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第68話(最終話)
しおりを挟む目を覚ますと、白い蛍光灯の光が目に入った。重い体に鞭打って起き上がると、ここが病院だという事が分かる。
「目、覚めました?」
声のした方に目を向けると、点滴を変えている看護師がいた。
慧は悟った。帰ってきたのだと。
後から話を聞くと、慧はどうやら道の真ん中で倒れていたらしい。それを通行人が通報して運んでくれたそうだ。
数日後退院した慧は、その足で図書館へと向かった。新選組の歴史を調べるためだった。
新選組は、攘夷派に敗れ近藤勇、土方歳三、沖田総司の三名は処刑されたそうだ。
まるで、長い夢を見ているようだった。本当に現実に会ったのか、夢だと言われてしまえば、そうとも感じる。
慧は、分厚い歴史書を閉じて図書館を後にした。
◇◇◇◇◇◇
数年後。
慧は、小さな男の子と新選組屯所跡地に来ていた。
「ねえ、僕のお父さんってどんな人だったの?」
慧に抱かれた男の子が、ふとそんな事を尋ねる。
「ん? そうだなー」
慧は、男の子の鼻をつまみ、優しく微笑んだ。
「顔は君にそっくりだよ。それでいて、強くてかっこよくて、土方歳三みたいなひとだった」
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最初から一気に全部読んでしまうほど面白かったです!
また新撰組作品を楽しみにしてます!
面白くて完結するのずっと待ってました!!
続きが読めて良かったです
ありがとうございます!!!😭
おはぎ様
貴重なご感想ありがとうございます😭
最後まで読んでくださり感謝です!!
これからも頑張って投稿してまいりますので、よかったら読んでくださいね♡
この物語面白いです。
このオメガバース好きです。
読みやすくて、イッキに読みました。
長く続いてくれる事を願ってます。
これからも応援しています。٩( 'ω' )و
ムル様
はじめまして!温かいご感想ありがとうございます😭
BL小説を書くのは初めてで、試行錯誤しながら作成しております。今年から就活と同時進行なので、更新が少し遅れ気味になるかもしれませんが、なるべく早く書き上げるようにします!