3 / 61
第1部:序章 ままならぬ世へ
第3話:無敵の防御と、謎の敗北感。
しおりを挟む森の静寂が、嘘のようだ。
あれほど凄まじい咆哮を上げ、大地を揺るがした巨大な猪の魔物、大牙(おおきば)は、今やただの巨大な肉塊となって、僕たちの目の前に横たわっている。眉間のど真ん中に、僕が転移させた石ころが、まるで最初からそこにあったかのように、ちょこんと食い込んでいるのが、やけにシュールな光景だった。
空を見上げると、木々の隙間から見える空が、茜色に染まり始めていた。ひぐらしが、どこかでカナカナと鳴き始めている。森を吹き抜ける風も、昼間の熱気を失い、ひんやりとした夕暮れの匂いを運んでくる。
「……さて」
僕が呆然と立ち尽くしていると、先に我に返った陽菜が、ぽんと手を叩いた。
「これを、どうやって村まで運ぼうか」
その、あまりにも現実的な問題提起に、僕の意識もようやく現在へと引き戻された。確かに、そうだ。この軽自動車ほどもある肉塊を、僕たち二人でどうやって運べというのか。引きずって行けるような重さではないし、かといって、ここに放置して帰るわけにもいかないだろう。獲物は、この世界の貴重な食料であり、収入源なのだと、陽菜から聞いていた。
「……ああ、そうだ。転移、できるかな」
僕の言葉に、陽菜が「それだ!」と、再び目を輝かせた。
「宗一郎さんの魔法なら、きっと一瞬だよ!」
彼女の純粋な期待が、僕の肩にずしりと重くのしかかる。正直、全く自信がなかった。さっきの石ころは、ほとんど火事場の馬鹿力というか、無我夢中でやった結果だ。再現性があるのかどうか、全く分からない。それに、あんな小さな石ころと、この巨大な肉塊とでは、訳が違うだろう。
「ええと、やってみるけど……。あんまり期待しないで」
僕は、恐る恐る大牙の巨体に手を触れ、精神を集中させた。お腹の底にある、あの消え入りそうな熱源を、ゆっくりと意識の中で練り上げていく。そして、頭の中に、陽菜の家の前の、広い庭を思い浮かべた。
(届け!)
念じた瞬間、僕の手のひらに、ずしりとした確かな手応えが伝わった。成功した、と思ったのも束の間。
「……あれ?」
陽菜が、きょとんとした顔で、僕たちの背後を指差している。
「あっち、だよ」
振り返ると、五十メートルはあろうかという森の奥、巨大な樫の木の、そのてっぺんの枝に、大牙の巨体がでんと引っかかっていた。ミシミシと、木が悲鳴のような音を立てている。
「…………」
「…………」
僕と陽菜は、顔を見合わせた。
「ご、ごめん。座標が、なんか、めちゃくちゃに……」
「う、うん。すごいね、あんな高いところに」
陽菜のフォローが、逆に僕の心を抉る。
気を取り直して、もう一度。今度は、もっと慎重に。座標を、僕たちのすぐ目の前、五メートル先に設定する。
(今度こそ!)
