22 / 43
第八話
王妃様はお姉様に進化する1
しおりを挟む柔らかな日の光が反射して、風に揺れる新緑はキラキラと輝いていた。
視界の端に入ったそれに眩しそうに目を細めつつ、サインをした書類を処理済みの山に加えたのは、第百代ヴィンセント国王ウル。
かすかに覚えた疲労を払拭するように肩を回し、次の書類に手をかけようとしてふと、彼は窓辺に目を遣った。
開け放した掃き出し窓の向こうには、同じくらいの大きさの背中が二つ並んでいる。
一つは黒い毛並みの猫――ではなく、猫っぽい悪魔ドンロの背中だ。コウモリみたいな羽根と、二つに分かれた尻尾がゆらゆらと揺れている。
そうしてもう一つ――ブロンドの髪に覆われた後頭部と、専属のお針子が縫ったワンピースの大きなリボンが付いた背中を向けているのが、第百代ヴィンセント王妃マイリである。
耳を澄ませば、ドンロの肩を抱いたマイリのご機嫌な声が聞こえてきた。
「のう、ドンロ。知っておるか?」
「んあーん」
「聞いておどろけ? わらわな、実はな……もうすぐ〝おねえさん〟になるんじゃ!」
「なうー」
マイリの母であり、ウルの幼馴染ロッツの妻であるアシェラ。
そのお腹に新しい命が宿っているとウル達が知らされたのは、もう一月も前のことである。
あの時のマイリの喜びようを思い出すと、ウルの頬も自然と緩んだ。
壁掛け時計に目をやれば、間もなく午後三時――お茶の時間である。
ウルは新たな書類に取り掛かるのをやめて椅子から立ち上がると、ベランダに並んだちっちゃな背中に声を掛けた。
「マイリ、休憩にするぞ。茶でも飲むか」
「――お茶なら、わらわがいれてやろう!」
とたんに振り返ってぴょんと立ち上がったマイリが、ぱたぱたと駆け寄ってくる。
大きく伸びをして欠伸を噛み殺したドンロが、その後をえっちらおっちら付いてきた。
もう耳に胼胝ができるほど同じ話を聞かされているのに、毎回律儀に相槌を打ってやるこの悪魔も大概マイリが好きである、とウルは苦笑する。
「ウルはそこに座っておれ! わらわもお茶くらいいれられるぞ! なにしろ、おねえさんになるんじゃからな!」
「そうかい、それは頼もしいことだな」
とにかく弟か妹ができるのが嬉しくてならないらしいマイリは、この一月、口を開けばその話題ばかりだ。
一人っ子のウルには経験のないことだが、マイリがご機嫌ならば概ねヴィンセント王国は平和なので、彼に厭う理由はない。
お目付役の侍女頭などは、お姉さんぶりたいマイリが王妃教育にも幾らか前向きになった、とおおいに喜んでいた。ただし、前向きにはなったがさぼらないとは言っていない。
マイリのちっちゃな手に引かれてウルがソファに腰を下ろすと同時に、見計らったかのように国王執務室の扉がノックされた。
現れたのは、お茶セット一式を乗せたワゴンと、それを押す守衛のケット。
「――で、当たり前のように一緒に茶を飲んで行くんだな。お前絶対、心臓に毛が生えてるだろ?」
「恐れながら、陛下。私は陛下とではなく、妃殿下とお茶をご一緒しているだけです。あと、心臓は強い方です」
ちゃっかり国王の向かいのソファに腰を下ろした守衛は、実に堂々としたものだ。
その鬼畜面の隣に、あらゆる可愛さを魔界に置いてきたような猫悪魔も並んだものだから、とにかく絵面が強すぎる。
ゴゴゴ……という重苦しい効果音を背負っていそうな一人と一匹に、仕事とはまた違った疲労感を覚えつつ、ウルはさりげなくマイリの持つポットに手を添えた。
彼女の自主性を尊重してやりたいのは山々だが、熱々のお湯がなみなみと入ったポットはさすがに四歳児の手に余る。
マイリも大人しくウルの手を借りて、ようやく三つのカップに紅茶を注ぎ終えて満足そうだ。
ドンロの前にも、ちゃんとミルクの皿が置かれた。
「とてもおいしいです、妃殿下。お茶を淹れるのがお上手でいらっしゃいますね」
「そうじゃろう? なにしろ、わらわはおねえさんになるのだからな!」
存外優雅にカップを傾ける鬼畜面に、マイリは満面の笑みで答える。
こんな可愛らしい笑顔が見られるのならば、例え泥水を出されたって飲み干してしまえそう――なんて、頭の片隅に浮かんでしまうウルも大概である。
ところが、そうまで彼に思わせるマイリの笑顔に、ふいに影が差した。
ウルは慌ててカップから口を離し、どうした? と声を掛ける。
「ウル……わらわな、おねえさんになるんじゃ」
「うん? そうだな?」
「じゃがな、わらわな、実はな……おねえさんになるのは初めてのことじゃ」
「ああ……そういえば、そうか……」
マイリの中身は、このヴィンセント王国ができるよりも前からこの地に存在する人ならぬもの。
