魔法少年だるま☆マギカ

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魔法少年だるま☆マギカ セカンドシーズン

魔法少年だるま☆マギカセカンドシーズン わくわく!ブラック工場見学編

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魔女BBAをぶっ倒しオタ魔法少年と出会ってから少し後の事。

「あー、6月入ってついに梅雨入りしたねー」
「あじさい好きだからこの季節は結構好きなんだけど、雨が多いのは少し面倒だよね」
「そうだな。俺も紫陽花は好きだが」
「うん、僕も好き。青い紫陽花の下にはアレが埋まってるとかも言うし」
「ほんと君怖い」
「マジで早く心の病院行った方が良いんじゃねえのか」
「うん、そのうちガチで犯罪沙汰になりかねないし今度無理矢理引っ張ってこうかな」
「戦力ダウンしちゃうのは痛いけどね」


「それでここ最近は魔獣や生徒会との小競り合いはあったけど、天才少年の子が探してるっぽい奴には出くわしてないよね」
「うん、皆のスマホにあの子の疑似人格アプリ入ってるからそれらしき奴がいたらすぐ分かるだろうしね」
「まあ、この学園に頻繁に出入りしてるみたいだし、確実にメインシナリオにも関わるだろうし普通に活動してればそのうち会えるでしょ」
「だね。今は出来る範囲で平和を守れるよう頑張ろう」

「あ、あと明日社会科見学で町はずれの大きい工場に行くよね」
「うん、まあ高校生にもなって工場見学ってちょっとつまんない気もするけどね」
「普通小学生とかせいぜい中学生くらいのもんだよな」
「最新鋭のロボットとかすごいメカ作ってるとかなら面白いんだけどね。そこまででもない普通の部品工場みたいだね」

「だがそれなりに有名な企業の大規模工場だそうだな」
「うん、この町周辺相当アレだけどそれなりに有名な地方都市だし、結構有名な企業の分社とか工場あるもんね」
「でもやっぱアレな町だから相当なブラック企業の支店とかもあったね」
「あー、従業員数名いびり倒して自殺まで追い込んだり周辺に無許可で除草剤ぶち撒いたりな」
「でもあの店のクソ店長や似たような上司達、不祥事発覚した後俺達でボコり倒して警察突き出したしまあ良いじゃん」
「うん、流石に首跳ねるのは自重したけどあいつらに除草剤飲ませてもだえ苦しむの見るの超面白かったね。あはは」
「君マジで怖すぎ」
「まあ、あの企業は魔法界でも相当なクソ認定されてたし、すぐ病院に搬送したしそのくらいのおふざけは許されるっピよ」
「ほんとこの世界倫理」
「まあこういう作品だし仕方ないね」

「やはり原作者がアレだからな」
「原作者元々大概成人向けのアレなゲームとかのシナリオ担当だったもんね」
「どういう間違いか最近は別名義でリアルニチアサでもゲストシナリオ書いたりしてるけどね」
「まあ多様性の時代って事だよね」
「時代も変わるからな」


とかなんとかアレなメタ発言をしたりしつつその日は何事も無く解散し、翌日。

「おー、工場着いた。俺昔はド貧乏でほぼ乗れなかったし、大型バス乗るのちょっと久しぶりだったなー」
「この町結構広いからね。まあ僕達は飛べばすぐ行けるけどね」

「ってか元不良の子は別の学校だけどついて来ちゃっていいの?」
「あーまあ、俺高校は進学してからずっと真面目に通ってたしたまにはサボっても良いだろ。勉強もどうにか追いつけてるし」
「それなら良いけどさ。確かに君しょっちゅう出入りしてるしアレな学園だから他校の生徒ついて来てても何も言われないし」
「話の都合というのもあるしな」
「もし突っ込まれても俺が教師とか警備員魅了するから大丈夫だよ。あんたにも前世話になったしさ」
「ほんと君ら倫理」
「まあだからこの世界全体的に倫理観アレ気味だし仕方ないって」


そうしてアレ気味な世界観なのでリストに入ってない生徒が紛れ込んでても特に警備員や案内担当の人に突っ込まれる事もなくその精密機器部品工場の見学はつつがなく始まった。

