もしかしてこの世界美醜逆転?………はっ、勝った!妹よ、そのブサメン第2王子は喜んで差し上げますわ!

結ノ葉

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本編

71.結局……どこまで行ってしまわれたのかしら?

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案内を受けながら観光物産館の中をまわり、幾つかの買い物を済ませて建物から出ると、太陽はちょうどリエルの頭上に来ていた。

「そろそろ行かないと、」そう言ってリエルは駅に足を進めた。

駅に到着すると出発10分前という丁度よい時間帯で、リエルは慣れてきたその部屋の中で荷物を解いた。

先程買ったばかりの数枚の袋を取り出して渡す相手別に分けて入れていく。

トオリ兄様には硝子ペンと専用インク。そしてベージュの色にエメラルドグリーンの色の目をしたマスコット。

ルー様には動物モチーフのプレートと名刺ケース。マスコットの色は濃い紫で、目の色は黒曜石の様な美しい漆黒の色。 

ルカにはミサンガとお揃いのコート。マスコットは薄いピンク色と同じ色の目。他の物と違うのは目の下にハートのマークが着いている所。

シエル様には少し大きめのマフラーとイニシャルチャーム。赤茶とルビーのような紅が目を引くマスコット。

アシュ様には絵画が表紙に書かれたノートと万年筆。マスコットはきれいな空色と片方にだけ付いているピアス。モノクルが印象的なもの。

シドにはコテージ近くのお店で買った立体のパズルと、スノードーム。綺麗な夜空を移したような色のマスコット。

ケインとリールには色違いの懐中時計と、少しグレーがかった色に少しだけ彩度の違うエメラルドの瞳が特徴的な2つのマスコット。


クラスの女の子…エヴィやイオネスにはランプがついたオルゴールと幾つかのバスボム、それから小瓶に入った小さなキャンディを。それぞれの分を袋に入れて分け、少し背伸びをしてから窓の外を見た。

リエルが荷物をまとめる間に静かに出発した列車は今もまだゆっくり、時折"カタン"という音を立てながら着実にパンクラス島に向かっていた。一週間も開けていないはずのその場所が、まるで全く違う景色に見えた。

それから暫く波と電車の音に身を委ねながら手元にある本の世界に潜り込んでいると、突然列車のスピードが落ち始めた。どうやら到着したらしい。

「この度はご乗車頂き誠にありがとうございます。間もなく終点、星詠・パンクラスに到着致します。お忘れ物のないよう……」

アナウンスを聞きながら立ち上がり、リエルは読んでいた本を鞄の中に仕舞ってドアに向かった。

ホームに降り立つと、そこは見覚えのある風景が広がっていた。列車に乗り込んだときよりも随分と高い位置にある太陽の光を浴びて、リエルは大きく深呼吸をした。

「…やっと…帰ってこれたのね」

そう呟いて顔を上げると、改札の向こう側につい先日電話をしたばかりのその姿を見つけた。
「お疲れ様でした。そしてお帰りない、リエル様!」
「ただいま、イオ。」
こちらに向かって大きく手を振っている彼女に小さく手を振りかえし、リエルはその人物の元へ向かった。

二人で学園までの階段を歩いているうちにイオネスからはリエルが居なかった間の様々なことを聞くことができた。

例えば生徒会、今の仮の生徒会ではなく本当の生徒会が働くためについこの間から生徒会の選挙活動が始まったということ。

新しい新任の先生がやってきていて、その人がとてもイケメンで注目を集めているという事や今日私のことを誰が迎えに行くかで軽い口論になった6人を尻目にイオネスが急いで迎えに来てくれたことも教えてもらった。

たった6日程度離れていただけたのに様々な物事がこの学園で起こっていて…しばらくはイオネスに聞くことになるのが多けなりそうね。と、そんな事を思いながら歩いていると前の方から綺麗な紫色の髪と赤茶色のの髪をした人物がリエルの横を走り、駅の方に走っていった。

「え…?」「今のは…」二人して顔をぽかんとさせて二人が走り去った方を見ていると、また後ろの方から声が聞こえた。

「はぁ…はぁ…二人共早すぎ…」「全くです。今何処にいるのかも分からないというのに……リエル様?」

「ルカにアシュ様?何故ここに?」
「何故ってリーを迎えに来たに決まって…って、あ~!!ちょっ、あの二人何処まで行ったの!?リーはここに居るのに……」

思わずイオネスと顔を合わせると目の前の二人は困ったようにため息を付き、駅の方に目を向けた。

「見えてなかったのでしょう、仕方ありません。あの二人には追々連絡をするとして一旦私達はお二人と学園まで戻りましょう」「後から?でも…」「アレは勝手に暴走したのですから放っておいて大丈夫です。リエル様、荷物を此方に…」「あっ、ちょっ…僕も持つって、」

