18 / 58
第18話 【元パーティの窮地】
しおりを挟む
第18話 【元パーティの窮地】
マルセルは、ギルドの受付カウンターに手をついた。
石の冷たさが、掌に伝わる。
周囲の視線が、背中に突き刺さっていた。
「ヘルハウンドキング討伐……失敗、ですか」
受付嬢の声が、やけに大きく聞こえる。
マルセルは顎に力を入れた。
「ああ。仕切り直す」
短く答える。
それ以上、何も言いたくなかった。
「分かりました。では、こちらに……」
受付嬢が書類を差し出す。
マルセルは乱暴にペンを走らせた。
サインを終えて、振り返る。
ギルド内の冒険者たちが、何人かこちらを見ていた。
視線が合うと、すぐに逸らされる。
マルセルは歯を食いしばった。
「行くぞ」
カミラたちに向かって言う。
四人は、ギルドを出た。
扉が閉まる音。
その直後、背後から声が漏れてきた。
「……あのパーティ、また失敗したらしいぞ」
「マジで?」
「三連続だって」
マルセルの足が、一瞬止まる。
カミラが、彼の腕を掴んだ。
「気にしないで。ただの噂よ」
「分かってる」
マルセルは歩き出した。
だが、胸の奥が妙に重い。
王都の大通りを歩く。
いつもなら、誇らしげに歩けた道。
だが、今日は違う。
すれ違う冒険者たちが、小声で何かを話している。
「……勇者パーティが……」
「……追放してから……」
断片的な言葉が、耳に入ってくる。
マルセルは前を向いたまま歩いた。
視線を合わせたくない。
「マルセルさん」
ブライトが後ろから声をかけた。
「なんだ」
「……少し、休憩しませんか」
「必要ない」
マルセルは即座に答えた。
ブライトは、それ以上何も言わなかった。
酒場に入る。
いつもの席に座った。
給仕が近づいてくる。
「いらっしゃい……あ」
給仕の表情が、微妙に変わった。
同情とも、困惑ともつかない顔。
「いつものを」
マルセルが言う。
「はい……」
給仕は、少し遠慮がちに頷いた。
料理が運ばれてくる。
四人は、黙って食事を始めた。
会話が、ない。
いつもなら、次の作戦を語り合う時間。
だが、今は誰も口を開かない。
隣のテーブルから、声が聞こえてきた。
「……デバフ使いを追放したパーティ、知ってる?」
「ああ、聞いた聞いた」
「あの人、今はS級パーティにいるんだって」
「え、マジで?」
「しかも、A級に昇格したらしいぞ」
マルセルのフォークが、皿に当たった。
カチン、と音が響く。
「……どうしたの」
カミラが心配そうに見る。
「何でもない」
マルセルは、無理やり食事を続けた。
だが、味がしない。
隣のテーブルの会話は、まだ続いている。
「あのパーティ、最近全然ダメらしいな」
「追放した人が実は有能だったって話だよ」
「典型的な、もう遅いパターンじゃん」
もう遅い。
その言葉が、マルセルの胸に突き刺さった。
カミラが、小さくため息をついた。
ブライトは、ただ黙って水を飲んでいる。
リナだけが、俯いたまま動かない。
食事を終えて、宿に戻った。
共有スペースに集まる。
沈黙が、重く垂れ込めていた。
「……次は、どうする」
ブライトが、ようやく口を開いた。
「当然、もう一度挑む」
マルセルが即答する。
「でも……」
ブライトが言葉を濁した。
「何だ。言いたいことがあるなら言え」
「……いえ」
ブライトは首を振った。
だが、その目には疑念が浮かんでいる。
カミラが、テーブルに肘をついた。
「ねえ、マルセル」
「なんだ」
「私たち……本当に、大丈夫なの?」
その声に、僅かな不安が混じっている。
「大丈夫だ。俺の剣があれば……」
「それが通用しなかったから、負けたんでしょう」
カミラの言葉が、マルセルの言葉を遮った。
マルセルの目が、鋭くなる。
「何が言いたい」
「……ごめん。何でもない」
カミラは視線を逸らした。
リナが、小さく手を上げた。
「あの……」
「何だ」
マルセルが、苛立ちを隠さずに言う。
「もしかして……アクセルさんを、探しては」
