俺は何処にでもいる冒険者なのだが、転生者と名乗る馬鹿に遭遇した。俺は最強だ? その程度で最強は無いだろうよ などのファンタジー短編集

にがりの少なかった豆腐

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俺は何処にでもいる冒険者なのだが、転生者と名乗る馬鹿と遭遇した

盗賊退治と思わぬ出会い

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 盗賊討伐の依頼を受けて国境付近の山岳地帯にやって来た。

 どうやら討伐対象の盗賊はこの山岳にある洞窟を拠点にして活動しているらしく、この付近での被害が大きくなっている。

 その盗賊は出来る悪事は何でもすると言わんばかりに、やっている悪事の幅が広い。馬車を襲って運んでいる金品を奪う、行商人の振りをして法外な値段で物を売る、人を攫う、人を殺す、などなど上げたら限がないほどに悪事を働いているようだ。

 そして俺はその盗賊が居る洞窟に向かって山道を歩いている訳だが、何やら向こうから高速で走って来る人物が見える。明らかに常人を越えた速度で走っているにも関わらず、表情はかなり余裕がありそうだ。

 そしてその人物は俺の前に付くといきなり止まって俺の顔を覗き込んだ。

「何か?」
「ああ、いえ、すいません。この辺りに人が居るとは思っていなかったもので」

 そう言いながらもその人物は俺に対しての警戒は解いていない。と言うよりも、この人物はまさか。

「まさか貴方は勇者か?」
「んっ? なぜそうだと思ったのでしょうか」

 反応からして合って居るようだな。まあ、隠すつもりもないようだし、冒険者なら多少気にしていれば気付く範囲だろう。

「色んな所に行っているからな。それなりに情報は得ている。そもそも隠すつもりもないだろう? 鎧もそのままだしな」

 目の前に居る人物が付けている鎧は、ある国で勇者の鎧として保管してあったものだ。これに関しては偽物、と言うよりもレプリカが出回っているから知っている者は多い。そして、目の前の人物の物は本物であることを示す国のマークがついているのだ。そんな物を付けている人物は勇者以外居ないだろう。

「ははは、そうですね。隠すのも面倒ですし、このままの方が返って相手が警戒してくれますから」
「そうか。それで勇者様がここに居る理由は何なのでしょう」
「いやいや、この辺りには盗賊が出るって言うじゃないか。だったら私が討伐してやろうと出張って来たのだよ」
「ああなるほど。勇者様らしい理由ですね。ですが俺もその盗賊を討伐する依頼を受けてここに来たのですが、どうしましょうね?」

 まさか勇者も同じ理由でここに来たとは。さすがに勇者と一緒に、となると過剰戦力な気がするな。一盗賊に向ける戦力ではないだろう。そもそも普通だったら勇者が関わるような案件ではない気がするのだが。勇者の役割は魔王を倒すことだからな。盗賊を倒すために勇者が居る訳ではないのだ。

「ふむ、なら一緒に討伐しても良いだろうか」
「まあ、構わないが」
「ここの盗賊の根城は出入り口が2か所あるらしいからね。両方から侵入して挟み撃ちにすれば効率よく討伐できるだろうね」

 は? 何で勇者がそのような情報を知っているんだ。俺も知らなかった情報だし、おそらく依頼主も知らないと思うのだが。しかし、となれば共闘した方が良いのは事実か。

「わかった。何処でその情報を手に入れたかが気になるが、事実だとすればそれが一番いいだろう」

 そうして俺は勇者と盗賊討伐の計画をその場で決めて行った。この場所から近い方の出入り口から勇者が入り、遠い場所にある出入り口から俺が入る事になった。入るタイミングは俺が出入り口に着いた際に上空に魔法を放つことで合図することに決まった。

「では俺は移動を、って誰かがこちらに走ってきているが知り合いか?」
「ん? ああ、彼は私の付き人の書記官君だね」

 何故書記官が勇者の付き人をしているのかはわからないが、彼を待ってから移動する必要もないだろうと、俺は遠くの出入り口へ移動を開始した。



 勇者が言っていたもう1つの出入り口に到着した。出入り口は巧妙に隠され、遠目ではここに出入り口があることがわからないようになっていた。それを確認した俺は直ぐに魔法を空に向かって射ちはなった。

