常識改変あつめました

桜羽根ねね

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短小包茎クリちんぽ君がつよつよおちんぽ様を目指して美形先生から指導してもらう話

後編

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 ──他にもすることがあったのに、今日の午前はおちんぽ様スクワットで終わってしまった。それどころか、この歳になってお漏らしまでしてしまうなんて。
 俺が作ってしまった水溜まりは、あまりの快感に感じ入って惚けている間に先生が綺麗にしてくれた。粗相の後始末なんて嫌なはずなのに、先生は笑顔で俺のスクワットを褒めてくれたから本当に優しい。それどころか、昼食後のクリちんぽ伸ばしを変更して、トロトロに疲れた俺のことをたっぷり甘やかしてくれた。先生に抱っこされて頭とクリちんぽをよしよしされると、ぽかぽか幸せな気分になってくる。

 ずっとこのまま先生と暮らしていたい、と思ってしまった考えを、慌てて打ち消した。これはあくまで先生と生徒の関係だ。先生が俺のことを可愛がってくれるのも、あと二週間だけ。それが終われば……、クリちんぽが大きくなれば、先生を頼ることももうないだろう。
 何故か妙にちくちく痛む胸を抑えて、俺は先生の広い胸板に頬を寄せた。





 ──夜のクリちんぽ特訓が終われば、先生が俺の全身を洗ってくれる。大きな手の平で洗われるのはとても心地いい。その際、先生は沐浴着を着たままだった。それなのに、今日は。

「せ、先生。どうして、裸に……」
「んー?もうちんぽ見られたし、いっかなって」

 ぶら、ぶら、と揺れるおちんぽ様に視線がついていってしまう。

「ま、またおまんこに挿れていいのか……?」
「あはは、違う違う。なに、癖になっちゃった?」
「あ……」

 勘違いしたことが恥ずかしくて、全身が熱くなる。そんな俺の頭を撫でてくれた先生が、耳元でゆっくり囁いてきた。

「今日から、特別なコトしてあげる」
「とく、べつ?」
「そ。オレの精液を浴びせんの。たっぷり塗り込めば、その分クリちんぽに良い影響が出るってわけ」
「な……っ、そ、そんな方法があるなら、どうして最初からしてくれなかったんだ?」
「えっ。……えーと、嫌じゃないの?」
「嫌なわけない!先生は、最初から俺のことを、クリちんぽのことを馬鹿にしないでくれた。この二週間、俺が嫌だと思ったことは一度もなかったし、先生と一緒に居るとすごく胸が温かくなって幸せなんだ。もし出会った時にしてくれても、俺は嫌だなんて思わなかったはずだ」
「ん、んん……、ちょっと、熱烈すぎない……?うわ、顔あつ……」

 いつもヘラリとしている先生が、恥じ入るように顔を赤らめているのは何だか新鮮だ。

 もし。もし……、伴侶として迎えるなら。先生がいい。先生じゃないと嫌だ。今はまだクリちんぽだから言えないけど、大きくなったらすぐにでも伝えたい。先生が嫁になってくれたら、どれだけ幸せだろう。

「あーもう、とにかく嫌じゃないならヤるからねっ」
「ああ。いっぱいかけてくれ」

 広いバスルームの中、仰向けになった俺に注がれる精液は熱くてどろりとして、とにかく量が多い。うっとりしながら精液を伸ばして身体に塗り込んでいくと、下腹の辺りが疼いてきた。どうやら俺のおまんこは、刺激を待ち望んでいるみたいだ。

 駄目元でおちんぽ様をねだってみると、先生は少しの間天井を仰いだ後、ぐっぽりとハメてくれた。種付けプレスの体勢でガツガツおまんこを突いてくれたけど、これはセックスじゃないからキスはない。……そう思っていたのに、先生が唇を塞いできた。立場は逆だけど、まるで誓いのキスハメだ。

「~~~~~っっ♡♡」

 ドパドパと溢れる多幸感に押し流されるように、俺はまた歓喜のおしっこを漏らしてしまっていた。


*****


 一ヶ月後。

 先生と居られる最終日の朝。目を覚ますと、俺のクリちんぽがおちんぽ様になっていた。

 萎えているのに20センチはありそうな巨根だ。玉もずっしりと重い。ベッドから抜け出して立ってみるとあまりの大きさにバランスを崩しそうになった。昨日まではまだクリちんぽのままだったのに……。これまでの鍛錬が実を結んだんだろうか。原因は分からないものの、すごく嬉しい。

