【完結】ご安心を、2度とその手を求める事はありません

ポチ

文字の大きさ
44 / 59

ラスティの春



後から仲間になった皆んなも大分馴染んで来た今日この頃。強張っていた表情もかなり柔らかくなって来ている様で嬉しい。

食事はパーティー以外でも大きなダイニングで好きな物を取って来て食べるスタイルに定着した。勿論自分で作りたい物を作って食べるのもOKだ、材料も好きに使って貰っている。

好きな物をと言っても栄養のバランスは大事なので主食、メインと副菜、スープはそれぞれ一種類は必ず食べる様になっている。少しずつどれも食べる分には構わない、自分のお腹と相談して食べてくれれば良い。

皆が自由に食事を楽しむ中今まで彼等は最低限の食事しか摂ろうとしなかった、戦闘をこなす彼等は身体の鍛錬をしているし仕事もしてくれている。絶対に私達よりも食べなきゃいけない筈なのに・・・遠慮しているんだと思う。それが私の悩みの種であると分かってくれたら良いのに・・・心配なのだ。しかも大怪我の後で碌に食事も食べられなかったのだ、怪我の回復はしても体力は栄養と休息も大事だから。

それに正直 “ 越後屋 “ は優良企業だ、他の商会より潤っている。彼等がお腹いっぱい食べたとて揺らぐ事など無い!

魔導馬車やマジックバッグ等の売り上げだけで正直充分だ。ただ、それだけだと私ありきの戦略になるから他の商品開発や魔道具製作の人材育成、などなど力を入れている。クリエイトが無くても魔道具で、ある程度の空間付与ができる様にと、メンテナンスができる様に。

空間系や付与の人材の発掘もしている、片方しか使えなくても合わせれば効果が出る様に。それに日常的な商品の開発にも余念がない。素材の収集にとやる事は沢山あるし人手はいくらあっても足りないくらいなのだ。

どれだけ人が居ても足りないんだ!って言う事を獣人の皆んなには分かって貰わなくては・・・。と思い色んな採集や採掘にと着いて来て貰った。

その過程である程度の素材の事は覚えて貰ったり、逆に教えて貰ったりとしている内に少しずつ彼等も自身で出来ることに気付いて来たようだ。良かった、同情だけで置いて貰っているなんて思って欲しくない有力な戦力なんだから。



そんなある時、ポーションや武器・防具等の素材集めに来ていた時だった洞窟内で採集していた時にその洞窟がダンジョンに変わってしまったのだ。

ラスティ、アラン、シャーリィ(雪豹の女性獣人)、レン(黒豹男性獣人)モーリィ(モモンガ女性獣人)とお父様とレオンと私の計8人での探策だった。


そこの洞窟は兎に角、色んな素材の宝庫で私はすっかり採集に夢中になっていた。植物にしろ、鉱石にしろあまりに魅力的な素材があって止められなかったのだ。私が居れば直ぐにルームに戻れると言う事もあり油断してしまった。と言うかそんな事も頭に無いくらい素材達にときめいていた。


お父様やレオン、獣人の皆んなはそんな私の事も見ながら護衛と採集の手伝いをしてくれていた。ありがたい。


そんな幸せな刻を過ごしていた。



足元が何だか動いている感覚があったが気のせいかと思い見渡した時だった。
レオンがコチラに素早く近付いて来るのが見え、他の者達も私の所に集まろうとしている。____何かが起こっている?

魔物の気配も無い、何だろう。だがまた地面が動く感じがしているし、壁も動いている様だ。____地震とは違う何か

割と私の近くに皆が居てくれたのと全員身体能力が高かった為全員集まった瞬間だった


ただの洞窟だったソコはどうやらダンジョンになったみたいだ



感想 6

あなたにおすすめの小説

悪役令嬢にされたので婚約破棄を受け入れたら、なぜか全員困っています

かきんとう
恋愛
 王城の大広間は、いつも以上に華やいでいた。  磨き上げられた床は燭台の光を反射し、色とりどりのドレスが揺れるたびに、まるで花畑が動いているかのように見える。貴族たちの笑い声、楽団の優雅な旋律、そして、ひそやかな噂話が、空気を満たしていた。  その中心に、私は立っていた。  ――今日、この瞬間のために。 「エレノア・フォン・リーベルト嬢」  高らかに呼ばれた私の名に、ざわめきがぴたりと止む。

幼馴染が最優先な婚約者など、私の人生には不要です。

たると
恋愛
シュタイン伯爵家の長女エルゼは、公爵子息フィリップに恋をしていた。 彼の婚約者として選ばれた時は涙を流して喜んだが、その喜びもいまは遠い。 『君は一人でも大丈夫だろう。この埋め合わせは必ずする。愛している』 「……『愛している』、ですか」 いつも幼馴染を優先するアルベルトに、恋心はすっかり冷めてしまった。

