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5話 1日の終わり
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ーーコンッコンッ
「んーっ……よく寝たって、もう夕方か。」
ーーコンッコンッ
「ケータ、起きてるかぁー?ツヨシだ!入るぞぉー!」
「あ、ツヨシさん、おはよう。」
「寝てるところわりーな。明日から一人一人別っていうから話しておきたいと思ってな。」
「もうツヨシさんは、カリキュラムお読みになられました?」
「おう、読んだぞ。俺は明日の午前中、訓練場で訓練をして、午後からは街に出て、この世界の勉強をするとさ。ケータは?」
「俺は…あ、これか!」
机の上にあった紙に目を通す。
「んーっと……午前中は、座学で午後からは、街の外で、見習い兵士達と一緒に、簡単な魔物討伐らしいです。」
「ふーん、もう外か!ってか、何でみんな別々なんだろうな?最初くらい一緒でもいいのにな。」
「まぁ確かにそうですね。年齢とかを鑑みてですかね?ステータスとかは教えていないですし…。」
「まぁただ、日本とは違う世界だ、とにかく用心しておくに越したことはない。俺ら4人以外は、しばらく信用しないほうが良いだろうな。」
さっきまで、あんなに食ってたのによく言うよ、と思いながら、ケータは頷いた。
「よしっ、じゃあ俺はそろそろ行くわ!また明日から頑張ろうな。」
そう、言葉を残してツヨシさんは部屋を出て行った。
1人残された俺は、やることが無くなったのでカリキュラムに一通り目を通し、そして自分のステータスをもう一度確認することにした。
------------
【ステータス】
名前:ケータ
年齢:6歳
職業:フリーター
レベル:1(表記追加)
種族:人族
攻撃:150
防御:130
速度:120
知識:150
魔力:150
【保有スキル】
魔力粘土作成:1
キャラ作成:1
イメージ力:2
共有:2
物理耐性:10(上限MAX)
【魔法】
土魔法:1
闇魔法:1
火魔法:1
【称号】
異世界転生
土弄りの天才
----------
うーん、本当に俺は弱いな。でも一応確認のため、最初から確認しておこう。といっても、ステータス部分は、書かれた通りだから、まずはスキルからだな。
まずは、〔魔力粘土作成〕だな。
発動してみると、小さな粘土が目の前に現れた。
「ほーほー、これが魔力粘土か。なんか体の力が無くなった気がするけど、これが魔力かな?」
出来上がった粘土は、とりあえず一旦放置して、次に進む事にする。
次は…〔キャラ作成〕だよなー…これなんだろう。
「"キャラ作成"っ!」
俺がその言葉を発した瞬間だった。
突然放置していた粘土が光り輝きはじめたではないか。
しばらく輝いた後、光が収まった後に粘土を見てみると、放置していた粘土の形を崩さずに、色が青色に変わった。なんだか、昔遊んだスライムみたいになっている。
「え……えぇぇぇえっ!?なんだこれ!?」
スライムの様な物は、モニュモニュと動くばかりで俺の言葉に反応した感じはしない。自由気ままに動いている様な感じだった。
しばらく、モニュモニュと動くスライムと睨めっこをしていたのだが、害はない様だった。
ーースライムを作成致しました。名前を付けてください。
突然、エレベーターで聞いた様な声がアナウンスが聞こえる。
「え……あははは、なんだ…これ……」
ーー名前を付けてください。名前を付けない場合は、10秒後に消滅致します。
「え、名前つけないと消滅!?せっかく作ったのに…えーっと、えーっと…名前、名前。」
ーー10
カウントダウンが始まった。俺は焦る心を抑えつつ、名前を考える。
ーー9
スラリン、これはダメだ。スラッシュ、あぁこれもダメだ。
ーー8
アナウンスは非情にもカウントを進める。
そしてなかなか良い案が出ないまま刻々と時間が過ぎていく。
ーー7
ーー6
ーー5
ーー4
ーー3
あぁ、やばいー。青色、青色、もう良いや、ブルー。ブルーにしよう。
「お前の名前はブルーだっ!」
これで良いのかは、分からない、ただ必至に名前を叫んだ。
カウントは……?と…まった…?