家族という概念はあるようで、この世界全ての所有者が父であり、天主たる父より賜った土地にそれぞれ子達が住んでいるらしい。
マイリは、そんな兄弟の末っ子だという話だった。
大きな菫色の瞳を不安げに揺らして、彼女は紅茶にぽつりと呟きを落とす。
「よいおねえさんになるには、どうすればいいんじゃろう……」
ウルとケットは顔を見合わせたものの、揃って眉尻を下げた。
「さあなぁ……あいにく、俺も姉にはなったことがないのでな」
「私もでございます。双子の妹なら、いるのですが……」
「……ケット、お前……双子の妹がいるのか?」
「はい、私と瓜二つの。何か文句でもありますか?」
衝撃の新情報に一瞬絶句したウルだったが、すぐに気を取り直して続ける。
「そうだ、マイリ。アシェラに聞いてみたらどうだ?」
「……母?」
「ああ。よい姉……だったかどうかはさておき、アシェラには弟がいるから姉には違いないぞ」
「おお、そういえば……母も、おねえさんであったな!」
アシェラには、ジャックという三つ下の弟がいる。いずれダールグレン公爵とヒンメル王国の王配を兼任することになるであろう将来有望な若者だが、幼い頃は姉に弄り倒されて泣きべそばかりかいていた。
今は、姪の自分にメロメロな叔父の顔を思い出したのだろう。
マイリのふくふくの頬は一瞬綻びかけたが……
「――いや、ならん。母に聞きにはいけぬ」
まるで自分に言いきかせるようにそう呟くと、小さな口を引き結んでしまった。
ウルとケットがまた顔を見合わせる。
無心でミルクを舐めていたドンロも顔を上げ、灰色の目でマイリを見つめた。
しばし国王執務室に沈黙が落ちたが、そういえば、とやがてケットが口を開く。
「アシェラ様と言えば、妃殿下の時よりもつわりが重いようだ、とロッツ様が心配していらっしゃいましたね」
「つわりか……それは大変だな。マイリ、しばらくフェルデン家に戻って、アシェラの側にいてやってはどうだ? お前の顔を見れば、アシェラも喜ぶだろう」
「たしかに、わらわがいると母は喜ぶじゃろう……しかし、ならぬ」
ついには口をへの字にしてしまったちっちゃな王妃に、国王と守衛はまたもや顔を見合わせる。
カップを置いたウルが膝の上に抱き上げてやると、マイリはその胸にグリグリと額を押し付けて、くぐもった声で続けた。
「わらわが側いるとな、母はわらわの母になろうとする。おのれの身体が辛いのもがまんして、わらわの母を務めようとしてしまうんじゃ。だから、わらわは今、母の側にいてはならん……」
「そうか……アシェラを休ませてやるため、か」
「ひぐっ……妃殿下……! なんとお母様想いなのでしょう……!!」
アシェラを――母を思いやるマイリの健気さに、ウルもケットも胸を打たれずのはいられなかった。
ウルは胸に引っ付いたちっちゃなブロンドの頭を撫で、ケットは両手で鬼畜面を覆って咽び泣く。
向かいのソファからテーブルを潜ってやってきたドンロが、マイリの頬をザリザリと舐めた。
ヴィンセント王国の家主がマイリ・フェルデンの身体を今代の器として選んだのは、ちょうどその時、アシェラの胎に死産となるはずの身体があったからに過ぎない。
とはいえ、彼女は器の親となったロッツとアシェラのことを、まるで本当の親のように大切にしていた。
ただの人間でしかないウルには、彼女の全てを理解することは到底叶わないが、情の深さに限れば人間と何も変わらない――いや、それ以上だと感じる時がある。
それに……とウルが頭の中で続けようとした時、マイリが彼の心を読んだみたいに口を開いた。
「それに、わらわはウルの側にいてやらねばならん。ウルは、寂しがり屋さんじゃからな」
「ははっ……そうですね。陛下はバブちゃんですからね」
「おい、そこの守衛。主君を鼻で笑うな」
一転ニヤニヤし出した向かいの鬼畜顔を睨んで、ウルは誤魔化す。
ちっちゃなマイリの大きな愛情が、惜しげもなく自分にも向けられていると感じるこのくすぐったさ、それににやけてしまいそうになるのを。
さも面白そうに見上げてくるドンロの灰色の瞳から、ウルは目を逸らした。
そんな中、再び国王執務室の扉がノックされる。
部屋の主の返事も待たずに扉を開いた無礼者は……
「ああーっ! ズルイ! 陛下、ズルイ!! 僕もマイリちゃんとお茶飲みたいっ!!」
マイリの父ロッツだった。
どうやら書簡を届けにきたらしい。
我が子の前でも恥ずかしげもなくズルイを連呼する彼を、ウルの膝からぴょんと飛び降りたマイリが手招きする。
「父も、おいで! わらわがおいしいお茶をいれてやろうな!」
「ぎゃあん! うれしいいいいっ!!」
たちまち駆け寄ってきたロッツは、持参した書簡をウルの顔に押し付けると、早速マイリの持つポットに手を添えている。
