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第二部:新婚編
10:消炭色ミニマム
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「人間を嫁に娶った奴の家なら東にあるぞ」
「青い屋根の家さ」
「南西の家に引っ越したはずだが」
「この町のどこかに住んでるよ」
「屋根は黒色だから分かりやすいんじゃないか」
ケルベロスにべったりな二人に別れを告げて、人狼達が暮らす町にやってきたのはいいけれど。
人狼は嘘つき、というのは本当だったみたいだ。家を訪ねただけで情報が錯綜している。だけど何だか……妙にニヤニヤしていて、わざと嘘を言ってるんじゃないかと思ってしまう。
確か橙村くんの旦那は、正直者の人狼だったから。他の人狼達からよく思われてないのかもしれない。
「……ここにはいない、か」
「そ、そうみたいだね。町のどこかに住んでる、ってのが嘘なら、この町以外の所に引っ越したのかな?」
「だとしても、そう離れてないはずだ。この周辺の空気には人狼にとって丁度いい魔力が宿ってるからな」
僕は魔力を感じることが出来ないけど、ルトラが言うならきっとそうなんだろう。
町を出て、近くにあった川沿いに歩いていると、道が森の中に続いているのを見かけた。舗装されていて、入っても迷うことはなさそうだ。
試しにと思って足を向けてみると、ハーブのような良い香りが仄かに漂ってきた。いや、ハーブというより……紅茶かな?
その香りに誘われるように進んでいくと、森の中に小さな一軒家が建っていた。ドールハウスみたいなファンシーな外観だ。そして、家の前にはお茶会用らしきテーブルや椅子がセッティングされている。
そこに座っていた二人の人影は、僕達が現れても特に驚くことなくにこやかに手を振ってきた。
「やあ、いらっしゃい。王弟様に奥方様。時間通りだよ」
「久しぶり、黒河。……ああ、こっちに座ってくれ。紅茶と菓子も用意しているから、遠慮なく食べてほしい」
イケメンの笑顔が眩しい。
促されるままに、彼等の前の席に座った僕達は、お菓子と紅茶をお呼ばれすることになった。さくさくしたクッキーっぽいのも、ふわふわしたマドレーヌっぽいのも、色は極彩色だけどすごく美味しい。橙村くんと、彼の旦那のチャコルさんの手作りだそうだ。
手作りのお菓子か……。僕は料理が苦手だから作ったことがないけど、もし美味しく出来たら、ルトラは喜んでくれるかな。
「時間通り、と言っていたな。確かお前は占い師だったか」
さくり、とクッキーを食べながらルトラが問いかける。表情は普通なままなのに、テーブルの下で悪戯な尻尾が僕の腰を撫でてくるものだから、ぞわぞわしてしまう。紅茶を飲んでいたら吹き出していたと思う。
「占いなんて大層なものじゃないよ。僕は星の巡りを見るのが好きなだけだから。今日の午後はお茶会日和で、珍しいお客様が来るってことが分かっただけさ」
「魔法ですら不可能な未来予知をしているんだから、もっと誇ってもいいくらいだぞ」
「へぇ……、すごいんですね、チャコルさん」
「いやいや、下手の横好きってやつだよ」
「チャコル、賛辞は謙遜しないで受け取っておけばいい」
「本当にそう思ってるんだけど……、ダイダイ君が言うならそうしようかな。ありがとう」
それぞれの近況を話しつつ、美味しくてのんびりした時間が過ぎていく。
……あれ、もしかして今日はえっちなしだったりする?そんな雰囲気じゃないし、お茶会が終わったらお開きになりそうな感じ……だよね。
森の中だから開放的なセックスが楽しめると思ったのに……。
……?
……お、もったのに、じゃ、ないよ……!!
な、何で露出セックス期待してるんだよ、僕……!休みを挟んでいるとはいえ、えっち三昧でお腹いっぱいじゃん!ここは、今日はえっちしないんだなで終わらせないと……っ、そうじゃないと……!
