クラスまるごと転移したら、みんな魔族のお嫁さんになりました

桜羽根ねね

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第二部:新婚編

2:紫陽花色ブラダー

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 ──カラフルな城下町を抜けて、暫く荒野の上を飛んだ僕達は、石造りの町に辿り着いた。
 ふわりと漂ってくる美味しそうな匂いは、果実のような甘い香りだ。町の入口に降り立つと、門番らしき魔族が頭を下げてきた。僕もルトラの腕の中で会釈して、はっと気づく。

「あ、歩けるから下ろして、ルトラ」
「んー、可愛い嫁を見せびらかしたい気分だからやだ」
「や、やだって……。恥ずかしいんだってば」
「ん。恥じらう嫁も可愛いな」

 唇の横に軽くキスをされて、羞恥心がぼふんと沸き立つ。人前!もとい魔族の前!初対面!ほら、すごく生暖かい目で見られてる……っ!

 キス以上のえっちなことを散々してきてるけど、誰かの前でこういったことをするのは慣れないし、今後慣れることもないと思う。せめてもの反抗で長い前髪越しに睨むと、今度は鼻の頭でちゅっと音がした。

「わわ、ラブラブさんですね」

 その声にはっとして、どうにかルトラの顔を押しのけると、ぷるぷるした青肌をほんのり赤く染めているスライムと、その隣で苦笑している白雪くんの姿が目に入った。スライムの肌は青いのに血の色は赤なのかな、と、どうでもいいことを考えてしまう。

「黒河、久しぶり。灰島のお披露目以来だっけ」
「あ、う、うん。ひ、ひさしぶり……」
「何でそんな怖がってんだよ。別に取って食ったりしないからさ」
「うん……」

 誰に対してもフレンドリーな白雪くんは、上手く話せない僕にも優しい。
 僕も、ルトラとは普通に話せるんだけどな……。好きな相手だからだろうか。……うん、恥ずかしいから考えるのはやめておこう。

「ルトラ様からお話は聞いています。お嫁さまと一緒に各国を回るなんて素敵ですね。微力ですが、ボク達もお手伝い出来ればと思います」

 にこりと微笑む美スライムは、こちらにどうぞ、と促してくれる。どうやら町を案内してくれるみたいだ。

「連絡、してたんだね」
「そりゃあな。根回しは大事だろ。町の奴等を驚かせたいわけじゃねぇし、今回は私的な理由の方がでかいしな。それに、クロは騒がれんの好きじゃねぇだろ?」
「……知ってるくせに、魔族の前でキスしたんだ」
「それはいいだろ。唇にはしてねぇんだし。……っと、置いてかれちまうな」
「あ、わっ、だ、だから歩けるから下ろしてってば……!」

 僕の訴えなんて、聞く気はないらしい。聞こえてるくせに。

 恥ずかしいけど触れ合えるのは嬉しい、という気持ちもあるけど、こんなの伝えたら調子に乗らせちゃうから黙っておいた。


*****


 この町には主にスライムが暮らしていて、白雪くんの伴侶は領主の息子なんだそうだ。暮らしやすいからと人の姿に擬態しているけど、本当の姿は流動体らしい。さっきすれ違った、ぽよぽよと跳ねる小さなスライムは子供かな。両手の上に乗るくらいの大きさで可愛かった。

「ボク達は魔族の中でも弱い種族です。虐げられて淘汰されてもおかしくない存在ですが、魔王様の統治のおかげでボク達のような末端の魔族も生きていけてるんですよ」
「末端って……、そんな卑下するなって言ってるだろ。俺にとっては可愛くてかっこいい旦那なんだからさ」
「あ、あわ、わ、だ、だめです、白雪さま……♡ボクには勿体ない誉め言葉です」

 スライムの下半身がどろりと溶ける。どうやら照れると人型が上手く保てなくなるみたいだ。それにしても、はっきりと言い切る白雪くんはかっこいいなぁ……。僕も照れずに伝えられたらいいんだけど、素面だとなかなか言葉に出来ない。

「あ。そ、その、一通りご案内出来ましたので、ボク達の家に向かいますね」
「何度も伝えてんのに、いつも可愛い反応してくれるよな、レンジアは」
「もう……、白雪さまが直球すぎるのがいけないんです」