ふとリエルは目の前で自分の持ち帰ってきた荷物に関してずっと話している二人の会話に少しの違和感を覚えた。いつも通りの二人のはずなのに拭いきれないこの違和感は一体…

「だ~か~ら、僕が持つって!」
「貴方には重いでしょう、無理をなさらなくて良いのですよ。落とされてしまっても困りますし。」
「重くない!それにリーの荷物なんだから落とすわけ無いでしょ!」

「あぁ!」
言い争っていた二人を見て要約違和感の正体に気づいた。二人の喋り方だ。
こちらをキョトンと見つめる2つの目に笑いそうになりながらもその正体に思わず頷く。

「リエル様?どうかされましたか?」「リー?何かあった?」

「あぁ…そういう…ふふっ…」
二人は分かっていないようだが、イオネスは気づいたようだ。    

「お二人共…上手く打ち解けられたのですね。」
そう言って微笑をもらしたリエルに二人はまた首を傾げた。
「打ち解け…?」「どれのこと?」

「喋り方。ですよ、」二人の問に答えたのはイオネスだった。

「喋り方?」

「えぇ、お二人共お互いにリラックスしている時の話し方をされてるので…そうですよね?リエル様」
「イオ、大正解よ。二人共打ち解けられたようで良かった。」

そう、イオネスとリエルは知っていたのだ。ヴェルカは話しているときの相手が信用に足る人物だと認識すると話し方が自然に子供っぽくなることを。そしてアシュルトも同じく、信頼が置ける相手が目の前に居るときに普段の固い敬語口調が少し和らぐ事を。

「ルト先輩、分かります?」「いえ、…あのお二人が楽しそうなこと以外は…」

「……まぁ、とりあえず帰りましょうか。お二人とも、行きますよ?」
「「はい(うん)」」

リエルはその手に明らかに軽くなった荷物を持ち直して、イオネス達と一緒に学園への階段を再び登り始めた。
_______
今回も多くの女神様に見て頂くことが出来て、とても嬉しく思っております。

本日は…2時に(午後)起床して4時にケーキを焼き始めました唯丿葉です。

いえ…ね?聞いてくださいませ…昨日私の学校では校外学習なる物がありまして…3時間ほど隣県で観光して帰りに少しつかれたな~何て言ってたわけです。夜ご飯も作る気力ないから外で食べようって…そしたら何と言うことでしょう。

殆ど機能していない家族ラインにお父様から(今日帰る)何てラインがあるじゃありませんか。
三十分前に。眼の前に広がるのはお出かけの準備やらお土産やらで散らかりまくったお部屋が……

まぁ…大掃除始まりましたよね。結局お父様が帰ってきたの3時間後でしたが…、

そしてあの…私一つ疑問に思ってることがございますの。何故ゴールデンウィーク前に課題を5個も出すの?ゴールデンウィーク期間は一個じゃないですか。え?ゴールデンウィークに課題を大量追加してもやる人少ないだろうという考えなのですか?それにしても極端すぎません?合ってますけど。

もぅ私は朝起きて時計見てやべぇってなってから課題をやってストレス解消のためにケーキ焼いて。タルト割れてストレス溜めて。洗い物は食洗機に突っ込んで、さぁ課題の再開だと思ったらシャー芯が詰まったのかシャーペンがぶっ壊れて。もうやべぇ1日でした…

…ついでに片付けてたらもうツイステの沼から刀らぶ沼に引っこ抜いてもらったおかげでイデさんのぬいを見てもヴィー様のぬいを見ても何にも思えませんの…メルカリは…もう流石に売れないよね…どうしましょ…

まぁ、一旦気を取り直しまして!本日birthdayのキャラは司令官で父親のあの人と、帽子と喧嘩と酒が好きな羊の王様!そして本日は皆様ご存知の通り、昭和の日で御座います!なぜ土曜日と被った!?と言いたくなる気持ちは…5㌧トラックを上において抑え込みましょう…

そして明日は、あのバスげ部の牛丼大好き筋肉バカと神山高校に通ってる天才絵描きの女の子のbirthday!!

友達が推しに推してるこ…沼に片足だけ入れてみたいけどバイカル湖並みに深い気がして怖気づいて入れられてない…

「わぁ!新しい子get+アプデ!よっしかった!…………え?疲労の段階増えた?5連続でやべぇ事に?すぅーーーーっ、これ…周回ゲーですよね????」by.ちょっと一生本丸帰城が押せなくて死んでるさにー

「あんたの好きにしたら?」by.クールビューティ&滅茶苦茶可愛い父親思いの女の子

「そんな事言わないで頑張ろうよ!」by.男子人気がとてつもない女王様

(昭和の日が祝日な理由・昭和の時代は特に激動の時代であり、学ぶ歴史や思い出として振り返る人が多い。故に祝日として残そうという動きが多く有りました。 そのため、昭和天皇の誕生日は「みどりの日」という名称で、「昭和の日」として残ったと言われているのです。)
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