再び、確かな手応え。
次の瞬間、僕たちの真上から、巨大な影が降ってきた。
「「あぶなっ!!」」
僕と陽菜は、文字通り、転がるようにその場から飛びのいた。直後、僕たちがさっきまで立っていた場所に、轟音と共に大牙が落下し、地面をえぐって大きなクレーターを作る。
「……宗一郎さん」
「……はい」
「もしかして、コントロール、すごく下手?」
「……否定は、できない、です」
結局、僕たちは、この巨大な猪を、五メートルずつ、小刻みに転移させて運ぶという、この世のものとは思えないほど地味で、非効率で、そしてひたすらに疲れる作業を、繰り返すことになった。
茜色の空の下、ひぐらしの鳴き声を聞きながら、「せーのっ」で巨大な猪を瞬間移動させ、その度に汗を拭う僕たちの姿は、おそらく、この世界のどんな叙事詩にも記されることのない、情けない光景だったに違いない。
延々と続く地味な作業の末、僕たちはようやく森を抜け、村へと続く一本の田舎道に出た。
空は、燃えるような赤から、深い藍色へとその表情を変えつつある。一番星が、空の高いところで瞬き始めていた。道の両脇に広がる田んぼからは、蛙の合唱が聞こえてくる。長く伸びた僕たちの影が、夕暮れの道をゆっくりと進んでいく。
「はあ……疲れた」
「お疲れ様、宗一郎さん。もうちょっとだよ」
陽菜が、汗を拭うための手ぬぐいを渡してくれる。その何の気ない優しさが、今の僕には少しだけ、素直にありがたいと思えた。
そんな時だった。
前方から、三人の人影が、こちらに向かって歩いてくるのが見えた。夕闇にシルエットが溶けて、最初は村人かと思ったが、近づくにつれて、その異様な雰囲気に気づく。
使い古されてところどころがひしゃげた革鎧。腰に差した剣は、手入れもされていないのか、鞘ごと錆びついている。歩き方はだらしなく、その目つきは、獲物を探す野良犬のように、ぎらぎらとしていた。いかにも、といった感じの、三流の冒険者。あるいは、ただのチンピラか。
彼らは、僕たち二人と、その傍らに横たわる巨大な大牙の亡骸を認めると、にやり、と下卑た笑みを浮かべた。
「よう、嬢ちゃんたち。そいつぁ、とんだ大物じゃねえか」
リーダー格と思しき、傷だらけの顔の男が、ねっとりとした視線を陽菜に向けながら、言った。
「まさか、お前さんたち二人で仕留めたってわけじゃあるめえな?」
「そうだったら、何か?」
陽菜が、僕を庇うように一歩前に出て、毅然と言い返す。その小さな背中が、頼もしく見えた。
「へえ、威勢がいいねえ。だがな、ひ弱な兄ちゃんと可愛い嬢ちゃんには、そいつはちと荷が重いだろうよ」
男は、僕を一瞥し、侮蔑の色を隠そうともせずに鼻で笑った。
「心配はいらねえ。俺たちが、代わりに組合まで運んでやるぜ。もちろん、手数料はきっちり貰うがな」
それは、誰がどう聞いても、獲物を横取りするという宣言だった。
面倒なことになった。
僕の心臓が、嫌な音を立てて脈打つ。現世での記憶が、不意にフラッシュバックする。教室の隅で、嘲笑に囲まれた、あの無力な自分。結局、どこへ行っても同じだ。力の強い者が、弱い者から奪う。それが、この世界の、変えようのないルールなのだ。
「お断りします。これは、私たちが命がけで手に入れたものです。誰の手も借りるつもりはありません」
陽菜のきっぱりとした拒絶に、男たちの顔から笑みが消えた。
「……そうかい。なら、少し、痛い目に遭わねえと、分からねえようだな」
リーダー格の男が、合図を送る。すると、その隣にいた、痩せた男がおもむろに前に出て、手のひらを僕たちに向けた。その手のひらに、夕闇の中でもはっきりと分かるほど、禍々しい炎が渦を巻いて凝縮していく。
「う、動かないで!」
陽菜が叫ぶが、もう遅い。
「燃えちまいな!」
男の叫びと共に、燃え盛る火の玉が、轟音を立てて僕たちに向かって放たれた。夕焼けの空を背景に、その軌跡が一瞬だけ、美しく見えた。
死ぬ。
また、死ぬのか。
僕の思考は、絶対的な恐怖を前に、再びスローモーションになった。
(まずい。陽菜さんを守らないと)
(どうする? 石ころを、もう一度? いや、あの感触は、二度と味わいたくない。それに、やりすぎたら、今度こそ陽菜さんに化け物だと思われる)
(逃げる? 転移で? でも、二人同時に、しかも動く相手から逃げるなんて、コントロールが絶望的な俺にできるか?)
(攻撃を転移させる? あの火の玉を、どこか別の場所に? 無理だ、速すぎる。間に合わない)
思考が、行き止まりの袋小路をぐるぐると回る。
(だめだ。どうやったって、だめだ)
(結局、俺は、何もできない)
諦めが、再び僕の心を黒く塗りつぶそうとした、その瞬間。
全く別の、突拍子もない発想が、まるで天啓のように、僕の頭の中に降ってきた。
(待てよ。なんで俺は、『俺自身』を守ろうとしてるんだ?)
(なんで、『攻撃』をどうこうしようとしてるんだ?)
(発想が、逆なんじゃないか?)
