53 / 58
第53話 【嵐の中へ】
しおりを挟む
空が暗い。
アクアベルの港に立つと、潮風が頬を叩いた。
アクセルは船を見上げた。
全長二十メートルの魔法強化船。
船体には青い魔法陣が刻まれている。
アクアシールド号。
三日間の訓練を経て、ようやく出航の日を迎えた。
「準備完了だぜ」
ダリウスが操縦席から顔を出した。
額には汗が浮いている。
この三日間、セレナと共に操縦訓練を重ねてきた。
「ああ、助かる」
アクセルは頷いた。
ミラが荷物を船室に運び込んでいる。
水中呼吸の首飾りが四つ。
抗水圧の腕輪も同数。
どれも今回の任務に欠かせない装備だ。
「アクセルさん」
セレナが駆け寄ってきた。
長い黒髪を三つ編みにまとめている。
海色の瞳が、真剣な光を帯びていた。
「風の状態を確認しました!」
彼女は東の空を指さした。
「あの雲の向こうから、嵐の領域です」
アクセルはその方角を見た。
水平線の向こう。
灰色の雲が、壁のように立ちはだかっている。
「突破できるか」
「やれます!」
セレナは拳を握りしめた。
「三日間、訓練しましたから」
その手が、かすかに震えている。
だが、目には確かな決意があった。
三日前、彼女はこう言った。
嵐は止められない。でも、突破はできる。
その言葉を、今日証明する時が来た。
* * *
港を離れた。
船は静かに海面を滑っていく。
潮の香りが鼻をくすぐる。
波は穏やかだった。
「順調だな」
ダリウスが舵を握っている。
隣でセレナが魔力を船体に流し込んでいた。
「はい! でも、油断は禁物ですよ」
セレナの声に少し緊張が混じる。
視線は、ずっと前方を見据えている。
アクセルは船室の窓から外を眺めた。
隣にはミラがいる。
彼女は膝の上で手を組んでいた。
「大丈夫か、ミラ」
「はい。少し緊張してるだけです」
ミラは小さく笑った。
だが、その指先は白くなっている。
クリスがいない。
その事実が、胸の奥で重く沈んでいた。
師匠の看取りのため、故郷に戻った彼女。
一ヶ月後には戻ると約束したが、今この船にはいない。
だからこそ、俺たちが頑張らなければ。
アクセルは窓の外に目を戻した。
灰色の雲が、少しずつ近づいてくる。
* * *
嵐の境界。
空が、一気に暗くなった。
「嵐の領域に入ります!」
セレナの声が響いた。
同時に、船が大きく揺れた。
突風が船体を叩く。
波が急に高くなる。
「くそっ」
ダリウスが舵を握り直した。
「重い。舵が重いぞ」
波が船体にぶつかる。
水しぶきが甲板を濡らし、塩辛さが唇に染みる。
空では雷鳴が轟き、その振動が足の裏まで伝わってきた。
アクセルとミラは船室から飛び出した。
立っているのがやっとだ。
船は左右に激しく揺れている。
「セレナ、バリアを」
「分かってます!」
セレナが両手を前に突き出した。
青い光が掌から溢れ出す。
「アクアバリア!」
水色の障壁が船体を包み込んだ。
揺れが少しだけ収まる。
だが、嵐は容赦なく続いていた。
稲妻が海面を照らす。
その一瞬、アクセルは見た。
波の高さ。
十メートルは優に超えている。
「まずいですね」
ミラが顔を青くしている。
彼女の得意な炎魔法は、この環境では使いにくい。
「大丈夫だ。俺たちならやれる」
アクセルは彼女の肩に手を置いた。
その時だった。
海面が、盛り上がった。
「何だ」
ダリウスが叫ぶ。
巨大な影が、水中から浮上してくる。
一つ。二つ。三つ。
蛇のような体。
鱗が青白く光っている。
全長は十メートルを超えていた。
「眷属です!」
セレナの声が震えた。
「レヴィアスの眷属。電撃ウミヘビ」
三体の眷属が、船を取り囲んでいた。
その体から、青い電撃が走っている。
レベル六十。
海導師ギルドの情報通りだ。
