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15.2‐6 魔物蔓延る
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アルバースト家を後にし、南の聖女を抱えて処刑場へ向かう。
屋根から屋根へと飛び移る。
地上では夥しい数の魔物が人間を襲っていた。
目立ってしまうが、急ぐにはこれしか道はなかった。
悲鳴と悲鳴。咆哮と咆哮。それらが合唱のように都中に響いている。
クリスタルで守られていた教会で起きた続きを、見ているかのようだった。
なのに。
教会の時とは何かが違う。そう思えてやまないのだ
こちらに気付いた魔物が屋根へと上って道を塞ぐ。
別の屋根に飛び移って避ける。
登ってくるネズミ頭の魔物の頭を踏みつけ、転落させる。
地上から、蛙のように長い舌を伸ばしてくる魔物がいた。
狙いは足だとわかり、跳んで躱す。
頭上から、蝙蝠の羽を生やした魔物が急降下してくる。
当たる手前で滑るようにして体勢を低くする。蝙蝠の下を潜り抜けると同時に、前に乗り出すようにして体を起こす。
回避行動だけに絞り、足を止めずに駆け続ける。
この大惨事なら、処刑は一時中止になっている可能性は高い。だがそれは、自分が知っている処刑方法の場合だ。その常識が適応されているか定かだはない。
急いで向かう。それだけが最善だ。
背中に無数の針を背負った魔物がこちらに標準を合わせて、その針を飛ばしてきた。さらに走る速度を上げる。自分が通ったあとに、針が屋根に突き刺さった。
これは時間と体力の勝負。
悠長に相手などしていられない。
幸い、雪林の時とは状況が違う。全ての魔物が四方から自分を襲うことはない。今の魔物にとって、自分より地上にいる人間で遊ぶ方が大事で、とても楽しいらしい。
南の聖女を横抱きにしているため剣は使えないが、魔物だけなら問題はない。力を使う必要もない。
先に南の勇者を救出。その後に、ウタネからもらった2通の書状を南の聖女経由で国王代理の妃に渡して、南の勇者の無罪を認めさせる。
問題はその後だ。
死刑執行の責任者も復讐対象の1人。そして、そいつは城勤めだ。
誤認逮捕という汚点、あるいは故意で証拠の捏造をしたならば失脚は免れない。
後ろ盾を失い、身分を剝奪される。その時に、この手で殺せばいい。
だが、あの密談でのレモーナ家当主の発言が気になる。
高い確率でひと悶着起きる。そんな気がした。
ふと、下から視線を感じた。
「・・・・・・なんだ?」
声を掛けたら、なぜか南の聖女は驚いた。
様子を見るからに、多少の動揺はあるがほぼ平常に戻っていると判断できる。
1個人の感情に流されず、聖女として切り替えができる性格なのだろう。魔神が恐れるだけの事はある。
「あんたの目的はなんなのよ……?」
屋根から屋根へ跳ぶ。
「頼まれた。それだけだ」
先ほどのやりとりを見ていただろうし、そっちが手伝えと言ってきた。今さらそれを聞いてどうする。そう不思議に思った。
刃でできた翼の魔物が、円を描くように上空を旋回する。
「……頼まれなかったらどうするつもりだったのよ?」
責めるような強い口調。
聖女は質問をしているのではなく、問い詰めているのだ。
本当の目的を吐け。そう目で言っていた。
「関係ないことだ」
最後の、アルバースト家当主への行動で疑いを持たせてしまった。
それでも聖女には関係ない。復讐の部外者でいてくれるなら、手を出す理由はない。
復讐だけでもいっぱいいっぱいだから、邪魔者を作りたくない。それが本音だ。
「……ソフィから少しだけ話を聞いているし、南の魔神がすすめるからあんたを頼った……」
地上から攻撃してくる気配がないのを確認する。
襲い掛かる瞬間を見計らっている。自分と聖女を同時に仕留める気だとわかった。
こちらは、その瞬間を狙う。
「あの魔神は、ぶっ飛んだことを平然とやる。他の魔神ができないことだって指先1つで簡単に行う」
この聖女と魔神は何度も戦っているのだと思い出す。
自分より魔神を知っている。
魔神を知るいい機会だと思い、黙って話を聞く。
「はっきし言って、何を考えているかわからない不気味な存在よ。眷族だって同じ奴ばっか……だからあんたみたいな、戦っている以外は雰囲気で感情まるわかりの奴を、眷族にしたことに違和感しかないのよ」
他の大陸の人間からは、自分はそう見えるのか。
復讐の役には立たないが、ためになった気がした。
上空の魔物が、狙いを付けて1直線に下降してきた。