「(僕、ただの淫乱じゃないか……!)」
「クロ?菓子が喉にでも詰まったか?」
「ひゃわっ!ら、らいじょ、大丈夫!」
顔の熱さを誤魔化すように、残っていた紅茶を一気に飲み干す。……大丈夫、ルトラとのえっちは好きだけど、そのことばかり考えてるわけじゃない。僕は正常、僕は普通……。
「ん……、あ、あれ……?」
焦りすぎたからかな、頭の中がふわふわしてきた。なんだか、瞼も重たくなって、きて──……。
*****
ちゅぱっ♡ぺろぺろ♡ちゅぷ♡じゅるるるるるっ♡
……んぅ……♡なんだろ……♡全身がすごく気持ちいい……♡意思のあるぬるま湯に浸かってるみたいだ……♡
あ……♡力が抜けておしっこ漏れちゃった……♡ん♡じゅるじゅる吸われてる♡おちんちんもアナルも一気に吸われて気持ちいい♡
「ふ、んぅ……♡」
「……起きたか、クロ」
「うぁ……、ルト、ラ……?……っっ!?えぇ!?ル、ルトラが巨大化してる……!!」
「逆だ逆。クロが小さくなってんだよ」
「えっ、ええぇ……?」
一気に思考がクリアになって、現状を把握するために脳が動き出す。場所は変わらずお茶会セット。ただし僕は大きなルトラの手の平の上。裸で全身がべとべと。何かの力……多分紅茶に何か入れられていて、こんなことになっているんだろう。僕も色んな体験をしてきたから、察しがよくなってきたと思う。起きてから察しても遅いけど……。
「こ、この身体でえっちするの……?」
「ん?」
「こんな小さい身体じゃ、ルトラのおちんちん満足させてあげられないのに……」
「ん゛っ……!あー……、唐突にぶっこんでくるよな、お前は」
「仲良しで何よりだよ。王弟様は愛されているね」
そうだ、この場には橙村くんとチャコルさんも居る。彼等は一体どうなって……。
「ところで、これから買い物に行こうと思うんだ。君達の好きな料理を作ろうと思ってね。付き合ってくれるかい?」
「へぇ。王弟って分かっておいて使いに付き合わせようとするなんてな」
「嫌ならもちろん断ってくれて構わないよ」
「そうは言ってないだろ。付き合ってやるよ」
もぞ、とチャコルさんの股間辺りが動いた気がするのは気のせいだろうか。
見渡してみても、何故か橙村くんの姿がなくて、……え、いや、まさか。
「ああ。ダイダイ君は落ちないようにここに入れているんだ。君も同じようにしてもらうといいよ」
そっと股間を撫でて答え合わせをしてくるチャコルさんに、僕の全身がぞくりと粟立った。これは、そう、興奮と期待。ルトラの雄と密着するのだと思うと、勝手に涎が垂れてしまった。
ううう……、こんなのもう、淫乱どころか変態じゃん……♡
「じゃあ、クロ。大人しくしてろよ」
「あ……♡」
べろ、と顔を舐められたことによって、キスの効果がぶわりと現れる。そんな発情状態のまま、僕はルトラのパンツの中へと仕舞いこまれることになった。
窮屈なぴったりめのパンツに押し込まれた、ルトラのおちんちん……♡萎えていても大きいそれは、小さくなった僕の目から見ると難攻不落の巨塔のようだった。大人しく、なんて言われたけど、むわりと立ち込めるルトラのニオイを嗅いで、我慢出来るわけがない……♡
「んっ♡んうぅ……♡しゅご……♡おいひい……っ♡」
おちんちんにぎゅうっと抱きついて、僕の口より大きな尿道口に舌を捩じ込んでペロペロ味わう。先走りも精液も美味しくないって分かってるのに、ルトラのはすごく甘くて美味しく感じてしまうんだ……♡
ルトラのおちんちんを抱き枕に出来るなんて贅沢すぎる♡少しふにゃっとしてたのに、ペロペロぎゅうぎゅうしてたら硬くなっちゃった♡
「ん、ぢゅ、ふううぅ♡」
身体が小さくなったから、僕のおちんちんもお米サイズになっちゃったけど、快感はしっかり拾ってくれる♡逞しいおちんちんにスリスリするの、すごく気持ちいいっ♡
