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第6章 姉妹喧嘩編
第44話 仲裁の結果
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僕の用意した手作りプリンと飲み物によって、なんとか落ち着いてくれた二人。けれど、どちらも互いに視線を合わせずに僕を見ているので、僕の方から話を振ってみることにした。
「沙希姉さんと紗綾姉さんは、仲良くできない?」
「だって、こいつの方から邪険に扱って! 嫌ってる奴と仲良くなんかできるか?」
僕の一言を聞いて再び沸騰する沙希姉さん。その様子を冷ややかに見ている紗綾姉さん。せっかく和らいだ雰囲気が、また険悪になりそうだ。
「沙希姉さんは、紗綾姉さんが嫌っていて仲良くしないと言ってるけれど、何故そう思うの? 話し合っていないのに、何故決めつけるの?」
視線を厳しくして、少し強い調子で言ってみる。沙希姉さんが不満気に唇を尖らせた。
「だ、だって……」
言葉に詰まる沙希姉さん。僕は次に、紗綾姉さんにも質問してみる。
「紗綾姉さんも、何でいつも黙っているの? 話し合うつもりはないの?」
「話したって無駄だわ」
「何で話したって無駄って思うの? 誰だって言ってくれないと、何を考えているのか、何を感じているのかわからないよ。話し合おうとしないのは、面倒だとか理解し合えないって決めつけて、話す前から諦めてるから?」
「……」
黙り込んでしまった紗綾姉さん。なるべく二人の中立にいようと、二人ともに思ったことを聞いてみたが、どちらも答えずに黙ってしまった。自分でも、かなり説教臭いと思う。だけど、僕は話を続ける。
「それで、今回の喧嘩の原因だけど」
僕はそう切り出して、沙希姉さんが間違って僕に手を当ててしまった件について、事実を整理しながら問題点を挙げていった。
一つは、沙希姉さんがむやみに暴力で訴えようとしたこと。簡単に手を出してしまうことの愚かしさ。そして、もう一つは起こった問題に関して話し合うことから逃げ続けたこと。それが悪かった。また、紗綾姉さんが僕のことを過保護にしすぎたことも問題だった。
「沙希姉さんは、家族に対してすぐに手を挙げるけれど、家族に対しても手を出したら絶対にダメだよ。それに、あの時は僕に当たってしまったけれど、元々紗綾姉さんを狙ったことだから、そのことについて謝らないと」
「……」
複雑な顔で悩み始める沙希姉さん。彼女も人に手を上げることは悪いことだと理解しているのだろう。僕に手を当ててしまったことは謝ってもらった。だけど、いがみ合っている紗綾姉さんに対して謝ることに大きな抵抗があるようで、なかなか謝ろうとはしない。
「沙希姉さん!」
僕が少しだけ怒気を込めて、沙希姉さんの背中を押す。
「う、うん。……ごめんなさい、紗綾」
「え、……えぇ」
僕の無理矢理な促しで、声は少しだけ小さくなったけれど、沙希姉さんは紗綾姉さんに謝った。紗綾姉さんは、まさか本当に沙希姉さんが謝るとは思っていなかったようで、かなり動揺しながらも返事をする。
「これで、喧嘩の原因は無くなったでしょ? もう仲直りだね」
かなり強引に、そして努めて明るく振る舞う僕。これで、多少はわだかまりも消えてお互いに話し始めたら、以前の関係には戻れるだろうと思う。楽しい将来に思いを馳せていると、紗綾姉さんが待ったをかける。
「ちょっと待って、さっき二階で優を泣かせていた件については?」
「そ、それは! 違えよ、俺のせいじゃねえ」
自分のせいじゃないと言いつつ、不安そうに僕の顔を見てくる沙希姉さん。
「じゃあ、誰のせいなのかしら? 優に強引に迫って、涙を流させていたのはあなたでしょう?」
「いや。だ、だからあれは」
「ちょっと待って!」
先ほどのことを思い出して、紗綾姉さんは再びヒートアップし始めた。それに突っかかっていく沙希姉さん。僕が慌てて止めるが、再び亀裂が生じそうになる。この件は僕のせいなので、僕が詳しく説明する必要がある。
「紗綾姉さん、あれは本当に沙希姉さんが原因じゃなくて僕が原因だから」
「どういうこと?」
視線を沙希姉さんに向けながら、聞き返してくる紗綾姉さん。僕は、あの時考えていたことや、涙を流すようになってしまった自分の幼い精神について話すのは恥ずかしいが、この部分を曖昧にすると話がこじれそうなので、あの時に思っていたことを正直に詳しく話すことにした。恥ずかしいとか思っていられない。
「あの時僕は、二人がこのまま一生お互いを嫌い合って、家族なのにいがみ合って生きていくって考えた時に悲しい気持ちになって、そんなのは絶対嫌だって思ったのに、沙希姉さんを説得しきれなくて涙が出ちゃっただけだから」
「それじゃあ、沙希が優のお願いを断ったから泣いてしまったんでしょ? それならやっぱり沙希のせい」