跳んで躱すと同時に、その背中に乗る。
「歴代の南の聖女達も言っていたわ。南━━」
その右翼を思いっきし踏みつけ、飛行体勢を崩す。
僅かな時間ではあるが、くるくると回りながら勢いよく地上へと落ちていく。
「の、のわぁーーーーー!!」
聖女は悲鳴を上げた。
刃でできた翼の魔物が地面にぶつかる前に、地上で獲物を探して彷徨う魔物の頭を踏み台にして、再び屋根の上に着地する。そして走り出す。
話の続きが気になった。
だが、聖女は何も言わない。
視線を落として確認すれば、南の聖女の真っ青な顔に引きつった表情があった。影の操作を誤って山1つ消失させた時の、危うく巻き添えになりかけた狼姿の南の魔神の顔と重なった。
あの時とは状況と行動も違うのに、どうして同じ顔をしている。そう考えていると、聖女はこちらを非難するように大声を出す。
「あんたバカぁ!! 人間の身も考えろ!!」
そう言って暴れ出す。
落としそうになった。危ないから注意しようと思ったが、予想以上に興奮していて聞く耳を持ってもらえる気がしなかった。
釘を打つ方がいい。そう判断する。
だが、自分は釘を打てるような言葉を言ったことがない。自然と思い浮かんだ「転がり落ちて雪玉になる」は違う気がした。
魔神ならこう言うだろうと考えられる、妥当な言葉を選んだ。
「暴れるなら落とす」
「驚いただけよ!!」
それと自分は元人間だ。考えて行動している。
そう、心の中で言い返した。
進路を右に変える。
屋根の上で待ち構えていた5体の魔物の頭を足場として踏んで跳ぶ。それを5回繰り返す。
足場にされた魔物は、脳震盪でも起こしたかのように体を大きく揺らして傾き、地上に落ちていった。
「あんたどんだけ強く踏んだのよ‼ ──待って待って待って待って・・・・・・!! まさか! 今になって脳筋高戦闘力が欲しくなった? そ、そんなこと絶対ありえないけど・・・・・・あんたが出てきたら……サンドワーム刈り生活に戻るのぉ!?」
目をまん丸くするほどの驚きの顔をしたと思ったら、奈落の底に怯えるような表情に変わった。
新聞を抱える猫の姿が、頭の中で蘇る。
「サンドワームが嫌い、なんだとか・・・・・・」
「!? あの魔神!! 人のことを話したの!? ちょ、ま!! 今のは暴れてない!! ちょっと動いただけ!!」
魔神に頼めば、戦ってくれるんじゃないか。
そう口にする前に、処刑場に辿り着いた。
屋根から屋根へと飛び移る。
地上では夥しい数の魔物が人間を襲っていた。
目立ってしまうが、急ぐにはこれしか道はなかった。
悲鳴と悲鳴。咆哮と咆哮。それらが合唱のように都中に響いている。
クリスタルで守られていた教会で起きた続きを、見ているかのようだった。
なのに。
教会の時とは何かが違う。そう思えてやまないのだ
こちらに気付いた魔物が屋根へと上って道を塞ぐ。
別の屋根に飛び移って避ける。
登ってくるネズミ頭の魔物の頭を踏みつけ、転落させる。
地上から、蛙のように長い舌を伸ばしてくる魔物がいた。
狙いは足だとわかり、跳んで躱す。
頭上から、蝙蝠の羽を生やした魔物が急降下してくる。
当たる手前で滑るようにして体勢を低くする。蝙蝠の下を潜り抜けると同時に、前に乗り出すようにして体を起こす。
回避行動だけに絞り、足を止めずに駆け続ける。
この大惨事なら、処刑は一時中止になっている可能性は高い。だがそれは、自分が知っている処刑方法の場合だ。その常識が適応されているか定かだはない。
急いで向かう。それだけが最善だ。
背中に無数の針を背負った魔物がこちらに標準を合わせて、その針を飛ばしてきた。さらに走る速度を上げる。自分が通ったあとに、針が屋根に突き刺さった。
これは時間と体力の勝負。
悠長に相手などしていられない。
幸い、雪林の時とは状況が違う。全ての魔物が四方から自分を襲うことはない。今の魔物にとって、自分より地上にいる人間で遊ぶ方が大事で、とても楽しいらしい。
南の聖女を横抱きにしているため剣は使えないが、魔物だけなら問題はない。力を使う必要もない。
先に南の勇者を救出。その後に、ウタネからもらった2通の書状を南の聖女経由で国王代理の妃に渡して、南の勇者の無罪を認めさせる。
問題はその後だ。
死刑執行の責任者も復讐対象の1人。そして、そいつは城勤めだ。
誤認逮捕という汚点、あるいは故意で証拠の捏造をしたならば失脚は免れない。
後ろ盾を失い、身分を剝奪される。その時に、この手で殺せばいい。
だが、あの密談でのレモーナ家当主の発言が気になる。
高い確率でひと悶着起きる。そんな気がした。
