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さすがは小学一年生。
学校の授業は昼には終わり、給食を食べたら帰宅となった。
俺はさっそく約束を果たそうと横に座る雫ちゃんに声を掛けた。
「雫ちゃん。一緒に帰ろ!」
「ははは、はい!」
「佳子ちゃんも行くよ~」
「うん!」
俺は右手で雫ちゃん、左手で佳子ちゃんの手を取り仲良く教室を出ると、手を繋いだまま下駄箱へと向かった。
あ?両手に華?リア充爆発しろ?まておまいら、俺は通算年齢24才。横の二人は7才だ。
とてもじゃないが恋愛対象にはならないぞ?
そう、今の俺は言わば保父さんだ。
え?高校生になったらお前は33才じゃないかって?
馬鹿野郎!女子高生ってのはな、齢を取れば取るほど欲しくなる!って偉い人が言ってたぞ!
そうして靴を履き替えた俺達は、校門へと向かう。
すると、そこには黒塗りの高級車が停まっていた。
運転席から一人のおじさんが降りてくる。
そして俺達の前で深々と一礼してから口を開いた。
「お嬢様。お迎えにあがりました」
「じぃ!きょうからわたしはゆーやさまとえきまでいっしょにかえる!」
「ハッ?!お嬢様一体何を?!」
【じぃ】と呼ばれた運転手は顔を強張らせ、驚愕の表情を浮かべている。
まるで悪い白昼夢を見ているかのような表情のじぃに、雫ちゃんは再度口を開く。
「だから、わたしはゆーやさまとかえるの!」
「お嬢様……お戯れはそれ位にして、ささ、早くお車に乗って下さい。このままではピアノのレッスンに遅れてしまいますよ?」
やや強く出た雫ちゃんだったが、じぃさんは大きく深呼吸すると、雫ちゃんを諭すように説得する。ま、習い事に遅刻するのは良くないしね。
だがしかし!雫ちゃんは譲らなかった。
低く唸ると両目を吊り上げ、お尻を背中に突き出し、上半身をやや前に傾けた。これは伝説のワガママポーズ!
俺の分析は確かだった。
雫ちゃんは口を大きく開けると想いの丈を怒鳴るように叫んだ。
「ぅぅ……ピアノなんていいの!ゆーやさまとかえるの!」
「お嬢様!!」
面食らってオロオロとするじぃさん。
これは流石にじぃさんが可哀想。そもそも俺が誘わなければ良かったわけだし?
そう思い、俺は「まぁまぁ」と雫ちゃんとじぃさんの間に割り込んだ。
「雫ちゃん。今日はピアノのお稽古があるんでしょ?僕より先に約束してるんだから、今日はそっちに行かないとダメだよ?」
「でも……」
「じぃ……さん?取り敢えず、今日の所はピアノに連れて行って下さい。それで、明日からは雫ちゃんが僕達と一緒に駅まで帰れるように、習い事の時間をずらすよう手配して頂けませんか?」
俺の説得にも渋る雫ちゃん。
俺は運転手のじぃさんに水を向ける。
雫ちゃんの願いを叶える為に。
俺の提案に、運転手さんは俺の顔を見て、思案顔になるも、やがて一言「わかりました」と言って頷いた。
「……お坊っちゃま。わたくしの事は実松とお呼び下さい。そしてこの話、この実松がキチンと旦那様にご報告させて頂きます」
「うん。宜しくお願いします。実松さん……という事だから、雫ちゃんは今日はここ迄……ね?」
「はぃ……」
雫ちゃんは俺とじぃ……実松さんの会話に、これ以上我儘を言ってはいけないと思ったのだろう。
小さい声で返事をすると、車の後部座席に乗り込んで行った。いい子だ。
ゲームでは私が一番!ひれ伏せ愚民!みたいなお嬢様お嬢様してたのに……こんな可愛くて聞き分けのいい子が、一体どーなったらああなるんだ!制作会社め!こうなったら俺が雫ちゃんを全うな清楚系お嬢様に育成してやる!
え?源氏物語計画?幼女の情操教育に悪影響だ?うるせーよ!
あっ……源氏と言えば、幼稚園の先生どうしてるかなぁ……
と俺が妄想中にどうやら雫ちゃんは車で帰ったのか、いつの間にか居なくなっていた。
「あっ!ゆぅくんおかえり!やっともどってきた!」
「ん?」
「またへんなかおしたりニヘラッてわらってたよ~」
どうやらおまいらと脳内会議に夢中で目の前にいる幼女を待たせてしまったらしい。
おまいら後で校舎裏だかんな!
「ふふ!」
「しずくちゃん?なにわらってんの?」
「わたしはゆぅくんとかえれてすっごくうれしいの!ゆぅくんだいすき!」
「はいはい。俺も佳子ちゃんが大好きだよ~」
「デヘヘ~」
結局、二人になった俺と佳子ちゃんは仲良く手を繋いで帰宅したよ。
おい待て!通報するな!
俺は別にロリコンでもペドでもねーんだからな?
え?大好きって言ったじゃんって?
ありゃぁその場を誤魔化す為に言っただけだろ!わかれよそれ位……え?佳子ちゃんが本気にしたらヤンデレルートっぽい?
ないない!……ないよな?……鉈とか振り回してお持ち帰りしそう?