「んへへ♡ルトラぁ♡ん、あぁ……ッ♡」
裏筋を舐めながら腰を落としていくと、ぷりぷりぱんぱんの玉の上に乗っかる形になった。このナカに、僕を気持ちよくさせてくれる精液が詰まってるんだ♡いつか孕ませてくれるといいな……♡
きゅんっと愛おしくなって、気が付けば腰をヘコヘコと擦り付けていた♡むわりと漂う雄のニオイがどんどん濃くなってくらくらする♡全身で奉仕出来るのが嬉しくて堪らないし、ルトラにはもっと気持ちよくなってほしい♡
「んあ、ああぁ♡すき、だいすき、んいっ、イぐうぅっ♡」
発情した身体が動くまま、僕はおちんちんを堪能しながら快楽におちていった……♡
*****
「──全く、ここまでヤるとは思わなかったぞ」
「はあ、気持ちよかったよ、ダイダイ君」
「あひ……♡」
「ぅ、……あっ♡」
精液に塗れたパンツの中から救出された僕達は、綺麗なハンカチの上に降ろされた。顔も髪も身体も白濁塗れで、イきすぎたおちんちんは力なく垂れてしまっている。
「っは、あ、くろか、わ。きれーにして、あげようか」
「っえ、ん、わ、橙村、くん……」
とろんとしたままの橙村くんが、僕の手を取ってペロと舌を這わしてきた。気持ち悪いどころか、王子様みたいでドキドキしてしまう。
「はい、だめだよダイダイ君。優しいところが君の魅力だけど、僕以外にそんな目を向けないで」
「っ、ふふ、嫉妬しているのか……?」
「そうだよ。僕のお嫁さんは無意識に人をたらしこむから心配なんだ」
王子様みたいな橙村くんを両手で掬って、唇を寄せるチャコルさん。シているのはえっちなことなのに、一枚の絵画みたいに綺麗でうっとりしてしまう。
「クロ」
「っ、わ」
「お前も、見惚れすぎ」
少しむっとした声音のルトラが、僕を持ち上げて精液で濡れた身体を舐めてくる。自分が出したモノなのに、僕を綺麗にするために這わされる舌が気持ちいい。
僕よりずっとかっこいいルトラが、嫉妬してくれることが嬉しい……♡
「んっ♡橙村くんは、確かにかっこいいけど、ルトラはかっこよくて大好きだから♡僕がえっちしたいのは、ルトラだけだよ……♡」
もうキスの効果は切れているはずなのに、いつもと違う快感を浴びたからか頭の中がふわふわする。
ひょいっと摘まれても、抵抗する気持ちなんて少しも湧いてこなかった。ぱかりと空いた口の中が、どんどん近付いて──。
「ひ、っああああッ♡♡」
はむり♡
下半身がぬるついた熱で覆われて、おちんちんがこねくりまわされる。すごい。なにこれ。ルトラに下半身全部しゃぶられてる……っ♡歯が当たらないようにジュルジュル吸われて、しゃぶられて、気持ちよすぎるよぉっ♡
「ひ、う、んあっ、おいしく、ないから、ひゃめっ♡んお゛おおおっ♡♡」
散々イかされたのに♡追いアクメが止まんない……っっ♡このまま丸呑みされて、全身しゃぶり尽くされたら……♡想像しただけでイぐ……ぅ♡
プシャッッ♡ショオオオォッッ♡♡
「あ゛ああぁっっ♡♡イっでるっ♡漏れでりゅうぅ♡♡」
イキションまでしっかり舐め取られたのを最後に、僕の意識はそこでプツリと途切れてしまった。
翌日。
僕に内緒で人間にしか効かない小人薬を紅茶に仕込んでいたことを、チャコルさんから謝罪された。本音しか喋れないチャコルさんは、その反動なのか何なのかちょっとした悪戯を仕掛けるのが好きらしい。
ちょっとした……かどうかは分からないけど、結果として気持ちよかったから怒りの感情は皆無だ。それに、僕の全身愛撫でルトラが着衣射精したのだと思うと、少し気分がいい。いつも僕ばかりがぐずぐずに蕩けさせられてるし。
久しぶりに挿入のない触れ合いだったけど、僕としては……嫉妬されたり新しい快感を得たりすることが出来て満足だ。