ふと、下から視線を感じた。
「・・・・・・なんだ?」
声を掛けたら、なぜか南の聖女は驚いた。
様子を見るからに、多少の動揺はあるがほぼ平常に戻っていると判断できる。
1個人の感情に流されず、聖女として切り替えができる性格なのだろう。魔神が恐れるだけの事はある。
「あんたの目的はなんなのよ……?」
屋根から屋根へ跳ぶ。
「頼まれた。それだけだ」
先ほどのやりとりを見ていただろうし、そっちが手伝えと言ってきた。今さらそれを聞いてどうする。そう不思議に思った。
刃でできた翼の魔物が、円を描くように上空を旋回する。
「……頼まれなかったらどうするつもりだったのよ?」
責めるような強い口調。
聖女は質問をしているのではなく、問い詰めているのだ。
本当の目的を吐け。そう目で言っていた。
「関係ないことだ」
最後の、アルバースト家当主への行動で疑いを持たせてしまった。
それでも聖女には関係ない。復讐の部外者でいてくれるなら、手を出す理由はない。
復讐だけでもいっぱいいっぱいだから、邪魔者を作りたくない。それが本音だ。
「……ソフィから少しだけ話を聞いているし、南の魔神がすすめるからあんたを頼った……」
地上から攻撃してくる気配がないのを確認する。
襲い掛かる瞬間を見計らっている。自分と聖女を同時に仕留める気だとわかった。
こちらは、その瞬間を狙う。
「あの魔神は、ぶっ飛んだことを平然とやる。他の魔神ができないことだって指先1つで簡単に行う」
この聖女と魔神は何度も戦っているのだと思い出す。
自分より魔神を知っている。
魔神を知るいい機会だと思い、黙って話を聞く。
「はっきし言って、何を考えているかわからない不気味な存在よ。眷族だって同じ奴ばっか……だからあんたみたいな、戦っている以外は雰囲気で感情まるわかりの奴を、眷族にしたことに違和感しかないのよ」
他の大陸の人間からは、自分はそう見えるのか。
復讐の役には立たないが、ためになった気がした。
上空の魔物が、狙いを付けて1直線に下降してきた。
跳んで躱すと同時に、その背中に乗る。
「歴代の南の聖女達も言っていたわ。南━━」
その右翼を思いっきし踏みつけ、飛行体勢を崩す。
僅かな時間ではあるが、くるくると回りながら勢いよく地上へと落ちていく。
「の、のわぁーーーーー!!」
聖女は悲鳴を上げた。
刃でできた翼の魔物が地面にぶつかる前に、地上で獲物を探して彷徨う魔物の頭を踏み台にして、再び屋根の上に着地する。そして走り出す。
話の続きが気になった。
だが、聖女は何も言わない。
視線を落として確認すれば、南の聖女の真っ青な顔に引きつった表情があった。影の操作を誤って山1つ消失させた時の、危うく巻き添えになりかけた狼姿の南の魔神の顔と重なった。
あの時とは状況と行動も違うのに、どうして同じ顔をしている。そう考えていると、聖女はこちらを非難するように大声を出す。
「あんたバカぁ!! 人間の身も考えろ!!」
そう言って暴れ出す。
落としそうになった。危ないから注意しようと思ったが、予想以上に興奮していて聞く耳を持ってもらえる気がしなかった。
釘を打つ方がいい。そう判断する。
だが、自分は釘を打てるような言葉を言ったことがない。自然と思い浮かんだ「転がり落ちて雪玉になる」は違う気がした。
魔神ならこう言うだろうと考えられる、妥当な言葉を選んだ。
「暴れるなら落とす」
「驚いただけよ!!」
それと自分は元人間だ。考えて行動している。
そう、心の中で言い返した。
進路を右に変える。
屋根の上で待ち構えていた5体の魔物の頭を足場として踏んで跳ぶ。それを5回繰り返す。
足場にされた魔物は、脳震盪でも起こしたかのように体を大きく揺らして傾き、地上に落ちていった。
「あんたどんだけ強く踏んだのよ‼ ──待って待って待って待って・・・・・・!! まさか! 今になって脳筋高戦闘力が欲しくなった? そ、そんなこと絶対ありえないけど・・・・・・あんたが出てきたら……サンドワーム刈り生活に戻るのぉ!?」
目をまん丸くするほどの驚きの顔をしたと思ったら、奈落の底に怯えるような表情に変わった。
新聞を抱える猫の姿が、頭の中で蘇る。
「サンドワームが嫌い、なんだとか・・・・・・」
「!? あの魔神!! 人のことを話したの!? ちょ、ま!! 今のは暴れてない!! ちょっと動いただけ!!」
魔神に頼めば、戦ってくれるんじゃないか。
そう口にする前に、処刑場に辿り着いた。
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