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40 王なき大陸
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「でも、原石を積んだ船を襲って、原石の仕掛けを解体するよりは可能性が高いわね。遠隔操作でも、直接でも起爆できるらしいから、最後の賭けみたいな手段だもの。」
「そうか?私ならなんとか解体できそうな気がするんだが。」
「知識無いでしょ?」
「気合はある。」
「あの竜に任せましょう。」
「あと、運もある。」
「わかったって。」
「なんか、あいつ仲間とか言ってたな。もしかしてやらないかもしれないぞ。」
「他に解決手段があれば、別にいいんじゃない。」
「まあ、そうか。とりあえず離れよう。もうすぐ結果がわかる。」
女性とその仲間たちは、この大陸から小型の船で離れると、そこから事の顛末を静かに見守った。
「くそ、なんだったんだ。」
異常を察知しカラン兵が救助のために姿を現すと、ミクシア達に水を配って渡す。
ミクシアは水を頭から浴び、顔を擦るように洗ってから、残りを口に含んでぐちゅぐちゅとすすぎ、吐き出した。
「爆撃砲の復旧は!?」
「無理。土台が崩れているのと、そもそも砲台が歪んでる。っていうか、金属が熱くて触れない。」
ララが水をかけると、シュワーっと大きな音を立ててすぐに蒸発する。
「どうにかならないか?」
「一基だけだったら、どうにかなるかも。土台外して熱いうちに砲台を打ち直せば、うん。そして、もうこの砲台を直接港まで運んでそれでズコーンでいいんじゃない?砲台の精度が無いからできるだけ近づかないと命中しないよ。」
「よし、ズドーンでいく。すぐに進めてくれ。港の先端までもっていく。人力だ。」
「あのさ、私は頭だから、手足を頂戴。」
すぐにチャクミの作業場の人達がララの指示通りに爆撃砲の改良を始める。
「熱いうちにやらないと終わりだよ。」
「おう!」
まだ、煙が薄く覆っている。
「おい、ミクシアちょっといいか。」
キーンが真剣な顔で近づく。
「なんだ?解決策でも考えついたか?」
「すまん。コランの兵士が逃げた。」
「ん?まあ、俺も逃げたい気分だ。」
「逃げた兵士がカランの港に殺到して港が混乱している。」
「そうか。」
「さらに、各国で王が逃げたと、民は捨てられたと暴動になっているらしい。その暴徒の一部がカランの港で暴れていると。」
「俺らも逃げるか。」
「その暴徒とコランの兵士で小競り合いが発生して、カラン港の人々が巻き込まれて、けが人が複数だそうだ。救助要請が来てる。」
「もう、楽しくなってきた。」
ミクシアが笑った。
その横でカンカンカンと爆撃砲を金属の金槌で叩く音が響く。
ララがあちこち走り回り、そこにキーンが呼ばれて何か色々叫んで指示をしている。
その間もミクシアの元にはコランの兵士や、カランの港からの救援要請や、その他の国からの使者などが途切れることなく現れる。
ディアルトとレンは飛び回り、イルエスタからの船の位置の確認と周囲の状況把握情報を収集していた。
「ただいま!ミクシア大変だ!」
ディアルトが帰るなり、ミクシアのもとへ大急ぎで駆けてくる。
「どうした?何かあったか?」
打ち直した爆撃砲の仕上がりを眺めるために、筒の中に首を突っ込んで触っていたミクシアが手を止めた。
「どの国も国王やその側近、偉い人がみんないなくなったって、大騒ぎしてる!」
「おう、そうか。国王だけでなく側近とか偉い人がいなくなったか。」
キーンが友人であるカランの兵士とコランの兵士を連れて駆け込んできた。
「いつのまにか国王だけでなく、お偉いさんもいねぇ!それに、兵士の一部も姿を消している。」
「国を捨てたか。この現状を考えると賢い判断何だろうな。なんだかな。」
ミクシアが呆れるように笑った。
「んで、イルエスタの船はどこらへんだ?あとどれくらいでこの港に着きそうだ?」