ーー個体名「ブルー」と名付け完了。消滅をキャンセル致します。
「ほっ。よかったぁ。ブルーおいでっ」
先程まで、意思を持たない様だったブルーだが、名前を付けた瞬間、ブルーに意思が生まれたようで、俺の腕に収まった。
しかも、先程まで粘土の形のままだったが、今は液体のように自由に形を変えている。
触り心地は、つるつるとしていて、もちもちとしていて、低重力マットレスのような感じだった。抱き枕にしたら最高に気持ち良さそうだ。
ーーブルーのステータスをケータへ共有、完了しました。以後、スキル〔吸収〕〔溶解液〕をケータも使用可能となります。
「えっ!?作ったブルーがスキルを持ってて、しかもそれ俺も使えるの!?今からドラゴン作ったらもしかして……これチートじゃん!?」
ーー解。自分より強いモンスター及び生き物は作成不可となります。今のところ作れるのはスライムのみとなっております。
「お…おぅ……。そんなうまい話はないか。仕方ない、とりあえずブルー、これからよろしくな。」
ブルーは俺にスリスリと体を擦り付けていた。
そんな愛くるしいブルーを抱きしめながら、俺は、異様に疲れた体を横に倒し、ベットに寝転がった。
そして、しばらくして、深い夢へと吸い込まれていった。
「んーっ……よく寝たって、もう夕方か。」
ーーコンッコンッ
「ケータ、起きてるかぁー?ツヨシだ!入るぞぉー!」
「あ、ツヨシさん、おはよう。」
「寝てるところわりーな。明日から一人一人別っていうから話しておきたいと思ってな。」
「もうツヨシさんは、カリキュラムお読みになられました?」
「おう、読んだぞ。俺は明日の午前中、訓練場で訓練をして、午後からは街に出て、この世界の勉強をするとさ。ケータは?」
「俺は…あ、これか!」
机の上にあった紙に目を通す。
「んーっと……午前中は、座学で午後からは、街の外で、見習い兵士達と一緒に、簡単な魔物討伐らしいです。」
「ふーん、もう外か!ってか、何でみんな別々なんだろうな?最初くらい一緒でもいいのにな。」
「まぁ確かにそうですね。年齢とかを鑑みてですかね?ステータスとかは教えていないですし…。」
「まぁただ、日本とは違う世界だ、とにかく用心しておくに越したことはない。俺ら4人以外は、しばらく信用しないほうが良いだろうな。」
さっきまで、あんなに食ってたのによく言うよ、と思いながら、ケータは頷いた。
「よしっ、じゃあ俺はそろそろ行くわ!また明日から頑張ろうな。」
そう、言葉を残してツヨシさんは部屋を出て行った。
1人残された俺は、やることが無くなったのでカリキュラムに一通り目を通し、そして自分のステータスをもう一度確認することにした。
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【ステータス】
名前:ケータ
年齢:6歳
職業:フリーター
レベル:1(表記追加)
種族:人族
攻撃:150
防御:130
速度:120
知識:150
魔力:150
【保有スキル】
魔力粘土作成:1
キャラ作成:1
イメージ力:2
共有:2
物理耐性:10(上限MAX)
【魔法】
土魔法:1
闇魔法:1
火魔法:1
【称号】
異世界転生
土弄りの天才
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うーん、本当に俺は弱いな。でも一応確認のため、最初から確認しておこう。といっても、ステータス部分は、書かれた通りだから、まずはスキルからだな。
まずは、〔魔力粘土作成〕だな。
発動してみると、小さな粘土が目の前に現れた。
「ほーほー、これが魔力粘土か。なんか体の力が無くなった気がするけど、これが魔力かな?」
出来上がった粘土は、とりあえず一旦放置して、次に進む事にする。
次は…〔キャラ作成〕だよなー…これなんだろう。
「"キャラ作成"っ!」
俺がその言葉を発した瞬間だった。
突然放置していた粘土が光り輝きはじめたではないか。
しばらく輝いた後、光が収まった後に粘土を見てみると、放置していた粘土の形を崩さずに、色が青色に変わった。なんだか、昔遊んだスライムみたいになっている。
「え……えぇぇぇえっ!?なんだこれ!?」
スライムの様な物は、モニュモニュと動くばかりで俺の言葉に反応した感じはしない。自由気ままに動いている様な感じだった。
しばらく、モニュモニュと動くスライムと睨めっこをしていたのだが、害はない様だった。
ーースライムを作成致しました。名前を付けてください。
突然、エレベーターで聞いた様な声がアナウンスが聞こえる。
「え……あははは、なんだ…これ……」
ーー名前を付けてください。名前を付けない場合は、10秒後に消滅致します。
「え、名前つけないと消滅!?せっかく作ったのに…えーっと、えーっと…名前、名前。」
ーー10
カウントダウンが始まった。俺は焦る心を抑えつつ、名前を考える。
ーー9
スラリン、これはダメだ。スラッシュ、あぁこれもダメだ。
ーー8
アナウンスは非情にもカウントを進める。
そしてなかなか良い案が出ないまま刻々と時間が過ぎていく。
ーー7
ーー6
ーー5
ーー4
ーー3
あぁ、やばいー。青色、青色、もう良いや、ブルー。ブルーにしよう。
「お前の名前はブルーだっ!」
これで良いのかは、分からない、ただ必至に名前を叫んだ。
カウントは……?と…まった…?
ーー個体名「ブルー」と名付け完了。消滅をキャンセル致します。
「ほっ。よかったぁ。ブルーおいでっ」
先程まで、意思を持たない様だったブルーだが、名前を付けた瞬間、ブルーに意思が生まれたようで、俺の腕に収まった。
しかも、先程まで粘土の形のままだったが、今は液体のように自由に形を変えている。
触り心地は、つるつるとしていて、もちもちとしていて、低重力マットレスのような感じだった。抱き枕にしたら最高に気持ち良さそうだ。
ーーブルーのステータスをケータへ共有、完了しました。以後、スキル〔吸収〕〔溶解液〕をケータも使用可能となります。
「えっ!?作ったブルーがスキルを持ってて、しかもそれ俺も使えるの!?今からドラゴン作ったらもしかして……これチートじゃん!?」
ーー解。自分より強いモンスター及び生き物は作成不可となります。今のところ作れるのはスライムのみとなっております。
「お…おぅ……。そんなうまい話はないか。仕方ない、とりあえずブルー、これからよろしくな。」
ブルーは俺にスリスリと体を擦り付けていた。
そんな愛くるしいブルーを抱きしめながら、俺は、異様に疲れた体を横に倒し、ベットに寝転がった。
そして、しばらくして、深い夢へと吸い込まれていった。
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