斧で逝く

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杖で擦る

角煮 エバー

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金曜日 夜7時 ちょいすぎ 自宅 Day12
―――――――――――――――――――――――――――――――――――――  

サン  :>>ちょっとなんで弟はOKで私はダメなんですか?
竹士  :>>別にダメじゃないですけどクエストやりながら
竹士  :>>グアダラハラに行きたいのです
サン  :>>今どこです?
竹士  :>>テキーラ出たあたりです

***数分後***
ゴンザ :「おっ! 姉貴 来た」
よっぴー:「こんばんわー」
エバン :「ちゃーす」
竹士  :「チョリース」
シフォン:「チョリース?」
サン  :「チョリースじゃないでしょう
      なんで弟もアルファ持ってんのよ!」
ゴンザ :「昨日 竹士さんに手伝ってもらった
      この人 何だかんだで すげーよ」
竹士  :「斎藤さん 二木さん 駆けつけ2杯です
      昨日のドロップがこれらです
      2つ選んでください」
シフォン:「おお ユニーク あと レアも
      2ついいんですか?」
竹士  :「どうぞどうぞ ほら 二木さんも選んで」
シフォン:「じゃー この盾とこの指輪 お願いします」
竹士  :「はい どうぞ
      二木さんは?」
サン  :「グローブ頂戴 
      あと 剣 ないのかーー」
竹士  :「ちょっと待ってください
      サブ垢にミュールさせてます
      今 そっちから送ります」

サブ垢から星マークが3つ付いた剣を送る
レベル35の二木さん
武器レベルは27
でも威力だけ見ると意外と強い
いらなければ売ればいいんだろうし

竹士  :「じゃー 二木さん これあげます」
サン  :「え? いいんですかーー
      って これ 滅茶苦茶強いじゃないですか!」
竹士  :「そいがーー」
サン  :「そいがーー てなんですか?」
竹士  :「新潟の方言」
シフォン:「え? 新潟ですか? 何故に新潟」
エバン :「新潟 好きなんですか?」
竹士  :「嫌いです!!
      今回の人生では2度と行くこと無いでしょう」
ゴンザ :「おー 断言した。。。何かあったんですか?」
竹士  :「新潟で有名なのって分かる?」
よっぴー:「えーと スキー場」
シフォン:「花火」
エバン :「動画配信者」
ゴンザ :「落語のオレンジの人」
サン  :「あと 柿の種」
竹士  :「その柿の種 大好きなんですよ
      オカンが毎回 買ってきて
      柿の種の辛さ そしてピーナツで中和
      口の中に旨さが残る」
シフォン:「あー 私すきです」
サン  :「私もー」
竹士  :「じゃー 高級な柿の種って知ってます?」
シフォン:「あー ピーナッツの代わりに
      カシュ―やマカダミアが入っているやつ
      ちょっと高いですよねー
サン  :「でも美味しいですよねー」
竹士  :「偶に食べると おおー てなります
      でも私が言いたいのは新潟の奴です」
エバン :「新潟の奴?」
竹士  :「元々 柿の種って 売れない あられの型を
      偶々踏ん付けて それであの形になって
      名前を あられ から柿の種にした
      そしたらバズッた商品だったはずなんですよ」
ゴンザ :「はー」
竹士  :「味が良かった訳ではなく
      形と名前でバズッた商品ですか
      なのに 元祖柿の種 って 
      本当に少量で仰々しい袋に入れたのを800円とかで
      ぼったくり価格で売ってんですよ 
      しかもナッツ無しで

      マーチのコアラの箱を振りまくって作る
      大きいチョコボールは大当たりでしたので
      柿ピー 【副ハンチョウ】の柿ボールを自作したんです
      まー あれ あまり美味しくなかったですが
      でも そこまで柿の種が好きな自分としては

      なーにが 元祖だ 此畜生!!! ぼったくりやがって!!!

