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1章〜世界を気ままに生きさせて貰います〜
11話 私は誰、あなたも誰
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目が覚めるとそこは、荒れ果てた大地だった。
ここはどこ?私は誰?
一回は言ってみたかった事だ。
「おぉ、起きたか。起きてすぐになんじゃが、この光景はなんじゃと思う?それに、これをやったのは誰じゃと思う?」
声の聞こえた方を向くと、真っ白なローブに白髪で、長い白いヒゲを蓄えたお爺さんが立っている。
俺は、お爺さんの目線を指でなぞりながら、身体を反らし、目線から外れ、誰に言ってんの?と、首をかしげる。
「お前じゃ、お前に言ってるのじゃ。人を舐めるのも大概にしなされ。」
シリアスそうな場面で、ボケる。
これもやってみたかった事だ。
そんな怒らないでね?ね?
まぁ、だいたい分かってる。
(俺のせいだよなぁ。)
辺りを見渡しながら、自分の行動を振り返る。
森は無くなり、木々は炭の様に真っ黒になり倒れている。
緑なんて一ミリも無くて、見渡す限り黒と茶色の世界。
正直に謝ろう。誰だか知らないけど。
「ごめんなさい。俺です。多分、俺がやりました。でもこんなつもりは……」
「別に責めたいわけではない。そう早とちるな。好奇心は身を滅ぼす。それにそれだけならいいのじゃが、時に周りの人にも迷惑をかける。それを知って欲しかったのじゃ。」
老人は淡々と話を進める。
「して、お前の発動した魔法でどれほどの命が亡くなったと思う?」
そんな突然の問いかけに、どこか現実味を感じてなかった俺の心臓がドキリと飛び跳ねた。
まさか、ロロ、ググ、それに豆シカ……?それに村も……?
俺は不安そうな顔で老人を見つめ、問いかける。
「あいつらは……あいつら、死んだのか…?」
「だから、そう早とちるなと言ってるじゃろ。話を聞いておったか?
お前の友達も、かわいそうな過去を持つ村人達も皆、儂の力で助けてやった。瀕死じゃったが、皆無事じゃ。じゃが……この森には人間の他にも、数千の生きる命があったのじゃ。木々も含めればその数は一万にものぼる。儂の力では到底全てを助けることは出来なかった…全てお前の好奇心で殺したのじゃぞ?」
そんな言葉に一瞬頭が真っ白になる。
(…俺が…?しかも意図せず、好奇心で…?)
俺は顔から血が引いていくのが分かった。
「うむ、人間の心は持っている様じゃな。生きる為、食べるために殺す事は自然の摂理じゃ。じゃが、好奇心で殺すのは、悪魔のする事じゃ。その事を胸に刻みなされ。」
俺は、老人の発言により、自分のやってしまった事にとてつもない罪悪感を覚えた。そして何より自分の力が怖くなった。
頭の整理が追いつかないでいると、また老人が口を開く。
「それでじゃ、一つ提案なんじゃが、儂が作り出した新しいスキルがある。お前にはそのスキルの試験者として生きて欲しいのじゃ。その代わり、そのスキルは、お前を正しい道に導いてくれる。どうじゃ?悪い話ではなかろう?」
(ん?なんか突然話の方向性が変わったぞ?なんかきな臭くなってきた…)
「まぁ、そう怪しむでない。スキルを試して欲しいのは、儂の好奇心じゃ。じゃからこの話に伸るか反るかはお前次第。でも、お前を助けてやったのは儂じゃ。その事を噛み締めてよく考えるのじゃぞ?」
(くっ…足下見てやがんな…それ言われたら断れないじゃんかよ。)
老人はニマニマとこっちを見ている。
「わーったよ。助けてもらったし、その話には乗ってやる。」
「っしゃあじゃ!」
老人は格好に似合わず、手をあげてガッツポーズをしている。
意外と若いのか?このじじい。
「じゃ、さっそく、これから付与をはじ……」
「ちょっとまてーいっ!」
俺は老人に向け手をかざし、話をいったん止める。
「ただーし、こちらからも一つ条件を出さしてもらう!」
そして声高らかに宣言する。
「な、なんじゃて!?そ、それは卑怯じゃぞ?」
「卑怯…?確かに俺は好奇心で生物を殺してしまった。そしてそれを助けてもらった。それは事実だ。」
「そじゃろ?そじゃろ?」
「ただそれはそれだ。俺は助けて欲しいとは言ってないし、助けて欲しいと思ってたのは、ロロとググと豆シカくらいだ。村の人々は正直死ぬほど辛い思いをしてきた人達だ、たとえ過ちでも、死んだ方が楽になってたんじゃないか?それを勝手に、助けた爺さんが俺に恩を売ったからと、好奇心に付き合えとは、お門違いも良いところだ。」
「じゃが、お前も良かったと心を撫でてたのを儂は見たのじゃ!」