僕が守るべきは、「相田宗一郎」という、このか弱くて、何の価値もない、ただの容れ物じゃない。
攻撃は、どうせ俺の知らない理屈で飛んでくるんだ。それを理解しようなんて、おこがましい。
問題は、もっとシンプルだ。
『攻撃が、俺に、届かなければいい』。
ただ、それだけだ。
(攻撃をどうこうするんじゃない。『攻撃が届く場所』そのものを、なくし続ければいいんじゃないか?)
(俺の周り。この身体を覆っている、半径一ミリ。いや、もっと薄くてもいい。この、空気の層)
(この『空間』だけを、常に、別のどこか……例えば、遥か上空とか、誰もいない海の底とかに、転移させ続ける)
(そうすれば、どんな攻撃も、俺に届く直前の、その最後の空間ごと、別の場所にワープするはずだ)
(それは、まるで、誰にも見えない、触れることすらできない、絶対的な『壁』みたいに)
僕がいた世界で、僕は「自分」という存在に、何の価値も見出せなかった。守るべき「我(が)」など、どこにもなかった。いじめられ続けた日々は、僕の中から「自分は大切だ」という感覚を、綺麗さっぱりと奪い去ってしまった。
だからこそ、僕は、この発想に至れたのかもしれない。
守るべきは、「俺」という中心じゃない。
俺という存在と、外の世界を隔てている、この曖昧で、実体のない、「境界線」そのものだ。
僕は、目を閉じた。
そして、全ての意識を、自分の身体を覆う、極薄の空間層へと集中させた。
シュンッ。
すぐ目の前で、何かが消えるような、小さな音がした。
目を開けると、僕に命中するはずだった火球が、跡形もなく消え失せていた。熱も、衝撃も、爆風も、何も感じない。ただ、僕の服の袖先が、一瞬だけ、別のどこかの冷たい空気に触れたかのような、奇妙な感覚があっただけだった。
「……は?」
火球を放った男が、素っ頓狂な声を上げる。
チンピラたちは、何が起きたのか分からず、きょとんとしていた。僕の隣にいる陽菜も、目をまん丸くして、口をぱくぱくとさせている。
「な、なんだと!? まぐれか!」
リーダー格の男が、怒りに顔を歪ませ、錆びついた剣を抜き放ち、僕に斬りかかってきた。
その剣先が、僕の喉元に迫る。
しかし、それもまた、僕の肌に触れる寸前で、フッと、その先端部分の数センチが、綺麗さっぱりと消え失せた。
「なっ……!?」
男は、切断された自分の剣先と、僕の顔を、信じられないものを見るかのように、二度、三度と見比べた。
パニックが、伝染していく。
残りの仲間が、矢継ぎ早に氷の矢や、風の刃を放ってくるが、その全てが、僕に届く、最後の最後の一瞬で、「神隠し」にでも遭ったかのように、虚空へと消えていく。
彼らの攻撃は、一つとして、僕に届かない。
やがて、彼らの顔から、怒りや侮蔑の色が消え、純粋な、そして根源的な「恐怖」へと変わっていった。自分たちの常識が、理解が、完全に通用しない、何か得体の知れないものを前にした時の、あの恐怖。
「ひっ……!」
「な、なんだよ、てめえ……! 人間じゃ、ねえ……!」
「お、お化けだーっ!」
最後に、誰かがそう叫んだのをきっかけに、彼らの統率は完全に崩壊した。
「呪われる!」「逃げろーっ!」
チンピラたちは、武器も、獲物も、プライドも、全て放り出して、蜘蛛の子を散らすように、泣き叫びながら、夕闇の彼方へと逃げ去っていった。
あっけなく、静寂が戻った。
茜色と藍色が美しく混じり合った空の下、ひぐらしの声だけが、先ほどと何も変わらずに響いている。
僕は、一歩も動いていない。汗一つ、かいていなかった。
「……宗一郎さん」
陽菜が、おそるおそる、といった様子で僕の名前を呼んだ。
僕は、ゆっくりと彼女の方を振り返る。
彼女は、何が起きたのか、おそらく半分も理解できていないだろう。だが、とにかく、とんでもなく凄いことが起きた、ということだけは分かったらしかった。その大きな瞳は、恐怖ではなく、驚きと、尊敬と、そして少しばかりの興奮で、きらきらと輝いていた。
「すごい! 今の、何!? 全然見えなかったけど、すっごくかっこよかった!」
太陽のような、屈託のない笑顔。純粋な、賞賛の言葉。
