3 / 17
プロローグ
第二話家族に挨拶
しおりを挟む
第二話家族に挨拶
私とリュシオンは私のお父様に挨拶に行くことに
「ここが私の家だよリュシオン!」
するとリュシオンが何かを呟いた
「ここに救国の英雄ラウル様とクロエ様が……」
そして私はお父様のもとに全力で走った。
「ちょっとユミナ僕を置いていかないでよ」
ガチャ
「ただいまお父様私結婚したよ~」
「…………はっ?何を言ってるユミナ……本当なのか」
「ほんとだよ」
「どこの馬の骨ともわからん奴にユミナはやれんぞ!! 誰だ相手は!」
「連れて来てるよ、ほら入って入って」
ガチャ
「はあ……はあやっと追いついた。ユミナ速すぎ…………はっラウル様私がユミナと結婚させていただくリュシオン・ヴァルスピアと申します」
「なんだリュシオンくんか、なら安心できる。久しぶりだな」
「はい……あの時は私のお祖父様の暴走を止めていただきありがとうございます。たしかあの頃からでしたよねラウル様たちが救国の英雄と呼ばれるようになったのは」
「そうだな……まあ救国の英雄なんて言い過ぎな気がするがな。だって俺たちもともとはただの村人だし。村のみんなを助けたくて動いてたらそう呼ばれるようになっただけだからな」
「たとえそうだとしてもラウル様たちが呪草の呪いを解いてくれなかったら、お祖父様はあのまま呪草を戦争で使い続けていたことでしょうから、本当に感謝してます」
えっお父様救国の英雄なんて呼ばれてたの初めて知った。よし気になるしこの後聞こうっと……てことはお母様もなのかな?
「ねえお父様はなんで救国の英雄って呼ばれてるの?」
「気になるか?」
「うん!」
「さすがに娘に話すのは……恥ずかしすぎる。あの頃は俺も若かったから色々やらかしちゃった話もあるし……ああでも話さないとずっとユミナに聞かれそうだし……よしっリュシオンくん頼んだ!」
「わっ私ですか!?……私のお祖父様の時代には触れたら必ず死ぬという呪草というものがあり呪いを解く方法がないとされていました。しかしお祖父様は呪いを解く方法を見つけながらも自分たちが呪われないようにし、戦争で使ったのです。お祖父様は国を建て直すために利用できるものは全て利用すると言い、ある教団を利用しようとしたのですが、実際はお祖父様が教団に利用されていたのです。そこを止めてくれたのがラウル様とクロエ様たちです。とまあ簡単に言えばこんな感じです」
お父様たち昔の話を全然私してくれないからどうして?って思ってたらそういうことだったのか……話してくれてもいいじゃん。
「それでリュシオンくん、お父さんは元気か?」
「お父様は……五年ほど前に亡くなりました。箝口令が敷かれたのでラウル様たちは知らなかったんだと思います」
「……そうか、悪いことを聞いたな」
「いえいえ、気にしないでください。そういえばクロエ様はどこに……」
「クロエはな……最近温泉巡りにハマってしまって帰ってこない!……浮気はないぞ。それは言えるだってあいつユミナのことが好きすぎて毎日のように手紙を送ってくるからな……ほらこれ」
そうお母様は毎日手紙を送ってくる。しかも最低二十枚、一番多い時で百三枚送ってきた。……一番心配なのは私が結婚したって知ったら、確実に相手……リュシオンと決闘しようとすること。
お母様いつも娘が欲しければ私を倒せ!なんていうから……そもそもお母様に勝てる人なんてお父様ぐらいじゃん!
