常識改変あつめました

桜羽根ねね

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未開の地に辿り着いた二人組冒険者がすけべな儀礼を受けてハピラブなお嫁さんになる話

前編

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未開の地の宝島に流れ着いたミロスとレノン。そんな彼等が出会ったのは、褐色で背の高い美形現地人達だった──。

受け同士の絡み(挿入なし)があります。


☆☆☆☆☆


「ここが、地図にも乗ってない宝島、キシージョ・グバ島……!夢幻やら絵空事やら散々言われてきたが、ついて俺達は降り立ったんだ!この未開の地に!!」
「降り立った、というか流されたんですけどね。嵐にあって。船から投げ出されて」
「二人とも無事だったんだ!結果オーライだろ?それにほら、見てみろ!見たことがない植物ばかりだ……!」
「怪しいモノには手を触れないでくださいね。毒があっても助けられないんですから」
「そこまで馬鹿じゃないからな?いやぁ、それにしても偶然とはいえグバ島に辿り着けるなんて……!感無量だ!」

 ただただテンションが上がりまくる俺と違って、レノンはどこか冷めている。まあ、冒険者になるのも俺が無理矢理誘ったようなもんだからな、仕方ない。

 ──宝島、キシージョ・グバ島。
 東の海洋にあるとされてきた、金銀財宝が眠る島だ。東の海洋自体が、コンパスが効かないし嵐や渦潮で航海どころじゃない未開の地だ。それでも、小さい頃からの夢を諦めきれなくて、未開の地へと踏み込んだ。……結果、つんざくような雷鳴と共に海に落ちて、正直死ぬかと思った。

 だけどもう、そんなのはチャラだ!
 絵本や御伽噺で聞いていた、高く聳え立つ岩(見ようによってはちんこにも見えるけどそこは気にしない)を見ることが出来たってだけでテンションが上がって止まらない。
 そして、それが合ってるってことは実際にこの島にやって来た人が居るってことだ。御伽噺は現実だってことが証明できるんだ……!

「帰りはどうするんですか。ここで野垂れ死ぬなんて嫌ですよ」
「ああ。それなら大丈夫だ。こんなこともあろうかと、大金はたいて帰還用魔法水晶指輪を買ってるからな!」

 青い水晶のリングをはめた指を見せると、レノンは納得したかのように頷いた。

「それならいいですけど。……というか、それもう使いませんか?濡れてベタベタして気持ち悪いのでシャワー浴びたいですし」
「はあぁ!?寧ろ冒険はここからだろ!何のために付き合ってくれたんだよ!」
「幼馴染みだから。ミロスさんが心配だからですよ。僕より歳上なのに、周りからどれだけからかわれても宝島宝島って子供みたいに……。夢を語るミロスさんは可愛かったですけど、ここから先はどんな危険があるのか分からないですし帰った方が無難です」
「え。可愛いとか照れる~。そう言うレノンはイケメンだよな」
「……とにかく、宝島の証拠は写真にでも残して早く帰還を……」

 ガサガサッ

 風もなかったのに、草木が激しく揺れた。
 ここは未開の地。何が来てもおかしくない。

 咄嗟に武器を取ろうとした手が、すかっと空を切る。あ。海に揉まれた時に剣が流されてる……!やばい。レノンもどうやら武器がないみたいだし、ここは悔しいけど帰還するしか……!

「……見たことがない奴等だな。まさか外から来たのか?」
「めっずらし~!ここの海域やばすぎんのに、生きたまま来れるなんて運良すぎでしょ」
「っ……、え……?ひ、人……?言葉も通じる……。み、未開の地のはずじゃ……?」

 現れたのは、大柄で褐色の二人組。長い金髪を緩く三つ編みにしている男と、くるりとウェーブした銀髪の男だ。二人とも息を呑んでしまうくらいの美形で、声もかっこいい。上半身は裸、下半身は布一枚巻いてるだけという、王都だったら変質者みたいな格好なのに何故か様になっている。

「未開の地?ここは我等、チンレハ族が住まう島だ」

 そんなの知らない。初耳すぎる。やばい、この流れはきっと、『勝手に入り込んだ異人は殺す』ってやつだ……!

 そっと横に並んだレノンの手を握って、水晶に『王都への帰還』を強く願う。探索が出来なかったのは残念だけど、これで俺達は王都の安全な家の中に──。

「お手々繋いでどーしたん?可愛いね」
「へっ」
「な……、なんで、戻れないんですか?偽物つかまされたんじゃないですか!?」
「そんなことは……っ!」
「ああもう、喧嘩したらダメダメ。二人ともこれからオレ達のモノになるんだからさ。可愛く笑顔でいてよ」
「は……?」

 水晶が役に立たなかっただけでも混乱してるのに、今このチャラい銀髪は何て言った……?オレ達の、モノ?

