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番外編
南瓜色トリート(ルトクロ他)
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CP:ルトラ×黒河、新キャラカプ
時系列:第一部
ハッピーハロウィンアフター!
☆☆☆☆☆
魔界には、人間界でやっていたような季節イベントが存在しない。まあ、向こうに居た時もそういうイベントとは無縁だったけど。
だからこそ、ルトラとそういうイベントを楽しんでみたい。
昼食に出てきた野菜の形が、カボチャをそのまま小さくしたようなものだったから、連想ゲームのようにあのイベントが浮かんできた。
「どうした?そんなにパンプを見つめて。苦手だったか?」
「あ、これパンプっていうんだ。名前も似てるなぁ……。ちょっと、ハロウィンのことを思い出してたんだ」
「はろうぃん?」
こて、と小首を傾げるルトラが可愛い。胸をきゅんとさせながら、僕はハロウィンの説明をした。
とはいっても、起源のことは忘れてしまったから、仮装のこととトリックオアトリートのくだりだけだ。
小さなパンプがゴロゴロ入っているスープを飲みながら、ルトラは耳を傾けてくれて。そうして、困ったように口を開いた。
「クロの話からすると、オレ達魔族はもう仮装してるようなもんだな」
「あ」
確かにそうだ。吸血鬼もマミーも獣人も普通に存在している。
でも、それなら……。
「仮装なんだし、別の魔族になりきってもいいんじゃないかな。いつもと違う格好のルトラ、見てみたいし」
「へぇ?やけに推してくるな。……ま、クロがやりたいなら付き合ってやるよ」
「ほんと?じゃあ、お菓子の用意を……」
「仮装用の衣装を仕立てないとな。クロの仮装も楽しみだ」
「え。い、いや、僕はいいよ!わざわざ仕立てなくてもいいし、ルトラの仮装だけ見れればそれで」
「クロ」
「あ、う、うぅ……」
深い群青の瞳で見つめられて、否定の言葉がどこかに行ってしまう。
「オレは、クロと一緒に楽しみたいんだよ。嫌か?」
「い、いや……、じゃ、ない……」
ああ、なんて僕はチョロいんだろう。でも、嬉しそうに微笑むルトラからそんなことを言われたら、断れるわけないよ……。
*****
食事を済ませて、善は急げとばかりに連れて行かれたのは、ルトラがよく利用しているという仕立て屋さんだった。
見るからに厳かな外観で、とてつもなく高そうだ。それなのに、ルトラは早々に入っていってしまう。尻尾で腰を抱かれた僕も前に進むしかない。
「いらっしゃいませ……って、なんだ、ルト坊か。冷やかしなら帰った帰った」
「入って早々帰らせようとすんな。客なんだから迎え入れろよ」
「ははっ、冗談だ。今日は何を……、ん?おっと、そっちに居るのは嫁さんか。随分可愛らしいな」
「え、あ、は、初めまして。黒河です」
「おれはプルシャだ。よろしくな」
そう言って豪快に笑うプルシャさんは、渋みのある狼獣人だった。フランクな接し方とルト坊という呼び方からして、きっと昔からの知り合いなんだろう。
「それで?服に興味がないお前さんがここに来るってこたぁ、嫁さんの服を仕立ててやろうって魂胆か?」
「まあ、半分合ってるな」
ルトラがハロウィンの説明をすると、顎を擦りながら紺の瞳を細めるプルシャさん。耳がぴょこぴょこ揺れているのがなんだか可愛い。
「へぇ。いいじゃねぇか、楽しそうで。何ならおれの嫁も着飾ってやりたくなってきたわ」
「ああ。ツチのことか。別にいいんじゃねぇか?」
「……?つち?」
「プルシャの伴侶の名前だ。ツチも人間だからクロと話が合うかもな」
「そういや、ルト坊は小さい頃から人間の嫁を羨ましがってたんだぜ。お前さんと番えて毎日はしゃいでんじゃねぇか?」
「うるせぇ」
照れるルトラも可愛い、なんて声には出さずにほっこりしてしまう。
それにしても、僕と同じ人間の伴侶かぁ……。魔界で人間を見かけること自体滅多にないから、どんな人なのか気になってしまう。
そんな僕の様子を察したのか、プルシャさんが店の奥に向かって声をかけた。
「ツチ、こっち来られるか」
「はーい、今行きま、すっ、あ、わあぁっ!?」
奥にあったドアから現れたその人は、豪快に足を滑らせてそのまま勢いよくすっ転んだ。ビリッ、という不吉な音と、ドシン、という痛そうな音。
「いっっ、たぁ~~!」
「おいおい、大丈夫か?相変わらずドジだな」
その人……ツチさんの体勢は、ドジの一言で済ませていいものじゃないような気がする。脚が肩につくまでぐるんと回って、肉付きのいいお尻が天を向いていて……。
破れてしまった布地から、柔らかそうな尻たぶと縦に割れたアナルがお目見えしていた。
え。
こんなこと有り得る?
