クラスまるごと転移したら、みんな魔族のお嫁さんになりました

桜羽根ねね

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第二部:新婚編

11:金糸雀と赤金のクオレル

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※なんちゃって方言キャラが出てきますが温かく流してもらえると幸いです

「ヤ、ヤナリのことなんて嫌いだべ!大嫌い!」
「あー、そうかよ。俺も嫌いだ、嫌い。田舎臭ぇオメェのツラ見んのもうざいわ。さっさとどっか行っちまえよ」
「い、いなかくさ……!?だから狐は嫌なんだべ!陰湿で卑怯で最低のケダモノだ!」
「はあぁ?俺のどこがそう見えるわけ?目ぇ腐ってるんじゃねーの?」
「腐ってんのはおめの性根だべ!」
「もう……、二人とも喧嘩しないでください」
「ほんま毎日飽きんなぁ」

 犬系獣人達の国の中で一番栄えているという街を訪れたわけだけど、ルトラが事前に行くことを告げていた家から何やら不穏な声が聞こえてくる。
 声……というより、これは喧嘩だ。そして、家に近付くに連れてそれを諌める声もうっすら聞こえてきた。

「え……、これ、暫く待った方がいいかな……?」
「痴話喧嘩は日常茶飯事って聞いてるから問題ないだろ。行くぞ」
「へっ、え、は、入るの!?」

 躊躇なく進んでいくルトラの後を慌てて追う。

 ここに住んでいるのは、桜くんと天路くん。そして彼等の旦那である狐獣人と狸獣人だ。狐の方が三大貴族の一人って聞いていたから、ルトラとも親交があるらしい。
 だからといって、喧嘩中のところに勝手にお邪魔するのはどうかと思うけど……!

「相変わらず賑やかなようだな」
「ルトラ、せめてノック……!おっ、お邪魔してます……」
「え、あれ、お客さん……?あっ、そっか。黒河君達が来るって言ってましたね」
「なんやタイミングが悪い時に来てもうたなぁ。まあもちっとしたら落ち着くさかい、ゆっくりしてってや」

 桜くんと天路くんは、立て込んでいる状況にも関わらず、にこやかに出迎えてくれた。そんな彼等の後ろで。

「ん、んうぅ……!」
「ふぁ、っ……ん」

 狐耳と狸耳の魔族が濃厚なキスをしていた。

 ……あれ?喧嘩は?

「あはは……、ヤナさんとコパさんのことは気にしなくていいですよ。お互いにうるさい口を塞ごうとしてるんです」
「結果としてただべろちゅーしとるだけなんやけどな。嫁ほっぽってようやるわ」
「へ、へえ……?」

 確かに、相手を喋らせないために舌を絡め取ろうとしているような攻撃的なキスだけど……、嬉しそうにブンブン揺れている尻尾が感情を隠しきれていない。

「……可愛いですよね、二人とも。普段ぼく達を抱いている二人が、あんなに必死にキスする姿を見ると興奮しちゃいます」
「え……?」

 クラスの中でも大人しくて品行方正な桜くんの口から、とんでもない言葉が飛び出してきた。……いや、あれからだいぶ経ってるし、性癖変わってもおかしくないか、うん。

「っ、はぁ……♡滾ってきたぁ……♡」
「……っ!?さ、桜く……!?」
「あー……、もう周り見えとらんな」

 旦那同士のキスを見つめながら、服の上から股間を擦り始めた桜くんは、すっかり頬が上気していた。天路くんはそれを止める様子もない……どころか、まるでいつものことのように流してしまう。

「こうなったら暫く止まらんわ。堪忍な、黒河。ヤナとコパがもてなす準備しよる途中で喧嘩始めよったからなぁ……。あれやったら客室使うてもいいで。ベッドメイキングは終わらせとるし」
「いや、さ、流石にそれは……」
「そうだよ、あま君……♡みんなで楽しくえっちしましょ♡」
「な……っ、ちょ、桜……!あかんて、ワイはえっちいのは苦手……っ、ふ、んん……っ」

 わ……!
 こ、今度は嫁同士で……桜くんと天路くんがちゅーを始めてしまった。なんというか、凄い空間だ。親友同士だからか、お互いのイイところが分かっているようで、聞こえてくる声がとても甘い。