その瞬間、場の空気が凍りついた。
マルセルの顔が、強張る。
「何を言ってる」
「でも……」
「あんな無能を、今さら?」
マルセルの声が、荒くなった。
「バカ言うな」
ブライトが割って入る。
「マルセルさん、でも……現実問題として」
「ボス戦が、厳しいのは事実です」
「黙れ」
マルセルが立ち上がった。
「俺たちは、あいつなしでもやっていける」
「次こそ、絶対に勝つ」
その声には、確信ではなく焦りが滲んでいた。
ブライトとカミラが、顔を見合わせる。
リナは、ただ黙って俯いていた。
マルセルは、窓の外を見た。
夜の王都が、静かに広がっている。
あの男は、今どこで何をしているのか。
本当に、A級に昇格したのか。
本当に、S級パーティにいるのか。
もし、あれが本当なら。
もし、あいつが本当に有能だったなら。
マルセルは、その考えを振り払った。
「……ありえない」
小さく呟く。
だが、胸の奥の不安は、消えなかった。
カミラが、ため息をついた。
「マルセル、無理しないで」
「無理なんかしてない」
「でも……」
「もう寝る」
マルセルは、自分の部屋へ向かった。
扉を閉める。
ベッドに倒れ込んだ。
天井を見つめる。
あの日、ギルドの前。
アクセルを追放した日。
あれは、正しい判断だったはずだ。
デバフなんて、雑魚相手には無意味。
だから、切った。
それが、リーダーとしての決断。
だが。
なぜ、今こんなに苦しいんだ。
なぜ、勝てないんだ。
なぜ……。
マルセルは、枕に顔を埋めた。
考えたくない。
認めたくない。
だが、心の奥底で。
小さな声が、囁いていた。
「……間違えた、のか?」
その声を、マルセルは必死に押し殺した。
マルセルは、ギルドの受付カウンターに手をついた。
石の冷たさが、掌に伝わる。
周囲の視線が、背中に突き刺さっていた。
「ヘルハウンドキング討伐……失敗、ですか」
受付嬢の声が、やけに大きく聞こえる。
マルセルは顎に力を入れた。
「ああ。仕切り直す」
短く答える。
それ以上、何も言いたくなかった。
「分かりました。では、こちらに……」
受付嬢が書類を差し出す。
マルセルは乱暴にペンを走らせた。
サインを終えて、振り返る。
ギルド内の冒険者たちが、何人かこちらを見ていた。
視線が合うと、すぐに逸らされる。
マルセルは歯を食いしばった。
「行くぞ」
カミラたちに向かって言う。
四人は、ギルドを出た。
扉が閉まる音。
その直後、背後から声が漏れてきた。
「……あのパーティ、また失敗したらしいぞ」
「マジで?」
「三連続だって」
マルセルの足が、一瞬止まる。
カミラが、彼の腕を掴んだ。
「気にしないで。ただの噂よ」
「分かってる」
マルセルは歩き出した。
だが、胸の奥が妙に重い。
王都の大通りを歩く。
いつもなら、誇らしげに歩けた道。
だが、今日は違う。
すれ違う冒険者たちが、小声で何かを話している。
「……勇者パーティが……」
「……追放してから……」
断片的な言葉が、耳に入ってくる。
マルセルは前を向いたまま歩いた。
視線を合わせたくない。
「マルセルさん」
ブライトが後ろから声をかけた。
「なんだ」
「……少し、休憩しませんか」
「必要ない」
マルセルは即座に答えた。
ブライトは、それ以上何も言わなかった。
酒場に入る。
いつもの席に座った。
給仕が近づいてくる。
「いらっしゃい……あ」
給仕の表情が、微妙に変わった。
同情とも、困惑ともつかない顔。
「いつものを」
マルセルが言う。
「はい……」
給仕は、少し遠慮がちに頷いた。
料理が運ばれてくる。
四人は、黙って食事を始めた。
会話が、ない。
いつもなら、次の作戦を語り合う時間。
だが、今は誰も口を開かない。
隣のテーブルから、声が聞こえてきた。
「……デバフ使いを追放したパーティ、知ってる?」
「ああ、聞いた聞いた」
「あの人、今はS級パーティにいるんだって」
「え、マジで?」
「しかも、A級に昇格したらしいぞ」