      貧乏性だから そう思っちゃうんですよね
      一応 需要はあるのは理解できるんですけど」
シフォン:「え? でもそれだけですか? 
      なんか凄く嫌いって さっき言ってたの」
竹士  :「いや 盛大にやらかしました 
      旅の恥はかき捨て。。。でも あれはなーーー」
サン  :「何やったんです?」
竹士  :「いや 正確にはやらかした奴の隣だったんですけどね」
サン  :「だから 何やったんです?」
竹士  :「とりあえずクエスト消化しながら移動しましょう
      草を拾うクエスト 鉱石のクエスト
      それやりながら移動で」

皆で移動 草や鉱石を皆で拾ってくれるので
一人でやるよりは効率が良い

よっぴー:「竹士さん つづきーー」
竹士  :「だいぶ前に働いていた会社での出来事なんですけど
      アメリカのとある会社から出張でやって来た
      大物がいましてね 大手の副社長ですか
      それで 

元上司 :「タケシ 英語できるだろ? アテンド頼む」って言われて
タケシ :「俺 通訳じゃ無いんでお断りします」
元上司 :「いや 通訳会社に頼もうとしたら断って来た
      技術的な通訳できないんだってよ
      しかも相手からタケシのご指名だから」

      って事で アテンドする事になりましてね
      仕事の関係で新潟の会社に2泊3日ですか?

      ムカついたので 大物だろうが関係なしに
      残業させて仕事を1日で終わらせて
      2日目 観光したんですよ

      そしたら仕事先の人が新潟は寿司が旨いっ事で
      アメリカ人がじゃー 寿司食いたい 美味しいのって言って

      仕事先にガチでお願いして
      地元の1人1万円の予約の取れない寿司屋
      予約ねじ込んでもらいましてね

      ***次の日***
      午前中 観光して お土産屋さんで
      柿の種 ぼったくってんなーー
      うわ! おもちゃ屋さんで 【ドラゴン1】が箱入りで売ってる
      ディスクシステムもある とか
      基本的に町ブラブラですか?
      なんか有名な神社とか在ったらしいんですけど
      アメリカ人は時差と残業で
      自分も残業で
      結構つかれてたんで
      無理しないでいいかなーーーて
      お土産は結構 買ってましたね
  
      ***夕方***
      タクシーで アメリカ人と2人で寿司屋 行ったんですよ

      最初に刺身 美味しかったです
      汁物 美味しかったです
      これは アメリカ人 苦手って言ってました
      ダシの香りが少しきつかったんで
      其の後 寿司を握ってもらって 食べる度に
      
米国人 :「I like this(これ 好き!)」 
米国人 :「Not so much (これ あんまり!)」
米国人 :「Wow !  I love this (これ美味しい!!)」

      みたいに まるで子供みたいに表情をコロコロして
      言葉は通じなくてもオーバーアクションと表情で見て取れて

      まー 人の顔を伺わない感想
      大将喜んで聞いてましてね
      嬉しく感想を述べる 
      まー 周りの客も うるせーとは言わないで

客1 :「美味しいだろー!」 
客2 :「この店うまいんだよーー!」

     て共感されてましてね
     食べ続けててたんですがね

     そしてそれはやって来た



米国人 :「I like Sushi,  (寿司好き) 
      Actually, I love it, (寿司愛してる) 
      but too many fish, (でも魚ばっかりーー) 
      I want to eat some meat (肉食べたい) 」
タケシ :「あのー 大将 ダメもとで訊くけど 
      この店ってなんか 肉あります?」
大将  :「肉ですか?
      あー 角煮ありますけど」
タケシ :「コース料理中 申し訳ないんですけど
      魚が続いていて 肉食べたいらしいんで
      それ 自分も含め2皿下さい」
大将  :「はい
      おーい! 角煮 2皿―!」

      ***数分後***
      そして角煮が置かれたんですよ
      ワクワクしながら 肉キターってよろこんでましてね
      そして アメリカ人が角煮を食べたら

米国人 :「うーーーーーーーーん  おーーーーーーーー
      オーマイガー! オーマイガー!オーマイガー!オーマイガー!
      This! This! This! This! This! 
      うぉわおーーーーーーーー いぇ-ーーーーす」

