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「「………………………もう無理っははははははっ!!」」

ん?何だ???何か面白いことでもあったのか?あったなら教えてくれ!!

キラキラした目で二人を見ていた私は、二人にとっては止まらない笑いを更に悪化させる結果になったようで、二人ともお腹を抱えて笑っている状態である。ついでに言うとセオは最初から最後まで床をたたいて爆笑してるぜ。あぁそんなに床に転がるほど面白かったか?なんとも複雑である。正直落ち込む。

「まさか、モンスター用っ………くくくっ!」

………どうやらモンスター用の檻で捕まるところまでは侯爵は見ていなかったらしい。セオもいりこの人ももちろん見ていなかったようだ。

やらかしたぁっ!!………あぁ、猫になってどこかに隠れてしまいたいぜ!

………いっそ隠れるか?そうするか?
子猫になればいりこの人のポケットになんとか入れそうだぜぃ!

実行しようと思っていたらいりこの人にギリギリで止められた。

こっちは穴を掘って隠れたいくらいなんだああぁぁぁぁぁぁぁぁぁぁぁぁぁぁぁァァァァァっ!
せめて、せめていりこの人のポケットに隠れさせてくれぇぇぇぇぇぇぇぇぇぇぇぇっ!

「せっ説明っするの……ではっくくっ……なかった…のかっ…ははは」

あ、忘れてた(汗)隠れられないぜ。くそぅ(泣)

「モンスター用の檻で捕まった理由はそこに美味しそうな肉があったからだ!」

「「「ぶっふぉぉっ!」」」

「?どうした?」

「「「そっちじゃなっ………ぷっくくくっ!」」」

???………あぁ!そうか、そっちだっけ?

「皇太子殿下に呼ばれた理由は陛下が私が変人過ぎて面白そうだったから見てみたかったらしいぞ(同人誌が理由だとさすがに言えないからな、うん………というかいりこの人は知ってそうか?陛下から聞いてそうだよな)!」

「「そっちも気になるけどっそっちもちがっ!くくくっ!」」

いりこの人必死に笑いを耐えているぜ。

ぽんっと手を叩き私はうなずいた。

「そうか!あっちか!」

「「「今度は何っぷふっ!」」」

「………失礼だな。ちゃんと思い出したぞ!……………そんなに次をご希望なら盛大に何かボケようか?」

そんなに期待してるなら答えて見せようホトトギ~スっ!

「「「いや、遠慮する!!!」」」

……………なんだ残念。殿下から逃げてるときの話、色々しようと思っていたのに…………。

「それはちょっと聞きたいが今度にしよう。私の婚約者。」

そう言っていりこの人は優しく頭を撫でた。
ようやく全員笑いが収まったらしい。よかったな、笑い死にしなくて………特にセオ!後で引っ掻いてくれる!………なんとなく腹が立った。


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