「船上戦闘か」
ダリウスが剣を抜いた。
「面白ぇじゃねぇか」
「ダリウス、舵は」
「セレナに任せる。俺も戦うぜ」
セレナが頷き、操縦席に着いた。
船を安定させながら、魔法も使う。
三日間の訓練の成果が、今試される。
アクセルは前に出た。
眷属たちが、こちらを睨んでいる。
「弱体化」
魔力が手から放たれた。
三体全てに命中する。
効果は絶大だった。
レベルが高い相手ほど、弱体化の効き目は強くなる。
眷属たちの動きが、目に見えて鈍くなった。
「今だ」
ダリウスが斬りかかる。
だが、足元が揺れて体勢を崩した。
「くっ」
船上での戦闘は想像以上に難しい。
立っているだけで体力を消耗する。
嵐の中で視界が悪い。
波しぶきと雨で、眷属の姿がぼやける。
「見えにくいですね!」
ミラが叫んだ。
一体目が口を開いた。
青い光が、喉の奥で輝いている。
「まずい!」
ミラが叫んだ。
「電撃が来ます!」
次の瞬間、稲妻が船体を直撃した。
* * *
衝撃が走った。
船が大きく傾く。
アクセルは甲板に手をついた。
焦げた匂いが鼻を突く。
「船体に損傷!」
セレナの声が悲鳴のように響いた。
「右舷の魔法陣が、一部壊れました!」
ダリウスが舌打ちした。
「このままじゃ持たねぇぞ」
アクセルは立ち上がった。
眷属たちが、次の攻撃を準備している。
このままでは、船が沈む。
ならば。
俺にできることを、最大限やる。
「弱体化」
一発目。
「弱体化」
二発目。
「弱体化」
三発目。
「弱体化」
四発目。
「弱体化」
五発目。
連続で魔法を放った。
魔力が急速に消耗していく。
だが、構わなかった。
そして、気づいた。
手から放った魔力が、雨粒に乗って広がる。
それは見たことのない感覚だった。
まるで、水が俺の意志を運んでいるような。
三体の眷属全てに、重ねがけの効果が及んでいた。
水が、デバフを媒介している。
その発見を、頭の隅に刻み込んだ。
今は戦闘に集中する。
「動きが鈍くなりましたね!」
ミラが杖を構えた。
「今です!」
セレナが叫んだ。
操縦席から身を乗り出し、両手を突き出す。
「ミラさん、氷魔法を!」
「はい! アイスストーム!」
氷の嵐が眷属たちを包み込む。
水属性は強化される環境だ。
氷魔法も、その恩恵を受けている。
「アクアランス!」
セレナが叫ぶ。
水の槍が三本、同時に形成された。
船の操縦をしながらでも、これだけ放てる。
三日間の訓練は無駄ではなかった。
一体目の眷属を、三本の槍が貫く。
「やった!」
セレナの声が弾けた。
「もらったぜ」
ダリウスの剣が、二体目を斬り裂く。
残り一体。
その眷属も、五重の弱体化で瀕死だ。
「ダリウス、トドメだ」
アクセルが叫んだ。
「任せろ」
ダリウスの剣が閃く。
三体目が、海に沈んでいった。
* * *
戦闘が終わった。
だが、安心はできない。
船の損傷は深刻だ。
右舷から海水が染み込んでいる。
「修理しないと」
セレナが焦りを滲ませた。
「でも、この嵐の中では」
その時。
嵐が、一瞬だけ静まった。
前方に、何かが見えた。
巨大な岩壁。
その中央に、暗い穴が開いている。
「あれは」
アクセルは目を凝らした。
「封印の洞窟です!」
セレナが声を上げた。
「あそこに入れば、嵐から逃れられます!」
「行くぞ」
ダリウスが舵を握った。
「全速力だ」
船が加速する。
波に揺られながら、洞窟に向かって突き進む。
あと少し。
あと少しで。
船首が、洞窟の入口に突入した。
瞬間、嵐が止んだ。
* * *
静寂が、耳に痛いほどだった。
洞窟の中は薄暗い。
天井から水滴が落ちる音だけが響いている。
波もなく、船は静かに浮かんでいた。
「助かった」
ダリウスが大きく息を吐いた。