「それは、それだ。まぁ、いくら言われても俺の気持ちは変わらない。爺さんの好奇心に付き合えと言うのであれば、付き合ってやる。けど、もう一つの条件を飲めなければ、この話はなしだ。爺さんが助けた命だ、後は好きにするが良い。」
「ぐぬぬ……なんと小癪な……この小童め……。ぐぐぐ……だが、その条件、飲むしかないか……」
「勝ったな、じゃあ、これから俺のもう一つの条件を伝える。」
「な、な、なんじゃ。儂に出来ることであれば、対応するのじゃ。」
「コホンッ……えーっと…そのぉ…あの~ぉ……………」
「なんじゃ?さっきまでの勢いはどこ行ったのじゃ??モジモジせんで、早く言いなされっ!」
「じゃあ、じゃあ、命をも生き返らせられる爺さんにお願いだ…いや、します…。俺に、俺に絶世の美女を紹介してくれないか…??いや、知ってたらで良いんだ、爺さんが知ってる中で一番可愛い子っ!おしとやかで、ナイスバディで、いつも笑顔な女の子!そんな子居ない?そんな子知らない?ねぇ、ねぇ、教えておじいさーん」
ここで説明しよう。
俺は、この世界でイケメンへと生まれ変わった、と信じたい。
そして、魔法の適性に関しては、この焼き爛れた荒野を見れば分かるように物凄い可能性を秘めている、と信じたい。
最後に人間性。前世では、虐められでもいた事もあり、捻くれていたと自負しているが、この世界で一から鍛え直された事、ロロとググと豆シカに出会って、俺に父性が加わった事により、素晴らしい人間性に変わった、と信じたい。
と、ここまで話していて気がついた方も多いのではなかろうか。
そう、あと足りないのは、彼女。そう、彼女なのだ。
俺をいつでも支えてくれて、笑顔で話を聞いてくれる、時には一緒に笑い合って、彼女が辛い時は、そっと俺が抱きしめる。
そして気がつけばベッドの上で愛し合う。
昼間は、凄くお淑やかなのに、夜は猛獣のようにベットにいる俺という餌に襲いかかる、そんな彼女が。
爺さんは、俺のお願いを聞いたあと、俯き考えてくれてる。ま、ま、まさかそんな人に心当たりが!?俺の春も近いのか!?
考えすぎて、プルプルしちゃってるよ?そんなに沢山いるのか?別に1人じゃなくても良いんだよ?2人でも3人でも…前世も合わせて溜めてきたものがあるからね。いや、でも4人はどうかなー?俺の身体もつかなー??あははははー。
お?決まった?こっちを向いて、何かを言おうとしてる?
俺はそんな浮かれた気持ちで次の言葉を待っていた。
「ばっかもーーーんっっ!!」
すると、突然。
俺の浮かれた気持ちを全て消し去るような、大きな怒号が焼き爛れた荒野に響き渡ったのであった。
ここはどこ?私は誰?
一回は言ってみたかった事だ。
「おぉ、起きたか。起きてすぐになんじゃが、この光景はなんじゃと思う?それに、これをやったのは誰じゃと思う?」
声の聞こえた方を向くと、真っ白なローブに白髪で、長い白いヒゲを蓄えたお爺さんが立っている。
俺は、お爺さんの目線を指でなぞりながら、身体を反らし、目線から外れ、誰に言ってんの?と、首をかしげる。
「お前じゃ、お前に言ってるのじゃ。人を舐めるのも大概にしなされ。」
シリアスそうな場面で、ボケる。
これもやってみたかった事だ。
そんな怒らないでね?ね?
まぁ、だいたい分かってる。
(俺のせいだよなぁ。)
辺りを見渡しながら、自分の行動を振り返る。
森は無くなり、木々は炭の様に真っ黒になり倒れている。
緑なんて一ミリも無くて、見渡す限り黒と茶色の世界。
正直に謝ろう。誰だか知らないけど。
「ごめんなさい。俺です。多分、俺がやりました。でもこんなつもりは……」
「別に責めたいわけではない。そう早とちるな。好奇心は身を滅ぼす。それにそれだけならいいのじゃが、時に周りの人にも迷惑をかける。それを知って欲しかったのじゃ。」
老人は淡々と話を進める。
「して、お前の発動した魔法でどれほどの命が亡くなったと思う?」
そんな突然の問いかけに、どこか現実味を感じてなかった俺の心臓がドキリと飛び跳ねた。
まさか、ロロ、ググ、それに豆シカ……?それに村も……?
俺は不安そうな顔で老人を見つめ、問いかける。
「あいつらは……あいつら、死んだのか…?」
「だから、そう早とちるなと言ってるじゃろ。話を聞いておったか?
お前の友達も、かわいそうな過去を持つ村人達も皆、儂の力で助けてやった。瀕死じゃったが、皆無事じゃ。じゃが……この森には人間の他にも、数千の生きる命があったのじゃ。木々も含めればその数は一万にものぼる。儂の力では到底全てを助けることは出来なかった…全てお前の好奇心で殺したのじゃぞ?」
そんな言葉に一瞬頭が真っ白になる。
(…俺が…?しかも意図せず、好奇心で…?)
