ってのは、そうはいねぇ」

 近藤が腕を組み、ふっと口元を緩める。

「剣の型だけじゃねえ、“心”を教えてるんだな。……あの弟子たちの顔つき、もう違ってるぜ」

 その言葉に、土方も視線を上げた。

 朔也の傍では、直熙が微笑を浮かべながら列の乱れを正していた。
 篤哉が何かを言えば、冗談めかして肩を小突く様子も遠目に映る。

 そのやりとりには、仲間を思いやる空気が確かにあった。

「……なあ、土方」

 近藤が声を潜め、静かに呟く。

「この道場……俺ぁ、ちょっと惚れちまったかもしれねぇ」

「……ああ。無理もねえな」

 土方はゆっくりと目を細め、応じる。

「……何かが、育ってる」

 それは剣技でもなければ、名誉や栄達を求めるものでもない。
 ただ、誰かのために剣を振るう“志”──その小さな種が、確かにここに芽吹いているのだ。

 弟子たちの動きには、力ではなく“誠実さ”が宿っていた。

「……惜しいな」

 ぽつりと伊庭が呟く。

「もう少し……いや、あと半年でも早く出会えていたら、俺たちの何かも変わっていたかもしれない」

「──それは、言いっこなしでしょ」

 沖田がひょいと身を乗り出し、悪戯っぽく笑う。

「俺たちは俺たちの道を行く。……でも、縁があればまた交わるさ。剣が繋いだ縁なら、なおさらね」

「……だな」

 近藤が豪快に笑いながらも、どこか柔らかな声音で頷いた。

「その時はまた混ぜてもらおうぜ。香月流の稽古に」

 四人の視線が、自然と稽古場へと戻る。

 朝の光のなかで、木刀が軌跡を描き、気合が凛と空を裂いていく。
 その光景に、彼らそれぞれの胸の内に、ひとつずつ静かな火が灯っていた。

 ──冬の朝。

 始まったばかりの小さな道場で。
 確かに今、見えぬ“志”の芽が、静かに地中に根を張り始めていた。

 ◆

 ──やがて、見送りの時が訪れた。

 門前の石畳には、冬の名残を留める冷気が薄く立ちこめている。
 そこに佇んでいたのは、一人の少女──美織の姿だった。

 白の袴に、薄紅の羽織を静かに重ねたその姿は、どこまでも凛として、香月家の令嬢にふさわしい品格を湛えている。
 けれどその指先──控えめに握られた袖口には、別れを惜しむような、かすかな揺らぎがにじんでいた。

 やがて、縁側から旅支度を整えた四人が姿を現す。
 近藤勇、土方歳三、沖田総司、そして伊庭八郎。

 美織は一歩、前へと進み出ると、丁寧に膝を折り、静かに頭を下げた。

「……このたびは、誠にありがとうございました。どうか、道中ご無事で──」

 その言葉には、凛とした口調のなかに、真心と祈りがこめられていた。

「いやいや、こちらこそだよ」

 近藤が真っ先に頷き、快活な声で笑みを返す。

「こんなに温かく迎えてもらって、身も心もすっかりほぐれた。ありがたいかぎりだ」

「次に来るときは、ぜひ稽古場に混ぜてくださいね」

 沖田もにこやかに笑いながら続ける。

「……俺、基礎から鍛え直されるかもしれませんが」

 冗談めいた言葉に場の空気がやわらぎ、伊庭は無言で一礼し、穏やかな目で深く頭を下げた。

 ──そのときだった。

 背後から、草履の音が小さく近づいてくる。

「……遅くなりました」

 穏やかな声とともに現れたのは、道着姿のままの悠臣だった。
 額にはわずかに汗がにじみ、左手には木刀を携えている。

「稽古の区切りをつけるのに少しかかってしまって……どうしても、きちんとご挨拶をしたくて」

 そう言って、悠臣は近藤たちの前に立ち、礼を取る。

「短い時間ではありましたが、皆さまが稽古場に残してくださった言葉も姿勢も、弟子たちにとって貴重な糧となりました。本当に、ありがとうございました」

 そのまなざしはまっすぐで、どこか晴れやかな決意が込められていた。

「俺たちのほうこそ、学ばせてもらったよ」

 近藤が柔らかく笑い、土方と沖田も小さく頷く。

「悠臣殿、また剣を交える日を楽しみにしております」

 伊庭の言葉に、悠臣は静かに微笑んで「光栄です」と応じた。

 ──そして、美織はそっと懐から小さな香袋を取り出す。

 両の手で大切に包むように差し出されたその包みは、繊細な絹布にくるまれ、ふわりと落ち着いた香を漂わせていた。

「……土方さま。こちらを、お持ちくださいませ」

 その声音は柔らかく、けれど芯の通った確かな響きを帯びていた。

 土方は、一瞬、目を瞬かせる。

 ほのかに立ち上る香が、凛とした冬の空気にやさしく溶けていく。
 その香りは、彼女の中で静かに育まれてきた想いのかたち──言葉にしきれぬものを、そっと託す贈り物だった。

「……俺に、か?」

 低く漏れた声には、驚きと、わずかな戸惑いが混じっていた。

 美織は視線を伏せながらも、しっかりと頷く。

「はい。土方さまのために、香を調えてみました。
 お気に召すかは分かりませんが……旅の空の下でも、少しでも、心が和らぐひとときがあればと──」

 土方はしばし黙したまま香袋を見つめ、やがて、不器用ながらも真っ直ぐな手つきで、それをそっと受け取った。

「……ありがとよ」

 短く、素っ気ない言葉。
 だがその声音の奥には、確かにやわらかな温度が宿っていた。

 その様子を見ていた近藤・沖田・伊庭──そして遅れて合流した悠臣もまた、互いに目を交わし、何も言わずに静かに微笑を浮かべていた。

 それは、言葉より深いやさしさで、その場の空気を包み込んでいた。

 やがて、四人はゆっくりと門の外へと歩き出す。
 土方の手には、美織が渡した香袋が、しっかりと握られていた。

 美織はその場に静かに立ち尽くし、背筋を伸ばして深く礼をする。

「……どうか、どうか……ご武運を」

 声に出さずとも、胸の奥から湧き上がる祈りは、その所作にしっかりと宿っていた。

 その傍らに立つ悠臣もまた、四人の背に向かって深く頭を下げる。静かに、思いを込めて。

 薄紅の羽織と道着の袖が、冬の朝風にそっと揺れる。

 彼女の視線は、四人の背が完全に見えなくなるまで、一瞬たりとも逸れることはなかった──
 まるで、心のどこかを静かに託すように。
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