 いちゃいちゃ、というよりほのぼのしている二人のやり取りは、なんだかこっちも和んでくる。

 そうして案内されたのは、白雪くんが住んでいるというスライムの屋敷。石造りといった無骨な見た目に反して、中はファンシーで可愛かった。
 ……いや、それはいいんだ。

 この町の特産品らしい、ゼリーみたいなお肉をご馳走になったのも良かった。ぷにぷにしてるのに、脂っこくなくて美味しかったな。
 ……うん、ここまでも、よかったのに。

「──んちゅっ♡どうですか、種なしスライムから作った、オナホちゃん♡白雪さまはこれが大好きなんです♡」
「ひっ♡ん、あ、ああぁっ♡く、くろかわ、あんま、見んな、ぁ……っ♡」
「チュコチュコされるの気持ちいいですもんね♡我慢しなくていいんですよ♡」
「はぇっ♡んあ♡それっ、つよ、いいぃ♡イぐっ♡レンジア、イく、ううううぅッッ♡」

 一体、これはどういうことだろう。

 スライムを硬くしたような半透明のベッドの上で、白雪くんとレンジアさんがすけべなことをしている。白雪くんのおちんちんは、ピンク色のスライムに覆われていて、勝手にジュコジュコと動いていた。

 そんな彼等と少しだけ距離を置いて、僕はルトラに背後から抱き込まれて座らされていた。あれよあれよという間に服を剥かれたから、何もみにつけていないまま、ぴったりと。羞恥やら何やらで五感がどうにかなってしまいそうだ。

「ル、ルトラ!?なっ、な、なんで、こんなこと」
「言っただろ、視察も兼ねてるって。他種族のまぐわいをしっかり見て吸収しような」
「しっ、しなくてい、いああぁっ♡」

 ブチュンッ♡
 白雪くんに使われている物と同じスライムオナホが、僕のおちんちんに被せられた。もぐもぐと食みながら締め付けてくる刺激は初めて味わうもので、勝手に腰がへこっと揺れてしまう。なにこれ、やばい、おかしくなる……っ♡

 ルトラに背を預けながら喘ぐことしか出来ない。どうにかスライムを外そうとしても、自分でスライムごとおちんちんを扱いてしまって喉がのけぞった。

「ひあっ♡う、や、ぁ、るとら、っ、これ、取って……っ♡」

 そう頼んでも、ルトラは取ってくれるどころか、先端をぐりぐりと刺激してきた。僕の弱い所なんてルトラには全部お見通しで……、

「ひぎゅっ♡」

 スライムごと練り込まれて呆気なく達してしまった。半透明の中を揺蕩う、濃い白色が恥ずかしい。

「お嫁さまにも気持ち良くなっていただけて嬉しいです♡その種なしスライムは、白雪さまが産んでくれたんですよ」
「ばっ、言うな、レンジア!っひ♡」
「恥ずかしがる白雪さまも可愛いですね♡奥の奥まで愛したくなってしまいます♡」

 ジュプジュプジュプジュプッッ♡♡

「ほおおおおぉっ♡♡お♡れん、っああああぁぁ♡♡ながっ♡はいっで、くるうううぅッッ♡♡」

 ピンッと伸びた脚の中心が、激しく蠢く。白雪くんの股間を覆うスライムが、どうやら尿道やアナルの中にまで挿入り出したみたいだ。性感帯を一気に弄られる快感は、きっと相当のものだろう。
 思わず、ごくりと喉を鳴らしてしまう。

 ビクビク震えながら喘ぐ白雪くんを撫でつつ、レンジアさんがスライムオナホをみょいんと伸ばしだす。何をするかと思えば、伸ばしたスライムの先端を、自身のぷるついたおちんちんに被せてしまった。