 そこからは一気に盗賊の根城に侵入する。出入り口の中は洞窟がそのまま使われているようで、人の手で加工したような跡は見受けられない。

 奥に進んで行くとぞろぞろと奥から盗賊たちが出て来た。そして、俺の存在に気付いた者から俺に向かって剣なり槍なりの武器を使って攻撃を加えて来た。

 まあ、所詮は碌に訓練していない盗賊故、あっさり返り討ちにして先に進んで行く。

 さらに奥に進んで行くと次第に洞窟内が広くなってきた。この辺りから洞窟内の壁に人の手で加工されたと思われる痕跡が表れ始めた。おそらくもともと自然にできた洞窟を掘り進んで空間を作ったのだろう。そして、その過程で出入り口が2つになったのかもしれないな。

 勇者が戦っているのか、洞窟の奥から多くの悲鳴が聞こえて来る。これは盗賊の完全討伐も近いな。そう確信して俺は向かって来る盗賊たちを倒しながら先に進んで行った。


 
 盗賊を倒しながら奥に進んで行くと、今までよりさらに広い空間に出た。普通に貴族の屋敷が入りそうな程の空間の広さだが、ここまで広いとなれば確実に魔法が使える盗賊が居るのは明確だ。そいつは少なくともここに来るまでに倒した盗賊たちよりも、厄介な存在になりそうだ。

 その空間には、あまり盗賊たちは居なかった。まったく居ないという訳ではないが、少なくともここに来るまでに遭遇した数よりも確実に少ない。

 まさか、ここに来るまでに大半を倒してしまったということか?

 さすがにそれは無い、と思うが、盗賊だしな。後先を考えて戦っているとは思えないから完全に否定することも出来ない。

 まあ、全滅させることが出来れば依頼は完了なのだから、気にする必要は無いか。もしもの時のために周囲は警戒しておこう。数が少ないと見せかけて物陰に隠れている可能性もあるからな。

 しかし、勇者はすごいな。先ほどから悲鳴が止まらない。ここまで悲鳴が途切れないとは、どれほど勇者方面に盗賊が群がっているのか。ただ、心做しか先ほどから聞こえて来る悲鳴が同一人物な気がしてならないのだが。まさか、勇者相手に粘っている盗賊が居るのか?

 暫く、ちょくちょく襲い掛かって来る盗賊を返り討ちにしながら、勇者がこの空間に来るまで待つ。

 そしてようやく勇者がこの空間に入ってきたのを確認した瞬間、俺と勇者が入ってきた出入り口が地面から競り上がってきた岩によって塞がれた。

「すまない。書記官君」
「ちょっと待」

 勇者に付いて来ていた付き人が外に締め出されたようだが、勇者の方はとても落ち着いている。むしろ、こうなることがわかっていたと言わんばかりの落ち着きようだ。まさか、勇者は盗賊側だったり……、いやまあ、今までの態度からしてそれは無いのは確実なのだが。

 そして、状況を見る限り、どうやら俺と勇者はここに誘い込まれたと言うことかもしれない。もしかしたら、苦し紛れの策かもしれないが、少なくとも時間稼ぎなり意表を突くなりは成功している。

 ここで毒ガスとかを流されたり、空間を崩されたりされるとかなりきついのだが、さて盗賊はどう仕掛けて来るのか。

「ようこそ、勇者とおそらく冒険者野郎」

 盗賊のリーダーらしき人物が出てきたが、冒険者野郎…しかもおそらく、って。いや、確かにこの辺りだと俺は勇者よりも知名度は低いから仕方ないのだが、さすがにこの言い方は傷つくな。
 あからさまに眼中にない感じの言い方だ。Sランクになってからは、異様に警戒されるようになっていたから、このような対応をされたことが無かったから逆に新鮮ではあるのだが。まあ、それとこれとは別だな。

「ここは俺の居城。そして勇者とお前の死に場所でもある!」
「ははは、面白い冗談だ」

 勇者は煽っているのか、それとも天然なのか良くわからないな。あれが素なのか?

「そう余裕ぶっているのも今の内だけだ! 俺はなぁ、この世界に転移する時に女神からチートスキルを貰ってんだよ!」

 ああ、また転生者ぁ。まあ、転生ではなく転移みたいだが、面倒さは同じだな。しかし、女神……か。

「俺が貰ったスキルは崩壊と金属化! 崩壊は俺が持っている武器に触れた物を問答無用で破壊する! 金属化は俺そのものを金属に変容させるスキルだ! しかも、金属化した状態でも動くことが出来るんだ! これで攻撃は効かないし、俺の攻撃が当たりさえすれば勇者であろうと死ぬんだよ! これはこの世界に来て最強になったんだよ!」

 ああ、うん。何で自分が出来ることを高らかに宣言するのか。それだと相手に対処してくれと言っているようなものだろうに。自慢したい年ごろなのだろうか?