「いたた……。恥ずかしいところ見られちゃった」
プルシャさんに手を取られて身を起こしたツチさんは、見た感じ20歳ぐらいの優しそうな人だった。口元にベールを纏っているけど、微笑んでいるのが目元で分かる。
「プルシャくんの嫁の土浦です。同じ人間のお嫁さん同士よろしくね」
「よ、よろしくお願いします。あの、ツチさん、後ろ……」
「後ろ?」
「その、お尻が」
「お尻?」
きょとんとしたツチさんが手を後ろに回す。そのままペタペタと感触を確認するように這わすと、一気に顔が発火した。
「嘘っ……!?ご、ごめんね、だらしないもの見せてっ……!」
あれだけ盛大な音がしたのに、気づいていなかったみたいだ。お尻が丸出しになったら涼しくなるような気もするけど、真っ赤になって慌てているツチさんが嘘をついてるようには見えない。
「うう……。き、着替えてくるね」
「いや、ちょうどいいから少し待っとけ。お前さんとルト坊達の衣装を仕上げてやっから。ついでにおれも着てみっか」
「え?」
「どうせ今日は予約もねぇし、ハロウィンとやらにしゃれ込もうや」
にやりと犬歯を剥き出しにしたプルシャさんは、どこからともなく布地や糸を取り出した。あれよあれよという間に採寸されて、二人纏めて着飾られていく。
いや、でも、ちょっとこれ、布面積がおかしいような……っ!?
「──ふー、良い仕事したぜ」
「可愛いじゃねぇか、クロ。似合ってるぞ」
自分達はちゃっかり吸血鬼の格好をしているのに、僕とツチさんの格好は仮装というには破廉恥すぎるものだった。
僕は胸と股間をぴっちりしたエナメル生地で覆われて、猫耳のカチューシャと尻尾をつけられた黒猫の仮装。ホットパンツの丈があまりにも短い。
ツチさんは、包帯を模した布で身体をぐるぐる巻かれているだけのマミーの仮装だ。乳首はハミ出しているしおちんちんもお尻もチラチラ見えてしまっている。採寸した意味がまるでない状態だ。
「うわわ……っ、ちょっとこれ、恥ずかしいよ……♡」
「ち、ちょっとどころじゃない気もしますけど……」
店内から別の部屋に移動したから、ルトラ達以外に見られないのはいいけど。
ぷくっと勃ってしまった乳首も、少し反応してしまっているおちんちんも、形がくっきり浮かんでて恥ずかしい。こうなったら、ルトラ達にも同じ目にあってもらわないと……。
「ト、トリックオアトリート!」
「ああ。菓子がなかったら悪戯するやつか。ほら」
「っえ」
ぐいっと引き寄せられたかと思えば、至近距離でルトラがぱかりと口を開いた。赤い舌の上に、青いキャンディが乗っているのが見える。いつの間に食べていたんだろう。
「ほれ、ほっへいいへ」
取っていいぜ、と言ってるんだと思うけど。これって、その、口移しで取れってことだよね。そんなことしたら、キスになってしまう。
初めましての魔族の家で、前後不覚になるなんて。……ああでも、唾液でつやつやしたキャンディが魅力的で、美味しそう……。
ちゅうっ
「ん、んむぅ♡」
欲に負けた僕は、自分から舌を差し込んで絡めていた。甘酸っぱい、柑橘系フルーツの味がする。カラコロと鳴るキャンディを二人で舐めながらキスするの、美味しくて気持ちよくて堪らない……♡