…………。
いや、後者は違うって否定……するのも、難しくなってきたな……。
「青い屋根の家さ」
「南西の家に引っ越したはずだが」
「この町のどこかに住んでるよ」
「屋根は黒色だから分かりやすいんじゃないか」
ケルベロスにべったりな二人に別れを告げて、人狼達が暮らす町にやってきたのはいいけれど。
人狼は嘘つき、というのは本当だったみたいだ。家を訪ねただけで情報が錯綜している。だけど何だか……妙にニヤニヤしていて、わざと嘘を言ってるんじゃないかと思ってしまう。
確か橙村くんの旦那は、正直者の人狼だったから。他の人狼達からよく思われてないのかもしれない。
「……ここにはいない、か」
「そ、そうみたいだね。町のどこかに住んでる、ってのが嘘なら、この町以外の所に引っ越したのかな?」
「だとしても、そう離れてないはずだ。この周辺の空気には人狼にとって丁度いい魔力が宿ってるからな」
僕は魔力を感じることが出来ないけど、ルトラが言うならきっとそうなんだろう。
町を出て、近くにあった川沿いに歩いていると、道が森の中に続いているのを見かけた。舗装されていて、入っても迷うことはなさそうだ。
試しにと思って足を向けてみると、ハーブのような良い香りが仄かに漂ってきた。いや、ハーブというより……紅茶かな?
その香りに誘われるように進んでいくと、森の中に小さな一軒家が建っていた。ドールハウスみたいなファンシーな外観だ。そして、家の前にはお茶会用らしきテーブルや椅子がセッティングされている。
そこに座っていた二人の人影は、僕達が現れても特に驚くことなくにこやかに手を振ってきた。
「やあ、いらっしゃい。王弟様に奥方様。時間通りだよ」
「久しぶり、黒河。……ああ、こっちに座ってくれ。紅茶と菓子も用意しているから、遠慮なく食べてほしい」
イケメンの笑顔が眩しい。
促されるままに、彼等の前の席に座った僕達は、お菓子と紅茶をお呼ばれすることになった。さくさくしたクッキーっぽいのも、ふわふわしたマドレーヌっぽいのも、色は極彩色だけどすごく美味しい。橙村くんと、彼の旦那のチャコルさんの手作りだそうだ。
手作りのお菓子か……。僕は料理が苦手だから作ったことがないけど、もし美味しく出来たら、ルトラは喜んでくれるかな。
「時間通り、と言っていたな。確かお前は占い師だったか」
さくり、とクッキーを食べながらルトラが問いかける。表情は普通なままなのに、テーブルの下で悪戯な尻尾が僕の腰を撫でてくるものだから、ぞわぞわしてしまう。紅茶を飲んでいたら吹き出していたと思う。
「占いなんて大層なものじゃないよ。僕は星の巡りを見るのが好きなだけだから。今日の午後はお茶会日和で、珍しいお客様が来るってことが分かっただけさ」
「魔法ですら不可能な未来予知をしているんだから、もっと誇ってもいいくらいだぞ」
「へぇ……、すごいんですね、チャコルさん」
「いやいや、下手の横好きってやつだよ」
「チャコル、賛辞は謙遜しないで受け取っておけばいい」
「本当にそう思ってるんだけど……、ダイダイ君が言うならそうしようかな。ありがとう」
それぞれの近況を話しつつ、美味しくてのんびりした時間が過ぎていく。
……あれ、もしかして今日はえっちなしだったりする?そんな雰囲気じゃないし、お茶会が終わったらお開きになりそうな感じ……だよね。
森の中だから開放的なセックスが楽しめると思ったのに……。
……?
……お、もったのに、じゃ、ないよ……!!
な、何で露出セックス期待してるんだよ、僕……!休みを挟んでいるとはいえ、えっち三昧でお腹いっぱいじゃん!ここは、今日はえっちしないんだなで終わらせないと……っ、そうじゃないと……!
