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第一章:美少女怪盗集団、その名もヴァイスローゼン!
第二話:怪盗系アイドル配信者って流行りそう
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食事処『犬房亭』は朝早くから多くの客でごっだ返していた。
ここの食事がおいしいのはもちろんだが、大半の理由は看板娘に会いたいがため。
割烹着姿でばたばたと働く犬房アカネは、とても忙しそうだ。
そんな中でも笑みを絶やさないのが、彼女が看板娘と言われる由縁でもある。
とても素直で心優しい娘だ。麦飯を片手に仁はぼんやりと見つめた。
ようやく店も落ち着き始めてきたころ。アカネがぱたぱたと駆け寄ってきた。
「すいませんジンさん、お待たせしちゃいました!」
「いや、別に俺は待ってないから気にしなくてもいいぞ?」
アカネは、何故か自分と話すのが好きらしい。
どうしてか、と一度だけ尋ねたことがあった。なんとなく、となんとも曖昧すぎる回答だったのは今でもよく憶えている。
とはいえ、特段悪い気はしない。仁としてもアカネとの何気ない会話は好きだった。
面倒なのは、アカネと話をしている時周囲からジロジロと視線を浴びることだった。
看板娘と一対一で話すのが、彼らは心底気に食わないのだ。同じ男として、その気持ちはまぁわからなくもないが。
「――、それは大変でしたね」
驚いた表情でアカネがそう口にした。
「あぁ……後少しだったのに、まさかあいつ空まで飛べるとはなぁ。反則過ぎるだろ」
「まぁまぁ、現在となっては別に珍しくもなんともないですよ」
「それは、そうだが……」
タカマガハラには人間以外の種族がたくさんいる。
かつてそれらは妖怪やモノノケと呼称されてきたが、彼らを恐れる者はいない。
最近では異類婚姻が目立ちつつある。これもひとえに時代の流れと言えよう。
アカネが妙に人懐っこい性格であるのも、彼女が犬っぽい亜人種だからだろう。
「ジ、ジンさんは好きな人はいないんですか?」
「藪から棒にどうした?」
「い、いえ別に! ただなんとな~くどうなのかなぁって思っただけです」
「好きな人ねぇ――そんなものは、今のところいないな」
周囲からホッと安堵の息がもれた。
仁の人生はすべて、己自身のためにあった。
すべては誰よりも強くなり、そしてすっかり寂れた葦江家を復興させるため。
一日に何時間と修練に打ち込んだ。それが祟って三日三晩生死の境を彷徨ったことさえもあった。
常軌を逸脱した修練に第三者からの視線はひどく痛々しい。
何故そうまでして強くなる必要があるのか、彼らの視線は一様にそう訴えていた。
言ったところで理解できまい。仁は沈黙を貫き、とにもかくにも修練に身を費やした。
結果的にいえば仁は、誰しもが知る豪の者となった。今や彼の名を知らぬ者はこのタカマガハラにはいない。
怪盗サクラにだけは惨敗してはいるものの、その他の事件の大半はすべて仁の助力によって解決している。
それでも尚、大願成就にはまだまだ程遠い。いつになれば叶うのだろうか。もしかして、一生無理なのかのかもしれない。
そんな一抹の不安が仁の脳裏にふっとよぎった。
「そ、そうなんですね……」
何故か急にひどくアカネが落ち込んだ。
ついさっきまでは上機嫌そうにぱたぱたと揺れていた尻尾も、現在はすっかりへたっている。