「ツチは食うのが好きだからな、こっちにもやるよ」
「んあっ、やぁ、プルシャくん、まっへ、んむっ♡」
同じように口移しでキャンディを食べさせられていたツチさんだけど、包帯をずらされておまんこに大きなキャンディを挿入されていた。一個、二個、とカラフルなキャンディがどんど挿入っていく。いいな、気持ちよさそう……♡
……飴が溶けてなくなってしまうまでたっぷり唇を味わった頃には、もうおまんこが疼いてとろとろになってしまった。くったりと凭れながら息を整えてるのに、首筋を甘噛みされて更に感じてしまう。こんなの、お菓子と悪戯の両方じゃん♡
「ふ、んううぅ、ふぎゃっ!」
ズベンッ、という大きな音にびっくりして視線を向けると、ツチさんがあられもない格好で転がっていた。包帯が絡んで片足が大きく開いた状態になっていて、両腕も頭上でがんじがらめ、おちんちんと玉が完全に露出して、おまんこからブポッ♡と音を立てながらキャンディを産み落としていた。
ドジというか、これってラッキースケベってやつじゃ……?いや、ツチさんからしたらアンラッキーだろうけど。
「ほら、暴れんな。ちんこに巻き付いて射精出来なくなるぞ」
「やあっ、プルシャくんっ♡ビュービューしたいぃ♡」
身体を捩るツチさんに合わせて、おちんちんがブルンと揺れる。キーンさんは慣れた様子で、ラッピングを外すかのように布を解いていた。
「クロ。そっちばっか見てんなよ」
「ん、ぇ?」
「トリックオアトリート」
「っあ」
お菓子なんて持ってない。それを知った上で言ってくるルトラは意地悪だ。だけど、えっちな悪戯をされるかと思うと、おまんこがきゅんきゅんして濡れてきちゃう♡
「い、悪戯、して……♡」
ルトラの手を取って自分のおちんちんを触らせる。既に濡れているそこがクチュクチュ音を立てると、背筋がぞくりと粟立った。
「ああ、満足するまで可愛がってやるよ」
その言葉通り、色んな体位でおまんこを愛してもらえて、何度もイってしまった。
特に、双頭バイブをツチさんと入れ合って、それぞれの旦那様ちんちんにご奉仕するの、すごく興奮したなぁ……♡
猫になりきってにゃんにゃん喘ぐと、ルトラも興奮してくれていっぱい歯形つけてもらっちゃった♡
こんなハロウィンなら毎日したいくらいだ……♡
なんて、思ってたけど。
「──そうじゃない!」
「は?」
「僕が想像していたのは、もっとこう健全なもので!仮装してお菓子を交換し合うような普通のノリのはずだったのに……!」
僕もツチさんも出すものがなくなるまで悪戯されて、ハロウィンというよりコスプレえっちを楽しんだだけになってしまった。首に残る痕が隠し切れなくて、擦れ違った灰島くんから凄い顔をされちゃったし。
「また人間界のイベント教えてくれよ。一緒に楽しめるやつな」
「……し、暫くは、いいかな」
そんなの、色々かこつけてえっちなことをする未来しか見えない。それはそれで楽しそう……なんて、流されちゃダメだ。自重自重。
……数日後、ルトラ伝いにハロウィンのことを知った魔王様が、灰島くんにお菓子で悪戯をしたという話を聞いた。何か間違って伝わってしまったようだけど……、ごめん、灰島くん。
時系列:第一部
ハッピーハロウィンアフター!