「(僕、ただの淫乱じゃないか……!)」
「クロ?菓子が喉にでも詰まったか?」
「ひゃわっ!ら、らいじょ、大丈夫!」
顔の熱さを誤魔化すように、残っていた紅茶を一気に飲み干す。……大丈夫、ルトラとのえっちは好きだけど、そのことばかり考えてるわけじゃない。僕は正常、僕は普通……。
「ん……、あ、あれ……?」
焦りすぎたからかな、頭の中がふわふわしてきた。なんだか、瞼も重たくなって、きて──……。
*****
ちゅぱっ♡ぺろぺろ♡ちゅぷ♡じゅるるるるるっ♡
……んぅ……♡なんだろ……♡全身がすごく気持ちいい……♡意思のあるぬるま湯に浸かってるみたいだ……♡
あ……♡力が抜けておしっこ漏れちゃった……♡ん♡じゅるじゅる吸われてる♡おちんちんもアナルも一気に吸われて気持ちいい♡
「ふ、んぅ……♡」
「……起きたか、クロ」
「うぁ……、ルト、ラ……?……っっ!?えぇ!?ル、ルトラが巨大化してる……!!」
「逆だ逆。クロが小さくなってんだよ」
「えっ、ええぇ……?」
一気に思考がクリアになって、現状を把握するために脳が動き出す。場所は変わらずお茶会セット。ただし僕は大きなルトラの手の平の上。裸で全身がべとべと。何かの力……多分紅茶に何か入れられていて、こんなことになっているんだろう。僕も色んな体験をしてきたから、察しがよくなってきたと思う。起きてから察しても遅いけど……。
「こ、この身体でえっちするの……?」
「ん?」
「こんな小さい身体じゃ、ルトラのおちんちん満足させてあげられないのに……」
「ん゛っ……!あー……、唐突にぶっこんでくるよな、お前は」
「仲良しで何よりだよ。王弟様は愛されているね」
そうだ、この場には橙村くんとチャコルさんも居る。彼等は一体どうなって……。
「ところで、これから買い物に行こうと思うんだ。君達の好きな料理を作ろうと思ってね。付き合ってくれるかい?」
「へぇ。王弟って分かっておいて使いに付き合わせようとするなんてな」
「嫌ならもちろん断ってくれて構わないよ」
「そうは言ってないだろ。付き合ってやるよ」
もぞ、とチャコルさんの股間辺りが動いた気がするのは気のせいだろうか。
見渡してみても、何故か橙村くんの姿がなくて、……え、いや、まさか。
「ああ。ダイダイ君は落ちないようにここに入れているんだ。君も同じようにしてもらうといいよ」
そっと股間を撫でて答え合わせをしてくるチャコルさんに、僕の全身がぞくりと粟立った。これは、そう、興奮と期待。ルトラの雄と密着するのだと思うと、勝手に涎が垂れてしまった。
ううう……、こんなのもう、淫乱どころか変態じゃん……♡
「じゃあ、クロ。大人しくしてろよ」
「あ……♡」
べろ、と顔を舐められたことによって、キスの効果がぶわりと現れる。そんな発情状態のまま、僕はルトラのパンツの中へと仕舞いこまれることになった。
窮屈なぴったりめのパンツに押し込まれた、ルトラのおちんちん……♡萎えていても大きいそれは、小さくなった僕の目から見ると難攻不落の巨塔のようだった。大人しく、なんて言われたけど、むわりと立ち込めるルトラのニオイを嗅いで、我慢出来るわけがない……♡
「んっ♡んうぅ……♡しゅご……♡おいひい……っ♡」
おちんちんにぎゅうっと抱きついて、僕の口より大きな尿道口に舌を捩じ込んでペロペロ味わう。先走りも精液も美味しくないって分かってるのに、ルトラのはすごく甘くて美味しく感じてしまうんだ……♡
ルトラのおちんちんを抱き枕に出来るなんて贅沢すぎる♡少しふにゃっとしてたのに、ペロペロぎゅうぎゅうしてたら硬くなっちゃった♡
「ん、ぢゅ、ふううぅ♡」
身体が小さくなったから、僕のおちんちんもお米サイズになっちゃったけど、快感はしっかり拾ってくれる♡逞しいおちんちんにスリスリするの、すごく気持ちいいっ♡
「んへへ♡ルトラぁ♡ん、あぁ……ッ♡」