あからさまに落胆するアカネだが、仁は不可思議そうな顔をしてはて、と小首をひねった。
なにか彼女の気に障るような発言でもしただろうか? 自らにそう尋ねたものの、しかし該当する憶えがまるでなかった。
加えて周囲からの視線がたちまち敵意と憤怒、この二つの感情を露わにした。
こちらについても、何故そうなったのか仁は皆目見当もつかなかった。
「……にぶちん」
もそりとアカネが呟いた。
「え? なにか言ったか?」
「べっつにぃ? なんにも言ってませんですよ~だ!」
「いや明らかに言ってるだろ……言えないようなことならはじめから言わないほうがいいぞ」
「じんさんには言われたくないです~!」
「へいへい、それは悪うござんしたな。それじゃあ俺はそろそろ――」
行ってくる。そう紡ぐはずだった言葉は不意にモニターより流れた映像によって途切れた。
『はいはいどもどもー! あなたの心をキャッチアンドストレージ! ヴァイスローゼン一期生、桃鈴サクラだよー!』
見知った顔と共に活気のいい声が店内に流れた。
次の瞬間、客たちの視線は一様にモニターに釘付けとなった。
桃鈴サクラ……怪盗でありながらも市民からの知名度および人気は異様に高い。
彼女は怪盗であって断罪すべき悪であるのに、こうも人気があるのはやはりその見た目が可憐だからだろうか。
見た目に惑わされるとは実に情けないことこの上なし。仁は小さく溜息を吐いた。
ヴァイスローゼン……ここ最近、タカマガハラに現れた怪盗系アイドル事務所である。
事務所とはいっても、具体的にどこでどう活動しているかなどは一切が不明だった。
唯一わかっていることといえば、所属しているアイドルは皆等しく怪盗であるということ。
ここタカマガハラが抱えている問題は、サクラばかりではなかった。
サクラを含む複数人の怪盗たちによって町は被害に見舞われている。
当然彼女たちは早急に逮捕すべきである。しかし、それとは真逆に市民からの支持率は実は異様に高い。
『幸せの魔法~あなただけに恋してる~』
アイドルとあるだけあって、その歌唱力およびダンスは極めてうまかった。
ヴァイスローゼンは怪盗である前にアイドルとしての人気があった。
ただ歌って踊るだけでなく、ゲームの実況など様々な方面に着手しているので幅広いジャンルが楽しめるのも強みである。
かく言う仁もつい最近、とあるゲームの視聴者参加型に混じった。
あの時は、不覚にも楽しんでしまった。だが、少なくとも悪い時間でなかったことだけは断言できる。
「……なんだかうれしそうですね」
アカネがジトっとした目をしながらそう言った。
頬はむっと膨れて、あかさらまに不機嫌であると訴えている。
犬系故か、不機嫌であるはずなのに微塵も怖くない。むしろそうした仕草さえもかわいい。
「別に、嬉しくなんか思ってないぞ?」
「絶対に嘘です。だってじんさん、鼻の下伸びてましたもん」
「いやそれめちゃくちゃド偏見じゃねーか。お前の思い込みだよ」
「ううん、絶対にそうです! じんさん、あんな感じの女の子がいいんですか? それとも……サクラさんがいいんですか?」
アカネがそっと顔を俯かせた。
俯く前、ちらりと覗かせた表情にいつものような笑顔はなかった。
こうも落胆した様子を目の当たりにするのがはじめでたった仁はひどく狼狽した。
サクラの話ならばいつもしている。それが今日に限ってなにがこうも落ち込むのはいったい何故だ?