やべぇ……どうしよう……
学校の授業は昼には終わり、給食を食べたら帰宅となった。
俺はさっそく約束を果たそうと横に座る雫ちゃんに声を掛けた。
「雫ちゃん。一緒に帰ろ!」
「ははは、はい!」
「佳子ちゃんも行くよ~」
「うん!」
俺は右手で雫ちゃん、左手で佳子ちゃんの手を取り仲良く教室を出ると、手を繋いだまま下駄箱へと向かった。
あ?両手に華?リア充爆発しろ?まておまいら、俺は通算年齢24才。横の二人は7才だ。
とてもじゃないが恋愛対象にはならないぞ?
そう、今の俺は言わば保父さんだ。
え?高校生になったらお前は33才じゃないかって?
馬鹿野郎!女子高生ってのはな、齢を取れば取るほど欲しくなる!って偉い人が言ってたぞ!
そうして靴を履き替えた俺達は、校門へと向かう。
すると、そこには黒塗りの高級車が停まっていた。
運転席から一人のおじさんが降りてくる。
そして俺達の前で深々と一礼してから口を開いた。
「お嬢様。お迎えにあがりました」
「じぃ!きょうからわたしはゆーやさまとえきまでいっしょにかえる!」
「ハッ?!お嬢様一体何を?!」
【じぃ】と呼ばれた運転手は顔を強張らせ、驚愕の表情を浮かべている。
まるで悪い白昼夢を見ているかのような表情のじぃに、雫ちゃんは再度口を開く。
「だから、わたしはゆーやさまとかえるの!」
「お嬢様……お戯れはそれ位にして、ささ、早くお車に乗って下さい。このままではピアノのレッスンに遅れてしまいますよ?」
やや強く出た雫ちゃんだったが、じぃさんは大きく深呼吸すると、雫ちゃんを諭すように説得する。ま、習い事に遅刻するのは良くないしね。
だがしかし!雫ちゃんは譲らなかった。
低く唸ると両目を吊り上げ、お尻を背中に突き出し、上半身をやや前に傾けた。これは伝説のワガママポーズ!
俺の分析は確かだった。
雫ちゃんは口を大きく開けると想いの丈を怒鳴るように叫んだ。
「ぅぅ……ピアノなんていいの!ゆーやさまとかえるの!」
「お嬢様!!」
面食らってオロオロとするじぃさん。
これは流石にじぃさんが可哀想。そもそも俺が誘わなければ良かったわけだし?
そう思い、俺は「まぁまぁ」と雫ちゃんとじぃさんの間に割り込んだ。
「雫ちゃん。今日はピアノのお稽古があるんでしょ?僕より先に約束してるんだから、今日はそっちに行かないとダメだよ?」
「でも……」
「じぃ……さん?取り敢えず、今日の所はピアノに連れて行って下さい。それで、明日からは雫ちゃんが僕達と一緒に駅まで帰れるように、習い事の時間をずらすよう手配して頂けませんか?」
俺の説得にも渋る雫ちゃん。
俺は運転手のじぃさんに水を向ける。
雫ちゃんの願いを叶える為に。
俺の提案に、運転手さんは俺の顔を見て、思案顔になるも、やがて一言「わかりました」と言って頷いた。
「……お坊っちゃま。わたくしの事は実松とお呼び下さい。そしてこの話、この実松がキチンと旦那様にご報告させて頂きます」
「うん。宜しくお願いします。実松さん……という事だから、雫ちゃんは今日はここ迄……ね?」
「はぃ……」
雫ちゃんは俺とじぃ……実松さんの会話に、これ以上我儘を言ってはいけないと思ったのだろう。
小さい声で返事をすると、車の後部座席に乗り込んで行った。いい子だ。
ゲームでは私が一番!ひれ伏せ愚民!みたいなお嬢様お嬢様してたのに……こんな可愛くて聞き分けのいい子が、一体どーなったらああなるんだ!制作会社め!こうなったら俺が雫ちゃんを全うな清楚系お嬢様に育成してやる!
え?源氏物語計画?幼女の情操教育に悪影響だ?うるせーよ!
あっ……源氏と言えば、幼稚園の先生どうしてるかなぁ……
と俺が妄想中にどうやら雫ちゃんは車で帰ったのか、いつの間にか居なくなっていた。
「あっ!ゆぅくんおかえり!やっともどってきた!」
「ん?」
「またへんなかおしたりニヘラッてわらってたよ~」
どうやらおまいらと脳内会議に夢中で目の前にいる幼女を待たせてしまったらしい。
おまいら後で校舎裏だかんな!
「ふふ!」
「しずくちゃん?なにわらってんの?」
「わたしはゆぅくんとかえれてすっごくうれしいの!ゆぅくんだいすき!」
「はいはい。俺も佳子ちゃんが大好きだよ~」
「デヘヘ~」
結局、二人になった俺と佳子ちゃんは仲良く手を繋いで帰宅したよ。
おい待て!通報するな!
俺は別にロリコンでもペドでもねーんだからな?
え?大好きって言ったじゃんって?
ありゃぁその場を誤魔化す為に言っただけだろ!わかれよそれ位……え?佳子ちゃんが本気にしたらヤンデレルートっぽい?
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