マルセルのフォークが、皿に当たった。
カチン、と音が響く。
「……どうしたの」
カミラが心配そうに見る。
「何でもない」
マルセルは、無理やり食事を続けた。
だが、味がしない。
隣のテーブルの会話は、まだ続いている。
「あのパーティ、最近全然ダメらしいな」
「追放した人が実は有能だったって話だよ」
「典型的な、もう遅いパターンじゃん」
もう遅い。
その言葉が、マルセルの胸に突き刺さった。
カミラが、小さくため息をついた。
ブライトは、ただ黙って水を飲んでいる。
リナだけが、俯いたまま動かない。
食事を終えて、宿に戻った。
共有スペースに集まる。
沈黙が、重く垂れ込めていた。
「……次は、どうする」
ブライトが、ようやく口を開いた。
「当然、もう一度挑む」
マルセルが即答する。
「でも……」
ブライトが言葉を濁した。
「何だ。言いたいことがあるなら言え」
「……いえ」
ブライトは首を振った。
だが、その目には疑念が浮かんでいる。
カミラが、テーブルに肘をついた。
「ねえ、マルセル」
「なんだ」
「私たち……本当に、大丈夫なの?」
その声に、僅かな不安が混じっている。
「大丈夫だ。俺の剣があれば……」
「それが通用しなかったから、負けたんでしょう」
カミラの言葉が、マルセルの言葉を遮った。
マルセルの目が、鋭くなる。
「何が言いたい」
「……ごめん。何でもない」
カミラは視線を逸らした。
リナが、小さく手を上げた。
「あの……」
「何だ」
マルセルが、苛立ちを隠さずに言う。
「もしかして……アクセルさんを、探しては」
その瞬間、場の空気が凍りついた。
マルセルの顔が、強張る。
「何を言ってる」
「でも……」
「あんな無能を、今さら?」
マルセルの声が、荒くなった。
「バカ言うな」
ブライトが割って入る。
「マルセルさん、でも……現実問題として」
「ボス戦が、厳しいのは事実です」
「黙れ」
マルセルが立ち上がった。
「俺たちは、あいつなしでもやっていける」
「次こそ、絶対に勝つ」
その声には、確信ではなく焦りが滲んでいた。
ブライトとカミラが、顔を見合わせる。
リナは、ただ黙って俯いていた。
マルセルは、窓の外を見た。
夜の王都が、静かに広がっている。
あの男は、今どこで何をしているのか。
本当に、A級に昇格したのか。
本当に、S級パーティにいるのか。
もし、あれが本当なら。
もし、あいつが本当に有能だったなら。
マルセルは、その考えを振り払った。
「……ありえない」
小さく呟く。
だが、胸の奥の不安は、消えなかった。
カミラが、ため息をついた。
「マルセル、無理しないで」
「無理なんかしてない」
「でも……」
「もう寝る」
マルセルは、自分の部屋へ向かった。
扉を閉める。
ベッドに倒れ込んだ。
天井を見つめる。
あの日、ギルドの前。
アクセルを追放した日。
あれは、正しい判断だったはずだ。
デバフなんて、雑魚相手には無意味。
だから、切った。
それが、リーダーとしての決断。
だが。
なぜ、今こんなに苦しいんだ。
なぜ、勝てないんだ。
なぜ……。
マルセルは、枕に顔を埋めた。
考えたくない。
認めたくない。
だが、心の奥底で。
小さな声が、囁いていた。
「……間違えた、のか?」
その声を、マルセルは必死に押し殺した。
34
あなたにおすすめの小説
底辺動画主、配信を切り忘れてスライムを育成していたらバズった
椎名 富比路
ファンタジー
ダンジョンが世界じゅうに存在する世界。ダンジョン配信業が世間でさかんに行われている。
底辺冒険者であり配信者のツヨシは、あるとき弱っていたスライムを持ち帰る。
ワラビと名付けられたスライムは、元気に成長した。
だがツヨシは、うっかり配信を切り忘れて眠りについてしまう。
翌朝目覚めると、めっちゃバズっていた。
S級スキル『剣聖』を授かった俺はスキルを奪われてから人生が一変しました
白崎なまず
ファンタジー