幼馴染しか見えない婚約者と白い結婚したので、夜明け前にさよならしました

ゆぷしろん
恋愛
公爵令嬢レティシアは、家同士の都合で伯爵アルフレッドに嫁ぐ。 けれど夫は結婚後もずっと幼馴染のシルヴィばかりを優先し、婚礼の夜から夫婦として触れ合おうともしなかった。名ばかりの妻として伯爵家を支え、領地経営まで立て直しても、彼にとってレティシアは“都合のいい伯爵夫人”でしかない。 やがて結婚一周年の夜、アルフレッドが自分を手放す気はない一方で、幼馴染を屋敷に迎え入れようとしている会話を聞いてしまったレティシアは、ついに決意する。 ――もう、この結婚には見切りをつけよう。 夜明け前、彼女は離縁の準備を整え、伯爵邸を出奔。 身を寄せた北の港町で薬舗を手伝いながら、自分の力で生きる穏やかな日々を手に入れていく。そこで出会ったのは、身分ではなく一人の女性として彼女を尊重してくれる青年医師ノアだった。 一方、都合よく尽くしてくれる妻を失ったアルフレッドは、ようやく自分が何を失ったのかを思い知ることになる。 幼馴染ばかりを優先する婚約者との白い結婚に終止符を打ち、傷ついた公爵令嬢が新天地で本当の幸せを掴む、離縁から始まる逆転ラブストーリー。

【完結】旦那様、その真実の愛とお幸せに

おのまとぺ
恋愛
「真実の愛を見つけてしまった。申し訳ないが、君とは離縁したい」 結婚三年目の祝いの席で、遅れて現れた夫アントンが放った第一声。レミリアは驚きつつも笑顔を作って夫を見上げる。 「承知いたしました、旦那様。その恋全力で応援します」 「え?」 驚愕するアントンをそのままに、レミリアは宣言通りに片想いのサポートのような真似を始める。呆然とする者、訝しむ者に見守られ、迫りつつある別れの日を二人はどういった形で迎えるのか。 ◇真実の愛に目覚めた夫を支える妻の話 ◇元サヤではありません ◇全56話完結予定

婚約者の私を見捨てたあなた、もう二度と関わらないので安心して下さい

神崎 ルナ
恋愛
第三王女ロクサーヌには婚約者がいた。騎士団でも有望株のナイシス・ガラット侯爵令息。その美貌もあって人気がある彼との婚約が決められたのは幼いとき。彼には他に優先する幼なじみがいたが、政略結婚だからある程度は仕方ない、と思っていた。だが、王宮が魔導師に襲われ、魔術により天井の一部がロクサーヌへ落ちてきたとき、彼が真っ先に助けに行ったのは幼馴染だという女性だった。その後もロクサーヌのことは見えていないのか、完全にスルーして彼女を抱きかかえて去って行くナイシス。  嘘でしょう。  その後ロクサーヌは一月、目が覚めなかった。  そして目覚めたとき、おとなしやかと言われていたロクサーヌの姿はどこにもなかった。 「ガラット侯爵令息とは婚約破棄? 当然でしょう。それとね私、力が欲しいの」  もう誰かが護ってくれるなんて思わない。  ロクサーヌは力をつけてひとりで生きていこうと誓った。  だがそこへクスコ辺境伯がロクサーヌへ求婚する。 「ぜひ辺境へ来て欲しい」  ※時代考証がゆるゆるですm(__)m ご注意くださいm(__)m  総合・恋愛ランキング1位(2025.8.4)hotランキング1位(2025.8.5)になりましたΣ(・ω・ノ)ノ  ありがとうございます<(_ _)>

愛さないと言われた妻、侍女と出て行く

菜花
ファンタジー
お前を愛することはないと夫に言われたコレットは、その日のうちに侍女のイネスと屋敷を出て行った。カクヨム様でも投稿しています。

「10歳の頃の想いなど熱病と同じ」と婚約者は言いました──さようなら【完結】

星森 永羽(ほしもりとわ)
恋愛
王太子フリードリヒの婚約者として、幼い頃から王妃教育を受けてきたアメリア・エレファウント公爵令嬢。 誰もが羨む未来を約束された彼女の世界は、ある日突然1人の少女の登場によって揺らぎ始める。 無邪気な笑顔で距離を(意図的に)間違える編入生ベルティーユは、男爵の庶子で平民出身。 ベルティーユに出会ってから、悪い方へ変わっていくフリードリヒ。 「ベルが可哀想だろ」「たかがダンスくらい」と話が通じない。 アメリアの積み上げてきた7年の努力と誇りが崩れていく。 そしてフリードリヒを見限り、婚約解消を口にするが話は進まず、学園の卒業パーティーで断罪されてしまう……?! ⚠️ 本作は AI の生成した文章を一部に使っています

【今さら遅い】毒で声を失い公爵に捨てられた私。妹では精霊が応えず国は滅びへ。ですが隣国皇帝に溺愛される私に、今さら縋ってきても遅いです

唯崎りいち
恋愛
国一番の歌姫だった私は、妹に毒を盛られ声を失い、婚約者に捨てられた。 すべてを奪われた私を救ったのは、隣国の皇帝。 「お前の歌がなければ国は滅びる」と言われた私の歌は、精霊に届く“本物”の力を持っていて―― 一方、私を追放した国は偽物の歌では加護を失い衰退。 今さら元婚約者が縋ってきても、もう遅い。