何度か自問して、仁は考えるのをやめた。
いくら自問したところで納得のいく回答がでなければなんら意味はない。
代わりに、質問に対してはしっかりと答えた。
「さっきからどうしたんだ? あいつには、まぁそうだな……絶対に俺がこの手でとっ捕まえてやるっていう気持ちはある」
まずこれまでに彼女たちによって被害に見舞われたのはすべて、なにかしらの犯罪を犯した者ばかりだった。
仁の記憶にあるのでも、人身売買を生業とする非道なブローカーが特に強い。
サクラたちは俗にいう、義賊集団だった。弱きを助け悪しきをくじかんとするその姿勢は、素直に見習うべきである。
誰しもが成そうとしなかった……あるいは、それさえも思い至らなかった在り方は称賛すべきすらあった。
とはいえ、いかに義賊であろうとも盗みは立派な犯罪である。複雑な気持ちではあるが、見逃してよい理由にはならない。
あいつは、俺が必ず捕まえてやる……! 仁は残った麦飯を一気にかっこんだ。
ここの食事がおいしいのはもちろんだが、大半の理由は看板娘に会いたいがため。
割烹着姿でばたばたと働く犬房アカネは、とても忙しそうだ。
そんな中でも笑みを絶やさないのが、彼女が看板娘と言われる由縁でもある。
とても素直で心優しい娘だ。麦飯を片手に仁はぼんやりと見つめた。
ようやく店も落ち着き始めてきたころ。アカネがぱたぱたと駆け寄ってきた。
「すいませんジンさん、お待たせしちゃいました!」
「いや、別に俺は待ってないから気にしなくてもいいぞ?」
アカネは、何故か自分と話すのが好きらしい。
どうしてか、と一度だけ尋ねたことがあった。なんとなく、となんとも曖昧すぎる回答だったのは今でもよく憶えている。
とはいえ、特段悪い気はしない。仁としてもアカネとの何気ない会話は好きだった。
面倒なのは、アカネと話をしている時周囲からジロジロと視線を浴びることだった。
看板娘と一対一で話すのが、彼らは心底気に食わないのだ。同じ男として、その気持ちはまぁわからなくもないが。
「――、それは大変でしたね」
驚いた表情でアカネがそう口にした。
「あぁ……後少しだったのに、まさかあいつ空まで飛べるとはなぁ。反則過ぎるだろ」
「まぁまぁ、現在となっては別に珍しくもなんともないですよ」
「それは、そうだが……」
タカマガハラには人間以外の種族がたくさんいる。
かつてそれらは妖怪やモノノケと呼称されてきたが、彼らを恐れる者はいない。
最近では異類婚姻が目立ちつつある。これもひとえに時代の流れと言えよう。
アカネが妙に人懐っこい性格であるのも、彼女が犬っぽい亜人種だからだろう。
「ジ、ジンさんは好きな人はいないんですか?」
「藪から棒にどうした?」
「い、いえ別に! ただなんとな~くどうなのかなぁって思っただけです」
「好きな人ねぇ――そんなものは、今のところいないな」
周囲からホッと安堵の息がもれた。
仁の人生はすべて、己自身のためにあった。
すべては誰よりも強くなり、そしてすっかり寂れた葦江家を復興させるため。
一日に何時間と修練に打ち込んだ。それが祟って三日三晩生死の境を彷徨ったことさえもあった。
常軌を逸脱した修練に第三者からの視線はひどく痛々しい。
何故そうまでして強くなる必要があるのか、彼らの視線は一様にそう訴えていた。
言ったところで理解できまい。仁は沈黙を貫き、とにもかくにも修練に身を費やした。
結果的にいえば仁は、誰しもが知る豪の者となった。今や彼の名を知らぬ者はこのタカマガハラにはいない。
怪盗サクラにだけは惨敗してはいるものの、その他の事件の大半はすべて仁の助力によって解決している。
それでも尚、大願成就にはまだまだ程遠い。いつになれば叶うのだろうか。もしかして、一生無理なのかのかもしれない。
そんな一抹の不安が仁の脳裏にふっとよぎった。
「そ、そうなんですね……」
何故か急にひどくアカネが落ち込んだ。
ついさっきまでは上機嫌そうにぱたぱたと揺れていた尻尾も、現在はすっかりへたっている。
あからさまに落胆するアカネだが、仁は不可思議そうな顔をしてはて、と小首をひねった。
なにか彼女の気に障るような発言でもしただろうか? 自らにそう尋ねたものの、しかし該当する憶えがまるでなかった。