この世界の人間の多くは生まれてきたときにスキルを持っている。スキルの力は強大で、強力なスキルを持つ者が貧弱なスキルしか持たない者を支配する。
そんな世界に生まれた主人公アレスは大昔の英雄が所持していたとされるSランク『剣聖』を持っていたことが明らかになり一気に成り上がっていく。
王族になり、裕福な暮らしをし、将来は王女との結婚も約束され盤石な人生を歩むアレス。
しかし物事がうまくいっている時こそ人生の落とし穴には気付けないものだ。
突如現れた謎の老人に剣聖のスキルを奪われてしまったアレス。
スキルのおかげで手に入れた立場は当然スキルがなければ維持することが出来ない。
王族から下民へと落ちたアレスはこの世に絶望し、生きる気力を失いかけてしまう。
そんなアレスに手を差し伸べたのはとある教会のシスターだった。
Sランクスキルを失い、この世はスキルが全てじゃないと知ったアレス。
スキルがない自分でも前向きに生きていこうと冒険者の道へ進むことになったアレスだったのだが――
なんと、そんなアレスの元に剣聖のスキルが舞い戻ってきたのだ。
スキルを奪われたと王族から追放されたアレスが剣聖のスキルが戻ったことを隠しながら冒険者になるために学園に通う。
スキルの優劣がものを言う世界でのアレスと仲間たちの学園ファンタジー物語。
この作品は小説家になろうに投稿されている作品の重複投稿になります
俺だけ永久リジェネな件 〜パーティーを追放されたポーション生成師の俺、ポーションがぶ飲みで得た無限回復スキルを何故かみんなに狙われてます!〜
早見羽流@3/19書籍発売!
ファンタジー
ポーション生成師のリックは、回復魔法使いのアリシアがパーティーに加入したことで、役たたずだと追放されてしまう。
食い物に困って余ったポーションを飲みまくっていたら、気づくとHPが自動で回復する「リジェネレーション」というユニークスキルを発現した!
しかし、そんな便利なスキルが放っておかれるわけもなく、はぐれ者の魔女、孤高の天才幼女、マッドサイエンティスト、魔女狩り集団、最強の仮面騎士、深窓の令嬢、王族、謎の巨乳魔術師、エルフetc、ヤバい奴らに狙われることに……。挙句の果てには人助けのために、危険な組織と対決することになって……?
「俺はただ平和に暮らしたいだけなんだぁぁぁぁぁ!!!」
そんなリックの叫びも虚しく、王国中を巻き込んだ動乱に巻き込まれていく。
無双あり、ざまぁあり、ハーレムあり、戦闘あり、友情も恋愛もありのドタバタファンタジー!
帰って来た勇者、現代の世界を引っ掻きまわす
黄昏人
ファンタジー
ハヤトは15歳、中学3年生の時に異世界に召喚され、7年の苦労の後、22歳にて魔族と魔王を滅ぼして日本に帰還した。帰還の際には、莫大な財宝を持たされ、さらに身につけた魔法を始めとする能力も保持できたが、マナの濃度の低い地球における能力は限定的なものであった。しかし、それでも圧倒的な体力と戦闘能力、限定的とは言え魔法能力は現代日本を、いや世界を大きく動かすのであった。
4年前に書いたものをリライトして載せてみます。
病弱少年が怪我した小鳥を偶然テイムして、冒険者ギルドの採取系クエストをやらせていたら、知らないうちにLV99になってました。
もう書かないって言ったよね?
ファンタジー
ベッドで寝たきりだった少年が、ある日、家の外で怪我している青い小鳥『ピーちゃん』を助けたことから二人の大冒険の日々が始まった。
【完結】スーパーの店長・結城偉介 〜異世界でスーパーの売れ残りを在庫処分〜
かの
ファンタジー
世界一周旅行を夢見てコツコツ貯金してきたスーパーの店長、結城偉介32歳。
スーパーのバックヤードで、うたた寝をしていた偉介は、何故か異世界に転移してしまう。
偉介が転移したのは、スーパーでバイトするハル君こと、青柳ハル26歳が書いたファンタジー小説の世界の中。
スーパーの過剰商品(売れ残り)を捌きながら、微妙にズレた世界線で、偉介の異世界一周旅行が始まる!