「よかったじゃん、タンショ君。クリちんぽじゃなくなったし、これでもう馬鹿にされることもないよ」

 一緒のベッドで寝るようになった先生が、にこやかに声をかけてくる。そのまま起き上がって腰かけるのを待ってから、俺は居住まいを正した。

「ゼツ先生」
「ん?」

 裸のまま、おちんぽ様を両手で握って先生に向ける。ドキドキと心臓がうるさくて飛び出してしまいそうだ。何度か口を開閉して、覚悟を決めて声を出す。

「先生、いや、ゼツさん。どうか、俺のお嫁さんになってください」

 これでおちんぽ様にキスをしてもらえれば、婚姻が成立する。ゼツさんはにこりと微笑んでいた。

 そんな柔らかい表情のまま、「ごめん、それは無理」と、きっぱり、はっきり、断りの言葉を告げてきた。

「あ、え……」

 ……この一ヶ月で、ゼツさんとの仲は深まっていたはずで。言葉にしなくても好き合っていると、思っていたのに。ただの、俺の勘違いだった……?

「う、あ、ち、ちが、ごめんなさ、わ、忘れて……っ」

 目からボロボロ涙が溢れて、すっかり漏らし癖がついたおちんぽ様からおしっこがジョボジョボ漏れ出していく。上も下も洪水状態になってしまって、このまま消えてしまいたいと思った瞬間。

 全身を、強く抱きしめられた。

 バシャバシャ濡れても構わずに、ゼツさんが俺を抱きしめている。思わず涙が引っ込んで、おしっこも止まった。

「ちゃんと最後まで聞いて?オレはタンショ君の嫁になれないけど、タンショ君がオレのお嫁さんになってくれるのは大歓迎だよ」
「ふ。ぇ、え……?」
「大好き。愛してる、タンショ君。クリちんぽを大きくして帰さなきゃって思ってたけど……、やっぱり我慢出来ないや。セックスじゃないって言ってたけど、あれはオレにとって全部ラブハメでキスハメだったよ。それに、タンショ君のおまんこ、もうオレのちんぽがないと満足出来ないんじゃない?」
「あ……」

 鍛錬として初めておちんぽ様を挿入してから、毎日のように挿れてもらった記憶が蘇る。途中からはスクワットもなくなって、抱きしめ合いながらおまんこをかき混ぜてもらったし、俺からねだった時も断らずにたっぷり突いてくれたし、繋がったままベッドの中で過ごすこともあった。気付かないフリをしていたけど、言われてしまったら、突きつけられたら、もう駄目だ。

 ゼツさんの言う通り、俺のおまんこはすっかり彼の形を覚えてしまった。いくらクリちんぽが大きくなっても、俺はどう足掻いたところで嫁側なんだ。

 ドチャシコ家の男なら、とは、もう思わなかった。

「お、お嫁さん……。ゼツさんのお嫁さんに、してくれるのか?」
「もちろん。誓いのキスハメは一日中しよっか、タンショ君」
「……っ♡ああ……♡♡」

 ほかほかした水溜まりの中心というムードも何もない場所で、ゼツさんと深いキスを交わす。大きくなったはずのおちんぽ様がクリちんぽに戻ってしまっていたけれど、今はもうゼツさんのことしか考えられない。

 それからすぐベッドに逆戻りすることになった俺は、セックスと認識した上でのまぐわいを、たっぷりと堪能することになった。


【短小包茎クリちんぽ君がつよつよおちんぽ様を目指して美形先生から指導してもらう話】

(え!?ゼツ!?兄さんの家庭教師ってゼツだったの!?)
(……?そうだが、知ってるのか、マラ)
(知ってるも何も、ゼツ・リンは僕が通っていた学園の同輩で、トップクラスの精力を持っていて、今はほとんど存在しない魔法まで操ることが出来る賢者だよ!)
(あははっ、賢者なんて器じゃないんだけどね~。それに魔法って言っても、最近は家を結界で隠したりちんぽの大きさ変えたりすることぐらいにしか使ってないし)
(え……。マラと同輩って……、ゼ、ゼツさん、年下だったのか!?)
(あ、そこ?まあ、タンショ君聞いてこなかったし。ちなみにオレはマラ君の忘れ物届けに来たタンショ君を盗み見した時から、見た目も性格もクリちんぽも可愛くて絶対嫁にするって思ってたんだ♡だから今すっごい幸せ♡)
(わ、忘れ物って、そんな昔の……。っあ♡ゼツさ、ゼツっ、クリちんぽ、擽られたら、すぐイっちゃ……、んあっ♡)
(ふふ、タンショ様が幸せそうで何よりです。ね、マラ様)
(ちょっと複雑だけど……、うん、そうだね)
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