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第一部:婚姻編
⑱彩色ビュッフェ
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銀くんが嫁に貰われた後、次々と魔族が現れた。
それはもう、本当に矢継ぎ早だった。
蜥蜴の顔をしたサラマンダーは、長い髪が燃えていて、尻尾も炎でとにかく熱かった。少しでも触れたら火傷しそうなくらいだったのに、そんな魔族に自分から触れに行ったのは翡翠くんだ。彼は中華料理屋の息子だったはずだから、炎もあまり怖くないのかもしれない。偏見だけど。
一瞬で制服が焼け焦げてしまったものの、肌には傷一つつかないまま、お互いに喧嘩をするかのような熱い契りが始まってしまった。
巨大な黒いドラゴンが現れた時は心臓が止まるかと思った。だけど、驚きはしたものの、リアルドラゴンは正直凄くかっこよかった。そんなイケドラゴンが嫁に選んだのは、ふわふわした雰囲気の蘇芳くん。確か元声楽部で、天使の歌声と呼ばれていたと思う。体格差が凄いから、キスが捕食のように見えてしまったのは僕だけじゃないはずだ。
そして、ドラゴンのおちんちんはえげつないくらい大きかった。それこそ蘇芳くんの背丈と同じぐらいの超巨大竿だ。流石に挿入することは出来ないから、その代わりに、発情した蘇芳くんが全身で抱き着いて奉仕していた。喘ぎ声すら聞き惚れるくらい可愛いってどういうことなんだろう。
一見美女のように見える蜂の魔族に気に入られたのは、ひょろりと背が高い山吹くんだ。「制服姿が可愛くない」と言う蜂魔族によって、魔法で創った色んな服を着させられていた。そのどれもがひらひらの可愛い服ばかり。恥ずかしい、似合わない、と叫ぶ山吹くんをキスで黙らせた後、君は可愛いよと何度も囁きながらえっちな服を着せていく蜂魔族。お尻の針で軽く腕を刺された山吹くんは、乳首から蜂蜜が出てくるようになってしまった。どういう仕組みなんだろう。
霞峠くんは、読書家の秀才でいつも試験で上位にいるようなクラスメイトだ。そんな彼にはどうやら上手く魔法が効いていないらしく、男同士であることに抵抗感があるようだった。魔族が現れる度に、弾かれたように逃げていたからなぁ……。
ただ、惹かれ合う運命からは逃げられなかったらしい。全身が包帯で巻かれたマミーと、頭に大きな螺子が刺さったフランケンに挟まれて、何度も潮を噴いていた。
柿峰くんの制服がいきなり切り刻まれたのにはびっくりした。しかもご丁寧に胸と股間だけ晒された、羞恥心を煽るような格好だ。柿峰くん自身は無愛想でとっつきにくそうな印象だったけど、卑猥な格好にされたのもあって悲鳴をあげながらしゃがみこんでいた。
そんな彼の周りを楽し気に飛び回るのは、両腕が鎌になっているカマイタチだった。見た目は中学生くらいの美少年だけど、けらけらと笑いながらふわふわの尻尾を煽るように揺らす様は、なんというか、言い方は悪いけど悪ガキそのものだ。顔を真っ赤にして怒りか羞恥かそのどちらともかで震えている柿峰くんに、カマイタチは小馬鹿にしたような笑みのままキスをしていた。
ただ、余裕ぶれていたのはそこまでで。両頬をがっしり掴んで噛みつかんばかりに深いキスを始めた柿峰くんに、逆にトロトロにされてしまっていた。それでも、最終的に挿入されたのは柿峰くんだったけど。
「余はハレムを所望する!」と開口一番にのたまったのは、黒豹の獣人だった。どうやら嫁にしか効かないフェロモンを出していたみたいで、生徒会書記だった松葉くんがへにゃりとへたり込み、美術部部長だった若竹くんと元美化委員長の梅染くんは支え合うようにしながら身体をびくつかせた。満足そうな笑みを浮かべた黒豹は、そんな三人をひょいっと抱え上げて一ヶ所に集め、にゃんにゃんゴロゴロと契りを始めてしまった。
ちなみに、鳴かされていたのは黒豹の方だ。最初こそオラオラ系な責め方だったけど、琥珀くんに続いて猫好きな三人からの手練手管な愛撫に即堕ちしていた。挿入していたのは黒豹なのに、一番感じて喘いでいたなぁ……。松葉くん達も気持ちよさそうに毛並みを撫でたり顔を埋めたりしていたから、これはこれで幸せそうなハーレムだ。
一人ずつ、時には数人ずつ、魔族の嫁になったクラスメイトがいなくなっていく。