「おーおー、二人だけで盛ってんな。かーわい~」
「っふ、は、ぁ……っ、ヤナリの、ばか……っ、苦しかったべ……っ!」
「ふーん?にしてはとろっとろに溶けてんじゃん。ほんとクソ雑魚だよなコパは」
「う、うるさいっ!ヤナリこそ、ちんちん勃ってるべ!……っ、て、あ、あわわ……っ、ル、ルトラ様いつから此処に……!?」
「え、うわ、気づかんかったわ。出迎えの準備途中なんだけど、先に見せっこするか?」

 ようやくキスを終えた旦那二人が、小競り合いながらも僕達の……ルトラの存在に気づいたようだ。コパと呼ばれた狸獣人はわたわたと慌てて真っ赤になっているけど、ヤナリという名前の狐獣人は飄々としている。
 見せっこ……って、つまり、そういうことなんだろう。

「そうだな、どうせならあいつも呼ぶか」
「え」

 にやりと笑ったルトラが無造作に手を振ると、影がむくりと起き上がった。
 緑色の肌、大きな身体。魔力を持っていかれるから滅多に使わないと言っている、固有魔法。だから彼と話すことはほとんどないけど、それでも好きな相手の一人に変わりはない。

 久しぶりに彼に……オークさんに会えるんだと胸を高鳴らせていた、ら。

「あ……、あれ、オークさん?痩せた……?」

 大きいは大きいんだけど、マスコットみたいだった体格がしゅっとスリムになっている。最後に会ったのは……二ヶ月前くらいだったかな。ルトラと一緒に何度もキスをしてくれて、大きくて分厚い手の平でたくさん愛撫してくれたのを覚えてる。

「ひさしぶリ、わたしのかわいいヨメ」
「え、わ、話し方も上手になってる……!」
「くろとおしゃべりしたいカラ、かげのなかでがんばってタ。へんじゃなイ?」
「へ、変じゃないよ。寧ろすごいよ」
「ン、うれしイ」

 若干カタコト感は残ってるけど、前と比べるとすごく流暢に話せるようになってる。激変した体型といい、一体どれだけ努力したんだろう。前までのオークさんは可愛い印象が強かったけど、今はかっこよくて変に照れてしまいそうだ。

「クロは見た目なんか気にしねぇって言ったんだけどな。お前にふさわしい旦那になるんだって奮起してたぜ」
「そう、なんだ……。僕は、どんなオークさんでも好きだよ」

 思わず抱き着いて頬擦りすると、そのまま抱きしめられてひょいっと持ち上げられてしまった。片手で軽々と抱っこされた僕は、されるがままに引き締まった胸に顔を寄せる。
 ルトラも身を寄せてきて、唇以外の場所にキスを降らせてくる。逞しい彼等に挟まれて甘やかされると、嬉しくなってきゅんきゅんして……、ああ、だめだ、こんなとこで漏らしたら大惨事すぎる。我慢、我慢……。

「ん、う。ふふ、くすぐったい……」
「かわいイ、くろ、もっときもちよくなッテ」
「折角二人も居るなら、喧嘩なんてしてないで嫁を可愛がった方が有意義だろ」
「あ、ふぁ♡」

 ちゅう、と両側から吸われた首筋には、赤い跡が残されてるはずだ。僕が、旦那様のものだって印が、くっきりと。

「ん、へへ……♡」

 嬉しくなって僕からも吸い付いてみたけど、碌にやったことがないから上手くつかなかった。

「っは、可愛いことしてくるなぁ?いっそのこと噛みついてもいいんだぜ?」
「くろからはがタ、うれしイ」
「ふ、二人が、そう言ってくれるなら……」

 少し強めにかぷりと噛むと、色気のある吐息が漏れた。くっきりとまではいかないものの、僕からの印を残せたことで頭の奥がぼうっと茹だってくる。

「んぅ、ふふ、黒河君、すごく嬉しそうですね」
「仲がええのは良いことやな。……なあ、ヤナとコパもそう思うやろ?」

 唇から銀の糸を繋ぎながら、桜くんと天路くんが煽るように二人の旦那を見つめていた。どこかばつが悪そうに視線を交わした彼等は、尻尾をゆっくり振りながら桜くん達の頬にキスをする。

「そうだな。どうせなら有意義に『仲良く』すんのがよさそうだ」
「すまなんだ……、嫌いにならないでほしいべ」

 ちゅう、と唇を重ねる彼等の傍で、僕も大好きな二人から柔らかい熱を与えてもらった。
 あとはもう……、たっぷり『見せっこ』をするだけだ。


*****


 ところ変わってベッドが並んだ寝室。その中の一番広いベッドの上で、桜くん達は四つん這いになって後ろから愛されていた。向かい合ってパンパンされているから、桜くんと天路くんの唇が何度も嬉しそうにぶつかってる。本当に仲が良いなぁ……。