「余所者だろうが、我等の仕来りには従ってもらう。反抗すれば命はないものと思え」
「ひっ……!」
「リグ、そんな脅しちゃダメでしょ~。だいじょーぶ、痛いことはしないからさ。あっ、オレはログ。リグとは双子で兄貴だよ~」

 明るく喋る彼とは逆に、泣きそうになってくる。何をされるのか分からない恐怖で震えながら、それでもレノンに謝らないとと口を開く。

「……ご、めん、レノン。俺のせいで、こんなことに……」
「ミロスさんのせいじゃないです。……多分、この島に魔力を妨害する結界が張られているんだと思います」
「結界……?」
「はい。だから結界の外に出て指輪の力を使えば、きっと……」

 ぽそぽそと小声で囁かれた言葉に、小さく頷く。そうするためにも、まずは何としても生き延びないと。

「はい、じゃあまず挨拶からね。服脱いで裸になって」
「は、裸……っ!?」
「何を驚いている。他種族がチンレハ族に対して敵意がないことを示すための通過儀礼だ」
「そ、そんな当たり前のように言われても……!」
「脱がぬのなら、無理矢理破いてもいいが」
「ひっ!ぬ、脱ぎます!」

 は、恥ずかしい……!
 いくら同性しかいないとはいえ、こんな開放的な場所で裸になるなんて……!
 ……それに、レノンにも見られると思うと余計に恥ずかしい。

「こっち、あまり見ないでくださいよ」
「お、お前こそ……!」

 濡れて脱ぎにくい服をもたもたと脱いで、パンツ一枚になる。目線だけでそれも脱げと言われて、泣く泣くパンツに手をかけた。

 太陽の下、砂浜の上でちんこを晒すことになった俺達は、隠すことも許されずに直立させられる。

「うわ、ちっっっっちゃ!!えっ、これチンポ?皮余りまくってんじゃーん!ちゃんと射精出来る?玉は無駄にデカいのにチンポがそんなに小さいとかわいそ~」

 大声でコンプレックスを揶揄されて、死にたくなった。
 そうだよ、小さくて包茎だよ……!悪かったな!!

 チラリと見てしまったレノンのちんこは、俺と違って普通サイズぐらいの大きさだった。ただ、俺と並ぶと巨根のように見えてしまう。そのまま視線を上に向けて、乳首がないことに気づく。いや、ないわけじゃなくて、これは……。

「こっちのチンポも小さい方だけど、それより陥没乳首が気になっちゃうな~♡オレ、こういうの大好きなんだよね。ちゅうちゅう吸いまくって可愛がってあげたくなっちゃう」
「……僕は好きじゃないので、触れないでください」
「んふ、はっきり言う子も好きだよ~♡ま、触れないなんてのは無理だけど」

 似ていない双子がほぼ同時に下半身の布を取り去る。
 そこから現れたのは、あまりにも長大な雄の象徴だ。

 大きくて、太くて、長くて、ズルムケで。まだ萎えているのに、この大きさ……?嘘だろ……?

「貴様らの竿で、敵意がないことを示せ」
「要は、腰振りながらチンポをチンポに擦り付けて挨拶してね、ってこと♡」

 嫌だ。そんなの嫌すぎる。

 頭ではそう思っているのに、ボロンと垂れ下がったちんこから目が離せない……。どこか甘い香りが漂っているような気がするのは、気のせいかな。

「そーだ。名前教えてよ。いつまでも君とか貴様って呼ばれんの嫌でしょ」
「…………レノン、です」
「……ミロスだ」
「そっか~。じゃあ、レノちゃんはオレにチンポすりすりしよっか♡」
「っ……!」

 ログにぐいっと抱き抱えられたレノンが、離れた所に連れて行かれる。残された俺は、美形だけど眼力がすごいリグと二人きりになってしまった。……俺も、挨拶、しないと。何故か、最初より抵抗感が薄くなっているような気がした。

「え、と……、こう……?」

 恐る恐る身を寄せて、つま先立ちになりながら短小ちんこをデカマラにぴとりとくっつける。そのままスクワットをするように腰を動かせば、小さいちんこが情けなく潰れていく。

「ふ……っ、ん、ぅ……。うまく、出来てるか……?」
「……そのまま、口を開けろ」
「ん……、ん、うぅっ!?」

 言われた通りに口を開けると、間髪入れずに唇を塞がれた。分厚い舌がぬるりと侵入して、俺のナカを蹂躙してくる。
 そんな、初めて会った奴、しかも男とキスするなんて……っっ!!

 嬉しすぎる……!!!

「(……は?いや、嬉しいって何だよ。こんなの気持ち悪い一択だろ!あ♡上顎ぺろぺろ好き……♡っい、いくら相手の顔が良くても、こんな変態行為をやらせてくるような奴……!唾液甘ぁい……♡もっと欲しい♡もっと、もっと……、……いやだから理性保て俺!!)」

 このキスは駄目だ。頭が、思考がおかしくなる。突っぱねるために伸ばした手が、リグの背中に回ってしまう。擦り付けるちんこが気持ちよくて、腰の動きがへこへこ止まらない。

 駄目だ、駄目なのに……!

「きもち、い……♡しゅき……♡♡」

 堕ちて、しまう……っ♡♡

「……愛い奴だ。ミロス」
「~~ッッ♡リグ♡リグ……っ♡♡」

 そう。

 気持ちいいんだから、仕方ないよな♡
 どんどん硬く大きくなっていくリグのちんこが、腹に擦れるのも気持ちいい♡口の中もいっぱいしゃぶられて、ずっとこうしていたいくらいだ♡

 横目で見たレノンは、乳首を指でほじられながら嬉しそうにキスに応えていた。よかった、レノンも気持ちよさそうで。

 結局、彼等への『挨拶』は、俺達が射精するまで長くねちっこく続いた。
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