      皆 何事かと客も店側も注目しましてね
      で 試しに食べてみたんですよ
      そしたら 人生で最高の角煮でした!!
      この味を毎日出せるのか?
      それとも偶々大当たりなのかは知らないですが
      ランクや格が違うではなく 桁違いの旨さでした

タケシ :「大将 この角煮 
      すんごい 美味しいじゃないですか!!!!!」

       興奮しているアメリカ人に充てられたのか
      自分も叫んじゃいましてね

大将  :「あ ありがとうございます 
      でも うち 寿司屋なんですけどね」

      そんな 大将を後目に

米国人 :「おおおーーーーー お”お”お”ーーーーーーーーーーーーー」
米国人 :そしてコクコク頷きながら 「More MORE!!!」
タケシ :「大将 申し訳ないですが
      多めのお替りを2皿下さい
      あと 寿司も引き続き お願いします」

      そしたら 周りも

客1  :「なー 大将 こっちも角煮くれー」
客2  :「こっちもーー」 
客3  :「すいませーん 角煮下さい―ーー」

      ***数分後****
客1  :「ちょっと 大将 角煮 むちゃくちゃ 旨いじゃないかー!」
客2  :「なんで こんな旨い角煮 隠してんだよーー!」
大将  :「え あの ウチ 寿司屋なんでー」
客3  :「角煮 ちょう うめ――」
客4  :「角煮 お替り―――」

      気がづいたら店の客全員 全てのテーブルで角煮が頼まれましてねー
      角煮 パーティー なんですよ
      寿司屋なのに!
      そして皆 本当に美味しそうに食べるんですよ 角煮を
      寿司屋なのに!!
      そして 美味しそうに食べてるんで 大将も文句言えないんですよ
      褒められてるの角煮で寿司じゃないのに!!!

      角煮を食べながらご飯の代わりの大将の寿司
      美味しかったんですよ

      ***20分後***
タケシ :「ふーふー ずずずずず はーーー 緑茶ー 沁みるー」

      ゆっくりお茶を飲んで 会計を終わらせて
      店を出る時に

タケシ :「ごちそうさまでしたーー」

      そしたら アメリカ人が すんごい大きい声で

米国人 :「The BEST  KAKUNI   EVERーーーーーーーーー!!!」

      手で力強い握りこぶし ガッツポーズ
      本当に角煮すきだったんですよねー
      そしたら 苦笑いしながら

大将  :「あの ウチ 寿司屋なんですけどねーー」

      あの時の 本当に微妙そうな 大将の顔が忘れられないんですよ
      まー だから 新潟 もう いいかなーーって」

サン  :「寿司屋で 寿司褒めないで角煮褒めてどうするんですか!!!」
竹士  :「いや 人生で 一番美味しかった角煮です ホロホロです」
エバン :「いや でも 寿司屋ですよね?」
竹士  :「でも 自分の隣の奴ですよ 言ったの!
      アテンドしてただけで 俺じゃないですよ?」
エバン :「それは分かるんですけど」
竹士  :「こっちも 本当に期待してなかったんですよ
      寿司屋は寿司を食べる所
      なのに 魚じゃなくて豚肉ですか?
      そこそこの角煮が出てくるんであろうと
      そしたら あの桁違いのうまさ
      しかも 地元の人もその美味しさ知らなかったらしいですし」
よっぴー:「いや でも 寿司褒めなきゃ」
竹士  :「あの 不意打ちは本当に卑怯です
      ちょっと待って下さい 場所。。。ここです この店です
      チャットにリンク貼りましたんで」
サン  :「要予約の店かー 値段1万5千になってる」
竹士  :「まー 10年前からですからインフレですかねー」
シフォン:「今度の連休
      予約して 角煮 食べに行ってみます?」
竹士  :「ほおらーーー!!
      あなただって寿司じゃなくて角煮じゃないですかーー」
シフォン:「え? いや まーーー 
      そこまで角煮が美味しいんだったらねーーー」
サン  :「ねーーーーー」
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