額の汗を拭う。その手が震えている。
ミラが船の端に座り込んだ。
「マナが半分くらい、使っちゃいました」
声に疲労がにじんでいる。
セレナは船体の修理を始めようとしていた。
だが、その足がふらついた。
「セレナ」
アクセルが支えた。
「まず休もう。十分だけでいい」
「でも、船が」
「十分で構わない。それから修理だ」
セレナは躊躇したが、やがて頷いた。
「分かりました」
声が小さく震えていた。
四人は甲板に座り込んだ。
嵐を突破した。眷属も倒した。
だが、これはまだ始まりに過ぎない。
この洞窟の奥に、レヴィアスがいる。
アクセルは暗い洞窟の奥を見つめた。
水晶のかすかな光が、遠くで瞬いている。
東の封印。
嵐の海蛇。
本当の戦いは、これからだ。
アクアベルの港に立つと、潮風が頬を叩いた。
アクセルは船を見上げた。
全長二十メートルの魔法強化船。
船体には青い魔法陣が刻まれている。
アクアシールド号。
三日間の訓練を経て、ようやく出航の日を迎えた。
「準備完了だぜ」
ダリウスが操縦席から顔を出した。
額には汗が浮いている。
この三日間、セレナと共に操縦訓練を重ねてきた。
「ああ、助かる」
アクセルは頷いた。
ミラが荷物を船室に運び込んでいる。
水中呼吸の首飾りが四つ。
抗水圧の腕輪も同数。
どれも今回の任務に欠かせない装備だ。
「アクセルさん」
セレナが駆け寄ってきた。
長い黒髪を三つ編みにまとめている。
海色の瞳が、真剣な光を帯びていた。
「風の状態を確認しました!」
彼女は東の空を指さした。
「あの雲の向こうから、嵐の領域です」
アクセルはその方角を見た。
水平線の向こう。
灰色の雲が、壁のように立ちはだかっている。
「突破できるか」
「やれます!」
セレナは拳を握りしめた。
「三日間、訓練しましたから」
その手が、かすかに震えている。
だが、目には確かな決意があった。
三日前、彼女はこう言った。
嵐は止められない。でも、突破はできる。
その言葉を、今日証明する時が来た。
* * *
港を離れた。
船は静かに海面を滑っていく。
潮の香りが鼻をくすぐる。
波は穏やかだった。
「順調だな」
ダリウスが舵を握っている。
隣でセレナが魔力を船体に流し込んでいた。
「はい! でも、油断は禁物ですよ」
セレナの声に少し緊張が混じる。
視線は、ずっと前方を見据えている。
アクセルは船室の窓から外を眺めた。
隣にはミラがいる。
彼女は膝の上で手を組んでいた。
「大丈夫か、ミラ」
「はい。少し緊張してるだけです」
ミラは小さく笑った。
だが、その指先は白くなっている。
クリスがいない。
その事実が、胸の奥で重く沈んでいた。
師匠の看取りのため、故郷に戻った彼女。
一ヶ月後には戻ると約束したが、今この船にはいない。
だからこそ、俺たちが頑張らなければ。
アクセルは窓の外に目を戻した。
灰色の雲が、少しずつ近づいてくる。
* * *
嵐の境界。
空が、一気に暗くなった。
「嵐の領域に入ります!」
セレナの声が響いた。
同時に、船が大きく揺れた。
突風が船体を叩く。
波が急に高くなる。
「くそっ」
ダリウスが舵を握り直した。
「重い。舵が重いぞ」
波が船体にぶつかる。
水しぶきが甲板を濡らし、塩辛さが唇に染みる。
空では雷鳴が轟き、その振動が足の裏まで伝わってきた。
アクセルとミラは船室から飛び出した。
立っているのがやっとだ。
船は左右に激しく揺れている。
「セレナ、バリアを」
「分かってます!」
セレナが両手を前に突き出した。
青い光が掌から溢れ出す。
「アクアバリア!」
水色の障壁が船体を包み込んだ。
揺れが少しだけ収まる。
だが、嵐は容赦なく続いていた。
稲妻が海面を照らす。
