なぜかバカタレと言われてしまう私が国を追放された王子に愛してると言われてしまいました。ほんとになぜ!?

暗黒神ゼブラ

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第一章平和な日常

第三話学園の入学式

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 第三話学園の入学式

 私とリュシオンはお父様が作った学園に入学することになった。

 入学式前日
「ねえリュシオン明日入学式じゃん。だからさ私、式でみんなに驚いてもらえるようにすっっっごい衣装で行こうと思うの!」
「えっ……いっ一応聞いておくけど、どんな衣装で行くつもりなのユミナ?」
「それはね……六メートルの高さで頭に巨大な翼を付けて、天使の輪っかをつけるの!」
「……えっ、ごっこめんなにかの聞き間違いかな? 高さだけで六メートルあるの?それに翼に天使の輪っかを付けるって聞こえたけどあってる?」
「うん、あってるよ! それにねその衣装はね……ジャジャーンもう完成してるの! あとは着ていくだけだよ」
「あははっほんとにユミナの行動力すごいな……僕にもその行動力を分けて欲しいな」
「じゃあリュシオンも着る? リュシオン用の衣装も作ってあるから」
「ほんとにユミナってすごいね衣装作るの時間かかったんじゃ……でも衣装は着なくていいかなぁ」
「でもリュシオンが私の行動力を分けて欲しいって言ったんでしょ! まあ私は着ていくけどね! 絶対に一番目立つから」
「うん、一番目立つだろうね……悪い意味で」
「何が悪い意味よ……それでリュシオンの衣装はねちゃんとかっこいいから安心して!」
「それでどんな衣装なの?」
「それはね、ツノを頭につけて黒い翼を背中につけるの!高さはないから安心して!」
「何も安心できないよ!……まあかっこいいけど人前で着るのは……」
「度胸をつけると思ってさ、頑張れ!」
「わっ分かったよ」
 入学式当日
「ねえねえ何あの人たち今日って入学式だよね……ツノとか翼ってダサくない?」
 周りがざわざわし始めた……理由はわかってる私たちがかっこいいからだろうな
「そこのあなた!」
 誰のこと呼んでいるだろう?
「そこの大きな衣装のあなたです!」
「私?」
「そうですわ……あなたに言いたいことが出来ましたから」
「何?」
「その衣装クッソダサいですわ!」
 クソダサいって言われたひど~いとは私はならないかな。だって私がかっこいいって思っているから!
 でもこの子私に堂々と言ってきたのはすごいな……まあダサくないけどね
「ねえユミナ誰も僕のこと見えてないのかな?何も言ってこないけど」
「大丈夫だよみんなリュシオンのこと見えてるよ!」
「そっそうかな」
「そうだよ(だってリュシオンを見た女の子たちが衣装ダサいのに顔かっこいいって言ってるのが聞こえたし)」
 そして式の始まる時間になったのだが
「はっ入れない!」
「当たり前だよそんなに衣装が大きかったら入れないよ!」
「大丈夫だよなんとかなるってリュシオンは心配しすぎだよ」
「べっべつに心配してないよ! ただ僕一人この衣装で入るのが恥ずかしいってだけだよ」
「ねえリュシオンお父様に言ってきてよ、ユミナが入れないって」
「分かったよ、もう……じゃあ行ってくる」
「いってらっしゃい」
 そうしてリュシオンがお父様に言ってくれたのでお父様が来てくれた。
 そしてお父様がある発言をした
「今から天井を壊す!」
「…………はっ?」
 会場の全員がそう言いたそうな顔をしていた
 ドゴーン
「これで入れるだろユミナ!!」
 お父様がそう言うので全員がこっちを向いた。
「プログラム二番学園長からお祝いの言葉」
 全員がこっちを向いている隙にお父様……学園長が話を始め……終わってた。
 はやっ!えっ一分も話してないよ!
「プログラム三番学園長からの一言、お願いします」
「皆入学おめでとう!今日はここで終わりだから気をつけて帰宅するように!!明日からも頑張ってくれ!!」
 ……あれっこういうのって今月の予定とか、なんやかんやを教室で話す流れでしょ!
 そして私たちは突然帰宅させられることになった。
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