「はーい、ここがこの工場のメインのライン作業を行う場所ですねー。ご覧の通り文句言わずかなりの薄給激務でも働いてくれる外国人労働者を中心に採用し品質を維持しつつコストカットに務めていまーす」
「うっわー、堂々とそんな事言っちゃうなんてここも相当ブラックだね」
「まあ、魔法界がアレなら現実世界も相当アレだし仕方ないね」

「えー御覧の通りまともな学歴身分で無い人はこんな感じで良いようにこき使われる未来が待っています。こんな絶望的な将来迎えたくないなら頑張って良い大学行くなり、頭脳がアレだったりそういうの嫌いな子はちゃんとした資格取るなり自分の長所や個性を早く見つけてそれを伸ばし、使い潰されないようにしっかり身を立てましょう。あーアレな世界とはいえ犯罪は駄目ですよー」

「うっわー、まあアレな学園だし仕方無いけど教師も容赦ない事言ってくんなー」
「んーでも俺達魔法少年で色々チート出来るし皆可愛いし、こんな事にはならないだろうけどさー」
「お前クソヒモ野郎に騙されてこき使われた挙句破滅しかけたじゃん」
「…う、うんまあ。見る目は確かに養わなきゃだね」
「原作者がアレとはいえ仮にも魔法少年ものでこんな夢も希望も無い事言わないで欲しいね」
「まあ最近そういうタイプの魔法少女や少年ものも増えて来てるし良いんじゃない?」
「現実は残酷だ」


「それにしても先生もこき使われてる人達の前でそんな事言わなくても良いのにね。アレな学園教師とはいえ配慮無いなー」

「…ああ、まあ確かに悲しいけれどその通りデスし、先生の言う事も一理ありますので仕方無いデスよ。薄給激務とはいえきちんと労基法は守られてマスし、ワタシ達の祖国に比べたらよほど良いお給料デスしね」
「エエ、狭くて壁薄っすいデスが一応冷暖房完備の社員寮ありマスし、かなりブラック気味とはいえ福利厚生は一応ちゃんとしてるしワタシ達はまだ恵まれている方デスよ」

あくせくと手を動かしながら、気の毒な外国人労働者の人達が僕達に話しかけて来た。

「あー、まあ納得されているのなら良かったです」
「ハイ、ワタシと同じような境遇で出稼ぎに来た知人がいるんデスが、彼かなり良いお給料をもらえると喜んである治験バイトに参加したものの、その後音信不通になりマシテ。そんな悲惨な事になるよりはよほどましデスよ」
「うっわー、怖いですねー」
「…ワタシも心配で可能な限りで探したのですが何も情報が見当たらず、同じ求人情報を探しても削除されたのか全く出て来ませんデシタ。…彼、無事でいると良いのデスが」

《…ああ、それは。本当に気の毒ですね》

僕のスマホから天才少年のAIが物憂げに返答した。

「ん、いきなりどしたの?確かに気の毒だけどさ」
《…いや、違っていて欲しいのだけど。少しそういう話に心当たりがあってね》
「うわー、そうなんだ。君も本当いろいろあるんだね」

《…うん、僕も君みたいに普通の家庭で普通に生まれたかったんだけどね。まあ、生まれは選べないし仕方ないね》


その時、工場が激しく揺れ、堅牢な壁が一部破壊され一人の人影が現れた。

「うわ、いきなり何事!?」
「流石に生徒会連中はこういう事しないだろうし、また3バカかな」
「…いや、見たこと無い面だな」
「新キャラか」

《…君は》
「え、天才少年の子知り合い?」

《…いや、会ったのは始めてだけれど。その顔立ちはどことなく見覚えがあるね》


「…お前達が最近注視されている魔法少年達か。あのお方の命により全員排除させてもらう」

煙が晴れ現れたのは薄緑色の髪の毛で整った顔立ちの、僕たちと同じか少し年上くらいに見える少年(CV岡本〇彦)だった。

「うーん、見慣れない顔だけどやっぱこの子も例の謎勢力の一員?」
《ああ、間違いなくそうだろうね。…皆、彼は相当強いから油断しないで。狂戦士の君も遠慮なく武器を振るって大丈夫だよ》

