After story/under the snow

黒羽 雪音来

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1.2-2 始まり

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 自分に声をかけた人物の名前を聞いていなかった。
 聞くという習慣がないと言った方が正しいかもしれない。

 北の大陸では、高貴なる身分しか名前を持つことは許されない。
 産まれたときから持っている人なら貴族か王族のみ。
 それ以外なら、金で爵位を買った時。教会の役職持ちに昇格した時だ。
 名があれば、名持ちとして華々しく語り継がれる。

 一般人や、自分のような卑しい立場の人間は名を持つことなく、一生を終える。
 死後に残されるのは、生きていた時の功績のみ。

 大切な存在の記憶の中で、生きていたときと同じように愛されるのが一般人

 罵倒され嘲られ、捨てられるように忘れ去れていく、罪人のような卑しい立場。
 

 だが、自分は忘れ去られることはない。
 勇者にして罪人。この大陸の裏切り者。

 どんな言葉の刃を傷つけても許される、罰を与えても許されない存在として語られることが決められているのだ。
 歴代の中で最も愚かな勇者として。
 
 そんな大陸だから、名前を聞くという発想がなかった。
 それが大事なことだと知ったのは、声の主自ら名乗ったときだった。



 木で出来た天井が見えた。
 綺麗な鈴の音と、軽いものが運ばれていく音が聞こえた。
 殴られたように頭が痛くて、右手で押さえた。

 ・・・・・・何かがおかしい。

 そう思いながらも、頭が痛くてすぐに意識が落ちた。


 木で出来た天井が見えた。
 安い宿のような薄い木の板を敷き詰めたものではなく、聖女や同行者が好んだ、しっかりとした小ぶりの丸太の天井だ。
 
 頭の痛みは消えているが、殴られたあとによく似た、ぼんやりとした感覚しかない。

 最初に思ったのは、生き延びたのかという疑問。
 それが事実だとわかりだすと、歓喜の熱に浮かれる。

 運に見放されていない。自分は復讐をしていいのだと。
 この手で、皆殺しにしていいのだと。
 
 すぐ近くから鈴の音が重なって聞こえた。
 
 その方向に顔を向ける。
 3匹の白兎は背中をくっつけた状態で、拍手を送っている。
 頭の上から2本の角を生やした白熊が、手のひらから炎を出してポットを湧かしている。
 真っ直ぐ後ろ足で立つ黒と白の鳥のような生き物が、黄色い嘴であの鈴の音を奏でている。
 よく見てよく聞けば、兎も熊も鈴の音を奏でている。

 鳥のような生き物は初めて見たが、熊と兎も自分が知っている動物とは異なる特徴がある。
 熊が、こちらに気付いた。
 熊の反応を見て、兎と鳥もこちらを見る。  

 魔物の魔力ではない。
 弱々しい魔力だが、魔神に近い。
 視線が合って、その生き物達が敵であると気付いた。

 反射的に体を起こし、右手を前に出す。
 大気中のそれを体内に取り込んで魔力に変換し、鋭い棘の氷を作り出す。

 が、魔法が発動しない。
 否。ナーマが取り込めない。

 3体は別々の棚の後ろに隠れる。
 それでも少しだけ顔を出し、目を輝かせてこちらを見つめる。
 
「どうったどうった?」

 聞き覚えのある声に、すぐに顔を向ける。

 部屋の雰囲気に似合う、質素だが丁寧な作りの木の扉があった。
 その扉の下に、小さな扉があった。そこから1匹のコナユキ猫が入ってきた。

 じっと待っても、声の主である人間が入ってこない。

 なんとなく、コナユキ猫の方を見た。

 コナユキ猫は、にゃあという鳴き声をし、粉雪のような柔らかい白い毛を持ち、成猫であっても子猫のように小さいのが特徴だ。

 そのコナユキ猫が、器用に仁王立ちしてスプーンを持ち、マグカップの中身をかき混ぜている。
 その横で、2本の角を持つ熊がポットを傾けてお湯を注いでいる。

 マグカップから湯気が立ち上り、甘い匂いが漂ってくる。

「お。忘れてた」

 何かに気付いたかのように、コナユキ猫が人間のように言葉を話した。
 処刑場で聞いた、あの声で。

「お前さん。はちみつ平気ー?」

 本当に、人間の言葉で話した。
  
 得体の知れない不気味さに後ずさる。
 鉱山の崖から魔物がうろつく底へと突き飛ばされたように、不安定な体勢で下に引っ張られる。
 あの時とは違い、魔物ではなく床があった。背中から落ちてじんじんと痛い。そして、すぐに起き上がれない。
 自分の体ではないように、うまく動かせないのだ。

