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ラスティの春 4 までの私達

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お気に入り ☆1000 ☆ 本当にありがとうございます⸜( ´ ꒳ ` )⸝♡︎
一時的なもので直ぐに減ると思っておりました。ですが信じられない事に現在もそのままで、とても嬉しく思っております。

気温の変化や黄砂、花粉の影響等もあり風邪をひく方も増えております。皆様もどうかお身体ご自愛下さいね(^-^✿︎) 

エールやღを下さった方本当にありがとうございます。とても嬉しく励みになりました、拙い作ですが少しでも楽しんで頂ける様に頑張ります。これからもよろしくお願いします(´,,•ω•,,)♡︎



☆ 本文 ☆


洞窟を落ちていきながら皆んなからの愛情を深く感じた永遠にも思えた一瞬の出来事。あの時の一人ひとりの顔、想い、忘れない。純粋な愛情を感じた、そこまで想ってくれていたのかと驚くと共に幸せだと思う。私も彼らに負けないくらい大切に想っている。

そして、今回知ったのは “ 愛する人 “ がそれぞれ居るって事。ふふふ、ふふふのふ。彼らのお互いを好き、愛してると言う気持ちを深く感じた。私まで満たされた。

それと同時にレオンからも前世から変わらぬ愛情を感じた。私が思っていた以上に大切に想っていてくれたんだと涙が出るくらい嬉しかった。お互いが自分の命より大切と感じていると分かった。

私を抱きしめる腕が守ろう、守ろうと震える程抱きしめてくれた事。その瞳がどうすれば良いのかと状況を見ながらも最後の瞬間になるって思った時、切なさを孕み皆んなにごめんと謝りながら私に愛してる、と更に抱き込み頬を寄せ伝えてくれた事、忘れない。

お父様が皆を守ろうと力を出してくれた事忘れない。落ちる方向がキュッと変わったのはきっとスライムちゃんが良い子だって判った上で、申し訳無いけれどスライムちゃんの上に落ちるように誘導したんだと思う。怪我しない様に皆を魔力で包んだ上で・・・お父様、ありがとう


そんな私達を優しく可愛く受け止めてくれたスライムちゃん、ありがとう。最高のクッションだった、前世通して1番!君の虹色に輝くボディは何より美しい。皆んなで “ ありがとう “ を伝えると赤く染まって『うん、いつでも言ってね!』と喜んでくれた。

そして話してみて数え切れない程攻撃されて来たのに優しさを失わない穏やかで懐っこい性格の子__だと思う。一緒に行きたい、でも “ 石さん “ の事は置いて行けないと言うスライムちゃんの気持ちは大切にしなきゃ。独りと思っていたら石さんが側に居てくれたんだから。



とお互い一緒に居たいと思いつつも “ 石さん “ はどうやらダンジョンコア、石さん連れて行けないよなと言うジレンマ。と悩んでいたらお父様が思考から戻って来た。


「皆んなスライムくんと仲良くなった様だね。改めて助けてくれてありがとう。君のおかげで助かったんだ深く感謝する。

それと、君はこのダンジョンのコアである “ 石さん “ を身体に入れられる様だね。本来コアは、一定の場所に留まるんだが君たちが良ければスライムくんと一緒の間は移動出来る様に変えられるよ、どうしたいかな?」

とスライムちゃんに問いかけると

『本当? 僕 “  石さん “ と相談してみるね!』
元気に返事をしたスライムちゃん、石さんを手?の上に載せて会話している模様。虹色にキラキラと色を変えながら私の拳程の大きさで真珠色の淡く光る “ 石さん “ がお互い強く淡く光りながら話している。その光景は優しさに満ちていた、お互いが大切に想っている事が伝わってくる。

暫くお話ししていたスライムちゃんと “ 石さん “ は合意を得たようで

『僕、皆んなと一緒に行きたい! “ 石さん “ も一緒に行ってくれるって。』

と嬉しそうに優しく煌めきながらぽよぽよしている。

その時・・・
『初めまして、人族の皆さん。
私はこの、まだ小さなダンジョンのコアです。本来ならば生まれたこの場所から動く事は出来ません。しかし、貴方は聖獣様・・・そして貴女は聖獣様の元のお姿の時の娘様、その上女神様からの多大な加護とお力をお持ちです。あなた方のお力と優しい波動を信じてみます。』

と柔らかな、中性的な声が聞こえた。どうやら石さんであるコアが話してくれているようだ。

「ありがとうコアよ。あなたの言う通り私は聖獣でこの子は私の娘だ、加護や力もその通りだ。定住したい場所があれば・・その時は遠慮無く言って欲しい。

このコアであるあなたが安心出来るようにこのスライムくんに護りの結界を張る。必要無いくらいこの子は強いけれど何があるか分からないからね。」とお父様


それから、私達はこのダンジョンから外に出るべく上に向かった。途中結構な数の魔物達に出会ったけれどスライムちゃんの敵では無かった。無双だ。

コアなのに何故攻撃されるんだろう?と思っていたらどうやら外部の者に攻撃する事が殆どと言う事と、スライムちゃんを倒して自分がコアを護る、と言うかダンジョンマスターになる為攻撃して来ていた様だ。

ここで私はやっと分かった、スライムちゃんはダンジョンマスターだったと言うことに。そうだったのか。と考えている内に出口に着いた。早かったよ、皆んな強い上に無敵のダンジョンマスタースライムちゃんがいるんだもん・・・

私は転びやすいのと迷子防止の為レオンに手を引かれ時々採集させてもらいながら着いて行った。子供に戻ったような気分だけど採集の時はいつもこんなもんだった事を思い出した。少し情けない気分になりながらも割り切った。仕方ないよね?人には得て不得手があるんだからさ。


出口に着いたって事でお父様から私にどうすれば良いかの説明がありコアに触れながら2人で力を合わせてダンジョンになったこの洞窟が崩れない様にと、その後も元の様に程々の数の魔物と良き素材が多く採れる様祈った。


こうして私達は洞窟の外に出たわけだけれど、外に出て再認識。スライムちゃんデカイねღ



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