冒険者じゃない! 勇者じゃない! 俺は商人だーーー! だからハル君、お願い! 俺を戦わせないでください!
【もうダメだ!】貧乏大学生、絶望から一気に成り上がる〜もし、無属性でFランクの俺が異文明の魔道兵器を担いでダンジョンに潜ったら〜
KEINO
ファンタジー
貧乏大学生の探索者はダンジョンに潜り、全てを覆す。
~あらすじ~
世界に突如出現した異次元空間「ダンジョン」。
そこから産出される魔石は人類に無限のエネルギーをもたらし、アーティファクトは魔法の力を授けた。
しかし、その恩恵は平等ではなかった。
富と力はダンジョン利権を牛耳る企業と、「属性適性」という特別な才能を持つ「選ばれし者」たちに独占され、世界は新たな格差社会へと変貌していた。
そんな歪んだ現代日本で、及川翔は「無属性」という最底辺の烙印を押された青年だった。
彼には魔法の才能も、富も、未来への希望もない。
あるのは、両親を失った二年前のダンジョン氾濫で、原因不明の昏睡状態に陥った最愛の妹、美咲を救うという、ただ一つの願いだけだった。
妹を治すため、彼は最先端の「魔力生体学」を学ぶが、学費と治療費という冷酷な現実が彼の行く手を阻む。
希望と絶望の狭間で、翔に残された道はただ一つ――危険なダンジョンに潜り、泥臭く魔石を稼ぐこと。
英雄とも呼べるようなSランク探索者が脚光を浴びる華やかな世界とは裏腹に、翔は今日も一人、薄暗いダンジョンの奥へと足を踏み入れる。
これは、神に選ばれなかった「持たざる者」が、絶望的な現実にもがきながら、たった一つの希望を掴むために抗い、やがて世界の真実と向き合う、戦いの物語。
彼の「無属性」の力が、世界を揺るがす光となることを、彼はまだ知らない。
テンプレのダンジョン物を書いてみたくなり、手を出しました。
SF味が増してくるのは結構先の予定です。
スローペースですが、しっかりと世界観を楽しんでもらえる作品になってると思います。
良かったら読んでください!
ブラックギルドマスターへ、社畜以下の道具として扱ってくれてあざーす!お陰で転職した俺は初日にSランクハンターに成り上がりました!
仁徳
ファンタジー
あらすじ
リュシアン・プライムはブラックハンターギルドの一員だった。
彼はギルドマスターやギルド仲間から、常人ではこなせない量の依頼を押し付けられていたが、夜遅くまで働くことで全ての依頼を一日で終わらせていた。
ある日、リュシアンは仲間の罠に嵌められ、依頼を終わらせることができなかった。その一度の失敗をきっかけに、ギルドマスターから無能ハンターの烙印を押され、クビになる。
途方に暮れていると、モンスターに襲われている女性を彼は見つけてしまう。
ハンターとして襲われている人を見過ごせないリュシアンは、モンスターから女性を守った。
彼は助けた女性が、隣町にあるハンターギルドのギルドマスターであることを知る。
リュシアンの才能に目をつけたギルドマスターは、彼をスカウトした。
一方ブラックギルドでは、リュシアンがいないことで依頼達成の効率が悪くなり、依頼は溜まっていく一方だった。ついにブラックギルドは町の住民たちからのクレームなどが殺到して町民たちから見放されることになる。
そんな彼らに反してリュシアンは新しい職場、新しい仲間と出会い、ブッラックギルドの経験を活かして最速でギルドランキング一位を獲得し、ギルドマスターや町の住民たちから一目置かれるようになった。
これはブラックな環境で働いていた主人公が一人の女性を助けたことがきっかけで人生が一変し、ホワイトなギルド環境で最強、無双、ときどきスローライフをしていく物語!
ユーザ登録のメリット
- 毎日¥0対象作品が毎日1話無料!
- お気に入り登録で最新話を見逃さない!
- しおり機能で小説の続きが読みやすい!
1~3分で完了!
無料でユーザ登録する
すでにユーザの方はログイン
閉じる