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chapter:4
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【CHOICE!】
皇様から精液をもらう
→姫神くんについていく
二人から精液をもらう
☆☆☆☆☆
「……姫神くんから、もらうよ」
あれだけ皇様のことを欲していたはずなのに、気がつけばそう口にしていた。姫神くんが純粋ないじめっ子だったら、きっとこんなことは言わなかったはずだ。
姫神くんはどこかホッとしたように口元を緩めかけて、すぐにむっと引き締めなおしていた。
「あっそ。じゃあこんなとこ居なくていいよね、行くよっ」
「わ……!」
手首を掴まれたまま、登ってきたスタンドを下っていく。振り返った先に見えた皇様は、にこりと手を振ってくれた後、グラウンドの方に視線を向けられていた。
引き留められることなんてないとは思っていたけど……、いや、寂しいなんて思える立場じゃないんだ。自戒しないと。
「……ここならいいか。ほら、さっさと口開けなよ」
グラウンドの、あまり目立たない隅で立ち止まった姫神くんが、おちんぽをボロンと取り出した。……いつも思ってたけど、姫神くんのおちんぽはネコにしてはすごく太い。その分、騎乗位等で揺れる時にベチンベチンと視界を楽しませることが出来るから、悪いというわけではないけど。可愛い顔とは裏腹のイチモツとたぷたぷの金玉は、雄様と遜色ない佇まいだ。
「あ……、これ、脱いだ方がいいか?萎えるだろうし」
「はあ?それはあの雄様が言ってたことでしょ。勝手なことしないでくれる?ウサ耳もボンテージもそのままでいいから」
「わ、分かった」
若干怒ったような声音で返されてしまった。皇様が言うように、似合っていないはずなのにな……?姫神くんは逆にそういうギャップが刺さるんだろうか。
とにかく、無闇に機嫌を損ねたいわけじゃない。膝をついてしゃがめば、既に緩く勃起したおちんぽの匂いがぶわりと漂ってきた。すぐに口を開けて迎え入れたくなったけど、残念なことに俺はフェラが下手くそだ。フェラも、と言った方がいいかもしれない。
授業では何故かいつも姫神くんとペアだったけど、一度もイかせることが出来ていない。最後は姫神くんがオナって、精液をぶっかけてもらうのがルーティーンのようになっていた。
だから今回も、俺は精液が降ってくるのを待った方がよさそうだ。
口の前で両手で皿を作って、喉奥が見えそうになるまで大きく口を開く。狙いを定めやすいように舌も出すと、頭上から呻き声のような音が聞こえてきた。……鳥だろうか?
「んだよそれ、えっろ……、ごほっ、ま、まあ、ザーメン待ちポーズはなかなかなんじゃない?」
「ん……、はやふ……」
「僕に命令するなよ、生意気」
「あ゛……♡」
舌の上に、でっぷりとした亀頭が乗せられる。そのままジュコジュコとおちんぽが扱かれて、かなり早いスピードで濃厚な精液が放たれた。
「く……っ」
「んぶっ♡んぅ……♡」
俺がフェラしてもイってくれないのに、こうして自分で扱けば早漏な姫神くんのおちんぽは本当に不思議だ。
口の中に広がる慣れ親しんだ味を丁寧に咀嚼して、舌で味わって、ごくりと飲み込む。かぱりと空になった咥内を見せれば、いつもは見下したような姫神くんの雰囲気が少し和らぐんだ。俺はちょっとそれが好きだったりする。
けど、今回は何故か呆れたように溜息を吐いていた。
「お前さ、馬鹿なの?飲んだら意味ないじゃん。借り物競走なんだから溜めておくのなんて当たり前なのに」
「あ……。わ、悪い。その、いつものノリで……」
「はあぁ……。ほんと、ウジ虫くんはウジ虫くんだね。仕方ないからもう一回だけ恵んであげる。今度は飲み込んだりするなよ?」
「分かった。ありがとう、姫神くん」
イったばかりのはずなのに、また天を向いているおちんぽの切っ先を向けて、ザーメンを降らせてくれる。疲れている様子も見えないから、早漏な上に絶倫なんじゃないだろうか。
「(……やばい、また無意識の内に噛み締めてた……!飲み込まずに、このまま……。……そういえば、姫神くんのお題って何なんだろう?俺じゃないと駄目なことって……?)」
「ったく……、余計な時間かかっちゃったじゃん!ほら、行くよ!」
「んう、っ!」
手首……じゃなくて、手を握ってきた姫神くんに引きずられるがまま、俺は借り物競走のコースに戻っていった。