「なに楽しいことしてんの~?」

 楽しくない。と、声の主に言い返したいが、声も上手く出せなかった。


 
 伝えることは伝えた。
 
 こちらの復讐の要望を聞いて、具体的な計画を練るらしい。
 皆殺しに出来れば何でもいいと身振り手振りで伝えたら、コナユキ猫は眉間に皺を寄せた。

 コナユキ猫が質問し、こちらが動作で答える。それの繰り返し。

 コナユキ猫は、あの処刑場で会話した男の代理らしい。

 使い魔を口の代わりにして話していた大賢者がいた。
 あいつも使い魔にいろいろと手伝わせていたのを思い出し、あれと同じことをしているのかと考えれば、先程の行動も腑に落ちた。

 自分に声を掛けたのは、賢者なのだと察した。
 魔神によく似た気配のあれらも、使い魔みたいなものだろうか。

「う~ん。俺としては殺人は無しにしたいんだけどな~」

 理由を尋ねた。

「お前さんの復讐の動機からだな。名誉毀損にそんげ──噛み砕いて言えば、お前という個人を蔑ろにし、無実の罪まで着せた奴らに痛い目にあわせたいってことだろ? それなら、お前自身の身の潔白を証明しながら、聖女と同行者達の方が悪い奴らだって証拠を全大陸に知らせた方が大ダメージになる」

 動機は少し違うが、復讐が成せるなら訂正する必要はない。

 復讐の対象は北の大陸だけ。なのに全大陸に、しかも知らせるとはどういう事かと尋ねた。

「社会的制裁って奴だ。北の大陸だけじゃ権力でもみ消される。なら、東の大陸と西の大陸も巻き込めば心理的と物理的に圧力をかけてくれる。一番考えられるのは貿易の無期限停止だな。雪と寒さのせいで農業が不可能なこの大陸にとって、貿易相手の大陸から輸入できないのは痛手になるからな」

 内容の半分以上がよくわからない。 

「だが、今回はそれ以上の制裁があるかもな。お前が勇者、しかも北の魔神を単身で討伐したっていうもの大きいな。他の大陸にも勇者はいるが、そんな超弩級の成果を出した奴は一度もいない。そんな功績者を処刑したって知ったら、他の大陸は黙っていないな」

 他の大陸にも勇者がいることを初めて知った。

「これには理由があるぞ。西は裏で和解しているが、勇者と魔神は戦うのが宿命。魔神を倒した勇者がいるなら戦力として迎えたいと申し込まれるからな・・・・・・いや、確実にやるな。休みたい寝たい美味しいもの食べたい美しい景色見たいって魔神も勇者も疲れてたし・・・・・・」

 他の大陸にも魔神がいることを初めて知った。
 北の大陸とは違い、他の大陸では魔神と勇者は仲が良いのかと思った。
 だが、宿命と言っているなら仲は良くない。複雑な関係というのは伝わってきた。

「計画方針は、身の潔白を証明しながら対象の不正を暴いてリーク・・・・・・っと。喉の調子が良くなったらそっちが持ってる情報と合わせて詰めて・・・・・・いや、リハビリも兼ねて準備進めてもいいかもなぁ・・・・・・」

 コナユキ猫は、羊皮紙の上に羽ペンを走らせる。
 華麗な踊りをするように、スラスラと書いていく。
 実際に踊ってはいないが、迷いなく書かれていく黒い線が形になる光景にそう思っただけだ。

 多分、あれが文字なんだろうな。
 この大陸の現国王の血を半分引いていても、すぐに聖剣に選ばれて城にいた時間は全然なかった。
 その後の扱いは奴隷以下。文字を知る機会もなかった。言葉も発することすら許されなかった。

 今思えば、勇者というより、使い勝手の良い道具であることを求められていた。

「・・・・・・なんか、面白いことしてる俺?」

 コナユキ猫が羽ペンを止めて、困惑した顔を向ける。

 首を横に振った。無意識とはいえ、じっと見ていたらしい。

「そ、そう? ・・・・・・温かいうちに飲んだ方がいいぞ~」
 
 そう言われて、両手で包み込むように持っているそれに視線を落とす。
 質問する前に渡されたマグカップ。湯気を立たせる黄色い液体はハチミツ生姜と呼ぶらしい。
 喉にはこれが一番いいと、コナユキ猫が言っていた。


 城に招かれる前の生活で飲んでいたかもしれない。が、全然覚えていない。
 覚えている限りでは、雪を溶かしたような冷たい水。
 もしくは異臭を放つ冷たい何か。スープとか言っていた。

