俺はただ怪しい商人でいたかっただけ

みるこ

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第一章

ファンタジーって怖い

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「うーん清々しい朝!」
 鳥たちがチュンチュン鳴く声をBGMに俺は大きく伸びをした。早朝の柔らかな陽射しを浴びながら凝り固まった身体を解し、ずっと冷えたままの水を一口飲む。
「母さんと父さんはもう起きてるかな」
 ずっと寝ていたのにも関わらず体が綺麗なままなのは、きっと家族の誰かがかけてくれた魔法のお陰だろう。俺はさっぱり爽やか気分でリビングへ向かった。
「おはよ~……ってまだ誰もいないのか」
 扉を開けて声をかけるも、まだ誰もそこにはいなかった。とりあえず椅子に座ればすぐさまお茶が用意される。今日のおすすめはハーブティーらしい。すーっと頭が冴えるような香りのお茶を一口含めば、サクサクのスコーンにクリームやジャムが用意された。
「ありがとう」
 今までは特に何とも思わなかったがなんとなく宙に向かってお礼の言葉を投げかけてみた。ま、特に返事がある訳では無いけれども。
 ――ガチャガチャガチャッ!
「うわなんだ突然!」
 俺がありがとうと言って少しの間が空いてから、ティーポットやカトラリーがひとりでにガチャガチャ音を立て始めた。……なんとなく人間くさい動きをしているような気もする。
「ってまだお茶あるから! そんな注がれたら溢れるって!」
 ずずいと近づいてきてまだ空いてないカップにお茶を注ごうとするティーポットを制止していると、何だかうっすら透明な羽が生えているように見えた。なんだか肩を落としたように見える動きで定位置へ戻るティーポットに対し、もっと目を凝らしてみる。
 ……うん。やっぱり生えてる。しかもなんか絵に描いたような可愛らしいやつ。
 他のカトラリーもよーく見てみると、透明なぷっくりとした手足が生えていたり、中にはくりくりとした目が付いているものもあった。
「え、使いづら~……」
 その愛嬌もありつつ奇妙な姿を知ってしまっては今までのように普通に使うのは憚られる。
 ひとりで複雑な気持ちを抱きながら目をつぶってお茶を飲んでいると、軽い足音が聞こえてきた。
「おはよう寝坊助さん」
「おはよう母さん」
 何か作業をしていたのか、着ていた白衣を脱ぐと母さんは俺の前の席に着いた。いつもの様にお茶が用意されると、母さんはありがとうと言いながら羽が生えている辺りを撫でる。
 ……そういえば、母さんはいつもティーポットにありがとうって言ってたっけな。
「ね、ねぇ母さん」
「ん? どうしたの?」
「もしかしてさ、このティーポットとかカトラリーって手とか生えてる……?」
 俺がそう言った途端、母さんは目をまん丸くして飲もうとしていたお茶をソーサーに戻した。
 倒れて頭が変になったと思われていたらどうしようと心配になり、やっぱなんでもないと言おうとした時、母さんは満面の笑みで俺の手を握ってきた。
「リュヌ! あなたも見えるようになったのねぇ~! たしかマウニで12歳の時だしフォルンはまだだし……」
「ちょっと待って! ……これって普通に見えるもんなの?」
 頬に手を当てながら話を進める母さんに待ったをかけると、キョトンとした顔で、
「あら? 言ってなかったかしら。私たちの家系はちょこっと目が良いのよ~」
 なんて言ってのけた。
 いや、目が良いとかそういう話ではないんじゃないか? そう思ったもののなんだか悪い気はしなかった。……もしかしたらこれは所謂チートというものかもしれないなんて、少しワクワクする自分がいたからだ。しょうがないだって俺まだ十歳だし。
「でも見えすぎちゃうと少し辛い時もあるのよねぇ」
「うーん確かにちょっと顔がついてるナイフは使いづらいかも」
 俺はくりくりな目がついているナイフをチラ見しながら打ち明けた。
「母さんは可愛くて好きだけどリュヌは苦手なのねぇ。じゃあ一旦きつく目を閉じてごらん」
「え? こ、こう?」
「そうそう! そのまま強く念じるの。見えなくなれ~って」
 ほんとにそんなんで良いのか? そんなことを思いつつ言われるがままに俺は念じた。羽も目玉も手足も全部見えないようになってくれ……!