「ん゛あっ♡きもぢい……っ♡ヤナさん♡おぐっ♡ごつごつしで……っ♡」
「ぅ、く……っ、ふー……ッ♡そこ、きもちえぇ……♡コパのちんちん、ぴったりハマるぅ……っ♡」
「あ゛~~~、必死に吸い付いてくんの最ッ高……!お望み通り、満足するまで突いてやるよ……っ!」
「ふっ♡あ♡だめだべ、イっちゃう、イく……っ、なかにでちゃうだ……、あぁっ♡」
「っはは、相変わらず早漏だな、コパは……。少しは我慢してみろ、よっ!」
「ひぐっ♡なっ、何するべ……っ!?お、おらの乳首触っても、気持ちよぐなんか、っあぁ♡」
「あー……♡何、コパはヤナに乳首弄られてイったん……?ちんちんビクビクしとるでぇ♡」
「いっ、言わないで、ほしいだ……っ♡」

 天路くんに挿入しているのに、まるで乙女のように恥じらいながら達しているコパさんの姿は、なんだかとても新鮮だ。

 そうだ、僕だって男なんだから、ルトラを攻める側でもいいじゃないか。受け身で気持ちよくしてもらうのも好きだけど、僕で気持ちよくなってもらえたら……すごく嬉しいし♡

 善は急げだ。二人の指でおまんこを解してもらっていた僕は、その手に自分の手を重ねた。

「痛かったか?」
「ううん、気持ちいいよ♡でも、今日は、僕が二人のこと……気持ちよくしたいなって。おちんちん、一緒に舐めていい?」

 ルトラとオークさんは二人揃って虚を突かれたような顔をしていたけど、微笑んで頷いてくれた。ルトラはちょっと意地悪めいていて、オークさんはふわふわ嬉しそうに。

「でモ、むりはだめダヨ。くろにくるしいことさせたくないカラ」
「大丈夫♡僕、二人のこと大好きだから苦しくなんてならないよ」

 一旦ベッドから降りて、立ち上がった二人の間で膝を折ると、ちょうど目の前でぶっといおちんちんがブルンと揺れた。こっちを向いて美味しそうな蜜を垂らしているおちんちん……♡じゅる、と湧いてきた唾液をこくりと飲み込む。

 オークさんはルトラの影だけど、ルトラより竿が太い。体格は細くなっても、ここはずっしり大きいままだ♡二人のおちんちんを握って、ジュコジュコ扱きながら交互にしゃぶりつく。大きすぎて全部は咥えられないけど、口の中を擦られるの気持ちいい♡

 ……っと、僕だけが気持ちよくなっちゃ駄目だ。ちゃんと旦那様をヨくしないと♡

「ん、んぢゅうう、ん、ぷっ、ひもひい?」

 頬を窄めたり、手で玉を揉んだり、おちんちんをくっつけて同時に亀頭を舐めたり♡丁寧にいやらしく奉仕している内に、ルトラとオークさんの微かな喘ぎ声が漏れてきた。おちんちんからもどんどんカウパーが溢れてくる♡

「う、ぁ、くろのなカ、きもちいいヨ。ぺろぺろするノ、じょうズ」
「はぁ、拙かったのが嘘みたいだな……」

 おちんちんを頬張る僕の頭が、擽るように撫でられる。嬉しくて、おまんこがひくついて、我慢も出来なくて。

「ひ、んあぁ♡」

 ジョロッ
 ショワアアァ♡パチャチャチャチャッ♡

「ふ、ぅ♡んぶ、ううぅ♡」

 はぁ……♡おちんちんしゃぶりながらうれションしちゃった……♡おまんこもひくついて止まんない♡

「く、うっ、クロ、出すぞ……!」
「はァ、かわいイ、とてもかわいいヨ、わたしたちのくろ」
「ぷはっ♡ん、ここっ♡僕の口まんこに、いっぱい出して……ッ♡」

 ぱかりと大きく口を開けて舌を出すと、逞しいおちんちんの切っ先を向けてくれた♡期待と興奮でおしっこがジョワッと強くなってしまう♡待ちきれずに根本を握ってシコシコすると、手の中でおちんちんがびくりと震えて、そして。

