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幕間
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いつだって、冬の聖剣は輝きを保っていた。
数え切れないほどの魔物を倒しても、その刃に血が付くことはなかった。
まさに純粋潔白。世界を守るという気高き使命を体現していた。
だからこそ、魔物の返り血を浴びる自分は何者なのかわからなくなる。
勇者であるはずなのに、罪に塗れていく罪人のように汚れていく。
聖剣に選ばれたはずなのに、その手首の枷と鎖と赤く染まる自分の手がそれを否定する。
この矛盾が起きているのか、わからない。
わからない。でも、答えは知ることはない。
人に答えを尋ねることは赦されず。
自分で調べて考えることも赦されず。
奴隷剣士のように、聖剣を振るうことだけしか赦されない。
この手は何度も魔物の血で汚れていき、この心には何度もわからないだけが積み重なった。
それが、北の勇者という自分。
何がしたいのか。
何がしたかったのか。
この大陸を覆う雪の下の土のように、ぐちゃぐちゃの黒い泥となってわからなくなってしまった。
いつだって、冬の聖剣は輝きを保っていた。
数え切れないほどの魔物を倒しても、その刃に血が付くことはなかった。
まさに純粋潔白。世界を守るという気高き使命を体現していた。
だからこそ、魔物の返り血を浴びる自分は何者なのかわからなくなる。
勇者であるはずなのに、罪に塗れていく罪人のように汚れていく。
聖剣に選ばれたはずなのに、その手首の枷と鎖と赤く染まる自分の手がそれを否定する。
この矛盾が起きているのか、わからない。
わからない。でも、答えは知ることはない。
人に答えを尋ねることは赦されず。
自分で調べて考えることも赦されず。
奴隷剣士のように、聖剣を振るうことだけしか赦されない。
この手は何度も魔物の血で汚れていき、この心には何度もわからないだけが積み重なった。
それが、北の勇者という自分。
何がしたいのか。
何がしたかったのか。
この大陸を覆う雪の下の土のように、ぐちゃぐちゃの黒い泥となってわからなくなってしまった。
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