「……うん。目を開けてごらん」
「……わぁ! ほんとに消えた!」
 恐る恐る目を開けてみる。きつく瞑っていた分視界が少しぼやけるが、もうそこに目玉や羽は見えず、ただのティーポットにカトラリーが並んでいるだけにしか見えなかった。
「上手上手! 私たち商人にとって目は特に大事だから大切にしないとね」
 母さんは俺の頭を優しく撫でながらそう言った。ほんの少し照れくさいのを誤魔化すように、俺はお茶を飲み干した。
「おぉ、やっと起きたのかリュヌ」
「おはよう父さん」
「あらお帰りなさいあなた」
 新しく注がれたお茶をゆっくり飲んでいると、父さんがリビングに入ってきた。どうやらどこかに出かけていたらしい。脇に抱えた封筒を母さんに渡すと、父さんはどかっと椅子に座った。もちろんすぐにお茶が用意される。
「体はもう何ともないのか?」
「もう大丈夫! ごめんね心配かけて」
「派手に倒れてたからなぁ! フォルンなんて特に慌てて……」
「ちょっとあなた。リュヌには言わないでって言われてたじゃない」
「いやぁつい、な。でもほんとに無理はするんじゃないぞ? あと、マウニとフォルンにも早く元気な姿を見せてやらないとな」
「もちろん。ありがとう父さん」
 父さんはくしゃりと笑みを浮かべながら俺の肩を優しく叩いた。少し軽くも思えるその態度は俺を思ってのことだとわかるから、心がじんわりと温かくなる。

「そういえばあなた。リュヌも見えるようになったのよ」
「ほ~随分早かったなぁ。……うん、ちょうど良いから話すか」
 早朝のティータイムもそろそろ終わろうとしていた頃、父さんは置きっぱなしだった封筒を開け、中身を取り出した。
「どうしたの父さん」
「リュヌが倒れた時にちょこっと話したこと覚えてるかい?」
 俺が倒れた時……あぁ、これからどうするかって話になって、母さんと父さんの商人姿を見て……ウェルカァムって言いそうな感じで……。
「うん。商人がなんたらって」
「そうそう。まあ今すぐやるって話じゃないけどなりたいかどうか聞いただろ?」
「それでな、もし少しでも父さんや母さんと同じような仕事がしたい気持ちがあるならここに通ってみたら良いんじゃないかと思ってな」
 そう言いながら俺の前に広げられたのは、入学許可証と書かれた一枚の紙と、契約書らしきもの、どこかのパンフレットのような冊子だった。
「それに、見えるようになったならある程度訓練も必要だからな。マウニは別だがフォルンはいるし、行ってみるか? 学校」
 ……学校。学校!? そうだ。あまりにも今更すぎるが俺は十歳にもなって学校はおろかまともに勉強を教わった記憶も無い。父さんと母さんに最低限のマナーやら読み書きを教わるか自分で本を読むか話を聞くかしかしていないじゃないか。前世の記憶ではたしか学校は普通に生きていたら皆行くような場所だったはずだ。え、このままじゃ俺周りに比べて常識も全然分からないまま成長しちゃうのでは……?