裏筋を舐めながら腰を落としていくと、ぷりぷりぱんぱんの玉の上に乗っかる形になった。このナカに、僕を気持ちよくさせてくれる精液が詰まってるんだ♡いつか孕ませてくれるといいな……♡
きゅんっと愛おしくなって、気が付けば腰をヘコヘコと擦り付けていた♡むわりと漂う雄のニオイがどんどん濃くなってくらくらする♡全身で奉仕出来るのが嬉しくて堪らないし、ルトラにはもっと気持ちよくなってほしい♡
「んあ、ああぁ♡すき、だいすき、んいっ、イぐうぅっ♡」
発情した身体が動くまま、僕はおちんちんを堪能しながら快楽におちていった……♡
*****
「──全く、ここまでヤるとは思わなかったぞ」
「はあ、気持ちよかったよ、ダイダイ君」
「あひ……♡」
「ぅ、……あっ♡」
精液に塗れたパンツの中から救出された僕達は、綺麗なハンカチの上に降ろされた。顔も髪も身体も白濁塗れで、イきすぎたおちんちんは力なく垂れてしまっている。
「っは、あ、くろか、わ。きれーにして、あげようか」
「っえ、ん、わ、橙村、くん……」
とろんとしたままの橙村くんが、僕の手を取ってペロと舌を這わしてきた。気持ち悪いどころか、王子様みたいでドキドキしてしまう。
「はい、だめだよダイダイ君。優しいところが君の魅力だけど、僕以外にそんな目を向けないで」
「っ、ふふ、嫉妬しているのか……?」
「そうだよ。僕のお嫁さんは無意識に人をたらしこむから心配なんだ」
王子様みたいな橙村くんを両手で掬って、唇を寄せるチャコルさん。シているのはえっちなことなのに、一枚の絵画みたいに綺麗でうっとりしてしまう。
「クロ」
「っ、わ」
「お前も、見惚れすぎ」
少しむっとした声音のルトラが、僕を持ち上げて精液で濡れた身体を舐めてくる。自分が出したモノなのに、僕を綺麗にするために這わされる舌が気持ちいい。
僕よりずっとかっこいいルトラが、嫉妬してくれることが嬉しい……♡
「んっ♡橙村くんは、確かにかっこいいけど、ルトラはかっこよくて大好きだから♡僕がえっちしたいのは、ルトラだけだよ……♡」
もうキスの効果は切れているはずなのに、いつもと違う快感を浴びたからか頭の中がふわふわする。
ひょいっと摘まれても、抵抗する気持ちなんて少しも湧いてこなかった。ぱかりと空いた口の中が、どんどん近付いて──。
「ひ、っああああッ♡♡」
はむり♡
下半身がぬるついた熱で覆われて、おちんちんがこねくりまわされる。すごい。なにこれ。ルトラに下半身全部しゃぶられてる……っ♡歯が当たらないようにジュルジュル吸われて、しゃぶられて、気持ちよすぎるよぉっ♡
「ひ、う、んあっ、おいしく、ないから、ひゃめっ♡んお゛おおおっ♡♡」
散々イかされたのに♡追いアクメが止まんない……っっ♡このまま丸呑みされて、全身しゃぶり尽くされたら……♡想像しただけでイぐ……ぅ♡
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「あ゛ああぁっっ♡♡イっでるっ♡漏れでりゅうぅ♡♡」
イキションまでしっかり舐め取られたのを最後に、僕の意識はそこでプツリと途切れてしまった。
翌日。
僕に内緒で人間にしか効かない小人薬を紅茶に仕込んでいたことを、チャコルさんから謝罪された。本音しか喋れないチャコルさんは、その反動なのか何なのかちょっとした悪戯を仕掛けるのが好きらしい。
ちょっとした……かどうかは分からないけど、結果として気持ちよかったから怒りの感情は皆無だ。それに、僕の全身愛撫でルトラが着衣射精したのだと思うと、少し気分がいい。いつも僕ばかりがぐずぐずに蕩けさせられてるし。
久しぶりに挿入のない触れ合いだったけど、僕としては……嫉妬されたり新しい快感を得たりすることが出来て満足だ。
…………。
いや、後者は違うって否定……するのも、難しくなってきたな……。
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