とりあえず今は秘密にしておこう
「リュシオンくん、ユミナを頼んだぞ」
「任せてください! 頑張りますので、少し自信が……」
「君はいつもこうだな、まあ君が強いのは知っているから任せらるんだからな」
「お義父さん」
「うん、お義父さん呼びはやめてね。ユミナが結婚した現実を叩きつけられてなんだか複雑だから。もうラウルでいいよ」
「分かりました……ラウル……さん」
「もうそれでいい。二人共幸せにな」
「「はい!」」
「そういうばユミナ、リュシオン今俺が学園を作っているんだがそこに入る気はないか?学んでおいても損はしないと思うが。お金は誰でも学べるように無料にしてあるから安心してくれ」
「ねえ気になるし入ろよ! リュシオン」
「いいね、僕も気になるよラウルさんが作る学園がどんな感じか……楽しみだな」
「入るということで大丈夫だな。それでは手続きをするぞ」
そして私たちは手続きを終わらせ、入学することになった。
私とリュシオンは私のお父様に挨拶に行くことに
「ここが私の家だよリュシオン!」
するとリュシオンが何かを呟いた
「ここに救国の英雄ラウル様とクロエ様が……」
そして私はお父様のもとに全力で走った。
「ちょっとユミナ僕を置いていかないでよ」
ガチャ
「ただいまお父様私結婚したよ~」
「…………はっ?何を言ってるユミナ……本当なのか」
「ほんとだよ」
「どこの馬の骨ともわからん奴にユミナはやれんぞ!! 誰だ相手は!」
「連れて来てるよ、ほら入って入って」
ガチャ
「はあ……はあやっと追いついた。ユミナ速すぎ…………はっラウル様私がユミナと結婚させていただくリュシオン・ヴァルスピアと申します」
「なんだリュシオンくんか、なら安心できる。久しぶりだな」
「はい……あの時は私のお祖父様の暴走を止めていただきありがとうございます。たしかあの頃からでしたよねラウル様たちが救国の英雄と呼ばれるようになったのは」
「そうだな……まあ救国の英雄なんて言い過ぎな気がするがな。だって俺たちもともとはただの村人だし。村のみんなを助けたくて動いてたらそう呼ばれるようになっただけだからな」
「たとえそうだとしてもラウル様たちが呪草の呪いを解いてくれなかったら、お祖父様はあのまま呪草を戦争で使い続けていたことでしょうから、本当に感謝してます」
えっお父様救国の英雄なんて呼ばれてたの初めて知った。よし気になるしこの後聞こうっと……てことはお母様もなのかな?
「ねえお父様はなんで救国の英雄って呼ばれてるの?」
「気になるか?」
「うん!」
「さすがに娘に話すのは……恥ずかしすぎる。あの頃は俺も若かったから色々やらかしちゃった話もあるし……ああでも話さないとずっとユミナに聞かれそうだし……よしっリュシオンくん頼んだ!」
「わっ私ですか!?……私のお祖父様の時代には触れたら必ず死ぬという呪草というものがあり呪いを解く方法がないとされていました。しかしお祖父様は呪いを解く方法を見つけながらも自分たちが呪われないようにし、戦争で使ったのです。お祖父様は国を建て直すために利用できるものは全て利用すると言い、ある教団を利用しようとしたのですが、実際はお祖父様が教団に利用されていたのです。そこを止めてくれたのがラウル様とクロエ様たちです。とまあ簡単に言えばこんな感じです」
お父様たち昔の話を全然私してくれないからどうして?って思ってたらそういうことだったのか……話してくれてもいいじゃん。
「それでリュシオンくん、お父さんは元気か?」
「お父様は……五年ほど前に亡くなりました。箝口令が敷かれたのでラウル様たちは知らなかったんだと思います」
「……そうか、悪いことを聞いたな」
「いえいえ、気にしないでください。そういえばクロエ様はどこに……」
「クロエはな……最近温泉巡りにハマってしまって帰ってこない!……浮気はないぞ。それは言えるだってあいつユミナのことが好きすぎて毎日のように手紙を送ってくるからな……ほらこれ」
そうお母様は毎日手紙を送ってくる。しかも最低二十枚、一番多い時で百三枚送ってきた。……一番心配なのは私が結婚したって知ったら、確実に相手……リュシオンと決闘しようとすること。
お母様いつも娘が欲しければ私を倒せ!なんていうから……そもそもお母様に勝てる人なんてお父様ぐらいじゃん!
