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第3話 姉への復讐
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次の日、私はまた屋敷の門に出向いていた。
「お嬢様、自分のおうちにお戻りください」
もちろん、昨日の門番は死んでいるので、別の門番だった。
昨日の門番殺人事件を受けて、門番の数と護衛の数を増やしているものと思っていたのだけれど……。
「昨日の門番はどこにいったのかしら?」
「……?」
「門番は日によって変わるの?」
「……私が門番をするのは初めてです、お嬢様。人手が足りないということで、配属されたのですが……」
世界から記憶を消す。
もしその言葉の通りなら、私は昨日の門番の存在自体を、世界から忘れさせてしまったみたいね。両親や姉の存在を世界から消せたら……本当に最高じゃない。
【スキル『1分間の復讐』:カウント開始】
「昨日の門番は私が殺したのよ」
「はい? 何を言って――」
「だからあなたも、私が殺すわ」
門番その2の首が、ごろんと地面に落ちる。
間合いを詰めるスピードと剣を振るスピード。今の私は常人離れしていると思う。元々の私の実力もあるかもしれない。でも、復讐スキルのおかげで力が上がっている感じもするわね。
明日もまた別の門番が配置されることが予想されるけれど……今度はしっかり姉を殺すことにするわ。
***
復讐3日目。
能力を発動させてから一瞬で門番を殺し、姉の部屋までやってきた。
だいたい30秒くらいかかったかしら。
姉の部屋に着くまで、5人の召使いと3人の護衛を殺したのだけど、しかたないわよね。姉の部屋に行くのに邪魔だったのだから。
「あら、呪われっ娘のリジーじゃない。よく門番が通してくれたわね」
「お姉様、今日はこの16年間の感謝の気持ちを伝えにきました」
「感謝?」
顔をしかめるオクタヴィア。
それもそうね。
私に感謝されることなんて思い当たるはずがないもの。
「私を今日までずっと存在しないものとして扱ってくださり、ありがとうございます。前に私が助けを求めた時、お姉様は言いましたよね」
あの言葉は5歳の時に言われた。
それ以来、忘れたことはないし、その言葉があったおかげで、今日まで復讐心を燃やし続けることができていた。
「存在しないものを助けることはできない、と」
「あら、そんなこと言ったかしら? あんたみたいな呪いにかける言葉なんてなかったはずだけど?」
「そうですね。ですがお姉様、あなたはもうすぐ、最初から存在しないものになってしまうのですよ」
「は?」
次の瞬間、長年私を虐げ続けてきた姉は死んだ。
もう時間がなかったというのが惜しいわね。
できるのなら、ギリギリまで痛めつけて、地下の奥底に監禁し、毎日苦しむ顔を拝みに行きたかった。
でも、姉に復讐を果たしたこの30秒間は、私のこれまでの人生で何よりも楽しかったわ。
「お嬢様、自分のおうちにお戻りください」
もちろん、昨日の門番は死んでいるので、別の門番だった。
昨日の門番殺人事件を受けて、門番の数と護衛の数を増やしているものと思っていたのだけれど……。
「昨日の門番はどこにいったのかしら?」
「……?」
「門番は日によって変わるの?」
「……私が門番をするのは初めてです、お嬢様。人手が足りないということで、配属されたのですが……」
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もしその言葉の通りなら、私は昨日の門番の存在自体を、世界から忘れさせてしまったみたいね。両親や姉の存在を世界から消せたら……本当に最高じゃない。
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「昨日の門番は私が殺したのよ」
「はい? 何を言って――」
「だからあなたも、私が殺すわ」
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間合いを詰めるスピードと剣を振るスピード。今の私は常人離れしていると思う。元々の私の実力もあるかもしれない。でも、復讐スキルのおかげで力が上がっている感じもするわね。
明日もまた別の門番が配置されることが予想されるけれど……今度はしっかり姉を殺すことにするわ。
***
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だいたい30秒くらいかかったかしら。
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「あら、呪われっ娘のリジーじゃない。よく門番が通してくれたわね」
「お姉様、今日はこの16年間の感謝の気持ちを伝えにきました」
「感謝?」
顔をしかめるオクタヴィア。
それもそうね。
私に感謝されることなんて思い当たるはずがないもの。
「私を今日までずっと存在しないものとして扱ってくださり、ありがとうございます。前に私が助けを求めた時、お姉様は言いましたよね」
あの言葉は5歳の時に言われた。
それ以来、忘れたことはないし、その言葉があったおかげで、今日まで復讐心を燃やし続けることができていた。
「存在しないものを助けることはできない、と」
「あら、そんなこと言ったかしら? あんたみたいな呪いにかける言葉なんてなかったはずだけど?」
「そうですね。ですがお姉様、あなたはもうすぐ、最初から存在しないものになってしまうのですよ」
「は?」
次の瞬間、長年私を虐げ続けてきた姉は死んだ。
もう時間がなかったというのが惜しいわね。
できるのなら、ギリギリまで痛めつけて、地下の奥底に監禁し、毎日苦しむ顔を拝みに行きたかった。
でも、姉に復讐を果たしたこの30秒間は、私のこれまでの人生で何よりも楽しかったわ。
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