まだ納得のいかない紗綾姉さんに、僕は説明を重ねる。
「それは違うよ。僕が勝手に悪い想像をして、勝手に弱気になったから悪いんだ」
この件に関しては僕が本当に悪いと思うので、疑いをかけられている沙希姉さんを必死に庇った。
「……優が、そこまで言うのなら。まあ、本当にそういうことなのね」
僕が必死に説明すると、ヒートアップしていた紗綾姉さんが落ち着いて状況を理解してくれた。
姉妹喧嘩へと発展してしまっていた問題は、これで全て片付いたはずだ。
「とにかく、二人でいがみ合う原因はなくなったんだから。後は二人でお互いを知り合うために会話して。家族なんだから」
「ちょ、待ってくれ、優」
「待って、優」
「僕は、夕食の準備があるから」
慌てる二人を残して、僕はキッチンに移動して夕飯の支度を始める。キッチンから二人の座っているテーブルは見える位置にある。何か言い争いになったらすぐに向かって行ける、少しだけ離れた位置で沙希姉さんと紗綾姉さんを二人きりにする。
僕は、二人の動向を気にしつつ夕飯の支度を進めた。多少の言い合いになっていたみたいだが、話し合っているようで大声は出さずにお互い座ったままで手も出なかった。途中で二人が笑顔を見せる場面もあり、僕は安心した。
やっぱり、ちゃんと向かい合えば良くなる。家族なんだから。
僕が夕飯を作り終える頃には、二人が普通に会話していた。険悪なムードも消え去って、いがみ合いも無くなっていたようでホッとした。
こうして、二人は一応の和解をした。たまに言い合うことはあっても、嫌い合うことは無くなった。
だけど、それでもお互いが唯一譲れないことがあって……。
「紗綾、優から離れろ」
僕の腕に巻き付いて離れない紗綾姉さんに向かって、沙希姉さんが注意する。
「あら? 優は嫌がってはいないけれど」
「とにかく離れるんだよ」
そう言って、沙希姉さんは紗綾姉さんが抱きついている腕と反対側の僕の腕を取って引っ張る。少し痛いと思っていると、顔に出てしまったのか紗綾姉さんが沙希姉さんに苦言を呈する。
「沙希、優が痛がっているわ」
「あ、悪い優。紗綾が離さないからだぞ!」
僕に向かってすぐに謝り、紗綾姉さんに文句を言う。
このように、僕に関することで言い合いになることが多くなった。沙希姉さんは暴力を振るわないようになったけれど、その分口に出るようになった。でも、これは以前の険悪な関係とは全く違う。むしろ、これこそが本当の姉妹らしい関係なのかもしれない。
少なくとも、家族の雰囲気は確実に良くなった。僕の仲裁は、成功だったと言えるだろう。
「沙希姉さんと紗綾姉さんは、仲良くできない?」
「だって、こいつの方から邪険に扱って! 嫌ってる奴と仲良くなんかできるか?」
僕の一言を聞いて再び沸騰する沙希姉さん。その様子を冷ややかに見ている紗綾姉さん。せっかく和らいだ雰囲気が、また険悪になりそうだ。
「沙希姉さんは、紗綾姉さんが嫌っていて仲良くしないと言ってるけれど、何故そう思うの? 話し合っていないのに、何故決めつけるの?」
視線を厳しくして、少し強い調子で言ってみる。沙希姉さんが不満気に唇を尖らせた。
「だ、だって……」
言葉に詰まる沙希姉さん。僕は次に、紗綾姉さんにも質問してみる。
「紗綾姉さんも、何でいつも黙っているの? 話し合うつもりはないの?」
「話したって無駄だわ」
「何で話したって無駄って思うの? 誰だって言ってくれないと、何を考えているのか、何を感じているのかわからないよ。話し合おうとしないのは、面倒だとか理解し合えないって決めつけて、話す前から諦めてるから?」
「……」
黙り込んでしまった紗綾姉さん。なるべく二人の中立にいようと、二人ともに思ったことを聞いてみたが、どちらも答えずに黙ってしまった。自分でも、かなり説教臭いと思う。だけど、僕は話を続ける。
「それで、今回の喧嘩の原因だけど」
僕はそう切り出して、沙希姉さんが間違って僕に手を当ててしまった件について、事実を整理しながら問題点を挙げていった。
一つは、沙希姉さんがむやみに暴力で訴えようとしたこと。簡単に手を出してしまうことの愚かしさ。そして、もう一つは起こった問題に関して話し合うことから逃げ続けたこと。それが悪かった。また、紗綾姉さんが僕のことを過保護にしすぎたことも問題だった。
「沙希姉さんは、家族に対してすぐに手を挙げるけれど、家族に対しても手を出したら絶対にダメだよ。それに、あの時は僕に当たってしまったけれど、元々紗綾姉さんを狙ったことだから、そのことについて謝らないと」
「……」
複雑な顔で悩み始める沙希姉さん。彼女も人に手を上げることは悪いことだと理解しているのだろう。僕に手を当ててしまったことは謝ってもらった。だけど、いがみ合っている紗綾姉さんに対して謝ることに大きな抵抗があるようで、なかなか謝ろうとはしない。
