Sub侯爵の愛しのDom様

東雲

文字の大きさ
1 / 76

はじめに:Dom/Subユニバースの設定について

Dom/Subユニバースのふんわり設定さえご存知であれば読める内容です。また本作では、オメガバースのような抑制剤といった物は存在しません。
一部個人設定として簡略化している部分や、独自の設定を盛り込んでいる部分もありますが、複雑な設定は気にせず、雰囲気を楽しむ形でお読み頂けましたら幸いです。


◆ Dom/Sub
男女の性別とは異なるダイナミクスという力量関係によるもう一つの性。
支配したい側/支配されたい側、信頼されたい側/信頼を伝えたい側、褒めてあげたい側/褒めてほしい側、とそれぞれの立場で相手に求める愛情が異なり、互いが互いを必要とする関係。

◆ Dom(SMでいうところのS)
Subを庇護する者。支配欲が強く、Subに必要とされ、信頼を得ることで欲求が満たされる。同時にSubを「いじめたい」というサディズムな面も持ち合わせている。

◆ Sub(SMでいうところのM)
Domに庇護される者。Domに支配され、安心感を得ることで欲求が満たされる。同時にDomから「いじめられたい」というマゾヒストな面も持ち合わせている。

◆ Normal
ダイナミクス性を持たない存在。

◆ Kneel(ニール)
DomからSubに対する『命令(Command)』の一部で、いわゆる『おすわり』。互いの関係性を確認する為のコマンド。
(※コマンドは多くありますが、本作ではKneelだけ知っていれば基本的に読める内容にするつもりです。たぶん)

◆ Safe word(セーフワード)
Domの命令が行き過ぎてしまった場合、SubからDomに対して「やめて」とストップをかける為に予め決めておく言葉。セーフワードが出たらDomは行為を止めなければいけない。セーフワードを言うことそのものがSubの負担になることもあり、Dom側の献身的な躾やケアが大事になる。

◆ After care(アフターケア)
DomがSubに対して躾やお仕置きなどの後にたくさん褒めてスキンシップを取ること。これを怠るとSub dropに陥る。

◆ Sub space(サブスペース)
Subの意識が完全にDomにコントロールされてしまった状態。Sub spaceに入ると頭がお花畑状態になり、ふわふわした感覚に包まれたりする。 Domとの信頼関係がないと入ることができない。

◆ Sub drop(サブドロップ)
Sub spaceの正反対の状態。 DomとSubの間で信頼関係が築けていない、Domが躾やお仕置きなどの後Subをそのまま放置したり、強いGlareを浴びた場合などに起こる現象。 幸福感よりも緊張や不安が高まってしまい、Subが疲労感、虚無感を覚えてしまう。

◆ Defense(ディフェンス)
Domが自分のSubに危害が加えられた時に陥る状態。 Subを過剰に保護しようとして周囲に対し暴力的になり、Glareを周囲に撒き散らしたりする場合もある。

◆ Glare(グレア)
Domが不機嫌になったときにSubや周囲に浴びせる目力やオーラのようなもの。
(※本作では瞳の色が変わります)
浴びせられたSubは恐怖に飲まれ、Sub dropに陥ったり、自発的にKneelの体勢をとってしまうこともある。 

◆ Collar(カラー)
DomとSubの関係成立の証としてDomがSubに送る首輪のこと。Subは首輪を付けることで「支配されている」と強く実感し精神的に安定し、Domは他の者に対して「このSubは自分の庇護下にある」と主張することができる。結婚と同義・同等な場合もある。 


◇◇関係性◇◇

◆『躾』『お仕置き』『ご褒美』のサイクルで成り立っている関係。
『躾』はDomがSubを自分好みに調教する為、約束事を決め、それを守れるように少しずつ躾けていくこと。
『お仕置き』はSubがDomの言いつけを破り、躾けられたことを守らなかった場合に行い、躾られたことの再確認、躾を破ったことの反省をさせること。
『ご褒美』はお仕置き後に「よくできました」と褒めてあげることでSubを安心させる必須行為。例え躾けたことが上手くできなかった時でも「いい子」「頑張ったね」と褒めてあげることが大事。