「え、そうなの?人間相手だと大概僕制止されるからなんか意外。あの子見た目は普通だし流石にちょっと気が引けるなー」

《うん、僕も生徒会書記の子には一歩劣るもののAIを駆使してある程度の戦力分析は出来るけれど、彼は一見普通だけど通常の肉体では無いから、遠慮をしていたら君達でも危ないよ。…僕もなるべく急いでそちらに行くから、どうにか凌いで》
「う、うん分かった。君がそう言うって事は相当なんだろうね」


「…誰だか知らないがこれ以上の増援は来れないようジャミング電波を張らせてもらった。転送なども出来ないし通話で助けも呼べん。覚悟してもらおうか」

「うわー、ヤバいなそれ」
「…あー、確かにスマホ圏外だな」
「…生徒会も学年が違うし増援は期待出来ないだろうな」
「うん、何とかここの皆だけで頑張ろう」
「うーん、あいつかなりシリアスそうだけど俺の魅了効くかな。モヒカンとかキモオタよりはよっぽどビジュアル的にマシだけどさ」


「ひ、ヒイイ。何事デスか」
「う、うっわー。アレ気味な企業とはいえ流石にこういうトラブルは想定してませんね。どうしましょ」
「うーむ、私も爆発事故は滅多に遭わないので怖いですな。まあこの前学園爆撃されたけど」

アレ気味な町の企業とはいえ流石に恐れ戸惑う従業員さん達。

「あー、たぶん今回シリアス回だしこれからかなり激しい戦闘になるんで皆さん早く避難してくださーい」
「うん、先生は割とアレなトラブル慣れしてるし、従業員さん達連れて早く安全な所まで逃げて下さい」
「だね、ジャミングされているとはいえ生身なら脱出は出来るだろうし」

「ああ、分かったよ。君達も強いとはいえくれぐれも気を付けて。かなりアレな子もいるものの基本は良い子達だし大事な生徒を失いたくは無いからね。さあ、皆さん早く逃げましょう」
「は、ハイ」
「せ、先生ほんとトラブル慣れしてますね。頼もしいです。はーい外国人労働者さん達行きますよー。怪我人出たら面倒だし」

一見普通の中年男性だがやたらトラブル慣れして冷静なアレ教師の引率の元、一部アレ気味な従業員さん達は急いで避難して行った。


「…よし、とりあえず一般の人達は全員避難したね。良かった」
「…じゃあ、天才少年の子が気を付けろって言うくらいだし、悪いけど僕達も本気で行くよ」

「うん、じゃあ悪いけど僕から行くね。腕ぶった斬れろオラァ!」

開幕からスイッチON状態のバーサーカーの子が、流石にチェーンソーはちょっと気が引けたのか斧を謎の少年の腕に力いっぱい叩きつける。

だが、すぐに金属音がしてその強力な斧は弾かれた。

「…え、嘘。ほんとにこいつ超堅い」
「え、えええ。マジカルチェーンソー程では無いとはいえこの狂戦士の斧も相当な強度ですのにミン」

「…本気を出さないとは舐められた物だ。お前から死ね」

そうCV岡本〇彦の謎の少年は容赦のない蹴りをバーサーカーの子の腹に叩き込み、なんとか斧でガードしたものの彼は数メートル吹っ飛ばされた。

「…っ、いったー。アバラ折れたかも」
「…うわ、狂戦士の子特殊能力は無いものの変身中身体スペック相当高いのに」
「…アレな番組とはいえ妖精以外ここまでケガするとか滅多にねえし、今回マジでヤバいかもな」
「うわー、俺達回復技とか基本使えないしごめん。まあ魔力でケガの再生速度も相当早いけどさ」
「…ああ、しばらく離れて休んでいてくれ」

《…やっぱり解析した通りだね。分かっただろう、油断や遠慮していたら危険だよ。僕も何とかジャミングを解除できるよう全力を尽くすよ》
「…うん、お願い。僕達も全力で頑張る」