しかし、その言葉は、僕の心には全く届かなかった。
それどころか、僕の心は、今、深い、深い、海の底へと沈んでいくような、重たい感覚に支配されていた。
(ああ、終わった)
(最悪だ)
(絶対に、変な奴だと思われた。気持ち悪がられたに違いない)
(なんだよ、あの消える壁。普通の冒ential者なら、もっとこう、剣と魔法で、派手にかっこよく戦うはずじゃないか)
(俺のは、なんだ? ズルくて、陰湿で、正々堂々という言葉からは、最も遠い戦い方だ)
(陽菜さんも、口ではああ言ってくれているけど、本当は、心の底では、絶対にドン引きしてる。あんな化け物みたいな奴、関わりたくないって、きっと思ってる)
(もう、口も聞いてくれなくなるかもしれない)
(また、俺は、一人になるんだ)
無傷の勝利。圧倒的な結果。
それとは裏腹に、僕の心を満たしていたのは、まるで完膚なきまでに叩きのめされたかのような、どうしようもない、深い「敗北感」だけだった。
30
あなたにおすすめの小説
どうしよう私、弟にお腹を大きくさせられちゃった!~弟大好きお姉ちゃんの秘密の悩み~
さいとう みさき
恋愛
「ま、まさか!?」
あたし三鷹優美(みたかゆうみ)高校一年生。
弟の晴仁(はると)が大好きな普通のお姉ちゃん。
弟とは凄く仲が良いの!
それはそれはものすごく‥‥‥
「あん、晴仁いきなりそんなのお口に入らないよぉ~♡」
そんな関係のあたしたち。
でもある日トイレであたしはアレが来そうなのになかなか来ないのも気にもせずスカートのファスナーを上げると‥‥‥
「うそっ! お腹が出て来てる!?」
お姉ちゃんの秘密の悩みです。
追放された味噌カス第7王子の異種族たちと,のんびり辺境地開発
ハーフのクロエ
ファンタジー
アテナ王国の末っ子の第7王子に産まれたルーファスは魔力が0で無能者と言われ、大陸の妖精族や亜人やモンスターの多い大陸から離れた無人島に追放される。だが前世は万能スキル持ちで魔王を倒し英雄と呼ばれていたのを隠し生まれ変わってスローライフを送る為に無能者を装っていたのだ。そんなルーファスはスローライフを送るつもりが、無人島には人間族以外の種族の独自に進化した先住民がおり、周りの人たちが勝手に動いて気が付けば豊かで平和な強国を起こしていく物語です。
「婚約破棄された転生令嬢ですが、王城のメイド五百人に慕われるメイド長になりました。なお元婚約者は私のメイドに土下座中です」
まさき
恋愛
社畜OLとして過労死した私は、異世界の令嬢・アリア・ヴェルナーに転生した。
目が覚めたら、婚約破棄されていた。
理由は「地味で面白みがない」から。
泣く暇もなかった。翌朝、王城のメイド採用面接に向かった。
最初は鼻で笑われた。雑用係からのスタートだった。
でも——前世で叩き込まれた仕事術と、一人ひとりの話を聞く姿勢で、少しずつメイドたちが集まってきた。
厨房が変わった。リネンが変わった。王城全体が変わっていった。
そして就任スピーチで宣言した。
「500人全員の名前を、覚えます」
冷酷と噂される王太子は、静かに見ていた。
悪役令嬢は妨害を仕掛けてきた。
元婚約者は——後悔し始めていた。
婚約破棄された令嬢が、500人に慕われるメイド長になるまでの物語。
なお元婚約者は、私のメイドたちの前で土下座中です。
ギャルい女神と超絶チート同盟〜女神に贔屓されまくった結果、主人公クラスなチート持ち達の同盟リーダーとなってしまったんだが〜
平明神
ファンタジー
ユーゴ・タカトー。
それは、女神の「推し」になった男。
見た目ギャルな女神ユーラウリアの色仕掛けに負け、何度も異世界を救ってきた彼に新たに下った女神のお願いは、転生や転移した者達を探すこと。
彼が出会っていく者たちは、アニメやラノベの主人公を張れるほど強くて魅力的。だけど、みんなチート的な能力や武器を持つ濃いキャラで、なかなか一筋縄ではいかない者ばかり。
彼らと仲間になって同盟を組んだユーゴは、やがて彼らと共に様々な異世界を巻き込む大きな事件に関わっていく。
その過程で、彼はリーダーシップを発揮し、新たな力を開花させていくのだった!