その一瞬、アクセルは見た。
波の高さ。
十メートルは優に超えている。
「まずいですね」
ミラが顔を青くしている。
彼女の得意な炎魔法は、この環境では使いにくい。
「大丈夫だ。俺たちならやれる」
アクセルは彼女の肩に手を置いた。
その時だった。
海面が、盛り上がった。
「何だ」
ダリウスが叫ぶ。
巨大な影が、水中から浮上してくる。
一つ。二つ。三つ。
蛇のような体。
鱗が青白く光っている。
全長は十メートルを超えていた。
「眷属です!」
セレナの声が震えた。
「レヴィアスの眷属。電撃ウミヘビ」
三体の眷属が、船を取り囲んでいた。
その体から、青い電撃が走っている。
レベル六十。
海導師ギルドの情報通りだ。
「船上戦闘か」
ダリウスが剣を抜いた。
「面白ぇじゃねぇか」
「ダリウス、舵は」
「セレナに任せる。俺も戦うぜ」
セレナが頷き、操縦席に着いた。
船を安定させながら、魔法も使う。
三日間の訓練の成果が、今試される。
アクセルは前に出た。
眷属たちが、こちらを睨んでいる。
「弱体化」
魔力が手から放たれた。
三体全てに命中する。
効果は絶大だった。
レベルが高い相手ほど、弱体化の効き目は強くなる。
眷属たちの動きが、目に見えて鈍くなった。
「今だ」
ダリウスが斬りかかる。
だが、足元が揺れて体勢を崩した。
「くっ」
船上での戦闘は想像以上に難しい。
立っているだけで体力を消耗する。
嵐の中で視界が悪い。
波しぶきと雨で、眷属の姿がぼやける。
「見えにくいですね!」
ミラが叫んだ。
一体目が口を開いた。
青い光が、喉の奥で輝いている。
「まずい!」
ミラが叫んだ。
「電撃が来ます!」
次の瞬間、稲妻が船体を直撃した。
* * *
衝撃が走った。
船が大きく傾く。
アクセルは甲板に手をついた。
焦げた匂いが鼻を突く。
「船体に損傷!」
セレナの声が悲鳴のように響いた。
「右舷の魔法陣が、一部壊れました!」
ダリウスが舌打ちした。
「このままじゃ持たねぇぞ」
アクセルは立ち上がった。
眷属たちが、次の攻撃を準備している。
このままでは、船が沈む。
ならば。
俺にできることを、最大限やる。
「弱体化」
一発目。
「弱体化」
二発目。
「弱体化」
三発目。
「弱体化」
四発目。
「弱体化」
五発目。
連続で魔法を放った。
魔力が急速に消耗していく。
だが、構わなかった。
そして、気づいた。
手から放った魔力が、雨粒に乗って広がる。
それは見たことのない感覚だった。
まるで、水が俺の意志を運んでいるような。
三体の眷属全てに、重ねがけの効果が及んでいた。
水が、デバフを媒介している。
その発見を、頭の隅に刻み込んだ。
今は戦闘に集中する。
「動きが鈍くなりましたね!」
ミラが杖を構えた。
「今です!」
セレナが叫んだ。
操縦席から身を乗り出し、両手を突き出す。
「ミラさん、氷魔法を!」
「はい! アイスストーム!」
氷の嵐が眷属たちを包み込む。
水属性は強化される環境だ。
氷魔法も、その恩恵を受けている。
「アクアランス!」
セレナが叫ぶ。
水の槍が三本、同時に形成された。
船の操縦をしながらでも、これだけ放てる。
三日間の訓練は無駄ではなかった。
一体目の眷属を、三本の槍が貫く。
「やった!」
セレナの声が弾けた。
「もらったぜ」
ダリウスの剣が、二体目を斬り裂く。
残り一体。
その眷属も、五重の弱体化で瀕死だ。
「ダリウス、トドメだ」
アクセルが叫んだ。
「任せろ」
ダリウスの剣が閃く。
三体目が、海に沈んでいった。
* * *
戦闘が終わった。
だが、安心はできない。
船の損傷は深刻だ。
右舷から海水が染み込んでいる。
「修理しないと」
セレナが焦りを滲ませた。
「でも、この嵐の中では」
その時。