後はゴールを目指せばいいだけだったから、姫神くんと俺でワンツーフィニッシュ。これでお題をクリア出来ていれば、すけべ組にポイントが加算される。
「お題は『自分以外の大量搾りたて精液』ですね。では、このトレイの上に排出してください」
そう言ってスタッフがトレイを渡してくれたけど、……もしかして、これ、『大量』じゃないんじゃ……?おまんこにも精液を注いでもらうべきだった、と後悔したところでもう遅い。
吐き出しても失格になるくらいなら……。
──ごくん
「は……?ちょっと、何で飲んだわけ!?僕の有難い好意を無駄にしやがって……!!」
「い、いや、どっちみち大量精液じゃなかったから、失格だと思って……。それなら、吐いて捨てられるより、飲んだ方がいいだろ?姫神くんのザーメン、癖になる味で結構好きだから」
「……っ、な、そ、そんなこと言っても、僕は許してやらな」
「お題クリアならずということで、宇治野さんは失格ですね。姫神さんの方は……」
「っ!」
淡々と業務をこなそうとするスタッフだったけど、姫神くんが持っていたお題の紙は、彼の手に渡る前にグシャグシャにされてしまった。
折角ゴールしたけど、二人揃ってお題をクリア出来なかったからポイントはなし。姫神くんはお題を渡すことを拒否してたけど、別に渡してもよかったのに。きっと『落ちこぼれ』とか『肉便器候補』とか書かれてたんじゃないかな。
──気を取り直して、次の競技は全員参加の二人二脚だ。
全員とはいっても、参加出来る人は限られている。俺達出場者と、会場の雄様全員はマッチングリングという腕輪を着けているんだけど。マッチング可能電波がグラウンドに流れている間に相手の顔を思い浮かべると、その人に向かってレーザーのような赤い糸が伸びていく。それが見事結ばれればマッチング成功。二人二脚……、雄様に貫かれた駅弁状態でグラウンドを悠々と闊歩してもらえる競技に参加することが出来るんだ。
雄様の人数が相当なものだから、まずマッチング自体成り立たないことが多い。でも、皇様や姫神くんにはきっと何十本もの赤い糸が向くんだろうな。
僕は、誰の顔を思い浮かべようかな……。
【思い浮かんだのは?】
皇様
姫神くん
偶然目が合った雄様
皇様から精液をもらう
→姫神くんについていく
二人から精液をもらう
☆☆☆☆☆
「……姫神くんから、もらうよ」
あれだけ皇様のことを欲していたはずなのに、気がつけばそう口にしていた。姫神くんが純粋ないじめっ子だったら、きっとこんなことは言わなかったはずだ。
姫神くんはどこかホッとしたように口元を緩めかけて、すぐにむっと引き締めなおしていた。
「あっそ。じゃあこんなとこ居なくていいよね、行くよっ」
「わ……!」
手首を掴まれたまま、登ってきたスタンドを下っていく。振り返った先に見えた皇様は、にこりと手を振ってくれた後、グラウンドの方に視線を向けられていた。
引き留められることなんてないとは思っていたけど……、いや、寂しいなんて思える立場じゃないんだ。自戒しないと。
「……ここならいいか。ほら、さっさと口開けなよ」
グラウンドの、あまり目立たない隅で立ち止まった姫神くんが、おちんぽをボロンと取り出した。……いつも思ってたけど、姫神くんのおちんぽはネコにしてはすごく太い。その分、騎乗位等で揺れる時にベチンベチンと視界を楽しませることが出来るから、悪いというわけではないけど。可愛い顔とは裏腹のイチモツとたぷたぷの金玉は、雄様と遜色ない佇まいだ。
「あ……、これ、脱いだ方がいいか?萎えるだろうし」
「はあ?それはあの雄様が言ってたことでしょ。勝手なことしないでくれる?ウサ耳もボンテージもそのままでいいから」
「わ、分かった」
若干怒ったような声音で返されてしまった。皇様が言うように、似合っていないはずなのにな……?姫神くんは逆にそういうギャップが刺さるんだろうか。
とにかく、無闇に機嫌を損ねたいわけじゃない。膝をついてしゃがめば、既に緩く勃起したおちんぽの匂いがぶわりと漂ってきた。すぐに口を開けて迎え入れたくなったけど、残念なことに俺はフェラが下手くそだ。フェラも、と言った方がいいかもしれない。
授業では何故かいつも姫神くんとペアだったけど、一度もイかせることが出来ていない。最後は姫神くんがオナって、精液をぶっかけてもらうのがルーティーンのようになっていた。
だから今回も、俺は精液が降ってくるのを待った方がよさそうだ。
口の前で両手で皿を作って、喉奥が見えそうになるまで大きく口を開く。狙いを定めやすいように舌も出すと、頭上から呻き声のような音が聞こえてきた。……鳥だろうか?