そうして前回と打って変わってシリアス全開で僕達は本気の戦闘を開始した。

近接格闘タイプの元不良の子と性癖がアレな子以外はある程度距離を取って銃撃や爆撃、槍の投擲などを加え続けるも恐ろしい堅さと身のこなしで彼はあまりダメージを受けている様子は無かった。

「…いや、こいつマジで何なの。俺の魅了も全く効く気配無いし」
「…魔法少年とも少し雰囲気が違うけど、確実に普通の人間じゃないよね」
「…ああ、生身の人間ではただでは済まない威力の爆撃を加え続けている」

「き、君大丈夫ですかミン。ボクも大した事は出来ないけど出来る限りで応急処置しましたがミン」
「…うん、ありがとカケミン。まだちょっと痛いけどもう動ける。…てめえよくもやってくれたなオラァ!」

何とか戦線復帰しブチ切れたバーサーカーの子が今度は全力でマジカルチェーンソーを振りかぶり、彼の手首に渾身の一撃を加えた。


「…ちっ、流石にこの硬度の刃には俺の装甲も劣るか」

「…え」
《…ああ、やっぱり君はそういう存在なんだね》

彼の手首の切断面からは機械が覗いていた。

「え、この子も前のメカ男みたいに機械化されてるって事?」
「…どういう事情があるのか知らないけど、子供にこんな改造するなんて酷いね」

《…いや、解析したけど彼は100%機械で構成されている、いわゆるアンドロイドだね》
「うわー、だから超堅いし身のこなし凄かったのか」
「例の軍服バカの操るアンドロイドより遥かに高性能だね」
「ギャグとシリアスの差だな」
「あー、だから俺の魅了も効かなかったのか」


《…皆、頑張ってくれてありがとう。もうすぐジャミングも解除できそうだから、そうしたらすぐに出来る限りの装備でそちらへ向かうよ》

「…損傷は軽微だがある程度エネルギーも消耗したし未知の増援は厄介だな。…だが撤退前に一人くらいは潰させてもらう。俺に手傷を負わせた貴様を滅却してくれる」

アンドロイドの少年が切断された手首をいかにもな砲身に変形させ、明らかに相当な威力のエネルギー砲をチャージし狂戦士の子にぶっ放そうとした。

「うわー、アレとはいえ大事な相方滅却されたら悲しいしやめろっての。この前とパターン被るけどしょうが無いか。ケッソンごめんねー」
「え、ごめんって何がっピ?」

ガチシリアス回なので空気を呼んで今まで黙っていたケッソンがのんきに振り返る。

「うんまあ、また砲身塞がせてー。そういう訳で串刺しだオラァ!」
「ぎ、ギエピー!!」

魅了技使いの子が槍を全力で投擲しケッソンはものの見事に串刺しになり、そのまま勢いでエネルギー砲発射寸前の殺人兵器少年の手首にぶっ刺さった。

またもやエネルギーの行き場を失った少年の砲身は暴発し大爆発し、流石のメカ少年も相当なダメージを負ったようで半身が吹っ飛び体は激しくスパークしていた。


「おー、君もコントロール良いね」
「ケッソン砲身塞ぎなかなか強力だよね」
「また見事に消し飛んだから再生に数日かかるだろうな」
「まあこういう時しか役に立たないし奴も本望だろう」

「ありがとね、助かったよ」
「うん、どんだけアレとはいえお前殺されたら悲しいし。魔獣化しかけた俺助けてくれた命の恩人だしさ」
「…け、ケッソン乙ミン…」

「…おのれ、こんなCVハ〇太郎の単細胞生物のせいで半壊させられるとは。この借りは必ず返す。…申し訳ございません、一時撤退させて頂きます」

半壊した謎多きメカ少年は転送装置を起動し何処かへ去って行った。


「…良かった、何とか勝てて」
「…あんな恐ろしい兵器作るなんて、本当に怖い奴だね」
「だな。人間そっくりに作るのも趣味悪いしな」
「ああ、生命を冒涜しているな」
「嫌いな奴容赦なく吹っ飛ばす君も相当だけどね」