嵐が、一瞬だけ静まった。
前方に、何かが見えた。
巨大な岩壁。
その中央に、暗い穴が開いている。
「あれは」
アクセルは目を凝らした。
「封印の洞窟です!」
セレナが声を上げた。
「あそこに入れば、嵐から逃れられます!」
「行くぞ」
ダリウスが舵を握った。
「全速力だ」
船が加速する。
波に揺られながら、洞窟に向かって突き進む。
あと少し。
あと少しで。
船首が、洞窟の入口に突入した。
瞬間、嵐が止んだ。
* * *
静寂が、耳に痛いほどだった。
洞窟の中は薄暗い。
天井から水滴が落ちる音だけが響いている。
波もなく、船は静かに浮かんでいた。
「助かった」
ダリウスが大きく息を吐いた。
額の汗を拭う。その手が震えている。
ミラが船の端に座り込んだ。
「マナが半分くらい、使っちゃいました」
声に疲労がにじんでいる。
セレナは船体の修理を始めようとしていた。
だが、その足がふらついた。
「セレナ」
アクセルが支えた。
「まず休もう。十分だけでいい」
「でも、船が」
「十分で構わない。それから修理だ」
セレナは躊躇したが、やがて頷いた。
「分かりました」
声が小さく震えていた。
四人は甲板に座り込んだ。
嵐を突破した。眷属も倒した。
だが、これはまだ始まりに過ぎない。
この洞窟の奥に、レヴィアスがいる。
アクセルは暗い洞窟の奥を見つめた。
水晶のかすかな光が、遠くで瞬いている。
東の封印。
嵐の海蛇。
本当の戦いは、これからだ。
0
あなたにおすすめの小説
底辺動画主、配信を切り忘れてスライムを育成していたらバズった
椎名 富比路
ファンタジー
ダンジョンが世界じゅうに存在する世界。ダンジョン配信業が世間でさかんに行われている。
底辺冒険者であり配信者のツヨシは、あるとき弱っていたスライムを持ち帰る。
ワラビと名付けられたスライムは、元気に成長した。
だがツヨシは、うっかり配信を切り忘れて眠りについてしまう。
翌朝目覚めると、めっちゃバズっていた。
S級スキル『剣聖』を授かった俺はスキルを奪われてから人生が一変しました
白崎なまず
ファンタジー
この世界の人間の多くは生まれてきたときにスキルを持っている。スキルの力は強大で、強力なスキルを持つ者が貧弱なスキルしか持たない者を支配する。
そんな世界に生まれた主人公アレスは大昔の英雄が所持していたとされるSランク『剣聖』を持っていたことが明らかになり一気に成り上がっていく。
王族になり、裕福な暮らしをし、将来は王女との結婚も約束され盤石な人生を歩むアレス。
しかし物事がうまくいっている時こそ人生の落とし穴には気付けないものだ。
突如現れた謎の老人に剣聖のスキルを奪われてしまったアレス。
スキルのおかげで手に入れた立場は当然スキルがなければ維持することが出来ない。
王族から下民へと落ちたアレスはこの世に絶望し、生きる気力を失いかけてしまう。
そんなアレスに手を差し伸べたのはとある教会のシスターだった。
Sランクスキルを失い、この世はスキルが全てじゃないと知ったアレス。
スキルがない自分でも前向きに生きていこうと冒険者の道へ進むことになったアレスだったのだが――
なんと、そんなアレスの元に剣聖のスキルが舞い戻ってきたのだ。
スキルを奪われたと王族から追放されたアレスが剣聖のスキルが戻ったことを隠しながら冒険者になるために学園に通う。
スキルの優劣がものを言う世界でのアレスと仲間たちの学園ファンタジー物語。
この作品は小説家になろうに投稿されている作品の重複投稿になります
俺だけ永久リジェネな件 〜パーティーを追放されたポーション生成師の俺、ポーションがぶ飲みで得た無限回復スキルを何故かみんなに狙われてます!〜
早見羽流@3/19書籍発売!
