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ラスティの春
後から仲間になった皆んなも大分馴染んで来た今日この頃。強張っていた表情もかなり柔らかくなって来ている様で嬉しい。
食事はパーティー以外でも大きなダイニングで好きな物を取って来て食べるスタイルに定着した。勿論自分で作りたい物を作って食べるのもOKだ、材料も好きに使って貰っている。
好きな物をと言っても栄養のバランスは大事なので主食、メインと副菜、スープはそれぞれ一種類は必ず食べる様になっている。少しずつどれも食べる分には構わない、自分のお腹と相談して食べてくれれば良い。
皆が自由に食事を楽しむ中今まで彼等は最低限の食事しか摂ろうとしなかった、戦闘をこなす彼等は身体の鍛錬をしているし仕事もしてくれている。絶対に私達よりも食べなきゃいけない筈なのに・・・遠慮しているんだと思う。それが私の悩みの種であると分かってくれたら良いのに・・・心配なのだ。しかも大怪我の後で碌に食事も食べられなかったのだ、怪我の回復はしても体力は栄養と休息も大事だから。
それに正直 “ 越後屋 “ は優良企業だ、他の商会より潤っている。彼等がお腹いっぱい食べたとて揺らぐ事など無い!
魔導馬車やマジックバッグ等の売り上げだけで正直充分だ。ただ、それだけだと私ありきの戦略になるから他の商品開発や魔道具製作の人材育成、などなど力を入れている。クリエイトが無くても魔道具で、ある程度の空間付与ができる様にと、メンテナンスができる様に。
空間系や付与の人材の発掘もしている、片方しか使えなくても合わせれば効果が出る様に。それに日常的な商品の開発にも余念がない。素材の収集にとやる事は沢山あるし人手はいくらあっても足りないくらいなのだ。
どれだけ人が居ても足りないんだ!って言う事を獣人の皆んなには分かって貰わなくては・・・。と思い色んな採集や採掘にと着いて来て貰った。
その過程である程度の素材の事は覚えて貰ったり、逆に教えて貰ったりとしている内に少しずつ彼等も自身で出来ることに気付いて来たようだ。良かった、同情だけで置いて貰っているなんて思って欲しくない有力な戦力なんだから。
そんなある時、ポーションや武器・防具等の素材集めに来ていた時だった洞窟内で採集していた時にその洞窟がダンジョンに変わってしまったのだ。
ラスティ、アラン、シャーリィ(雪豹の女性獣人)、レン(黒豹男性獣人)モーリィ(モモンガ女性獣人)とお父様とレオンと私の計8人での探策だった。
そこの洞窟は兎に角、色んな素材の宝庫で私はすっかり採集に夢中になっていた。植物にしろ、鉱石にしろあまりに魅力的な素材があって止められなかったのだ。私が居れば直ぐにルームに戻れると言う事もあり油断してしまった。と言うかそんな事も頭に無いくらい素材達にときめいていた。
お父様やレオン、獣人の皆んなはそんな私の事も見ながら護衛と採集の手伝いをしてくれていた。ありがたい。
そんな幸せな刻を過ごしていた。
足元が何だか動いている感覚があったが気のせいかと思い見渡した時だった。
レオンがコチラに素早く近付いて来るのが見え、他の者達も私の所に集まろうとしている。____何かが起こっている?
魔物の気配も無い、何だろう。だがまた地面が動く感じがしているし、壁も動いている様だ。____地震とは違う何か
割と私の近くに皆が居てくれたのと全員身体能力が高かった為全員集まった瞬間だった
ただの洞窟だったソコはどうやらダンジョンになったみたいだ
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