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追いかける手
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この話は友人と私の、怖い話です。
夜、友人は仕事から帰りすぐに布団で寝てしまったそうです。しばらくすると耳の奥からチェーンソーの音が聞こえその音が次第に近づいてくる為、目を開けてみると人の右手が目の前にあったそうです。友人は驚き、掛け布団を思いっきり投げてしまったそうです。その後は恐怖のあまり冷や汗をかいたけど、きっと寝ぼけてたんだなと最初は私に笑って話していました。
それからしばらくして友人から電話がかかってきたのですが、様子がおかしくただひたすらに
「早く、早く来てくれ。もうダメだこのままじゃ俺おかしくなる。」と言って電話を切ってしまいました。私は急いで友人が住むアパートに向かいました。そして、友人の居る部屋に入ると夜なのに電気もつけず部屋の隅に居る友人を見つけました。部屋の中はキレイ好きの友人からは想像できない位ゴミだらけで、しばらく外に出てない感じでした。友人に「どうした?」と私が問うと友人は窓を指差し
「前話したろ?寝てるときに手が俺の目の前に出てきたって。見ろよそこにその手のひらがいっぱい居るんだよ」私は恐る恐る友人の指差す窓を見てみました。そこには手が居るのではなく手形が窓にびっしりとあるだけでした。最初は驚いたのですがきっと、私を驚かそうとしているのだと思い「止めてよ」と笑いながらその手形を、消しにいきました。すると外から手がバンッと平手で窓を叩いてきたのです。私は心臓が止まると思うくらいに驚き、腰を抜かしました。友人の方を見ると耳を塞ぎ丸まってただ怯えていました。私が勇気を出して床を這いずりながら窓に手を伸ばし未だに音のする窓を開けると音はピタリと止みました。私は安堵感からかその場で寝てしまったそうで、次の日に友人に起こしてもらいました。
その後友人は私の住んでるアパートにしばらく住まわして引っ越し準備をさせました。あれは夢、あれは夢と言い聞かして。
因みに友人の住む部屋の階は13階でした。
夜、友人は仕事から帰りすぐに布団で寝てしまったそうです。しばらくすると耳の奥からチェーンソーの音が聞こえその音が次第に近づいてくる為、目を開けてみると人の右手が目の前にあったそうです。友人は驚き、掛け布団を思いっきり投げてしまったそうです。その後は恐怖のあまり冷や汗をかいたけど、きっと寝ぼけてたんだなと最初は私に笑って話していました。
それからしばらくして友人から電話がかかってきたのですが、様子がおかしくただひたすらに
「早く、早く来てくれ。もうダメだこのままじゃ俺おかしくなる。」と言って電話を切ってしまいました。私は急いで友人が住むアパートに向かいました。そして、友人の居る部屋に入ると夜なのに電気もつけず部屋の隅に居る友人を見つけました。部屋の中はキレイ好きの友人からは想像できない位ゴミだらけで、しばらく外に出てない感じでした。友人に「どうした?」と私が問うと友人は窓を指差し
「前話したろ?寝てるときに手が俺の目の前に出てきたって。見ろよそこにその手のひらがいっぱい居るんだよ」私は恐る恐る友人の指差す窓を見てみました。そこには手が居るのではなく手形が窓にびっしりとあるだけでした。最初は驚いたのですがきっと、私を驚かそうとしているのだと思い「止めてよ」と笑いながらその手形を、消しにいきました。すると外から手がバンッと平手で窓を叩いてきたのです。私は心臓が止まると思うくらいに驚き、腰を抜かしました。友人の方を見ると耳を塞ぎ丸まってただ怯えていました。私が勇気を出して床を這いずりながら窓に手を伸ばし未だに音のする窓を開けると音はピタリと止みました。私は安堵感からかその場で寝てしまったそうで、次の日に友人に起こしてもらいました。
その後友人は私の住んでるアパートにしばらく住まわして引っ越し準備をさせました。あれは夢、あれは夢と言い聞かして。
因みに友人の住む部屋の階は13階でした。
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