ファンタジー
ポーション生成師のリックは、回復魔法使いのアリシアがパーティーに加入したことで、役たたずだと追放されてしまう。
食い物に困って余ったポーションを飲みまくっていたら、気づくとHPが自動で回復する「リジェネレーション」というユニークスキルを発現した!
しかし、そんな便利なスキルが放っておかれるわけもなく、はぐれ者の魔女、孤高の天才幼女、マッドサイエンティスト、魔女狩り集団、最強の仮面騎士、深窓の令嬢、王族、謎の巨乳魔術師、エルフetc、ヤバい奴らに狙われることに……。挙句の果てには人助けのために、危険な組織と対決することになって……?
「俺はただ平和に暮らしたいだけなんだぁぁぁぁぁ!!!」
そんなリックの叫びも虚しく、王国中を巻き込んだ動乱に巻き込まれていく。
無双あり、ざまぁあり、ハーレムあり、戦闘あり、友情も恋愛もありのドタバタファンタジー!
帰って来た勇者、現代の世界を引っ掻きまわす
黄昏人
ファンタジー
ハヤトは15歳、中学3年生の時に異世界に召喚され、7年の苦労の後、22歳にて魔族と魔王を滅ぼして日本に帰還した。帰還の際には、莫大な財宝を持たされ、さらに身につけた魔法を始めとする能力も保持できたが、マナの濃度の低い地球における能力は限定的なものであった。しかし、それでも圧倒的な体力と戦闘能力、限定的とは言え魔法能力は現代日本を、いや世界を大きく動かすのであった。
4年前に書いたものをリライトして載せてみます。
病弱少年が怪我した小鳥を偶然テイムして、冒険者ギルドの採取系クエストをやらせていたら、知らないうちにLV99になってました。
もう書かないって言ったよね?
ファンタジー
ベッドで寝たきりだった少年が、ある日、家の外で怪我している青い小鳥『ピーちゃん』を助けたことから二人の大冒険の日々が始まった。
【完結】スーパーの店長・結城偉介 〜異世界でスーパーの売れ残りを在庫処分〜
かの
ファンタジー
世界一周旅行を夢見てコツコツ貯金してきたスーパーの店長、結城偉介32歳。
スーパーのバックヤードで、うたた寝をしていた偉介は、何故か異世界に転移してしまう。
偉介が転移したのは、スーパーでバイトするハル君こと、青柳ハル26歳が書いたファンタジー小説の世界の中。
スーパーの過剰商品(売れ残り)を捌きながら、微妙にズレた世界線で、偉介の異世界一周旅行が始まる!
冒険者じゃない! 勇者じゃない! 俺は商人だーーー! だからハル君、お願い! 俺を戦わせないでください!