「ええと、ここのへん。」
ディアルトが持っていた地図を指差す。
「まだ、時間があるな。」
ミクシアが腕を組んで目を瞑り考え込んだ。
「そうか?私ならなんとか解体できそうな気がするんだが。」
「知識無いでしょ?」
「気合はある。」
「あの竜に任せましょう。」
「あと、運もある。」
「わかったって。」
「なんか、あいつ仲間とか言ってたな。もしかしてやらないかもしれないぞ。」
「他に解決手段があれば、別にいいんじゃない。」
「まあ、そうか。とりあえず離れよう。もうすぐ結果がわかる。」
女性とその仲間たちは、この大陸から小型の船で離れると、そこから事の顛末を静かに見守った。
「くそ、なんだったんだ。」
異常を察知しカラン兵が救助のために姿を現すと、ミクシア達に水を配って渡す。
ミクシアは水を頭から浴び、顔を擦るように洗ってから、残りを口に含んでぐちゅぐちゅとすすぎ、吐き出した。
「爆撃砲の復旧は!?」
「無理。土台が崩れているのと、そもそも砲台が歪んでる。っていうか、金属が熱くて触れない。」
ララが水をかけると、シュワーっと大きな音を立ててすぐに蒸発する。
「どうにかならないか?」
「一基だけだったら、どうにかなるかも。土台外して熱いうちに砲台を打ち直せば、うん。そして、もうこの砲台を直接港まで運んでそれでズコーンでいいんじゃない?砲台の精度が無いからできるだけ近づかないと命中しないよ。」
「よし、ズドーンでいく。すぐに進めてくれ。港の先端までもっていく。人力だ。」
「あのさ、私は頭だから、手足を頂戴。」
すぐにチャクミの作業場の人達がララの指示通りに爆撃砲の改良を始める。
「熱いうちにやらないと終わりだよ。」
「おう!」
まだ、煙が薄く覆っている。
「おい、ミクシアちょっといいか。」
キーンが真剣な顔で近づく。
「なんだ?解決策でも考えついたか?」
「すまん。コランの兵士が逃げた。」
「ん?まあ、俺も逃げたい気分だ。」
「逃げた兵士がカランの港に殺到して港が混乱している。」
「そうか。」
「さらに、各国で王が逃げたと、民は捨てられたと暴動になっているらしい。その暴徒の一部がカランの港で暴れていると。」
「俺らも逃げるか。」
「その暴徒とコランの兵士で小競り合いが発生して、カラン港の人々が巻き込まれて、けが人が複数だそうだ。救助要請が来てる。」
「もう、楽しくなってきた。」
ミクシアが笑った。
その横でカンカンカンと爆撃砲を金属の金槌で叩く音が響く。
ララがあちこち走り回り、そこにキーンが呼ばれて何か色々叫んで指示をしている。
その間もミクシアの元にはコランの兵士や、カランの港からの救援要請や、その他の国からの使者などが途切れることなく現れる。
ディアルトとレンは飛び回り、イルエスタからの船の位置の確認と周囲の状況把握情報を収集していた。
「ただいま!ミクシア大変だ!」
ディアルトが帰るなり、ミクシアのもとへ大急ぎで駆けてくる。
「どうした?何かあったか?」
打ち直した爆撃砲の仕上がりを眺めるために、筒の中に首を突っ込んで触っていたミクシアが手を止めた。
「どの国も国王やその側近、偉い人がみんないなくなったって、大騒ぎしてる!」
「おう、そうか。国王だけでなく側近とか偉い人がいなくなったか。」
キーンが友人であるカランの兵士とコランの兵士を連れて駆け込んできた。
「いつのまにか国王だけでなく、お偉いさんもいねぇ!それに、兵士の一部も姿を消している。」
「国を捨てたか。この現状を考えると賢い判断何だろうな。なんだかな。」
ミクシアが呆れるように笑った。
「んで、イルエスタの船はどこらへんだ?あとどれくらいでこの港に着きそうだ?」
「ええと、ここのへん。」
ディアルトが持っていた地図を指差す。
「まだ、時間があるな。」
ミクシアが腕を組んで目を瞑り考え込んだ。
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