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音の部屋
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これは、私の友人の兄のお話です。
友人の兄は音楽関係の仕事に就いるらしく、ずっと部屋からは音が絶え間なく聞こえてきました。友人は「うるさくて、ごめんね。」と申し訳なさそうにするのですが私はむしろ音楽が大好きなので嬉しかったくらいです。ある日友人の家に泊まることになりご飯なども厄介になったのですが友人のお兄さんはご飯を食べるときも、部屋の音を消さないでいました。友人のご両親にも怒られていたのですが、何故かそれでも音を止めることはありませんでした。それは夜もそうでした。私は友人の部屋で寝ることになっていたのですが隣から聞こえる音楽の音で中々眠れませんでした。それに気づいた友人が「一緒に言いに行こ」と私を連れて友人のお兄さんのもとに行きました、お兄さんはベットで何かに怯えるように布団にくるまり寝ていました。そして友人がそっとお兄さんの布団を叩きました。するとお兄さんは「うわっ!」と大きな声で驚き私たちの方を見ました。そして
「どうした?なんか用でもあるのか?」と聞いてきました。友人は音を止めろと怒り始めたのですが、何故か兄は断固拒否。呆れた友人は私を連れて部屋へ戻りました。
友人が寝た頃私は一人でお兄さんの元へ行きました。ドアをノックするとお兄さんが部屋から出てきました。そして私はお兄さんに「どうして音を止めないか理由だけ聞かしてください。」と言いました。するとお兄さんは
「この部屋にしばらく一緒に居ればわかるけど、どうする?怖い思いをするかもよ?」と言ってきたので「平気です」と言い、私は部屋に入れてもらいました。するとお兄さんは音を止めて
「もうそろそろだ、怖かったらすぐに言って。」と私の側で言いました。すると遠くの方から何かをぶつぶつと言っている声が聞こえてくるのです。お兄さんが
「聞こえないフリして、絶対だよ。」そういうと声が段々と近づいてきて私の耳元で「聞こえてんだろ?振り向けよ!」と知らない男の声が聞こえました。私は怖くなりお兄さんの方を向くとお兄さんは音楽を流し始めました。するとその音は次第に聞こえなくなり音楽だけが部屋に流れていました。
「これが理由さ、怖くて怖くて仕方ないんだ。」私は「いつから男の人の声が聞こえるようになったんですか?」と問うと
「男の人?女の人の声じゃなかった?何時も振り向くなって言ってくるんだけど. . .さっきもそうだったよ?」この発言で私は友人の家に行かなくなってしまいました。
私にだけ剥いた牙。
友人の兄は音楽関係の仕事に就いるらしく、ずっと部屋からは音が絶え間なく聞こえてきました。友人は「うるさくて、ごめんね。」と申し訳なさそうにするのですが私はむしろ音楽が大好きなので嬉しかったくらいです。ある日友人の家に泊まることになりご飯なども厄介になったのですが友人のお兄さんはご飯を食べるときも、部屋の音を消さないでいました。友人のご両親にも怒られていたのですが、何故かそれでも音を止めることはありませんでした。それは夜もそうでした。私は友人の部屋で寝ることになっていたのですが隣から聞こえる音楽の音で中々眠れませんでした。それに気づいた友人が「一緒に言いに行こ」と私を連れて友人のお兄さんのもとに行きました、お兄さんはベットで何かに怯えるように布団にくるまり寝ていました。そして友人がそっとお兄さんの布団を叩きました。するとお兄さんは「うわっ!」と大きな声で驚き私たちの方を見ました。そして
「どうした?なんか用でもあるのか?」と聞いてきました。友人は音を止めろと怒り始めたのですが、何故か兄は断固拒否。呆れた友人は私を連れて部屋へ戻りました。
友人が寝た頃私は一人でお兄さんの元へ行きました。ドアをノックするとお兄さんが部屋から出てきました。そして私はお兄さんに「どうして音を止めないか理由だけ聞かしてください。」と言いました。するとお兄さんは
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「もうそろそろだ、怖かったらすぐに言って。」と私の側で言いました。すると遠くの方から何かをぶつぶつと言っている声が聞こえてくるのです。お兄さんが
「聞こえないフリして、絶対だよ。」そういうと声が段々と近づいてきて私の耳元で「聞こえてんだろ?振り向けよ!」と知らない男の声が聞こえました。私は怖くなりお兄さんの方を向くとお兄さんは音楽を流し始めました。するとその音は次第に聞こえなくなり音楽だけが部屋に流れていました。
「これが理由さ、怖くて怖くて仕方ないんだ。」私は「いつから男の人の声が聞こえるようになったんですか?」と問うと
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