「沙希姉さん!」
僕が少しだけ怒気を込めて、沙希姉さんの背中を押す。
「う、うん。……ごめんなさい、紗綾」
「え、……えぇ」
僕の無理矢理な促しで、声は少しだけ小さくなったけれど、沙希姉さんは紗綾姉さんに謝った。紗綾姉さんは、まさか本当に沙希姉さんが謝るとは思っていなかったようで、かなり動揺しながらも返事をする。
「これで、喧嘩の原因は無くなったでしょ? もう仲直りだね」
かなり強引に、そして努めて明るく振る舞う僕。これで、多少はわだかまりも消えてお互いに話し始めたら、以前の関係には戻れるだろうと思う。楽しい将来に思いを馳せていると、紗綾姉さんが待ったをかける。
「ちょっと待って、さっき二階で優を泣かせていた件については?」
「そ、それは! 違えよ、俺のせいじゃねえ」
自分のせいじゃないと言いつつ、不安そうに僕の顔を見てくる沙希姉さん。
「じゃあ、誰のせいなのかしら? 優に強引に迫って、涙を流させていたのはあなたでしょう?」
「いや。だ、だからあれは」
「ちょっと待って!」
先ほどのことを思い出して、紗綾姉さんは再びヒートアップし始めた。それに突っかかっていく沙希姉さん。僕が慌てて止めるが、再び亀裂が生じそうになる。この件は僕のせいなので、僕が詳しく説明する必要がある。
「紗綾姉さん、あれは本当に沙希姉さんが原因じゃなくて僕が原因だから」
「どういうこと?」
視線を沙希姉さんに向けながら、聞き返してくる紗綾姉さん。僕は、あの時考えていたことや、涙を流すようになってしまった自分の幼い精神について話すのは恥ずかしいが、この部分を曖昧にすると話がこじれそうなので、あの時に思っていたことを正直に詳しく話すことにした。恥ずかしいとか思っていられない。
「あの時僕は、二人がこのまま一生お互いを嫌い合って、家族なのにいがみ合って生きていくって考えた時に悲しい気持ちになって、そんなのは絶対嫌だって思ったのに、沙希姉さんを説得しきれなくて涙が出ちゃっただけだから」
「それじゃあ、沙希が優のお願いを断ったから泣いてしまったんでしょ? それならやっぱり沙希のせい」
まだ納得のいかない紗綾姉さんに、僕は説明を重ねる。
「それは違うよ。僕が勝手に悪い想像をして、勝手に弱気になったから悪いんだ」
この件に関しては僕が本当に悪いと思うので、疑いをかけられている沙希姉さんを必死に庇った。
「……優が、そこまで言うのなら。まあ、本当にそういうことなのね」
僕が必死に説明すると、ヒートアップしていた紗綾姉さんが落ち着いて状況を理解してくれた。
姉妹喧嘩へと発展してしまっていた問題は、これで全て片付いたはずだ。
「とにかく、二人でいがみ合う原因はなくなったんだから。後は二人でお互いを知り合うために会話して。家族なんだから」
「ちょ、待ってくれ、優」
「待って、優」
「僕は、夕食の準備があるから」
慌てる二人を残して、僕はキッチンに移動して夕飯の支度を始める。キッチンから二人の座っているテーブルは見える位置にある。何か言い争いになったらすぐに向かって行ける、少しだけ離れた位置で沙希姉さんと紗綾姉さんを二人きりにする。
僕は、二人の動向を気にしつつ夕飯の支度を進めた。多少の言い合いになっていたみたいだが、話し合っているようで大声は出さずにお互い座ったままで手も出なかった。途中で二人が笑顔を見せる場面もあり、僕は安心した。
やっぱり、ちゃんと向かい合えば良くなる。家族なんだから。
僕が夕飯を作り終える頃には、二人が普通に会話していた。険悪なムードも消え去って、いがみ合いも無くなっていたようでホッとした。
こうして、二人は一応の和解をした。たまに言い合うことはあっても、嫌い合うことは無くなった。
だけど、それでもお互いが唯一譲れないことがあって……。
「紗綾、優から離れろ」
僕の腕に巻き付いて離れない紗綾姉さんに向かって、沙希姉さんが注意する。
「あら? 優は嫌がってはいないけれど」
「とにかく離れるんだよ」
そう言って、沙希姉さんは紗綾姉さんが抱きついている腕と反対側の僕の腕を取って引っ張る。少し痛いと思っていると、顔に出てしまったのか紗綾姉さんが沙希姉さんに苦言を呈する。
「沙希、優が痛がっているわ」
「あ、悪い優。紗綾が離さないからだぞ!」
僕に向かってすぐに謝り、紗綾姉さんに文句を言う。
このように、僕に関することで言い合いになることが多くなった。沙希姉さんは暴力を振るわないようになったけれど、その分口に出るようになった。でも、これは以前の険悪な関係とは全く違う。むしろ、これこそが本当の姉妹らしい関係なのかもしれない。
少なくとも、家族の雰囲気は確実に良くなった。僕の仲裁は、成功だったと言えるだろう。
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