斧で逝く

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弓で出す

毒リンゴ 毒入り危険 食べたら死ぬで

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木曜日 朝10時 ちょいすぎ Day47
―――――――――――――――――――――――――――――――――――――
*************************************
視点変更 斎藤

五反田の会長が我が社のビルに来るらしい
社長が電話で断れば良かったんだが。。。

黒塗りの車 ロールスロイスがビルの前に止まる
そして うやうやしく運転手がドアを開ける

でたー  相変わらず首があるかないか判らない小太りの会長
ラスボス感が強い 超大手の会社 五反田の会長
そして 会長秘書と社長と社長秘書が下りてくる

会食の前だったら 本当にありがたい夢のような光景
ただ 今は違う!!
あの時と状況が違う!!
人の会社 滅茶苦茶に掻き回しやがって!
何しに着やがった感が強い!!

斎藤  :「あのー 2人って伺っていたんですが?」
会長  :「4人よ 問題ある?」
斎藤  :「あります
      我が社のような小さな会社の会議室
      余裕が無いので お二人だけでお願いします」

人数の利を相手に絶対与えないように とタケシさんが言って来た
会議室は ある 椅子もテーブルもある
けれど 長いテーブル3つ コの字型
1つを取っ払って コーヒーポット置き場に変えている
そして 長いテーブルに椅子5席 これは こっち側
そして 相手側のテーブルは少し短めで椅子が2席

会長  :「融通きかせなさい」
斎藤  :「出来ません!!」

怖くないかと言われれば怖い
でも ウチの仕事切って来た相手
ウチの夏目を馬鹿にした相手
最初に会食でうち等の椅子をとった相手
仕事を受領する理由が無い相手

アンタの為に どんだけ 苦労したと思ってんだ!!

恐怖よりも怒りの方が強い
引く理由がない

社長秘書:「おい お前! 無礼だぞ!!」
斎藤  :「何がです?」
社長秘書:「何がです? だとーー!!」
斎藤  :「イキナリ前日に連絡をする 
      そして 違う人数で現れる
      なのに相手を無礼だぞ! と宣う
      あなた 本気でそう思っているのですか?」
全員  :「。。。。。。。。。。。。。。。。。。」
斎藤  :「お二人だけでお願いします」

***数分後***
妙子さん と アタッシュケースを持ったフロアチーフだった会長秘書
そして私の3人が 受付で手続き後エレベーターに乗る
そして7階の会議室へ
部屋に入ると 弁護士の鈴木さんと社長は座っている
1人立ってコーヒーポットからコーヒーを入れているタケシさん

鈴木  :「どうも 弁護士の鈴木です」
桑原  :「どうも 社長の桑原です」

そして 名詞を渡している間 コーヒーにクリーマーを入れ
相変わらず背を向けているタケシさん
その間に 席に案内される 会長と秘書の二人

コーヒーをフーフーして軽くゴクっとしてから 振り向いて 

タケシ :「妙子さん その節は」

ここで コーヒーカップを持ったまま 相手する タケシさん

会長  :「あら あなた?」

ニコッとする タケシさん でも 目が笑ってない
うわー 
二木さんから聞いていたトチギアのスイッチが入っちゃってる

タケシ :「この部屋に来るように言われたのですが
      用件を聞いて無いのです」

これは堂々と嘘をついている
社長と 一緒に昨日話しあったし 準備してたし

会長  :「今日は あなた達に良い案件を持ってきたの?」
タケシ :「素晴らしい それは興味があります」
会長  :「前回の お土産 どうだった?」
タケシ :「ステーキのサンドイッチですか?
      ハニーマスタードとオニオンサラダは最高でしたが
      ブルーチーズは私には難しすぎます」
会長  :「単純な味がこのみだったっけ?」
タケシ :「その通りです」

うわー 
あの時のサンドイッチ タケシさんが半分にしたの正解だった

***数分後***
五反田会長秘書が書類を1人づつ手渡ししてから全員が席に座る

タケシ :「もう1部 貰えますか?」

そう言いながらテキストメッセージを送る振り
そして もう1部貰い 誰も座っていない席に置く

会長  :「誰か来る予定なの?」
タケシ :「夏目が参加 出来るならしてもらう予定なので」

そして 全員が座ってから 秘書さんが案件内容
仕事の内容と契約内容の話が始まる

基本的に仕事の契約内容
ここで タケシさんが工数に文句をつけて断るはずなのが
秘書さんの話し中 タケシさんがペラペラと どんどん資料をめくっていく

タケシ :「内容的にもウチで出来る案件ですし
      工数的にも問題なさそうですね」

これには 私と社長が共に え? と思っているが出来るだけ顔に出さない

ペラ ペラ ペラ ペラ ペラ

タケシ :「ただ この内容じゃ 受けかねます」
会長  :「あらー? 五反田と仕事したく無いの?」
タケシ :「このサービスと開発から納入まで
      。。。普通に桁 間違ってません?」

え?
そう思って タケシさんが開いているページ22を見てみる
凄い金額。。。これは多すぎなのでは?