☆☆☆☆☆
魔界には、人間界でやっていたような季節イベントが存在しない。まあ、向こうに居た時もそういうイベントとは無縁だったけど。
だからこそ、ルトラとそういうイベントを楽しんでみたい。
昼食に出てきた野菜の形が、カボチャをそのまま小さくしたようなものだったから、連想ゲームのようにあのイベントが浮かんできた。
「どうした?そんなにパンプを見つめて。苦手だったか?」
「あ、これパンプっていうんだ。名前も似てるなぁ……。ちょっと、ハロウィンのことを思い出してたんだ」
「はろうぃん?」
こて、と小首を傾げるルトラが可愛い。胸をきゅんとさせながら、僕はハロウィンの説明をした。
とはいっても、起源のことは忘れてしまったから、仮装のこととトリックオアトリートのくだりだけだ。
小さなパンプがゴロゴロ入っているスープを飲みながら、ルトラは耳を傾けてくれて。そうして、困ったように口を開いた。
「クロの話からすると、オレ達魔族はもう仮装してるようなもんだな」
「あ」
確かにそうだ。吸血鬼もマミーも獣人も普通に存在している。
でも、それなら……。
「仮装なんだし、別の魔族になりきってもいいんじゃないかな。いつもと違う格好のルトラ、見てみたいし」
「へぇ?やけに推してくるな。……ま、クロがやりたいなら付き合ってやるよ」
「ほんと?じゃあ、お菓子の用意を……」
「仮装用の衣装を仕立てないとな。クロの仮装も楽しみだ」
「え。い、いや、僕はいいよ!わざわざ仕立てなくてもいいし、ルトラの仮装だけ見れればそれで」
「クロ」
「あ、う、うぅ……」
深い群青の瞳で見つめられて、否定の言葉がどこかに行ってしまう。
「オレは、クロと一緒に楽しみたいんだよ。嫌か?」
「い、いや……、じゃ、ない……」
ああ、なんて僕はチョロいんだろう。でも、嬉しそうに微笑むルトラからそんなことを言われたら、断れるわけないよ……。
*****
食事を済ませて、善は急げとばかりに連れて行かれたのは、ルトラがよく利用しているという仕立て屋さんだった。
見るからに厳かな外観で、とてつもなく高そうだ。それなのに、ルトラは早々に入っていってしまう。尻尾で腰を抱かれた僕も前に進むしかない。
「いらっしゃいませ……って、なんだ、ルト坊か。冷やかしなら帰った帰った」
「入って早々帰らせようとすんな。客なんだから迎え入れろよ」
「ははっ、冗談だ。今日は何を……、ん?おっと、そっちに居るのは嫁さんか。随分可愛らしいな」
「え、あ、は、初めまして。黒河です」
「おれはプルシャだ。よろしくな」
そう言って豪快に笑うプルシャさんは、渋みのある狼獣人だった。フランクな接し方とルト坊という呼び方からして、きっと昔からの知り合いなんだろう。
「それで?服に興味がないお前さんがここに来るってこたぁ、嫁さんの服を仕立ててやろうって魂胆か?」
「まあ、半分合ってるな」
ルトラがハロウィンの説明をすると、顎を擦りながら紺の瞳を細めるプルシャさん。耳がぴょこぴょこ揺れているのがなんだか可愛い。
「へぇ。いいじゃねぇか、楽しそうで。何ならおれの嫁も着飾ってやりたくなってきたわ」
「ああ。ツチのことか。別にいいんじゃねぇか?」
「……?つち?」
「プルシャの伴侶の名前だ。ツチも人間だからクロと話が合うかもな」
「そういや、ルト坊は小さい頃から人間の嫁を羨ましがってたんだぜ。お前さんと番えて毎日はしゃいでんじゃねぇか?」
「うるせぇ」
照れるルトラも可愛い、なんて声には出さずにほっこりしてしまう。
それにしても、僕と同じ人間の伴侶かぁ……。魔界で人間を見かけること自体滅多にないから、どんな人なのか気になってしまう。
そんな僕の様子を察したのか、プルシャさんが店の奥に向かって声をかけた。
「ツチ、こっち来られるか」
「はーい、今行きま、すっ、あ、わあぁっ!?」
奥にあったドアから現れたその人は、豪快に足を滑らせてそのまま勢いよくすっ転んだ。ビリッ、という不吉な音と、ドシン、という痛そうな音。
「いっっ、たぁ~~!」
「おいおい、大丈夫か?相変わらずドジだな」
その人……ツチさんの体勢は、ドジの一言で済ませていいものじゃないような気がする。脚が肩につくまでぐるんと回って、肉付きのいいお尻が天を向いていて……。
破れてしまった布地から、柔らかそうな尻たぶと縦に割れたアナルがお目見えしていた。
え。
こんなこと有り得る?