とりあえず今は秘密にしておこう
「リュシオンくん、ユミナを頼んだぞ」
「任せてください! 頑張りますので、少し自信が……」
「君はいつもこうだな、まあ君が強いのは知っているから任せらるんだからな」
「お義父さん」
「うん、お義父さん呼びはやめてね。ユミナが結婚した現実を叩きつけられてなんだか複雑だから。もうラウルでいいよ」
「分かりました……ラウル……さん」
「もうそれでいい。二人共幸せにな」
「「はい!」」
「そういうばユミナ、リュシオン今俺が学園を作っているんだがそこに入る気はないか?学んでおいても損はしないと思うが。お金は誰でも学べるように無料にしてあるから安心してくれ」
「ねえ気になるし入ろよ! リュシオン」
「いいね、僕も気になるよラウルさんが作る学園がどんな感じか……楽しみだな」
「入るということで大丈夫だな。それでは手続きをするぞ」
そして私たちは手続きを終わらせ、入学することになった。
10
あなたにおすすめの小説
『冷徹社長の秘書をしていたら、いつの間にか専属の妻に選ばれました』
鍛高譚
恋愛
秘書課に異動してきた相沢結衣は、
仕事一筋で冷徹と噂される社長・西園寺蓮の専属秘書を務めることになる。
厳しい指示、膨大な業務、容赦のない会議――
最初はただ必死に食らいつくだけの日々だった。
だが、誰よりも真剣に仕事と向き合う蓮の姿に触れるうち、
結衣は秘書としての誇りを胸に、確かな成長を遂げていく。
そして、蓮もまた陰で彼女を支える姿勢と誠実な仕事ぶりに心を動かされ、
次第に結衣は“ただの秘書”ではなく、唯一無二の存在になっていく。
同期の嫉妬による妨害、ライバル会社の不正、社内の疑惑。
数々の試練が二人を襲うが――
蓮は揺るがない意志で結衣を守り抜き、
結衣もまた社長としてではなく、一人の男性として蓮を信じ続けた。
そしてある夜、蓮がようやく口にした言葉は、
秘書と社長の関係を静かに越えていく。
「これからの人生も、そばで支えてほしい。」
それは、彼が初めて見せた弱さであり、
結衣だけに向けた真剣な想いだった。
秘書として。
一人の女性として。
結衣は蓮の差し伸べた未来を、涙と共に受け取る――。
仕事も恋も全力で駆け抜ける、
“冷徹社長×秘書”のじれ甘オフィスラブストーリー、ここに完結。
側妃の条件は「子を産んだら離縁」でしたが、孤独な陛下を癒したら、執着されて離してくれません!
花瀬ゆらぎ
恋愛
「おまえには、国王陛下の側妃になってもらう」
婚約者と親友に裏切られ、傷心の伯爵令嬢イリア。
追い打ちをかけるように父から命じられたのは、若き国王フェイランの側妃になることだった。
しかし、王宮で待っていたのは、「世継ぎを産んだら離縁」という非情な条件。
夫となったフェイランは冷たく、侍女からは蔑まれ、王妃からは「用が済んだら去れ」と突き放される。
けれど、イリアは知ってしまう。 彼が兄の死と誤解に苦しみ、誰よりも孤独の中にいることを──。
「私は、陛下の幸せを願っております。だから……離縁してください」
フェイランを想い、身を引こうとしたイリア。
しかし、無関心だったはずの陛下が、イリアを強く抱きしめて……!?
「離縁する気か? 許さない。私の心を乱しておいて、逃げられると思うな」
凍てついた王の心を溶かしたのは、売られた側妃の純真な愛。
孤独な陛下に執着され、正妃へと昇り詰める逆転ラブロマンス!
※ 以下のタイトルにて、ベリーズカフェでも公開中。
【側妃の条件は「子を産んだら離縁」でしたが、陛下は私を離してくれません】
地味な私では退屈だったのでしょう? 最強聖騎士団長の溺愛妃になったので、元婚約者はどうぞお好きに
有賀冬馬
恋愛
「君と一緒にいると退屈だ」――そう言って、婚約者の伯爵令息カイル様は、私を捨てた。
選んだのは、華やかで社交的な公爵令嬢。
地味で無口な私には、誰も見向きもしない……そう思っていたのに。
失意のまま辺境へ向かった私が出会ったのは、偶然にも国中の騎士の頂点に立つ、最強の聖騎士団長でした。
「君は、僕にとってかけがえのない存在だ」
彼の優しさに触れ、私の世界は色づき始める。
そして、私は彼の正妃として王都へ……
追放された悪役令嬢は辺境にて隠し子を養育する
3ツ月 葵(ミツヅキ アオイ)
恋愛
婚約者である王太子からの突然の断罪!