加えて周囲からの視線がたちまち敵意と憤怒、この二つの感情を露わにした。
こちらについても、何故そうなったのか仁は皆目見当もつかなかった。
「……にぶちん」
もそりとアカネが呟いた。
「え? なにか言ったか?」
「べっつにぃ? なんにも言ってませんですよ~だ!」
「いや明らかに言ってるだろ……言えないようなことならはじめから言わないほうがいいぞ」
「じんさんには言われたくないです~!」
「へいへい、それは悪うござんしたな。それじゃあ俺はそろそろ――」
行ってくる。そう紡ぐはずだった言葉は不意にモニターより流れた映像によって途切れた。
『はいはいどもどもー! あなたの心をキャッチアンドストレージ! ヴァイスローゼン一期生、桃鈴サクラだよー!』
見知った顔と共に活気のいい声が店内に流れた。
次の瞬間、客たちの視線は一様にモニターに釘付けとなった。
桃鈴サクラ……怪盗でありながらも市民からの知名度および人気は異様に高い。
彼女は怪盗であって断罪すべき悪であるのに、こうも人気があるのはやはりその見た目が可憐だからだろうか。
見た目に惑わされるとは実に情けないことこの上なし。仁は小さく溜息を吐いた。
ヴァイスローゼン……ここ最近、タカマガハラに現れた怪盗系アイドル事務所である。
事務所とはいっても、具体的にどこでどう活動しているかなどは一切が不明だった。
唯一わかっていることといえば、所属しているアイドルは皆等しく怪盗であるということ。
ここタカマガハラが抱えている問題は、サクラばかりではなかった。
サクラを含む複数人の怪盗たちによって町は被害に見舞われている。
当然彼女たちは早急に逮捕すべきである。しかし、それとは真逆に市民からの支持率は実は異様に高い。
『幸せの魔法~あなただけに恋してる~』
アイドルとあるだけあって、その歌唱力およびダンスは極めてうまかった。
ヴァイスローゼンは怪盗である前にアイドルとしての人気があった。
ただ歌って踊るだけでなく、ゲームの実況など様々な方面に着手しているので幅広いジャンルが楽しめるのも強みである。
かく言う仁もつい最近、とあるゲームの視聴者参加型に混じった。
あの時は、不覚にも楽しんでしまった。だが、少なくとも悪い時間でなかったことだけは断言できる。
「……なんだかうれしそうですね」
アカネがジトっとした目をしながらそう言った。
頬はむっと膨れて、あかさらまに不機嫌であると訴えている。
犬系故か、不機嫌であるはずなのに微塵も怖くない。むしろそうした仕草さえもかわいい。
「別に、嬉しくなんか思ってないぞ?」
「絶対に嘘です。だってじんさん、鼻の下伸びてましたもん」
「いやそれめちゃくちゃド偏見じゃねーか。お前の思い込みだよ」
「ううん、絶対にそうです! じんさん、あんな感じの女の子がいいんですか? それとも……サクラさんがいいんですか?」
アカネがそっと顔を俯かせた。
俯く前、ちらりと覗かせた表情にいつものような笑顔はなかった。
こうも落胆した様子を目の当たりにするのがはじめでたった仁はひどく狼狽した。
サクラの話ならばいつもしている。それが今日に限ってなにがこうも落ち込むのはいったい何故だ?
何度か自問して、仁は考えるのをやめた。
いくら自問したところで納得のいく回答がでなければなんら意味はない。
代わりに、質問に対してはしっかりと答えた。
「さっきからどうしたんだ? あいつには、まぁそうだな……絶対に俺がこの手でとっ捕まえてやるっていう気持ちはある」
まずこれまでに彼女たちによって被害に見舞われたのはすべて、なにかしらの犯罪を犯した者ばかりだった。
仁の記憶にあるのでも、人身売買を生業とする非道なブローカーが特に強い。
サクラたちは俗にいう、義賊集団だった。弱きを助け悪しきをくじかんとするその姿勢は、素直に見習うべきである。
誰しもが成そうとしなかった……あるいは、それさえも思い至らなかった在り方は称賛すべきすらあった。
とはいえ、いかに義賊であろうとも盗みは立派な犯罪である。複雑な気持ちではあるが、見逃してよい理由にはならない。
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