この騒がしい幼馴染がもうすぐ二児の父になるのかと思うと、ウルも感慨深いものがあった。
書簡は、飾り気のない封筒に入っていた。
しかし、その封蝋に押されていた印璽を目にした途端、ウルははっと息を呑む。
すかさずケットが差し出したペーパーナイフで封を開き、慌てて手紙に目を通した彼は、やがて小さく息を吐いた。
そうして、ロッツの膝に座ってお菓子を頬張り始めたマイリに向かって言う。
「マイリ――〝お姉さん〟がくるぞ」
「なんじゃと!?」
これより二月ほど前――年末も押し迫った頃のことだ。
大陸の北一帯を支配するヴォルフ帝国でクーデターが起こり、そして失敗した。
クーデターの旗印を務めたのは、かつてヒンメル王立学校で共に学び、同じ寄宿舎で寝起きした仲であるウルやロッツの友人、マチアス・ヴォルフ。
彼が、わずかな手勢とともにヴィンセント王国の国境まで逃げてきて、ウルとの面会を求めた出来事も記憶に新しい。
書簡は、そんなマチアスが反旗を翻した彼の姉――ヴォルフ皇帝からの会談の申し入れだった。
6
あなたにおすすめの小説
【完結】僻地の修道院に入りたいので、断罪の場にしれーっと混ざってみました。
櫻野くるみ
恋愛
王太子による独裁で、貴族が息を潜めながら生きているある日。
夜会で王太子が勝手な言いがかりだけで3人の令嬢達に断罪を始めた。
ひっそりと空気になっていたテレサだったが、ふと気付く。
あれ?これって修道院に入れるチャンスなんじゃ?
子爵令嬢のテレサは、神父をしている初恋の相手の元へ行ける絶好の機会だととっさに考え、しれーっと断罪の列に加わり叫んだ。
「わたくしが代表して修道院へ参ります!」
野次馬から急に現れたテレサに、その場の全員が思った。
この娘、誰!?
王太子による恐怖政治の中、地味に生きてきた子爵令嬢のテレサが、初恋の元伯爵令息に会いたい一心で断罪劇に飛び込むお話。
主人公は猫を被っているだけでお転婆です。
完結しました。
小説家になろう様にも投稿しています。
「お前みたいな卑しい闇属性の魔女など側室でもごめんだ」と言われましたが、私も殿下に嫁ぐ気はありません!
野生のイエネコ
恋愛
闇の精霊の加護を受けている私は、闇属性を差別する国で迫害されていた。いつか私を受け入れてくれる人を探そうと夢に見ていたデビュタントの舞踏会で、闇属性を差別する王太子に罵倒されて心が折れてしまう。
私が国を出奔すると、闇精霊の森という場所に住まう、不思議な男性と出会った。なぜかその男性が私の事情を聞くと、国に与えられた闇精霊の加護が消滅して、国は大混乱に。
そんな中、闇精霊の森での生活は穏やかに進んでいく。
エメラインの結婚紋
サイコちゃん
恋愛
伯爵令嬢エメラインと侯爵ブッチャーの婚儀にて結婚紋が光った。この国では結婚をすると重婚などを防ぐために結婚紋が刻まれるのだ。それが婚儀で光るということは重婚の証だと人々は騒ぐ。ブッチャーに夫は誰だと問われたエメラインは「夫は三十分後に来る」と言う。さら問い詰められて結婚の経緯を語るエメラインだったが、手を上げられそうになる。その時、駆けつけたのは一団を率いたこの国の第一王子ライオネスだった――
「がっかりです」——その一言で終わる夫婦が、王宮にはある
柴田はつみ
恋愛
妃の席を踏みにじったのは令嬢——けれど妃の心を折ったのは、夫のたった一言だった
王太子妃リディアの唯一の安らぎは、王太子アーヴィンと交わす午後の茶会。だが新しく王宮に出入りする伯爵令嬢ミレーユは、妃の席に先に座り、殿下を私的に呼び、距離感のない振る舞いを重ねる。
リディアは王宮の礼節としてその場で正す——正しいはずだった。けれど夫は「リディア、そこまで言わなくても……」と、妃を止めた。
「わかりました。あなたには、がっかりです」
微笑んで去ったその日から、夫婦の茶会は終わる。沈黙の王宮で、言葉を失った王太子は、初めて“追う”ことを選ぶが——遅すぎた。
王女の中身は元自衛官だったので、継母に追放されたけど思い通りになりません
きぬがやあきら
恋愛
「妻はお妃様一人とお約束されたそうですが、今でもまだ同じことが言えますか?」
「正直なところ、不安を感じている」
久方ぶりに招かれた故郷、セレンティア城の月光満ちる庭園で、アシュレイは信じ難い光景を目撃するーー
激闘の末、王座に就いたアルダシールと結ばれた、元セレンティア王国の王女アシュレイ。
アラウァリア国では、新政権を勝ち取ったアシュレイを国母と崇めてくれる国民も多い。だが、結婚から2年、未だ後継ぎに恵まれないアルダシールに側室を推す声も上がり始める。そんな頃、弟シュナイゼルから結婚式の招待が舞い込んだ。
第2幕、連載開始しました!