俺は顔から血が引いていくのが分かった。
「うむ、人間の心は持っている様じゃな。生きる為、食べるために殺す事は自然の摂理じゃ。じゃが、好奇心で殺すのは、悪魔のする事じゃ。その事を胸に刻みなされ。」
俺は、老人の発言により、自分のやってしまった事にとてつもない罪悪感を覚えた。そして何より自分の力が怖くなった。
頭の整理が追いつかないでいると、また老人が口を開く。
「それでじゃ、一つ提案なんじゃが、儂が作り出した新しいスキルがある。お前にはそのスキルの試験者として生きて欲しいのじゃ。その代わり、そのスキルは、お前を正しい道に導いてくれる。どうじゃ?悪い話ではなかろう?」
(ん?なんか突然話の方向性が変わったぞ?なんかきな臭くなってきた…)
「まぁ、そう怪しむでない。スキルを試して欲しいのは、儂の好奇心じゃ。じゃからこの話に伸るか反るかはお前次第。でも、お前を助けてやったのは儂じゃ。その事を噛み締めてよく考えるのじゃぞ?」
(くっ…足下見てやがんな…それ言われたら断れないじゃんかよ。)
老人はニマニマとこっちを見ている。
「わーったよ。助けてもらったし、その話には乗ってやる。」
「っしゃあじゃ!」
老人は格好に似合わず、手をあげてガッツポーズをしている。
意外と若いのか?このじじい。
「じゃ、さっそく、これから付与をはじ……」
「ちょっとまてーいっ!」
俺は老人に向け手をかざし、話をいったん止める。
「ただーし、こちらからも一つ条件を出さしてもらう!」
そして声高らかに宣言する。
「な、なんじゃて!?そ、それは卑怯じゃぞ?」
「卑怯…?確かに俺は好奇心で生物を殺してしまった。そしてそれを助けてもらった。それは事実だ。」
「そじゃろ?そじゃろ?」
「ただそれはそれだ。俺は助けて欲しいとは言ってないし、助けて欲しいと思ってたのは、ロロとググと豆シカくらいだ。村の人々は正直死ぬほど辛い思いをしてきた人達だ、たとえ過ちでも、死んだ方が楽になってたんじゃないか?それを勝手に、助けた爺さんが俺に恩を売ったからと、好奇心に付き合えとは、お門違いも良いところだ。」
「じゃが、お前も良かったと心を撫でてたのを儂は見たのじゃ!」
「それは、それだ。まぁ、いくら言われても俺の気持ちは変わらない。爺さんの好奇心に付き合えと言うのであれば、付き合ってやる。けど、もう一つの条件を飲めなければ、この話はなしだ。爺さんが助けた命だ、後は好きにするが良い。」
「ぐぬぬ……なんと小癪な……この小童め……。ぐぐぐ……だが、その条件、飲むしかないか……」
「勝ったな、じゃあ、これから俺のもう一つの条件を伝える。」
「な、な、なんじゃ。儂に出来ることであれば、対応するのじゃ。」
「コホンッ……えーっと…そのぉ…あの~ぉ……………」
「なんじゃ?さっきまでの勢いはどこ行ったのじゃ??モジモジせんで、早く言いなされっ!」
「じゃあ、じゃあ、命をも生き返らせられる爺さんにお願いだ…いや、します…。俺に、俺に絶世の美女を紹介してくれないか…??いや、知ってたらで良いんだ、爺さんが知ってる中で一番可愛い子っ!おしとやかで、ナイスバディで、いつも笑顔な女の子!そんな子居ない?そんな子知らない?ねぇ、ねぇ、教えておじいさーん」
ここで説明しよう。
俺は、この世界でイケメンへと生まれ変わった、と信じたい。
そして、魔法の適性に関しては、この焼き爛れた荒野を見れば分かるように物凄い可能性を秘めている、と信じたい。
最後に人間性。前世では、虐められでもいた事もあり、捻くれていたと自負しているが、この世界で一から鍛え直された事、ロロとググと豆シカに出会って、俺に父性が加わった事により、素晴らしい人間性に変わった、と信じたい。
と、ここまで話していて気がついた方も多いのではなかろうか。
そう、あと足りないのは、彼女。そう、彼女なのだ。
俺をいつでも支えてくれて、笑顔で話を聞いてくれる、時には一緒に笑い合って、彼女が辛い時は、そっと俺が抱きしめる。
そして気がつけばベッドの上で愛し合う。
昼間は、凄くお淑やかなのに、夜は猛獣のようにベットにいる俺という餌に襲いかかる、そんな彼女が。
爺さんは、俺のお願いを聞いたあと、俯き考えてくれてる。ま、ま、まさかそんな人に心当たりが!?俺の春も近いのか!?
考えすぎて、プルプルしちゃってるよ?そんなに沢山いるのか?別に1人じゃなくても良いんだよ?2人でも3人でも…前世も合わせて溜めてきたものがあるからね。いや、でも4人はどうかなー?俺の身体もつかなー??あははははー。
お?決まった?こっちを向いて、何かを言おうとしてる?
俺はそんな浮かれた気持ちで次の言葉を待っていた。
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