「…皆、無事で本当に良かった。救急キットを持って来たが狂戦士の君、大丈夫かい?」

そこにCV花江〇樹の天才少年がワープで駆け付けた。

「あーうん、まだちょっとだけ痛いけどもう平気。心配かけてごめんね」
「うん、なら良かったよ」

「…君、さっきのアンドロイドの子の外見に見覚えあるって言ってたけど。知り合いとかなの?」

「…知り合い、というと少し違うんだけどね。モデルにされたのはおそらく僕と繋がりの深い人間だね」
「…そっか。あんまり言いたくないだろうし、詳しくは聞かないでおくね」

「…ごめんね。でも僕の戦いに巻き込んでしまう以上いつかは話さなければいけないし、その内全部話すよ」
「…うん、分かった」


「うーん、アレな町のかなりブラック気味な工場とはいえ相当被害出ちゃったね」
「うん、労働者さん達は納得してたし、仕事出来ないのは困るよね」
「ブラック気味だから休業手当出ねえかもだしな」

「ああ、この程度なら僕の修復ドロイドを全機稼働させれば1日くらいで直せるし心配しなくて良いよ」
「そっか、なら良かった」
「うん、悪いけど修復よろしくね」
「まあ、1日程度なら良い休みだろ」

「じゃ、もう大丈夫だし電波も復旧したし、先生達呼んで説明して帰ろうか」
「だね。もう工場がこれじゃ見学どころじゃ無いだろうし」
「いやー、びっくりしたけどまあ大事に至らなくて良かった」
「うん、僕は普通に痛かったけど。でも全部メカなら容赦なくぶった斬れるしあいつ相当強いし再戦燃えるなー。魔力強化頑張ろ」
「君本当戦闘狂だね」

「うーん、いつか勢いでやらかしそうで怖いけど謎勢力殲滅するまで心の病院連れてくのは延期かなー」
「そうだね、倫理的にはアレだけどこっちも全力でかからないと危険だもんね」


そうして僕達はアレな先生や従業員さん達を呼び戻し顛末を説明した。

アレ気味な案内係の従業員さんも納得し僕達は工場の危機を救ったのを感謝され、修復作業に励む天才少年に後を任せ帰路に着いた。


そして学園に帰った後一同は解散し、僕は自宅へと戻った。

ちなみに家族も全員僕が魔法少年をやっているのは知っている。一部除き引かれたけどやっぱアレな町に暮らす家族なのでその内皆理解して慣れてくれた。

「お母さんただいまー」
「ああ、お帰り。アレニュース速報見たけど見学先の工場が襲撃されて大変だったわね」
「うん、CV岡本〇彦の謎の殺人兵器のアンドロイド少年が襲って来て大変だった」
「あらあら、それはいかにも強敵そうね。でも人気出そうね」
「うん、見た目イケメンだし闇深そうだし人気出るだろうね。1クール目も終盤に差し掛かったし脚本も更に本気出して来たね」
「そうなの。こんな性癖全開でふざけまくった脚本が更に本気出してどうするつもりかしらね」
「まあ、初めからやりたい放題で正直二期まで続くと思ってなかっただろうしなるようにしかならないんじゃないかな」

「ええ、まあでも原作者性癖は相当アレで鬼畜だけど何だかんだでハピエン志向だから優しい子はきっと皆幸せになれるわよ」
「うん、そうだろうね。他のアレなゲームシナリオでも大概トゥルーエンドはハッピーエンドだしね」


「じゃあ、今日の夕飯はチリコンカンよ。ああもちろん某風刺アニメの問題回みたいにアレなひき肉では無いから安心してね。私達家族そういう趣味は無いし」
「う、うんそうだよね。そんな趣味だったら一般家庭のごく普通のDKっていう僕の基本設定崩壊するし」

「ええ、そうよね。じゃあお父さんは今日帰り遅いし、温室にいるだろうからおじいちゃん呼んできて。お願いね」
「はーい」
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