 このままじゃダメだ。俺は途端湧き上がってきた不安を胸に、すぐさま返事をした。
「行く! 学校行きたい!」
「あらあら、そんなに行きたかったのねぇ」
「なんだそんなに行きたかったなら早く話してやれば良かったな。じゃあ早速学長に手紙でも出すよ」
 俺の勢いに若干驚きつつ、父さんはよいしょと席を立った。母さんはお茶を少し残っていたお茶を飲み終えると、これから忙しくなるわねぇと言いつつリビングを後にした。きっとマウ兄とフォル兄を起こしに行ったのだろう。一人になったリビングで、俺はこれから始まる新生活(?)に思いを馳せていた。
「十歳から学校ってきっと遅いよな? 挨拶でミスったらその後が気まずいし遅れも取り戻さないとだし……まずいまずいチートとか言ってる場合じゃない!」
「行かないとまずいけどそれはそれとして不安になってきたぞ……!」
 うおおぉと頭を抱えていると、いつの間にか開いていた窓から何かが飛び込んできた。
「なに一人で百面相してるのよ」
「あっ、リリー! 今俺は深刻な悩みに直面してるんだ」
「あんたみたいなガキの悩みなんて大したことないでしょ」
 突然現れるなり辛辣な言葉をなげかけてくるリリーにとりあえずおはようと言えば、ぶっきらぼうながらも挨拶が返ってきた。きっとリリーは妖精だから学校が云々なんて悩み抱くことは無いんだろうな……。
「俺学校行くことになったんだよ。十歳にとったらめちゃくちゃ大きな出来事なんだぞ」
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『おいこらリュヌ』
「あっ、トール! 来てくれたんだ」
「うげっ、朝からこいつの顔見ちゃうなんて最悪」
『おうおう随分やかましい羽虫がいるもんだ』
 のっそりと現れたのはトールだった。もふもふの尻尾を不機嫌そうに揺らしながら俺の頭を軽く前足で小突き、リリーに向かって牙を軽くむき出している。
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『この阿呆め。お前何も知らずにこんなクソ妖精に名乗りやがって』
「えぇ? 普通に話しづらいから名前伝えただけなんだけど」
「ふん。油断したあんたが悪いのよ」
 リリーはそう言うと俺の肩に乗ってきた。なんだなんだ、普通に挨拶しただけなのになんでこんな修羅場みたいになってるんだ?
『お前が名乗りを受けなければ良かっただけだろう。開花した人間にすぐに接触するのはリリー、お前には許されていないはずだ』
「そんなのそっちで勝手に決めたことでしょ。それに、私がいなかったらどうなってたかわかる? きっと今頃どこぞの馬の骨とも分からない奴らに食い尽くされてたわよ」
『……チッ』
「自分のものにはしっかり名前を書いておく事ね」
 すっかり俺を置いてけぼりにして盛り上がっている二人に段々腹が立ってきた。先程よりも険悪なムードを漂わせながら睨み合っている両者に対し、俺は大きく息を吸って
「ちゃんと俺にもわかるように話してよ!」
めちゃくちゃ大きな声でそう言った。
 ぽかーんとした二人の顔に少し溜飲が下がったが、まだまだ苛立ちは消えていない。理不尽に怒られるのが俺は大嫌いなのだ。
『はぁ~まったく……』
「耳がイカれるかと思ったわ……そうね、今後のためにもしっかり教えておかないとね。てかそっちが今日の本題だったわ」
 一触即発の雰囲気は無くなったが、リリーもトールも真剣な顔で俺に向き直った。そんな様子にこちらも背筋が少し伸びる。
「まず、開花の話はもう理解してるのよね?」
「うん。魂がなんたらって話でしょ」
「なんだかちょっと不安になる返答だけど、まあ良いわ。とにかく開花した人間ってそんなにいないわけ。だから非常に目立つ」
「目立つ?」
「そう。人間はあんまり魂を見ることはできないけど、私たち妖精やここにいるアホ犬、トールみたいな幻獣には普通に認識できるものなの。普通は一つしか無いもの……あんた達人間にもわかりやすく言うと、頭部を複数持ってるヒトがいたらついつい見ちゃうでしょ?」
「まあ、それはたしかに見ちゃう」
「だから凄く目立つし気になるわけ。それに、美味しいのよ」
「……美味しい?」
 全然文脈に合わない言葉が飛び出てきたことについ首を傾げてしまう。
『おい、その話までする必要あるのか』
「ついでよついで。それに知っておいた方が安全でしょ」
