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第二章 中二病には罹りません ー中学校ー

第123話 木村君と遊ぼう (2)

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おっはよ~、雲一つない青空、絶好の文化祭日和だね~♪
康太君、待ち合わせ時間に十分前に到着ってどんだけ楽しみだったん?
まあおじさんも楽しみ過ぎて、到着は一時間前。実は近くのマッコでソフトクリーム食べてました、てへぺろ♪

「親友、朝からうざい。って言うかテンション高すぎ、熱砂スパランドの時を忘れたの?君の眼付、今結構ヤバいからね?」

げ、マジ。いかんいかん、平常心平常心、春の滝行を思い出せ、心頭滅却南無南無。

「あ、いつもの感じに戻った。君って何かそういう所凄いよね、普通じゃないからね、それって。」

いいのいいの、女子校文化祭パラダイスの為なら俺は何でもする男なの。
で、如月さんは分かるけど、何で横田先輩まで一緒なの?先輩多忙なんじゃなかったっけ?

「うん、こないだのファッションショーの後、ものすごく忙しくてほとんど学校も来ていなかったらしいよ。まあ学校自体が休校状態だったから問題にもならなかったんだけど、流石に限界だったらしくてね。例の部活に避難してきたから誘ってみた。」

あぁ、あれ上手く行ったんだ、おめでとう。やっぱり如月さんって超優秀、これからも康太君の事をよろしくお願いします。

「はい、佐々木様。この如月志乃、いつでも我が君マイロードのお傍に。」

う~ん、この人はブレないね、安心安心。

「なぁ、佐々木君。ちょっといいかな?」

はい、何でしょう横田先輩。なんか神妙な顔をしちゃって、嫌な予感しかしないんですが?

「いや、うん。ここでは言いづらい事なんだが、後日電話で話しても構わないだろうか?」

えっ、まぁ、いいですけど。今日はせっかくの女子高の文化祭パラダイスなんですから、日頃のごちゃごちゃは忘れて楽しみましょうよ。

「ねえ、親友。前から思ってたんだけど、君って女性がいっぱいいる所に行くといつもテンション上がるよね。熱砂スパランドでもそうだったし。
そんな男性他にいないからね、君って相当な変わり者だって自覚した方がいいよ。」

なにを馬鹿な、のひろし様だって俺の様にお喜びになっておられるはず、なっているよね?多分。
あ、駄目だ。ひろし君常に群衆に囲まれてるから俺みたいな新鮮な感動は持ち合わせてないや。って事は俺一人、超マイノリティー。
俺は一匹狼、孤独に荒野を駆けるのさ。(決め顔)

「おい、朝からバカやってないで早く行くぞ。月子姉さんが待っている。
これ以上ふざけているなら報告するからな。」

はい、すみません。
木村君も西城さんもおはようございます。本日はよろしくお願いします。

「はぁ~、高木、佐々木この馬鹿のお守は任せた。」

「え~、今は木村君の管轄じゃん。僕じゃなくて君がやってよ~。」

ねえねえ、さっきからやいのやいの酷くない?
俺だって傷付くのよ、泣いちゃうよ。(T T)
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