それは自分の婚約者を奪おうとする義妹に嫉妬してイジメをしていたエステルを糾弾するものだった。
しかしこれは義妹に仕組まれた罠であったのだ。
味方のいないエステルは理不尽にも王城の敷地の端にある粗末な離れへと幽閉される。
「あぁ……。私は一生涯ここから出ることは叶わず、この場所で独り朽ち果ててしまうのね」
エステルは絶望の中で高い塀からのぞく狭い空を見上げた。
そこでの生活も数ヵ月が経って落ち着いてきた頃に突然の来訪者が。
「お姉様。ここから出してさし上げましょうか? そのかわり……」
義妹はエステルに悪魔の様な契約を押し付けようとしてくるのであった。
最愛の番に殺された獣王妃
望月 或
恋愛
目の前には、最愛の人の憎しみと怒りに満ちた黄金色の瞳。
彼のすぐ後ろには、私の姿をした聖女が怯えた表情で口元に両手を当てこちらを見ている。
手で隠しているけれど、その唇が堪え切れず嘲笑っている事を私は知っている。
聖女の姿となった私の左胸を貫いた彼の愛剣が、ゆっくりと引き抜かれる。
哀しみと失意と諦めの中、私の身体は床に崩れ落ちて――
突然彼から放たれた、狂気と絶望が入り混じった慟哭を聞きながら、私の思考は止まり、意識は閉ざされ永遠の眠りについた――はずだったのだけれど……?
「憐れなアンタに“選択”を与える。このままあの世に逝くか、別の“誰か”になって新たな人生を歩むか」
謎の人物の言葉に、私が選択したのは――
好きな人に『その気持ちが迷惑だ』と言われたので、姿を消します【完結済み】
皇 翼
恋愛
「正直、貴女のその気持ちは迷惑なのですよ……この場だから言いますが、既に想い人が居るんです。諦めて頂けませんか?」
「っ――――!!」
「賢い貴女の事だ。地位も身分も財力も何もかもが貴女にとっては高嶺の花だと元々分かっていたのでしょう?そんな感情を持っているだけ時間が無駄だと思いませんか?」
クロエの気持ちなどお構いなしに、言葉は続けられる。既に想い人がいる。気持ちが迷惑。諦めろ。時間の無駄。彼は止まらず話し続ける。彼が口を開く度に、まるで弾丸のように心を抉っていった。
******
・執筆時間空けてしまった間に途中過程が気に食わなくなったので、設定などを少し変えて改稿しています。
幼い頃に、大きくなったら結婚しようと約束した人は、英雄になりました。きっと彼はもう、わたしとの約束なんて覚えていない
ラム猫
恋愛
幼い頃に、セリフィアはシルヴァードと出会った。お互いがまだ世間を知らない中、二人は王城のパーティーで時折顔を合わせ、交流を深める。そしてある日、シルヴァードから「大きくなったら結婚しよう」と言われ、セリフィアはそれを喜んで受け入れた。
その後、十年以上彼と再会することはなかった。
三年間続いていた戦争が終わり、シルヴァードが王国を勝利に導いた英雄として帰ってきた。彼の隣には、聖女の姿が。彼は自分との約束をとっくに忘れているだろうと、セリフィアはその場を離れた。
しかし治療師として働いているセリフィアは、彼の後遺症治療のために彼と対面することになる。余計なことは言わず、ただ彼の治療をすることだけを考えていた。が、やけに彼との距離が近い。
それどころか、シルヴァードはセリフィアに甘く迫ってくる。これは治療者に対する依存に違いないのだが……。
「シルフィード様。全てをおひとりで抱え込もうとなさらないでください。わたしが、傍にいます」
「お願い、セリフィア。……君が傍にいてくれたら、僕はまともでいられる」
※糖度高め、勘違いが激しめ、主人公は鈍感です。ヒーローがとにかく拗れています。苦手な方はご注意ください。
※『小説家になろう』様『カクヨム』様にも投稿しています。
『白い結婚だったので、勝手に離婚しました。何か問題あります?』
夢窓(ゆめまど)
恋愛
「――離婚届、受理されました。お疲れさまでした」
教会の事務官がそう言ったとき、私は心の底からこう思った。
ああ、これでようやく三年分の無視に終止符を打てるわ。
王命による“形式結婚”。
夫の顔も知らず、手紙もなし、戦地から帰ってきたという噂すらない。
だから、はい、離婚。勝手に。
白い結婚だったので、勝手に離婚しました。
何か問題あります?
ユーザ登録のメリット
- 毎日¥0対象作品が毎日1話無料!
- お気に入り登録で最新話を見逃さない!
- しおり機能で小説の続きが読みやすい!
1~3分で完了!
無料でユーザ登録する
すでにユーザの方はログイン
閉じる