──そして、とうとう。
この場に残っている人間は、僕と金見くんだけになってしまった。
それはもう、本当に矢継ぎ早だった。
蜥蜴の顔をしたサラマンダーは、長い髪が燃えていて、尻尾も炎でとにかく熱かった。少しでも触れたら火傷しそうなくらいだったのに、そんな魔族に自分から触れに行ったのは翡翠くんだ。彼は中華料理屋の息子だったはずだから、炎もあまり怖くないのかもしれない。偏見だけど。
一瞬で制服が焼け焦げてしまったものの、肌には傷一つつかないまま、お互いに喧嘩をするかのような熱い契りが始まってしまった。
巨大な黒いドラゴンが現れた時は心臓が止まるかと思った。だけど、驚きはしたものの、リアルドラゴンは正直凄くかっこよかった。そんなイケドラゴンが嫁に選んだのは、ふわふわした雰囲気の蘇芳くん。確か元声楽部で、天使の歌声と呼ばれていたと思う。体格差が凄いから、キスが捕食のように見えてしまったのは僕だけじゃないはずだ。
そして、ドラゴンのおちんちんはえげつないくらい大きかった。それこそ蘇芳くんの背丈と同じぐらいの超巨大竿だ。流石に挿入することは出来ないから、その代わりに、発情した蘇芳くんが全身で抱き着いて奉仕していた。喘ぎ声すら聞き惚れるくらい可愛いってどういうことなんだろう。
一見美女のように見える蜂の魔族に気に入られたのは、ひょろりと背が高い山吹くんだ。「制服姿が可愛くない」と言う蜂魔族によって、魔法で創った色んな服を着させられていた。そのどれもがひらひらの可愛い服ばかり。恥ずかしい、似合わない、と叫ぶ山吹くんをキスで黙らせた後、君は可愛いよと何度も囁きながらえっちな服を着せていく蜂魔族。お尻の針で軽く腕を刺された山吹くんは、乳首から蜂蜜が出てくるようになってしまった。どういう仕組みなんだろう。
霞峠くんは、読書家の秀才でいつも試験で上位にいるようなクラスメイトだ。そんな彼にはどうやら上手く魔法が効いていないらしく、男同士であることに抵抗感があるようだった。魔族が現れる度に、弾かれたように逃げていたからなぁ……。
ただ、惹かれ合う運命からは逃げられなかったらしい。全身が包帯で巻かれたマミーと、頭に大きな螺子が刺さったフランケンに挟まれて、何度も潮を噴いていた。
柿峰くんの制服がいきなり切り刻まれたのにはびっくりした。しかもご丁寧に胸と股間だけ晒された、羞恥心を煽るような格好だ。柿峰くん自身は無愛想でとっつきにくそうな印象だったけど、卑猥な格好にされたのもあって悲鳴をあげながらしゃがみこんでいた。
そんな彼の周りを楽し気に飛び回るのは、両腕が鎌になっているカマイタチだった。見た目は中学生くらいの美少年だけど、けらけらと笑いながらふわふわの尻尾を煽るように揺らす様は、なんというか、言い方は悪いけど悪ガキそのものだ。顔を真っ赤にして怒りか羞恥かそのどちらともかで震えている柿峰くんに、カマイタチは小馬鹿にしたような笑みのままキスをしていた。
ただ、余裕ぶれていたのはそこまでで。両頬をがっしり掴んで噛みつかんばかりに深いキスを始めた柿峰くんに、逆にトロトロにされてしまっていた。それでも、最終的に挿入されたのは柿峰くんだったけど。
「余はハレムを所望する!」と開口一番にのたまったのは、黒豹の獣人だった。どうやら嫁にしか効かないフェロモンを出していたみたいで、生徒会書記だった松葉くんがへにゃりとへたり込み、美術部部長だった若竹くんと元美化委員長の梅染くんは支え合うようにしながら身体をびくつかせた。満足そうな笑みを浮かべた黒豹は、そんな三人をひょいっと抱え上げて一ヶ所に集め、にゃんにゃんゴロゴロと契りを始めてしまった。
ちなみに、鳴かされていたのは黒豹の方だ。最初こそオラオラ系な責め方だったけど、琥珀くんに続いて猫好きな三人からの手練手管な愛撫に即堕ちしていた。挿入していたのは黒豹なのに、一番感じて喘いでいたなぁ……。松葉くん達も気持ちよさそうに毛並みを撫でたり顔を埋めたりしていたから、これはこれで幸せそうなハーレムだ。
一人ずつ、時には数人ずつ、魔族の嫁になったクラスメイトがいなくなっていく。
──そして、とうとう。
この場に残っている人間は、僕と金見くんだけになってしまった。
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