「あ♡そ、それ♡やだ、ぁ♡」
「こうやって触りながら念じると、可動範囲内で形を変えたり動かしたりすることが可能なんです」

 待って、そんな説明はしないでほしい。恐る恐る背後のルトラを見上げれば、すごくいい笑顔をしていた。
 あ、やばい。

「クロも、もっと気持ち良くなろうな」
「ひっ♡な、ならなくてい、っんお♡♡」

 にゅるにゅるしたスライムが、尿道に潜り込んでくる……っ♡目の前がちかちかして、じゅぷじゅぷされるの、きもちい♡

 全然痛くない代わりに、ぞわぞわとした快感ばかり襲ってきて、頭の中がばちりと弾ける。尿道責めは初めてじゃないけど、こんな感触は初めてだし、前立腺とんとんされるのやばいっ♡♡

「ふ、う♡お嫁さま、よーく、見ていてくださいね♡ボクの白雪さまが、全身で愛を受け止めてくれるところ……♡」
「んっ♡~~~っっ♡♡ふ、あ、ああああぁ♡だめ♡これ、だめぇ♡すぐトんじゃうから、ぁ、~~~~ッッッ♡♡」

 ブビュビュビュビュッ♡♡

 レンジアさんのおちんちんから勢いよく放たれた精液が、スライムオナホを伝って白雪くんの……、尿道とアナルにどぷどぷと注がれていく。普通じゃ有り得ない、遠隔中出しだ。

「んああああぁっ♡♡こだね、いっぱい♡♡膀胱に叩きつけられてりゅ♡あ♡あ♡なかっ♡♡レンジアので溢れりゅう♡♡」

 脚をピンッと伸ばして快楽に浸る白雪くんが、甘えるようにレンジアさんに抱き着く。そして、僕達が居ることなんて忘れてしまったかのように、深いキスを始めてしまった。

「……クロも、ここに欲しいか?」
「んっ♡」

 プチュ、と裏筋をなぞったルトラの指が、下腹をゆっくりと撫でてくる。

「こ、ここ、って……♡」

 今、スライムが挿入っているのは尿道だ。オナホを伝って、ルトラの精液が全部膀胱に注がれると思うと……♡

「こ、こわい♡はずかし……♡」

 そう思うのに、きゅんきゅんする身体は中出しを望んでいた。僕が淫乱なわけじゃない、ルトラが僕に気持ちいいことを教えたのがいけないんだ。

「ルトラ、だ、だして♡僕のナカ、ルトラでいっぱいにして♡」
「はっ、望み通りにしてやるよ」

 性急に伸ばされたスライムが、ルトラのおちんに被せられた途端、ビュルビュルと熱い欲が尿道を逆流していった。

「ひ、ぁ♡あ、ん、にゃに、これ、ふ♡あつ、い♡ん♡きもち、いっ♡」

 おちんちん、挿入されてないのに♡ザーメンだけがとぷとぷ注がれてるっ♡膀胱のナカでミックスされちゃうぅ……ッ♡♡

「ほ、お、ぉ♡き、きしゅ♡きしゅして、んぶっ♡」

 無意識の内にキスをねだると、真上から覗き込んできたルトラにばくりと奪われた。ああ、もう♡気持ちいいことしか、考えられなくなる……♡

 ──それから、どれだけキスされながら注がれただろう。お腹が少しぽっこりした僕と白雪くんは、ベッドの上に並んで寝かせられていた。オナホスライムは形を変えていて、今は僕達が漏らしてしまわないように栓をしている。僕はおしっこの穴だけだけど、白雪くんはおまんこにも半透明のスライムが入っていた。
 両脚をがぱりと開いた僕達は、解放の時を待ってひたすら感じ入る。

「おにゃか、いっぱい……♡しあわせ♡ルトラの、出したくないよぉ……♡」
「ん♡くろかわの、すごいな♡こんなに膨らんでる……♡」
「ふあ♡し、しらゆきくん、こそ♡」

 お互いのお腹を撫でて、そのまま指を絡めて握り合う。うっとりと微笑む白雪くんは、本当に幸せそうだ。僕も似たような顔になってるかもしれない。見上げた先には、僕達を見下ろしてくる旦那様がいる。

「とっても可愛い姿になりましたね♡でも、いれたままだとお腹を壊してしまうかもなので、全部ひり出しちゃいましょう?」
「あんま可愛いこと言うなよ、クロ。そのまま突っ込んで抱きたくなっから」