 まあ、おそらく知られたところで当たりさえすれば勝てると思っているのだろう。しかし、それは当てられなかったら勝てないということなのだが、そのことには気付いているのだろうか。

「つーことで! 先に強い勇者様を倒しまーす!」
「いいぞ! 掛かって来ーい!」

 何だかんだあの勇者のりがいいな。さっきからあの転生者の長口上中にも手を出さなかったしな。まあ、そんなことをする必要が無いって気付いているからだろうが。

「オラオラオラァ!」
「ははは、いいぞぉ!」

 勇者は余裕で躱しているな。転生者は、正直最強と言った割に雑魚だな。確かに聞く限りの能力は強いだろう。ただ、その能力を生かすための技術力が無さすぎる。
 体運びは大雑把だし、剣筋も単調。あれだとBランク冒険者なら一方的に攻撃できるな。まあ、その場合は金属化とか言っていた能力に対抗できる力はないから、千日手状態になるだろうけどな。

「ほいっと」
「うぐっ!?」

 ああ、勇者が転生者を蹴り飛ばしたな。さすがに飽きて来たのか、それとも何か別の理由があるのか。俺はもう飽きて来たからさっさと終わりにしたいのだけど。

「何でだよ!? 何で俺の攻撃が当たらない? ふざけんなよ!」

 転生者で問題があるやつらはワンパターンだな。自分の思い通りにならなかったら周りに当たり散らして人のせいにする。どうしてそうなったのかの原因を一切調べようとしないし理解しようともしない。

「ああもう! 先に雑魚の冒険者を倒す!」

 おっとこっちに狙いを変えるのか。まあ、あのまま行っても勝てないだろうから仕方のない事か。

「うらっ! 死ねぇ!」

 剣筋が単調すぎる。別に振り下ろすのが早い訳でもない攻撃は、俺にとってはかわすのは非常に簡単だ。

「お前も避けるなよ!」
「いや、当たったら死ぬんだろう? だったら誰だって避けるに決まっているだろうに。馬鹿なのか?」
「雑魚の分際で俺を馬鹿にするんじゃねぇっよ!」

 怒りからかより剣筋が単調になったな。まあ、その代わり剣の速度は若干早くなったみたいだが誤差の範囲か。

 そう言えば、こいつってこのまま俺が倒してもいいのか? 勇者が居るなら勇者の実績にするために俺は倒さない方が良い…のか?

 そう思い勇者の方を見るが、勇者はもうこいつに対しての興味と言うかなんというか、もう既に敵として認識していないようだ。これなら俺が倒しても良いだろう。

「くそっ! 何で当たらなっ」
「ふっ」
「え?」

 俺は魔法で強化した剣で目の前に居る転生者を両断した。何故切られたのかが理解できないと言った表情で転生者は地面に倒れ、そのまま息を引き取った。

「終わったようだね」
「いや、こちらに押し付けないでもらいたかったのですがね」
「あはは、ごめんよ。さすがに――――を殺すのは躊躇うのでね」
「……え?」
「おっと口が滑った」

 おいまさかこの勇者って、そうだったのか。いや、まあ、それはどうでもいいことか。人間色々な奴らが居るからな。それは勇者でも同じだな。

「さて、私はここで帰らせてもらうね」
「ま、俺は依頼を受けているからこちらで処理はしときますよ」
「おお、それは有り難い」

 そうして俺と勇者はことが済んだので洞窟の外に出ることになった。



「勇者! やっと出て来た……ましたね」

 外に出るとそこには勇者の付き人が仁王立ちして待っていた。その近くには盗賊が盗んだと思われる金品が置かれ、おそらく捕まっていただろう女性たちがその隣で小さく震えながら助かったことを喜び合っていた。

「それで、助け出した人たちと金品なのですが、どうしましょうか」
「私たちは旅の途中なのでね、さすがにこれ以上時間は使えないのだけど」
「ああ、わかりました。これについても俺が処理しておきますよ。おそらく金品については被害届が出されている物もあるでしょうし」
「すまないなぁ」
「ありがとうございます」

 そうして勇者たちは直ぐにこの場から立ち去り、俺は魔法でギルドと連絡を取ると馬車の手配をしたのだった。


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