【もうダメだ!】貧乏大学生、絶望から一気に成り上がる〜もし、無属性でFランクの俺が異文明の魔道兵器を担いでダンジョンに潜ったら〜
KEINO
ファンタジー
貧乏大学生の探索者はダンジョンに潜り、全てを覆す。
~あらすじ~
世界に突如出現した異次元空間「ダンジョン」。
そこから産出される魔石は人類に無限のエネルギーをもたらし、アーティファクトは魔法の力を授けた。
しかし、その恩恵は平等ではなかった。
富と力はダンジョン利権を牛耳る企業と、「属性適性」という特別な才能を持つ「選ばれし者」たちに独占され、世界は新たな格差社会へと変貌していた。
そんな歪んだ現代日本で、及川翔は「無属性」という最底辺の烙印を押された青年だった。
彼には魔法の才能も、富も、未来への希望もない。
あるのは、両親を失った二年前のダンジョン氾濫で、原因不明の昏睡状態に陥った最愛の妹、美咲を救うという、ただ一つの願いだけだった。
妹を治すため、彼は最先端の「魔力生体学」を学ぶが、学費と治療費という冷酷な現実が彼の行く手を阻む。
希望と絶望の狭間で、翔に残された道はただ一つ――危険なダンジョンに潜り、泥臭く魔石を稼ぐこと。
英雄とも呼べるようなSランク探索者が脚光を浴びる華やかな世界とは裏腹に、翔は今日も一人、薄暗いダンジョンの奥へと足を踏み入れる。
これは、神に選ばれなかった「持たざる者」が、絶望的な現実にもがきながら、たった一つの希望を掴むために抗い、やがて世界の真実と向き合う、戦いの物語。
彼の「無属性」の力が、世界を揺るがす光となることを、彼はまだ知らない。
テンプレのダンジョン物を書いてみたくなり、手を出しました。
SF味が増してくるのは結構先の予定です。
スローペースですが、しっかりと世界観を楽しんでもらえる作品になってると思います。
良かったら読んでください!
ブラックギルドマスターへ、社畜以下の道具として扱ってくれてあざーす!お陰で転職した俺は初日にSランクハンターに成り上がりました!
仁徳
ファンタジー
あらすじ
リュシアン・プライムはブラックハンターギルドの一員だった。
彼はギルドマスターやギルド仲間から、常人ではこなせない量の依頼を押し付けられていたが、夜遅くまで働くことで全ての依頼を一日で終わらせていた。
ある日、リュシアンは仲間の罠に嵌められ、依頼を終わらせることができなかった。その一度の失敗をきっかけに、ギルドマスターから無能ハンターの烙印を押され、クビになる。
途方に暮れていると、モンスターに襲われている女性を彼は見つけてしまう。
ハンターとして襲われている人を見過ごせないリュシアンは、モンスターから女性を守った。
彼は助けた女性が、隣町にあるハンターギルドのギルドマスターであることを知る。
リュシアンの才能に目をつけたギルドマスターは、彼をスカウトした。
一方ブラックギルドでは、リュシアンがいないことで依頼達成の効率が悪くなり、依頼は溜まっていく一方だった。ついにブラックギルドは町の住民たちからのクレームなどが殺到して町民たちから見放されることになる。
そんな彼らに反してリュシアンは新しい職場、新しい仲間と出会い、ブッラックギルドの経験を活かして最速でギルドランキング一位を獲得し、ギルドマスターや町の住民たちから一目置かれるようになった。
これはブラックな環境で働いていた主人公が一人の女性を助けたことがきっかけで人生が一変し、ホワイトなギルド環境で最強、無双、ときどきスローライフをしていく物語!
ユーザ登録のメリット
- 毎日¥0対象作品が毎日1話無料!
- お気に入り登録で最新話を見逃さない!
- しおり機能で小説の続きが読みやすい!
1~3分で完了!
無料でユーザ登録する
すでにユーザの方はログイン
閉じる