 不機嫌そうなトールを気にせずリリーは話を進めた。
「私達妖精や幻獣は自然界に存在する魔素を吸収して生きているの。その魔素をあんた達人間が吸収すると、それが魔力となるわけ」
「本で少し読んだかも」
 ちょっとはわかる話が出てきて少し安心した。自然界に酸素のように存在する魔素。濃すぎても薄すぎてもあまり体には良くないが、必要不可欠なものだ。
「それはわかるのね。そうして蓄えられた魔力はね、濾過された水のようなものなの」
「ろか?」
「そう濾過。特に開花した魂に一度蓄えられた魔力は私たちにとって極上の蜜。魔素をそのまま取り込むより圧倒的に質が良いの」
「ふぅん? それが美味しいって話に繋がるの?」
「まあね。でも流石の私でも魂に直接干渉はできないから、その魔力を頂くには魂の持ち主からの許可が必要になるの」
「まあ勝手に魔力持ってかれたら困るもんなぁ」
 いざという時に魔力切れなんて起きたら不便だもんなぁなんて考えていると、トールがやれやれと言いたげに首を緩く振った。
『リュヌ。お前、魔力切れは不便だなぁくらいにしか考えてねえだろ』
「え、なんでわかった?」
『認識が甘すぎるんだよお前は……良いか、魔力切れってのは最悪死に直結する問題なんだよ』
「……まじ?」
『あぁ。人間もオレらも、魔法を使わなくても生命活動に少しだが魔力を消費してるんだが、魔力が完全に空になり充分な魔素も得られない状態が続くとな、徐々に生命活動が停止していくんだよ』
「最終的に心臓とかが止まっちゃうってこと?」
『あぁ。まあ中々そんな最悪な状況に陥ることは無いけどな。大抵はそうなる前に魔素を吸収できるか手っ取り早く魔力自体を摂取すりゃ良い話だ』
『ただし、回復が追いつかない速度で魔力が無くなれば一気に死ぬ確率は高くなる。……妖精や幻獣に魔力を吸い尽くされた人間とかな』
 あまりに馴染み深い名前に、思わず心臓が跳ねた。妖精、幻獣。リリーは妖精で、トールは幻獣だ。
『良いか、リュヌ。お前がただ名前を伝えただけだと、挨拶をしただけだと思っている行為は、リリーが言っていた許可と同義だ。』
「トールの言う通りよ。あなたが何かしら関係を結びたいと思いつつ名前を名乗り、相手がそれに応えれば、それが魔力を分け与える許可になるの」
「あんたは私に名乗り、私も名乗りに応えた。つまり、私は今あんたの魔力に手出しできるってわけ」

 思わずヒュっと喉が鳴った。そうか、だからトールは怒っていたんだ。
 俺は、自分の行動の意味も知らずに生殺与奪の権をリリーに握らせてしまったのだから。
「……まぁ、ちゃんとストッパーはあるけどね!」
 ピンと張り詰めた空気は、リリーの一言によってスルスルと解けた。
『ネタばらしが早すぎるんだよ。もう少し脅さないと意味が無いだろうが』
「良いじゃない。もう充分名乗りの重要性はわかったでしょきっと」
 一気に柔らかくなった二人に困惑していると、トールは前足で器用に自分の鼻先をかきながら説明を始めた。
『名乗りってのは対等な契約みたいなもんだ。だからオレらも許可を得たからと言って好き勝手に魔力が空になるほど貰えることは無えし、俺らからも魔力と交換で加護を与えなきゃならねぇ』
『ただし、そういった加護目当てで分不相応な相手に名乗りを無理やり行えば対等な契約は結ばれない。その結果魔力を好きなだけ吸い尽くされて死んじまうのさ』
「ほんとバカよねぇ……大した器でも無いのに自分は選ばれし存在だとか言って」
『勘違い野郎ってのはいつでも湧いてくるからな。まあ自業自得だ』
「いやいやいや怖すぎまじもう絶対名乗らない」
 俺はブンブン首を縦に振りながら二人に誓った。アンイニナノラナイゼッタイニ。
『わかりゃ良いんだよわかりゃ……』
「リュヌくらいなら大抵は問題にならないだろうけどね……てか向こうから寄ってきそう」
「ま、学校行くならそういうのも教わるでしょ。最悪私も色々教えるつもりだし」
『は? 学校? おいリュヌ学校の話なんて聞いてないぞ』
「別にあんたに言う必要無いからでしょ。私みたいに名乗りを済ませてる訳でも無いし?」
『このクソ妖精……!』
 新たな修羅場が発生しているのにも気づかず、俺はひたすら名乗りって怖い……としか考えていなかった。
ファンタジーって、案外怖い面もあるんだな……。
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