「いたた……。恥ずかしいところ見られちゃった」
プルシャさんに手を取られて身を起こしたツチさんは、見た感じ20歳ぐらいの優しそうな人だった。口元にベールを纏っているけど、微笑んでいるのが目元で分かる。
「プルシャくんの嫁の土浦です。同じ人間のお嫁さん同士よろしくね」
「よ、よろしくお願いします。あの、ツチさん、後ろ……」
「後ろ?」
「その、お尻が」
「お尻?」
きょとんとしたツチさんが手を後ろに回す。そのままペタペタと感触を確認するように這わすと、一気に顔が発火した。
「嘘っ……!?ご、ごめんね、だらしないもの見せてっ……!」
あれだけ盛大な音がしたのに、気づいていなかったみたいだ。お尻が丸出しになったら涼しくなるような気もするけど、真っ赤になって慌てているツチさんが嘘をついてるようには見えない。
「うう……。き、着替えてくるね」
「いや、ちょうどいいから少し待っとけ。お前さんとルト坊達の衣装を仕上げてやっから。ついでにおれも着てみっか」
「え?」
「どうせ今日は予約もねぇし、ハロウィンとやらにしゃれ込もうや」
にやりと犬歯を剥き出しにしたプルシャさんは、どこからともなく布地や糸を取り出した。あれよあれよという間に採寸されて、二人纏めて着飾られていく。
いや、でも、ちょっとこれ、布面積がおかしいような……っ!?
「──ふー、良い仕事したぜ」
「可愛いじゃねぇか、クロ。似合ってるぞ」
自分達はちゃっかり吸血鬼の格好をしているのに、僕とツチさんの格好は仮装というには破廉恥すぎるものだった。
僕は胸と股間をぴっちりしたエナメル生地で覆われて、猫耳のカチューシャと尻尾をつけられた黒猫の仮装。ホットパンツの丈があまりにも短い。
ツチさんは、包帯を模した布で身体をぐるぐる巻かれているだけのマミーの仮装だ。乳首はハミ出しているしおちんちんもお尻もチラチラ見えてしまっている。採寸した意味がまるでない状態だ。
「うわわ……っ、ちょっとこれ、恥ずかしいよ……♡」
「ち、ちょっとどころじゃない気もしますけど……」
店内から別の部屋に移動したから、ルトラ達以外に見られないのはいいけど。
ぷくっと勃ってしまった乳首も、少し反応してしまっているおちんちんも、形がくっきり浮かんでて恥ずかしい。こうなったら、ルトラ達にも同じ目にあってもらわないと……。
「ト、トリックオアトリート!」
「ああ。菓子がなかったら悪戯するやつか。ほら」
「っえ」
ぐいっと引き寄せられたかと思えば、至近距離でルトラがぱかりと口を開いた。赤い舌の上に、青いキャンディが乗っているのが見える。いつの間に食べていたんだろう。
「ほれ、ほっへいいへ」
取っていいぜ、と言ってるんだと思うけど。これって、その、口移しで取れってことだよね。そんなことしたら、キスになってしまう。
初めましての魔族の家で、前後不覚になるなんて。……ああでも、唾液でつやつやしたキャンディが魅力的で、美味しそう……。
ちゅうっ
「ん、んむぅ♡」
欲に負けた僕は、自分から舌を差し込んで絡めていた。甘酸っぱい、柑橘系フルーツの味がする。カラコロと鳴るキャンディを二人で舐めながらキスするの、美味しくて気持ちよくて堪らない……♡
「ツチは食うのが好きだからな、こっちにもやるよ」