◆ 厳密には上下関係は無い
ヒエラルキー的な関係ではない為、Domが一方的にSubを支配することはできない。なによりDomの『信頼されたい』という欲求を満たすにはSubから頼られることが必要不可欠であり、Subに深い愛情を抱き、心を込めて躾けることが大事。但し、Subの地位が著しく低い場合は一方的な関係になり得る場合がある。


大体こんな感じです!(pixiv百科事典様より一部抜粋)
コマンドとかいっぱいあるのですが、そこまで厳密な命令言葉は使わない世界線ということでフラットにお読み頂けましたら助かります。
あと一応用語として書きましたがたぶん出てこない単語もあると思います。
感想 37

あなたにおすすめの小説

【BL】捨てられたSubが甘やかされる話

橘スミレ
BL
 渚は最低最悪なパートナーに追い出され行く宛もなく彷徨っていた。  もうダメだと倒れ込んだ時、オーナーと呼ばれる男に拾われた。  オーナーさんは理玖さんという名前で、優しくて暖かいDomだ。  ただ執着心がすごく強い。渚の全てを知って管理したがる。  特に食へのこだわりが強く、渚が食べるもの全てを知ろうとする。  でもその執着が捨てられた渚にとっては心地よく、気味が悪いほどの執着が欲しくなってしまう。  理玖さんの執着は日に日に重みを増していくが、渚はどこまでも幸福として受け入れてゆく。  そんな風な激重DomによってドロドロにされちゃうSubのお話です!  アルファポリス限定で連載中

婚約破棄されたSubですが、新しく伴侶になったDomに溺愛コマンド受けてます。

猫宮乾
BL
 【完結済み】僕(ルイス)は、Subに生まれた侯爵令息だ。許婚である公爵令息のヘルナンドに無茶な命令をされて何度もSub dropしていたが、ある日婚約破棄される。内心ではホッとしていた僕に対し、その時、その場にいたクライヴ第二王子殿下が、新しい婚約者に立候補すると言い出した。以後、Domであるクライヴ殿下に溺愛され、愛に溢れるコマンドを囁かれ、僕の悲惨だったこれまでの境遇が一変する。※異世界婚約破棄×Dom/Subユニバースのお話です。独自設定も含まれます。(☆)挿入無し性描写、(★)挿入有り性描写です。第10回BL大賞応募作です。応援・ご投票していただけましたら嬉しいです! ▼一日2話以上更新。あと、(微弱ですが)ざまぁ要素が含まれます。D/Sお好きな方のほか、D/Sご存じなくとも婚約破棄系好きな方にもお楽しみいただけましたら嬉しいです!(性描写に痛い系は含まれません。ただ、たまに激しい時があります)

身代わりにされた少年は、冷徹騎士に溺愛される

秋津むぎ
BL
第13回BL大賞奨励賞頂きました! 最終17位でした!応援ありがとうございます! あらすじ 魔力がなく、義母達に疎まれながらも必死に生きる少年アシェ。 ある日、義兄が騎士団長ヴァルドの徽章を盗んだ罪をアシェに押し付け、身代わりにされてしまう。 死を覚悟した彼の姿を見て、冷徹な騎士ヴァルドは――? 傷ついた少年と騎士の、温かい溺愛物語。

やっと退場できるはずだったβの悪役令息。ワンナイトしたらΩになりました。

毒島醜女
BL
目が覚めると、妻であるヒロインを虐げた挙句に彼女の運命の番である皇帝に断罪される最低最低なモラハラDV常習犯の悪役夫、イライ・ロザリンドに転生した。 そんな最期は絶対に避けたいイライはヒーローとヒロインの仲を結ばせつつ、ヒロインと円満に別れる為に策を練った。 彼の努力は実り、主人公たちは結ばれ、イライはお役御免となった。 「これでやっと安心して退場できる」 これまでの自分の努力を労うように酒場で飲んでいたイライは、いい薫りを漂わせる男と意気投合し、彼と一夜を共にしてしまう。 目が覚めると罪悪感に襲われ、すぐさま宿を去っていく。 「これじゃあ原作のイライと変わらないじゃん!」 その後体調不良を訴え、医師に診てもらうととんでもない事を言われたのだった。 「あなた……Ωになっていますよ」 「へ?」 そしてワンナイトをした男がまさかの国の英雄で、まさかまさか求愛し公開プロポーズまでして来て―― オメガバースの世界で運命に導かれる、強引な俺様α×頑張り屋な元悪役令息の元βのΩのラブストーリー。