 それしか口にしてこなかったせいか、知らない液体を飲むことに躊躇いがあった。

 その液体に映る自分の顔に気付いた。
 ぼやけているが、顔の上半分を隠すほどの面積がある銀色の仮面を付けているのだ。
 仮面には、視界を遮らないように目の部分が開いている。もしくは薄い布を張っている。
 だが、これにはその部分がない。なのに視界がはっきりとしているという奇妙な状況だ。 

 外してみた。
 液体に映ったのは、目があった場所に宝石が埋め込まれている自分の顔だった。

 身の毛がよだつ。
 心臓が跳ね上がる。
 全身から血の気が引いた。
 
 動転してマグカップを放り出す。
 
 他の使い魔達が驚いたように、鈴のような声を鳴り響かせる。

 胃から何かがこみ上げてくる気持ち悪さに、体が丸くなる。
 何がどうなっているのかわからない。そんな言葉が真っ白になった頭の中でぐるぐると回る。
 脳裏に、処刑された時の言葉では表せない激痛を思い出す。

 最後に、こびりついた血ごと熱した針鉄で両目を貫かれた。
 次に、熱した針鉄で両耳の中を破られた。
 最初に、頭の部分が鉄の巨大な鎚に両腕と両足を潰されながら、皮膚を剥がされた。
 
 あまりの衝撃に、胃はひっくり返り、口は勝手に大きく開き、腹の中にあるもの全てを吐き出そうとする。
 口を両手で覆っても胃液すら出てこなかった。

 口から離した自分の手は、黒い手袋に覆われていた。
 防寒用ではないからか、すぐに外せた。
 露わになった右手は、人間の手をしていなかった。

 指にあった独特な模様、深く刻まれていた皺、赤みが消えることがなかった無数の傷、割れや剥がれなどあっても残っていた爪。それらが全てなかった。

 人間によく似た手だけど、暗闇を固めたように黒かった。
 先端は獣の爪のように尖っていた。
 軽く握る動きは依然と同じ感覚はあったが、指と指が触れあう感触がなかった。
 袖をまくると、腕も同じだった。

 呼吸が苦しい。頭痛が酷くなっていく。

 足もまさかと、かけていた厚みのある布をどかす。
 足も全く同じだった。

 それを見たら、一瞬で冷静になれた。
 先程まであった気持ち悪さも、勝手に落ちていく。
 これが、死を拒んでまで復讐を望んだ罰だとわかったからだ。

「・・・・・・え? まさか・・・・・・あの時のやりとり覚えてねぇのか!?」

 コナユキ猫の驚きの声に、顔を向ける。
 丸い金色の目の奥にあった黒い線が丸く広がる。全ての毛が逆立っている。
 手には、飲み物が入ったままのマグカップ。羽ペンは小さな足の近くにあった。

「ああああああ!! 眷族って言った時点でわかっていると思ってたんだけどおおおおおお!! その前からわかっていると思っていたんだけどおおおおおおおお!! 魔族がいる時点でわかってくれていると思っていたんだけどおおおおおおおお!!」

 縦横小刻みに、コナユキ猫は震える。
 他の使い魔達が、困ったどうしようという雰囲気を出している。

「・・・・・・もしかして・・・・・・めっちゃはっきりと意思表示してたけど全然意識なかった・・・・・・頭痛そうにしてたのって、こっちの話聞いてじゃなかった・・・・・・?」

 ぶつぶつ呟く声が、ピタリと止まった。

「へ~い! 俺のことを知っているか~い? こう見えて俺、東西南北の大陸でスゲぇ有名なんだけど?」

 片手を器用に丸めて、コナユキ猫は自身を指しながら明るい声で尋ねた。
 まだ動揺しているのか、口の端と髭がぴくぴくと引きつっている。
 知らないと、首を横に振るう。

「この純粋な反応は本心だあああああああ!!」

 この反応の大きさに、こちらはどのように反応すればいいのかわからなくなる。

「うん・・・・・・うん! 1回目も、2回目も、3回目の今も名前は聞かれなかったからわかってる~って思った俺がいけなかった! こっちの落ち度だ! 謝る! 悪ぃ!」

 また謝られた。
 名前がある人物なのだろうか。それは身分ある人間だ。

 こちらの事情を知って手を貸してくれるなら、まず北の人間ではない。
 他の大陸の賢者だろうか。

 他の大陸では、名前無しでも名前を尋ねるのが一般的なのだろうか。
 もしそうなら、こちらも気を付けよう。

「俺は南の大陸の魔神。よろしく!!」

 再び、頭の中が真っ白になった。
 否。最悪な状況に耐えられずに気を失った。 


 

 
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