 僕達に張り付いているスライムをニュプニュプと抜きながら、甘い声音を落としてくる二人。

 ゆっくり抜かれていくそれを追うように、乱れた腰が縋りつく。握り合う手に力がこもって、噛み締めた唇からは感じ入った声が漏れた。

 チュプチュプ……、ヌプンッ。

 そして、ようやくスライムが抜けた瞬間。
 目の前が、一気に弾けた。

「ん゛あ゛あああああぁぁっ♡♡」
「ほ、お゛おおおぉッ♡♡」

 ブビュルルルッ♡ブピュッ♡ビュウウウウウウゥ♡♡

 おちんちんから勢いよく噴き出す、黄色と白が混じった液体。ルトラの精液とミックスされたそれが、次から次へと溢れてくる。ビチャビチャと肌を濡らす生温さにすら感じてしまって、軽く甘イキした。

「ん゛ぇ♡ふ、う♡ぁう♡ もれ、てる♡おしっこ♡せーえきっ、きもち、いぃ♡」
「ひ♡ほ、お゛ぉ♡でる、ううぅ♡」

 ブビュッ、とはしたない音を立てながらひりだされる精液は、とても量が多い。ガニ股になって腰を浮かした体勢になった白雪くんは、恍惚とした表情を浮かべて前と後ろから噴射していた。
 僕も人のことは言えなくて、おちんちんを振りながらあちこちにえっちな汁を飛ばしてしまったけど。

「はぇ……♡♡」

 触られていないおまんこが寂しい。ルトラの熱で直接埋めてほしい♡

「ん、くろ、かわ……」
「しらゆき、くん」

 浮いた頭で考えることは、同じだったみたいだ。

 互いに擦り寄るように支え合って、横向きに寝たまま片足を持ち上げる。
 ああ、見られてる……♡さっきからずっとひくついてるおまんこ♡はやく。はやく、ここにほしい♡

「ると、ら、お願い♡おちんちんちょうだい♡寂しいおまんこよしよしして♡」
「レンジアのぷるぷるちんぽで、いっぱい突いて♡孕ますくらい、精液ほしいから……っ♡」

 喉が鳴る音が、やけに大きく響いた気がした。


*****


「──もう出立されるんですね。残念ですが、是非またいらしてください」
「ああ。クロも気に入ったみたいだからな」

 朗らかに会話するルトラとレンジアさんの隣で、僕と白雪くんは居心地悪く立っていた。

 この街には三日間滞在したけど、そのほとんどをベッドの上で過ごしてしまったからだ。

 腰が使い物にならないくらい何度も何度も抱かれて、外を歩けるほどの元気が残っていなかった。用意してもらった料理は美味しかったから、なんというか、えっちなグルメ旅行みたいになってしまった。うん、そう、料理が美味しいのはいいことだったと思う。

 ……それと、もう一つ。

「はは。今度はえっちなしで遊べるといいな」
「……うん」

 恥ずかしいところをお互いにたくさん見てしまったからか、白雪くんと普通に話せるようになったのは、素直に嬉しい。

「そういえば、あのオナホ……。白雪くんが産んだって言ってたけど、本当?」
「う゛。聞き流してほしかったんだけどな……。あー……、ほんとだよ。今はまだ身体が変化してないから種なしだけど、ちゃんと孕むことが出来るようになれば、意思のないスライムじゃなくて、俺とレンジアの子供が産まれるんだ」
「こ、こど、も……」
「兄弟の代わりにするつもりはないけどさ、俺は大勢に囲まれてる方が好きだから、たくさん産めたらいいなって。これ、レンジアには内緒な?」

 愛おしそうに、今はぺったんこなお腹を撫でる白雪くんは、なんというか色気が凄かった。

 こども。
 こどもかぁ……。
 この世界では男でも産めるんだよね。今はまだ、全然考えられないけど、僕もいつかルトラと……。

「クロ。ぽーっとした顔をしてどうした?」
「ぁ、わ、な、何でもないっ」

 頭の中を見透かされているように感じて、赤くなった顔を隠すためにルトラに抱き着く。

「はっ、甘えてんのか?」

 そのままぐいっと抱っこされて、あっという間に腕の中。かわいい、と零された言葉に更に熱が溜まりながら、僕達は空へと舞い上がった。
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