タケシ :「こんな低い額では我が社が赤字になってしまいます
      赤字プロジェクト
      社長! 自分は受けるつもりありませんよ!」

え? この額で赤字なの?

タケシさんがハイライターでページ17の数か所をマーキングして渡してくる

会長  :「あら? そう」

とぼけた声をだしながら ページ22を見てる 会長の妙子さん

会長  :「これ プリントミスしてない?」
会長秘書:「あっ! 誠に申し訳ありません」  
会長  :「昨日捨てるように言ったじゃない」
会長秘書:「申し訳ありません
      こちらが 更新した 書類になります」

そうして 別の書類が会長秘書の手から配られる
さっそくページ22を見てみると金額が約15倍に!!
こんな 案件がとれたら 内としては凄い嬉しい!
なんてもんじゃない 途轍もなくどでかい!!!

ただ タケシさんが急に 両方の書類を1ページ目からペラペラめくり始める

会長秘書:「この金額で問題ないはず。。。ですが」

と秘書さんが説明を続ける
社長も金額が大きくて 手が震えている

ペラ ペラ ペラ ペラ ペラ

そして 

タケシ :「ごくごくごく ぷはー コーヒー沁みるー」

タケシさんが鈴木さんの紙のページ16を開いて ハイライトをする
そして 私の資料のページ16を開いてハイライトする
そして ペンで 毒リンゴ と追加

え?

そして その項目を見てみる

契約不履行の場合の内容が最初に渡された書類と書き変わっている!!
ちょっと 何これ!!!!

いわゆる 契約が期間内に達成できなかった時の
罰金の項目が追加されている
こんな 額 払えるわけがない!!

私は社長の資料にマークをつける
最初の資料から書き変わってます!! とペンで囲んでから文も添える

ペラ ペラ ペラ ペラ ペラ

そして 同じように鈴木さんの資料と私の資料にハイライター
Big No Noとペンで書いてくる
契約完了できない場合 開発費を全部返すむねが掛かれている
開発するには機材購入と工数が必要 
でも その金額分を返すのは それだけで大赤字になってしまう!!
そして それは 最初の資料に書かれていない!!
私は社長の資料にマークをつける

最初の資料から書き変わってます!! とペンで囲んでから文も添える

ペラ ペラ ペラ ペラ ペラ

そして もう1カ所 ハイライター 
鈴木さんの資料のあと 私の資料
そして 猛毒注意!!と書かれている
それは 納入の仕方。。。これ 絶対無理な奴!!
社長も最初は喜びで震えていたが 少しづつ顔が青くなる

とんだ食わせ物だ!!!

こんなの受け入れたら間違いなく我が社は潰れる

タケシ :「ごくごくごく ぷはー コーヒー沁みるー」
全員  :「。。。。。。。。。。」
タケシ :「これ 海外展開も視野に含まれているんですよね?」
会長  :「当然よ!」
タケシ :「Force Mejoreの項目が追加されているのが気になりましてね」

Force Mejore? 聞いたことのない単語

そう言って 鈴木さんの資料と私の資料の 一部をまたまたハイライト
それを見て私は社長の資料にマークをつける
うわーーーーー こんな所にも更に追加で

タケシ :「ごくごくごく ぷはー コーヒー沁みるー
      カフェインが必要です!!」

そう言ってタケシさんが立ち上がってポットまで歩いて行く
コーヒーを堂々とボトルに入れている
ただ 会長に背を向け 見えないようにスマホを操作している

タケシ :「読んだ感じどうですか? 斎藤さん」
斎藤  :「チョット厳しいですね」
タケシ :「鈴木さん?」
鈴木  :「厳しいですね」
タケシ :「社長?」
桑原  :「これは うちじゃ 無理です」
会長  :「五反田と仕事したくないっていう訳?」
桑原  :「この契約内容じゃ無理です」 

気まずい沈黙が流れる
そして それは やってきた




―――――――――――――――――――――――――――――――――――――
リファレンス ネタ元 雑記 補足 隙あらば自分語り 必要ない裏技 etc

Force Mejore
あー ロシアとヨーロッパの契約であったーー

そう言える人は国際状況のニュースを噛み締めて理解している人です

欧米のニュース それをただ単に追従した日本のニュース
バイアスがかかっているロシア側のニュース RT
そして第三者側のニュース WIONやHindustan
同じ事柄が視点変更によって 全然違う内容になってきます
怖いですねー
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