お気に入り登録してくださった皆様、ありがとうございます! 心より御礼申し上げます。
以下、1章のあらすじです。
アシュレイは前世の記憶を持つ、セレンティア王国の皇女だった。後ろ盾もなく、継母である王妃に体よく追い出されてしまう。
表向きは外交の駒として、アラウァリア王国へ嫁ぐ形だが、国王は御年50歳で既に18人もの妃を持っている。
常に不遇の扱いを受けて、我慢の限界だったアシュレイは、大胆な計画を企てた。
それは輿入れの道中を、自ら雇った盗賊に襲撃させるもの。
サバイバルの知識もあるし、宝飾品を処分して生き抜けば、残りの人生を自由に謳歌できると踏んでいた。
しかし、輿入れ当日アシュレイを攫い出したのは、アラウァリアの第一王子・アルダシール。
盗賊団と共謀し、晴れて自由の身を望んでいたのに、アルダシールはアシュレイを手放してはくれず……。
アシュレイは自由と幸福を手に入れられるのか?
田舎暮らしの貧乏令嬢、幽閉王子のお世話係になりました〜七年後の殿下が甘すぎるのですが!〜
侑子
恋愛
「リーシャ。僕がどれだけ君に会いたかったかわかる? 一人前と認められるまで魔塔から出られないのは知っていたけど、まさか七年もかかるなんて思っていなくて、リーシャに会いたくて死ぬかと思ったよ」
十五歳の時、父が作った借金のために、いつ魔力暴走を起こすかわからない危険な第二王子のお世話係をしていたリーシャ。
弟と同じ四つ年下の彼は、とても賢くて優しく、可愛らしい王子様だった。
お世話をする内に仲良くなれたと思っていたのに、彼はある日突然、世界最高の魔法使いたちが集うという魔塔へと旅立ってしまう。
七年後、二十二歳になったリーシャの前に現れたのは、成長し、十八歳になって成人した彼だった!
以前とは全く違う姿に戸惑うリーシャ。
その上、七年も音沙汰がなかったのに、彼は昔のことを忘れていないどころか、とんでもなく甘々な態度で接してくる。
一方、自分の息子ではない第二王子を疎んで幽閉状態に追い込んでいた王妃は、戻ってきた彼のことが気に入らないようで……。
婚約破棄されたスナギツネ令嬢、実は呪いで醜くなっていただけでした
宮之みやこ
恋愛
細すぎる一重の目に、小さすぎる瞳の三百眼。あまりの目つきの悪さに、リュシエルが婚約者のハージェス王子に付けられたあだ名は『スナギツネ令嬢』だった。
「一族は皆美形なのにどうして私だけ?」
辛く思いながらも自分にできる努力をしようと頑張る中、ある日ついに公の場で婚約解消を言い渡されてしまう。どうやら、ハージェス王子は弟のクロード王子の婚約者であるモルガナ侯爵令嬢と「真実の愛」とやらに目覚めてしまったらしい。
(この人たち、本当に頭がおかしいんじゃないのかしら!?)
冷徹宰相様の嫁探し
菱沼あゆ
ファンタジー
あまり裕福でない公爵家の次女、マレーヌは、ある日突然、第一王子エヴァンの正妃となるよう、申し渡される。
その知らせを持って来たのは、若き宰相アルベルトだったが。
マレーヌは思う。
いやいやいやっ。
私が好きなのは、王子様じゃなくてあなたの方なんですけど~っ!?
実家が無害そう、という理由で王子の妃に選ばれたマレーヌと、冷徹宰相の恋物語。
(「小説家になろう」でも公開しています)
ユーザ登録のメリット
- 毎日¥0対象作品が毎日1話無料!
- お気に入り登録で最新話を見逃さない!
- しおり機能で小説の続きが読みやすい!
1~3分で完了!
無料でユーザ登録する
すでにユーザの方はログイン
閉じる