待てって言われたから…

ゆあ
BL
Dom/Subユニバースの設定をお借りしてます。 //今日は久しぶりに津川とprayする日だ。久しぶりのcomandに気持ち良くなっていたのに。急に電話がかかってきた。終わるまでstayしててと言われて、30分ほど待っている間に雪人はトイレに行きたくなっていた。行かせてと言おうと思ったのだが、会社に戻るからそれまでstayと言われて… がっつり小スカです。 投稿不定期です🙇表紙は自筆です。 華奢な上司(sub)×がっしりめな後輩(dom)

借金のカタで二十歳上の実業家に嫁いだΩ。鳥かごで一年過ごすだけの契約だったのに、氷の帝王と呼ばれた彼に激しく愛され、唯一無二の番になる

水凪しおん
BL
名家の次男として生まれたΩ(オメガ)の青年、藍沢伊織。彼はある日突然、家の負債の肩代わりとして、二十歳も年上のα(アルファ)である実業家、久遠征四郎の屋敷へと送られる。事実上の政略結婚。しかし伊織を待ち受けていたのは、愛のない契約だった。 「一年間、俺の『鳥』としてこの屋敷で静かに暮らせ。そうすれば君の家族は救おう」 過去に愛する番を亡くし心を凍てつかせた「氷の帝王」こと征四郎。伊織はただ美しい置物として鳥かごの中で生きることを強いられる。しかしその瞳の奥に宿る深い孤独に触れるうち、伊織の心には反発とは違う感情が芽生え始める。 ひたむきな優しさは、氷の心を溶かす陽だまりとなるか。 孤独なαと健気なΩが、偽りの契約から真実の愛を見出すまでの、切なくも美しいシンデレラストーリー。

処刑エンドの悪役公爵、隠居したいのに溺愛されてます

ひなた翠
BL
目が覚めたら、やり込んだBLゲームの悪役公爵になっていた。 しかも手には鞭。目の前には涙を浮かべた美少年。 ——このままじゃ、王太子に処刑される。 前世は冴えない社畜サラリーマン。今世は冷徹な美貌を持つ高位貴族のアルファ。 中身と外見の落差に戸惑う暇もなく、エリオットは処刑回避のための「隠居計画」を立てる。 囚われのオメガ・レオンを王太子カイルに引き渡し、爵位も領地も全部手放して、ひっそり消える——はずだった。 ところが動くほど状況は悪化していく。 レオンを自由にしようとすれば「傍にいたい」と縋りつかれ、 カイルに会えば「お前の匂いは甘い」と迫られ、 隠居を申し出れば「逃げるな」と退路を塞がれる。 しかもなぜか、子供の頃から飲んでいた「ビタミン剤」を忘れるたび、身体がおかしくなる。 周囲のアルファたちの視線が絡みつき、カイルの目の色が変わり—— 自分でも知らなかった秘密が暴かれたとき、逃げ場はもう、どこにもなかった。 誰にも愛されなかった男が、異世界で「本当の自分」を知り、運命の番と出会う—— ギャップ萌え×じれったさ×匂いフェチ全開の、オメガバース転生BL。

人族は一人で生きられないらしい――獣人公爵に拾われ、溺愛されて家族になりました

よっちゃん
BL
人族がほとんど存在しない世界に、 前世の記憶を持ったまま転生した少年・レオン。 獣人が支配する貴族社会。 魔力こそが価値とされ、 「弱い人族」は守られるべき存在として扱われる世界で、 レオンは常識の違いに戸惑いながらも必死に生きようとする。 そんな彼を拾ったのは、 辺境を治める獣人公爵アルト。 寡黙で冷静、しかし一度守ると決めたものは決して手放さない男だった。 溺愛され、守られ、育てられる日々。 だが、レオンはただ守られるだけの存在で終わることを選ばない。 学院での出会い。 貴族社会に潜む差別と陰謀。 そして「番」という、深く重い絆。 レオンは学び、考え、 自分にしかできない魔法理論を武器に、 少しずつ“並び立つ覚悟”を身につけていく。 獣人と人族。 価値観も、立場も、すべてが違う二人が、 それでも選び合い、家族になるまでの物語。 溺愛×成長×異世界BL。 読後に残るのは、 「ここに居場所があっていい」と思える、あたたかな幸福。