女神から貰ったバラエティー豊かなチート能力とチートアイテムを駆使するユーゴは、どこへ行ってもみんなの度肝を抜きまくる!
さらに、彼にはもともと特殊な能力があるようで……?
英雄、聖女、魔王、人魚、侍、巫女、お嬢様、変身ヒーロー、巨大ロボット、歌姫、メイド、追放、ざまあ───
なんでもありの異世界アベンジャーズ!
女神の使徒と異世界チートな英雄たちとの絆が紡ぐ、運命の物語、ここに開幕!
※不定期更新。
※感想やお気に入り登録をして頂けますと、作者のモチベーションがあがり、エタることなくもっと面白い話が作れます。
勘当された少年と不思議な少女
レイシール
ファンタジー
15歳を迎えた日、ランティスは父親から勘当を言い渡された。
理由は外れスキルを持ってるから…
眼の色が違うだけで気味が悪いと周りから避けられてる少女。
そんな2人が出会って…
荷物持ちを追放したら、酷い目にあった件について。
しばたろう
ファンタジー
無能だと思い込み、荷物持ちのレンジャーを追放した戦士アレクス。
しかし――
彼が切り捨てた仲間こそが、
実はパーティを陰で支えていたレアスキル持ちだった。
事実に気づいた時にはもう遅い。
道に迷い、魔獣に襲われ、些細な任務すらまともにこなせない。
“荷物持ちがいなくなった瞬間”から、
アレクスの日常は静かに崩壊していく。
短絡的な判断で、かけがえのない存在を手放した戦士。
そんな彼と再び肩を並べることになったのは――
美しいのに中二が暴走する魔法使い
ノー天気で鈍感な僧侶
そして天性の才を秘めた愛くるしい弟子レンジャー
かつての仲間たちと共に、アレクスはもう一度歩き出す。
自らの愚かさと向き合い、後悔し、懺悔し、それでも進むために。
これは、
“間違いを犯した男が、仲間と共に再び立ち上がる”
再生の物語である。
《小説家になろうにも投稿しています》
軽トラの荷台にダンジョンができました★車ごと【非破壊オブジェクト化】して移動要塞になったので快適探索者生活を始めたいと思います
こげ丸
ファンタジー
===運べるプライベートダンジョンで自由気ままな快適最強探索者生活!===
ダンジョンが出来て三〇年。平凡なエンジニアとして過ごしていた主人公だが、ある日突然軽トラの荷台にダンジョンゲートが発生したことをきっかけに、遅咲きながら探索者デビューすることを決意する。
でも別に最強なんて目指さない。
それなりに強くなって、それなりに稼げるようになれれば十分と思っていたのだが……。
フィールドボス化した愛犬(パグ)に非破壊オブジェクト化して移動要塞と化した軽トラ。ユニークスキル「ダンジョンアドミニストレーター」を得てダンジョンの管理者となった主人公が「それなり」ですむわけがなかった。
これは、プライベートダンジョンを利用した快適生活を送りつつ、最強探索者へと駆け上がっていく一人と一匹……とその他大勢の配下たちの物語。
異世界転生したので、文明レベルを21世紀まで引き上げてみた ~前世の膨大な知識を元手に、貧乏貴族から世界を変える“近代化の父”になります~
夏見ナイ
ファンタジー
過労死したプラントエンジニアの俺が転生したのは、剣と魔法の世界のド貧乏な貴族の三男、リオ。石鹸すらない不衛生な環境、飢える家族と領民……。こんな絶望的な状況、やってられるか! 前世の知識を総動員し、俺は快適な生活とスローライフを目指して領地改革を開始する!
農業革命で食料問題を解決し、衛生革命で疫病を撲滅。石鹸、ガラス、醤油もどきで次々と生活レベルを向上させると、寂れた領地はみるみる豊かになっていった。
逃げてきた伯爵令嬢や森のエルフ、ワケありの元騎士など、頼れる仲間も集まり、順風満帆かと思いきや……その成功が、強欲な隣領や王都の貴族たちの目に留まってしまう。
これは、ただ快適に暮らしたかっただけの男が、やがて“近代化の父”と呼ばれるようになるまでの物語。
ユーザ登録のメリット
- 毎日¥0対象作品が毎日1話無料!
- お気に入り登録で最新話を見逃さない!
- しおり機能で小説の続きが読みやすい!
1~3分で完了!
無料でユーザ登録する
すでにユーザの方はログイン
閉じる