「んだよそれ、えっろ……、ごほっ、ま、まあ、ザーメン待ちポーズはなかなかなんじゃない?」
「ん……、はやふ……」
「僕に命令するなよ、生意気」
「あ゛……♡」
舌の上に、でっぷりとした亀頭が乗せられる。そのままジュコジュコとおちんぽが扱かれて、かなり早いスピードで濃厚な精液が放たれた。
「く……っ」
「んぶっ♡んぅ……♡」
俺がフェラしてもイってくれないのに、こうして自分で扱けば早漏な姫神くんのおちんぽは本当に不思議だ。
口の中に広がる慣れ親しんだ味を丁寧に咀嚼して、舌で味わって、ごくりと飲み込む。かぱりと空になった咥内を見せれば、いつもは見下したような姫神くんの雰囲気が少し和らぐんだ。俺はちょっとそれが好きだったりする。
けど、今回は何故か呆れたように溜息を吐いていた。
「お前さ、馬鹿なの?飲んだら意味ないじゃん。借り物競走なんだから溜めておくのなんて当たり前なのに」
「あ……。わ、悪い。その、いつものノリで……」
「はあぁ……。ほんと、ウジ虫くんはウジ虫くんだね。仕方ないからもう一回だけ恵んであげる。今度は飲み込んだりするなよ?」
「分かった。ありがとう、姫神くん」
イったばかりのはずなのに、また天を向いているおちんぽの切っ先を向けて、ザーメンを降らせてくれる。疲れている様子も見えないから、早漏な上に絶倫なんじゃないだろうか。
「(……やばい、また無意識の内に噛み締めてた……!飲み込まずに、このまま……。……そういえば、姫神くんのお題って何なんだろう?俺じゃないと駄目なことって……?)」
「ったく……、余計な時間かかっちゃったじゃん!ほら、行くよ!」
「んう、っ!」
手首……じゃなくて、手を握ってきた姫神くんに引きずられるがまま、俺は借り物競走のコースに戻っていった。
後はゴールを目指せばいいだけだったから、姫神くんと俺でワンツーフィニッシュ。これでお題をクリア出来ていれば、すけべ組にポイントが加算される。
「お題は『自分以外の大量搾りたて精液』ですね。では、このトレイの上に排出してください」
そう言ってスタッフがトレイを渡してくれたけど、……もしかして、これ、『大量』じゃないんじゃ……?おまんこにも精液を注いでもらうべきだった、と後悔したところでもう遅い。
吐き出しても失格になるくらいなら……。
──ごくん
「は……?ちょっと、何で飲んだわけ!?僕の有難い好意を無駄にしやがって……!!」
「い、いや、どっちみち大量精液じゃなかったから、失格だと思って……。それなら、吐いて捨てられるより、飲んだ方がいいだろ?姫神くんのザーメン、癖になる味で結構好きだから」
「……っ、な、そ、そんなこと言っても、僕は許してやらな」
「お題クリアならずということで、宇治野さんは失格ですね。姫神さんの方は……」
「っ!」
淡々と業務をこなそうとするスタッフだったけど、姫神くんが持っていたお題の紙は、彼の手に渡る前にグシャグシャにされてしまった。
折角ゴールしたけど、二人揃ってお題をクリア出来なかったからポイントはなし。姫神くんはお題を渡すことを拒否してたけど、別に渡してもよかったのに。きっと『落ちこぼれ』とか『肉便器候補』とか書かれてたんじゃないかな。
──気を取り直して、次の競技は全員参加の二人二脚だ。
全員とはいっても、参加出来る人は限られている。俺達出場者と、会場の雄様全員はマッチングリングという腕輪を着けているんだけど。マッチング可能電波がグラウンドに流れている間に相手の顔を思い浮かべると、その人に向かってレーザーのような赤い糸が伸びていく。それが見事結ばれればマッチング成功。二人二脚……、雄様に貫かれた駅弁状態でグラウンドを悠々と闊歩してもらえる競技に参加することが出来るんだ。
雄様の人数が相当なものだから、まずマッチング自体成り立たないことが多い。でも、皇様や姫神くんにはきっと何十本もの赤い糸が向くんだろうな。
僕は、誰の顔を思い浮かべようかな……。
【思い浮かんだのは?】
皇様
姫神くん
偶然目が合った雄様
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