「んあっ、やぁ、プルシャくん、まっへ、んむっ♡」
同じように口移しでキャンディを食べさせられていたツチさんだけど、包帯をずらされておまんこに大きなキャンディを挿入されていた。一個、二個、とカラフルなキャンディがどんど挿入っていく。いいな、気持ちよさそう……♡
……飴が溶けてなくなってしまうまでたっぷり唇を味わった頃には、もうおまんこが疼いてとろとろになってしまった。くったりと凭れながら息を整えてるのに、首筋を甘噛みされて更に感じてしまう。こんなの、お菓子と悪戯の両方じゃん♡
「ふ、んううぅ、ふぎゃっ!」
ズベンッ、という大きな音にびっくりして視線を向けると、ツチさんがあられもない格好で転がっていた。包帯が絡んで片足が大きく開いた状態になっていて、両腕も頭上でがんじがらめ、おちんちんと玉が完全に露出して、おまんこからブポッ♡と音を立てながらキャンディを産み落としていた。
ドジというか、これってラッキースケベってやつじゃ……?いや、ツチさんからしたらアンラッキーだろうけど。
「ほら、暴れんな。ちんこに巻き付いて射精出来なくなるぞ」
「やあっ、プルシャくんっ♡ビュービューしたいぃ♡」
身体を捩るツチさんに合わせて、おちんちんがブルンと揺れる。キーンさんは慣れた様子で、ラッピングを外すかのように布を解いていた。
「クロ。そっちばっか見てんなよ」
「ん、ぇ?」
「トリックオアトリート」
「っあ」
お菓子なんて持ってない。それを知った上で言ってくるルトラは意地悪だ。だけど、えっちな悪戯をされるかと思うと、おまんこがきゅんきゅんして濡れてきちゃう♡
「い、悪戯、して……♡」
ルトラの手を取って自分のおちんちんを触らせる。既に濡れているそこがクチュクチュ音を立てると、背筋がぞくりと粟立った。
「ああ、満足するまで可愛がってやるよ」
その言葉通り、色んな体位でおまんこを愛してもらえて、何度もイってしまった。
特に、双頭バイブをツチさんと入れ合って、それぞれの旦那様ちんちんにご奉仕するの、すごく興奮したなぁ……♡
猫になりきってにゃんにゃん喘ぐと、ルトラも興奮してくれていっぱい歯形つけてもらっちゃった♡
こんなハロウィンなら毎日したいくらいだ……♡
なんて、思ってたけど。
「──そうじゃない!」
「は?」
「僕が想像していたのは、もっとこう健全なもので!仮装してお菓子を交換し合うような普通のノリのはずだったのに……!」
僕もツチさんも出すものがなくなるまで悪戯されて、ハロウィンというよりコスプレえっちを楽しんだだけになってしまった。首に残る痕が隠し切れなくて、擦れ違った灰島くんから凄い顔をされちゃったし。
「また人間界のイベント教えてくれよ。一緒に楽しめるやつな」
「……し、暫くは、いいかな」
そんなの、色々かこつけてえっちなことをする未来しか見えない。それはそれで楽しそう……なんて、流されちゃダメだ。自重自重。
……数日後、ルトラ伝いにハロウィンのことを知った魔王様が、灰島くんにお菓子で悪戯をしたという話を聞いた。何か間違って伝わってしまったようだけど……、ごめん、灰島くん。
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