 ドビュルルルッ♡ドプウウゥッ♡♡

「ぉぶっ♡」

 ルトラのねっとり精液と、オークさんのもったり精液が、口の中いっぱいに注がれていく♡すごく強い雄の香り♡たまんない……♡

 舌の上に溜まったそれをよーく噛みしめて飲み込むと、お腹のナカがぽかぽかしてきた♡美味しい精液を恵んでくれた旦那様ちんちんにありがとうのキスをして、残滓をジュルッと吸い取るのも忘れない♡

「ん、へ♡きもひ、よかった?」

 きっと今の僕はすごくだらしない顔になってるはずだ。うれションしちゃったから、身体も汚い。それなのに、二人は宝物を手にするように優しく抱き上げてくれた。わざとなのかそうじゃないのか、おまんこにプチュッと当たる、ルトラのおちんちん♡

「ルトラ♡オークさんのも、一緒にほしい……♡」
「あー……、それだけは無理。お前のナカに挿入っていいのはオレだけだ」
「ごめんネ、くろ。そのかわりにいっぱいきすしてあげるカラ」
「ん、うん……っ♡」

 二輪刺しされたい、同時にナカで感じたい、って気持ちはあるけど、自分の影に嫉妬するルトラが可愛くてそれ以上強く望まなかった。

 ズプ、と挿入ってきたおちんちんは、イったばかりなのに熱くて硬くて、堪らず甘イキしてしまう♡。

「はー、思ってたより嫉妬深いんだな、ルトラ様は」
「ひぐっ♡う、あ、ぞこっ、深いどこ、かんにんしで、やぁ♡」
「な、仲良くするのが一番だべ、っ、あ、また、イくぅ……っ!」
「っあぁ♡も……、コパさんのでおなかいっぱいですよ♡溢れちゃう……♡」

 相手を変えて貫かれた二人が、僕と同じ背面駅弁にされて近寄ってきた。僕が汚してしまった床は、いつの間にかルトラが綺麗にしてくれていてホッとする。でも、多分、このままパンパン愛されたらまた漏らしちゃいそう……♡

「はぁ、アマジもサクラも、コパもすげぇかわいー顔してんな」
「ん、う、ぢゅ、ヤ、ナリっ、ちゅう、だめだべ、おかしくなるだ、ぁ♡」

 向かい合わせになってぴったりくっついた彼等が、当たり前のように旦那同士嫁同士で唇を塞ぎ合う。キスの相手は目まぐるしく変わっていって、四人が四人とも大好き同士ってことがすごく伝わってきた。
 ……僕だって、好きって気持ちは大きいんだから。

「ん゛、ほぉ……っ♡」

 自分からぐりぐり腰を動かすと、おちんちんの出っ張ったカリがごりごり抉ってきて最高に気持ちいい♡

「ルトラが満足するまで、いっぱい愛して……っ♡」

 強請るようにそう告げた舌は、分厚い熱で性急に絡め取られた。


*****


 目が覚めると、ルトラの腕の中だった。

 オークさんの姿はなくて、身体はさっぱり綺麗になっている。いくら発情していたとはいえ、自分から二本も強請るなんて……。もらえなかった残念な気持ちもあるけど、嫉妬を隠そうともしないルトラにきゅんとくる気持ちの方が強い。

 端正な寝顔を暫く見つめて満足した後に、ゆっくりと腕の中から抜け出した。

 腰は少し痛むけど、歩けないほどじゃない。ただ喉がガラッとしているからお水をもらえたらいいな。

 ……とは考えてみたものの、初めて訪れた家の間取りなんて分からない。何故か着ぐるみパジャマみたいなものを着せられてるけど、これは誰かの趣味なのかな。

 取り合えず寝室から外に出てみると、長めの廊下が続いていた。その奥の部屋は磨りガラスになっていて、明かりがついている。動く影も見えるし、どうやら誰かが起きてるみたいだ。

 近づいていくと、なんだか甘い声が聞こえてきた。

「冗談でも嫌いなんて言うんじゃねぇよ、ばか狸。俺がどんだけ悲しかったか分かるか?」
「ヤナリも、嫌いって言ったべ……。どうせおらは田舎臭いだ」
「拗ねんな拗ねんな。おら、機嫌直せよ。ちゅーしてやっから」
「あ……っ♡ん、ふ、……ぅ♡た、たまたま揉むのは、だめだべ、ん、ぢゅっ♡ぷあっ♡やにゃり……♡」
「はー……、いつか絶対お前も犯すわ……♡」
「っ……!な、何度も言っでるべ!それしだら、ほんとに嫌いになるべ、っんん♡」

 …………。

 ……入るのは、やめておこうかな。
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